JPS5934285B2 - 液晶のセルへの注入方法 - Google Patents
液晶のセルへの注入方法Info
- Publication number
- JPS5934285B2 JPS5934285B2 JP49108863A JP10886374A JPS5934285B2 JP S5934285 B2 JPS5934285 B2 JP S5934285B2 JP 49108863 A JP49108863 A JP 49108863A JP 10886374 A JP10886374 A JP 10886374A JP S5934285 B2 JPS5934285 B2 JP S5934285B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cell
- liquid crystal
- spacer
- injecting
- injection
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- Expired
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- Liquid Crystal (AREA)
- Basic Packing Technique (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は液晶のセルヘの注入方法に関するものであり、
更に詳しくは大面積セルヘの注入を迅速に行う方法に関
するものである。
更に詳しくは大面積セルヘの注入を迅速に行う方法に関
するものである。
液晶セルは一対の基板の間に10〜20μのスペーサを
介して液晶を挾持したもので、これに、電界を印加する
ことにより液晶の分子の配列が変化し、いわゆる電気光
学効果が生じ、電界を印加している部分と印加していな
い部分とのコントラストの差により、数字、文字等の表
示を行うものである。
介して液晶を挾持したもので、これに、電界を印加する
ことにより液晶の分子の配列が変化し、いわゆる電気光
学効果が生じ、電界を印加している部分と印加していな
い部分とのコントラストの差により、数字、文字等の表
示を行うものである。
このような液晶セルの製造方法としては一対の基板を電
極面を対向してスペーサ等により所定の間隔に配置し、
周辺なシールした後、あらかじめ設けられている穴より
液晶を注入し、しかるのち穴を封止したものである。
極面を対向してスペーサ等により所定の間隔に配置し、
周辺なシールした後、あらかじめ設けられている穴より
液晶を注入し、しかるのち穴を封止したものである。
液晶の注入方法としては毛細管現象を利用して注入する
方法、セル内部を減圧にして注入する方法、或は液晶に
圧力をかけて注入する方法等が試みられている。
方法、セル内部を減圧にして注入する方法、或は液晶に
圧力をかけて注入する方法等が試みられている。
しかし、これらの方法はいづれも注入に時間を要するの
みならず注入の途中でセル内に気泡を生じ易い欠点を有
していた。特にある種の用途に要求される20×20』
或は50×50「等の大面積セルにいたつてはセル間隔
が10〜20μと狭い上に注入面積が広いので液晶の粘
性による抵抗力が非常に大きくなり、従来のこれらの方
法ではほとんど注入が不可能に近かつた。又、大面積セ
ルにおいては注入後セルのふくれ現象等により間隙の一
様性を保持することが困難であつた。本発明の目的は大
面積セルの注入に適した注入J 方法を提供するにある
。
みならず注入の途中でセル内に気泡を生じ易い欠点を有
していた。特にある種の用途に要求される20×20』
或は50×50「等の大面積セルにいたつてはセル間隔
が10〜20μと狭い上に注入面積が広いので液晶の粘
性による抵抗力が非常に大きくなり、従来のこれらの方
法ではほとんど注入が不可能に近かつた。又、大面積セ
ルにおいては注入後セルのふくれ現象等により間隙の一
様性を保持することが困難であつた。本発明の目的は大
面積セルの注入に適した注入J 方法を提供するにある
。
本発明の他の目的は液晶注入後においてもセル間隙の一
様性、安定性を維持できる注入法を提供するにある。
様性、安定性を維持できる注入法を提供するにある。
本発明者はこの目的のために研究を重ねた結果、・ セ
ル間隙を広げた状態で液晶を注入することにより、大面
積セルにおいても迅速に液晶を注入することができるこ
とを見いだしたものである。
ル間隙を広げた状態で液晶を注入することにより、大面
積セルにおいても迅速に液晶を注入することができるこ
とを見いだしたものである。
即ち、本発明は大面積セルにおいても迅速に液晶を注入
することを可能としたものであり、一対のガラス基板を
相対向させ、液晶を注入および排出するための穴を有し
内部にスペーサーを配して所望の間隔を保持して周辺を
シールしたセルに液晶を注入する方法において、シール
材によるセル周辺部の間隔よりも狭い間隔となるような
スペーサーを液晶充填部に配したセルを形成し、該セル
のセル間隙を広げた状態で液晶を注入し、次いでスペー
サによつて定められた所定の間隔になるまで液晶を排出
し、セルの内側の圧力がセルの外側の圧力より低い状態
で注入および排出の穴を封止することにより注入後のセ
ル間隔の一様性、安定性を得たものである。第1図はガ
ラス基板上に電極を形成したガラス電極板を用いた液晶
を注入する前のセルの一例でガラス電極板1と相対向す
るガラス電極板2を所望の間隔を有してシール材3によ
り周辺においてシールされている。
することを可能としたものであり、一対のガラス基板を
相対向させ、液晶を注入および排出するための穴を有し
