JPS5933968Y2 - 低温室に通ずる物体の結露防止構造 - Google Patents

低温室に通ずる物体の結露防止構造

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Publication number
JPS5933968Y2
JPS5933968Y2 JP6061780U JP6061780U JPS5933968Y2 JP S5933968 Y2 JPS5933968 Y2 JP S5933968Y2 JP 6061780 U JP6061780 U JP 6061780U JP 6061780 U JP6061780 U JP 6061780U JP S5933968 Y2 JPS5933968 Y2 JP S5933968Y2
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JP
Japan
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space
room
temperature
cold room
insulating wall
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Expired
Application number
JP6061780U
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JPS56161482U (ja
Inventor
康行 酒井
克明 矢部
Original Assignee
高砂熱学工業株式会社
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は低温室に通ずる物体が低温室外で結露するのを
効果的に防止する構造に関する。
低温実験室や冷凍室への配線配管など、外部空気の露点
以下の温度の低温室の熱伝導性のよい導線や金属管を断
熱壁を貫通して導くと、この物体の表面が断熱壁の外側
においてもその周囲空気の露点以下になって結露を生じ
、不慮のトラブルの原因となることがある。
本考案はこのような場合の結露を効果的に防止する構造
に係るもので、図面に示ように、一方の空間Aの温度が
他方の空間Bの空気の露点以下であるような雨空間Aと
Bを仕切る断熱壁る貫通して、一方の空間Aから他方の
空間Bに通ずる線状の物体1を配設するさいに、この線
状の物体1が断熱壁Cから他方の空間Bに延び出す部分
にこの断熱壁Cかnれるに従って縮径するコーン2を被
着するものである。
図面の実施例について詳述すると、この実施例は、一方
の空間Aが低温実験室(以下、低温室Aという)であり
、他方の空間Bが計測室(以下、常温室Bという)であ
って、断熱壁Cばこれらの室を仕切るコンクリート壁に
空気層や断熱防湿材層を増付けた防熱防湿防露壁であり
、この断熱壁Cを貫通して計測用または制御用の配線(
以下、導体1という)を行なう例を示している。
本例に釦いて、まず貫通部を防熱防湿構造に形成する。
その手順は、断熱壁Cの開口に木枠3を増付ける。
この木枠3は低温室Aの側では開口し、常温室Bの側に
はやはり木製の蓋4で囲っである。
この蓋4の中央部開口に樹脂例えばポリ塩化ビニール製
の管5を挿入する。
この管5の長さは断熱壁Cの厚さ以上で特に常温室Bの
側に、ある長さをもって突出するようなものである。
次に木枠3および蓋4の内面に防湿塗膜筒たはアルミ箔
などの防湿層6を形成し、断熱材例えば発泡ウレタン7
を充填する。
また、管5と導体1(被覆電線)との間隙にはシリコン
樹脂8等を充填する。
このようにして貫通部の実質上の壁厚部分は防熱防湿構
造が形成される。
導体1が断熱壁Cから常温室Bに延び出す部分に、この
断熱壁Cから離れるに従って縮径するコーン2が取付け
られる。
このコーン2はある程度の熱伝導性をもつ材料、例えば
シリコン樹脂を使用して作成される。
具体的には、導体1の断面積に応じて管5の蓋4からの
突出長さを定め、この管5の表面に蓋4の側では厚く、
先端にゆく程薄くしたコーンを形成する。
すなわち、導体1の伝熱量は導体1の断面積の大きさに
関連するが、この突出部での導体1に生ずる温度勾配(
断熱壁Cから離れるに従って温度が高くなる)がこのコ
ーン2の外表面では相殺されるような傾斜をコーン2に
与えておくのである。
しかも、このようにしてこの温度勾配をもった導体1を
その内部に有するコーン2での表面震度が勾配をもたな
いようにすると同時