内部にスペーサーを配して所望の間隔を保持して周辺を
シールしたセルに液晶を注入する方法において、シール
材によるセル周辺部の間隔よりも狭い間隔となるような
スペーサーを液晶充填部に配したセルを形成し、該セル
のセル間隙を広げた状態で液晶を注入し、次いでスペー
サによつて定められた所定の間隔になるまで液晶を排出
し、セルの内側の圧力がセルの外側の圧力より低い状態
で注入および排出の穴を封止することにより注入後のセ
ル間隔の一様性、安定性を得たものである。第1図はガ
ラス基板上に電極を形成したガラス電極板を用いた液晶
を注入する前のセルの一例でガラス電極板1と相対向す
るガラス電極板2を所望の間隔を有してシール材3によ
り周辺においてシールされている。
一方の電極板には液晶を注入および排出するための穴4
が設けられている。本発明では、第1図では省略されて
いるが、第2図以下に示すように液晶充填部には、セル
周辺部のシール材による間隔よりも狭い間隔、即ち厚み
の薄いスペーサーを配置するものであり、具体的にはシ
ール材による間隔よりも径の細い繊維状のスペーサー又
は径の小さい球状のスペーサー等を配置する。第2図は
、本発明の液晶セルの注入封止後の状態を示す断面図で
あり、大面積セルを垂直位置て用いたとき特有の問題で
あるふくれを防止できるものである。
が設けられている。本発明では、第1図では省略されて
いるが、第2図以下に示すように液晶充填部には、セル
周辺部のシール材による間隔よりも狭い間隔、即ち厚み
の薄いスペーサーを配置するものであり、具体的にはシ
ール材による間隔よりも径の細い繊維状のスペーサー又
は径の小さい球状のスペーサー等を配置する。第2図は
、本発明の液晶セルの注入封止後の状態を示す断面図で
あり、大面積セルを垂直位置て用いたとき特有の問題で
あるふくれを防止できるものである。
このセルは、セルを所定の間隔に維持するためのスペー
サー6をセル内部の液晶充填部に有し、セル周辺部はス
ペーサー6より少し広い間隔でシール材3によつてシー
ルされている。第3図は、ガラス電極板1とガラス電極
板2を相対向せしめて、周辺でシール材3によりシール
し、セル内部の液晶充填部に前述の如くセル周辺部の間
隔よりも狭い間隔となるようなスペーサー6を配したセ
ルの間隙を広げたところを示した断面図である。セルを
広げるにはセルを例えば真空チヤツク等のついた固定台
上に置き、次にセルの他面側より真空チヤツク等で引張
ることによりセル間隙は広げられる。第4図はこのよう
にしてセル間隙を広げた状態で液晶5を注入のための穴
4より注入した所で、セル間隙が広がつているため液晶
は加圧注入器により容易にしかも迅速に注入することが
できる。
サー6をセル内部の液晶充填部に有し、セル周辺部はス
ペーサー6より少し広い間隔でシール材3によつてシー
ルされている。第3図は、ガラス電極板1とガラス電極
板2を相対向せしめて、周辺でシール材3によりシール
し、セル内部の液晶充填部に前述の如くセル周辺部の間
隔よりも狭い間隔となるようなスペーサー6を配したセ
ルの間隙を広げたところを示した断面図である。セルを
広げるにはセルを例えば真空チヤツク等のついた固定台
上に置き、次にセルの他面側より真空チヤツク等で引張
ることによりセル間隙は広げられる。第4図はこのよう
にしてセル間隙を広げた状態で液晶5を注入のための穴
4より注入した所で、セル間隙が広がつているため液晶
は加圧注入器により容易にしかも迅速に注入することが
できる。
しかるのち排出の穴4より液晶を穴より減圧吸引又は外
部からの加圧等により、ガラス電極板の間隔がスペーサ
ー6によつて定められる間隔となるまで排出し、第2図
に示すような状態にして、セル内の液晶の圧力をセル外
部の大気圧より低い状態で穴を封止したものである。こ
のようにして液晶を注入することによりセル間隔はスペ
ーサ6により一様に維持され、又垂直位置で用いてもセ
ルの外部の圧力の方が高いためふくれが生じることがな
く安定な液晶セルが得られるものである。本発明に用い
るスペーサ6としては繊維状のスペーサ、或は球状のス
ペーサ等が考えられるが、両端のみを固定した繊維状ス
ペーサーを使用するのが望ましい。即ち、液晶を注入す
るときスペーサが固定されていると、その部分において
液晶の分子配列にムラが生じたり、気泡を残しやすいか
らであり、本発明の望ましい態様においては液晶の注入
時セル間隙は広げられ、しかも液晶の流れる部分におい
てスペーサが固定されていないため液晶は抵抗をうける
ことなく一様に迅速に注入されるものである。このよう
に本発明の注入方法によれば大面積セルにおいても一様
に迅速に注入ができ、しかも注入後においても間隙の一
様性、安定性を得ることができるため作業性を高め信頼
性のある液晶セルを製造することができる。
部からの加圧等により、ガラス電極板の間隔がスペーサ
ー6によつて定められる間隔となるまで排出し、第2図
に示すような状態にして、セル内の液晶の圧力をセル外
部の大気圧より低い状態で穴を封止したものである。こ
のようにして液晶を注入することによりセル間隔はスペ
ーサ6により一様に維持され、又垂直位置で用いてもセ
ルの外部の圧力の方が高いためふくれが生じることがな
く安定な液晶セルが得られるものである。本発明に用い
るスペーサ6としては繊維状のスペーサ、或は球状のス
ペーサ等が考えられるが、両端のみを固定した繊維状ス
ペーサーを使用するのが望ましい。即ち、液晶を注入す
るときスペーサが固定されていると、その部分において
液晶の分子配列にムラが生じたり、気泡を残しやすいか
らであり、本発明の望ましい態様においては液晶の注入
時セル間隙は広げられ、しかも液晶の流れる部分におい
てスペーサが固定されていないため液晶は抵抗をうける
ことなく一様に迅速に注入されるものである。このよう
に本発明の注入方法によれば大面積セルにおいても一様
に迅速に注入ができ、しかも注入後においても間隙の一
様性、安定性を得ることができるため作業性を高め信頼
性のある液晶セルを製造することができる。
以上の説明において電極を有したセルについて説明した
が、液晶が温度効果型である場合には電極を必要としな
いことはいうまでもない。
が、液晶が温度効果型である場合には電極を必要としな
いことはいうまでもない。
第1図はセルの平面図、第2図〜第4図は本発明の注入
方法を説明するための断面図である。 1,2・・・・・・ガラス電極板、3・・・・・ウール
材、4・−・・・・穴、5・・・・・・液晶、6・・・
・・・スペーサ。
方法を説明するための断面図である。 1,2・・・・・・ガラス電極板、3・・・・・ウール
材、4・−・・・・穴、5・・・・・・液晶、6・・・
・・・スペーサ。
Claims (1)
- 1 一対のガラス基板を相対向させ、液晶を注入および
排出するための穴を有し内部にスペーサーを配して所望
の間隔を保持して周辺をシールしたセルに液晶を注入す
る方法において、シール材によるセル周辺部の間隔より
も狭い間隔のスペーサーを液晶充填部に配したセルを形
成し、該セルのセル間隙を広げた状態で液晶を注入し、
次いでスペーサーによつて定められた所定の間隔になる
まで液晶を排出し、セルの内側の圧力がセルの外側の圧
力より低い状態で注入および排出の穴を封止することを
特徴とする方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49108863A JPS5934285B2 (ja) | 1974-09-24 | 1974-09-24 | 液晶のセルへの注入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49108863A JPS5934285B2 (ja) | 1974-09-24 | 1974-09-24 | 液晶のセルへの注入方法 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17640781A Division JPS57104111A (en) | 1981-11-05 | 1981-11-05 | Injection of liquid crystal |
JP6826683A Division JPS5918685B2 (ja) | 1983-04-20 | 1983-04-20 | 液晶セル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5136155A JPS5136155A (en) | 1976-03-26 |
JPS5934285B2 true JPS5934285B2 (ja) | 1984-08-21 |
Family
ID=14495484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP49108863A Expired JPS5934285B2 (ja) | 1974-09-24 | 1974-09-24 | 液晶のセルへの注入方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5934285B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0445024Y2 (ja) * | 1985-12-18 | 1992-10-22 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53136153U (ja) * | 1977-04-04 | 1978-10-27 | ||
JPS56146121A (en) * | 1980-04-15 | 1981-11-13 | Dainippon Printing Co Ltd | Manufacture of vessel for liquid crystal display element |
JPS57154223A (en) * | 1981-03-19 | 1982-09-24 | Canon Inc | Manufacture of electrooptic display device |
JPS61209419A (ja) * | 1985-02-19 | 1986-09-17 | Stanley Electric Co Ltd | 液晶セルの製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4877851A (ja) * | 1972-01-19 | 1973-10-19 |
-
1974
- 1974-09-24 JP JP49108863A patent/JPS5934285B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4877851A (ja) * | 1972-01-19 | 1973-10-19 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0445024Y2 (ja) * | 1985-12-18 | 1992-10-22 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5136155A (en) | 1976-03-26 |
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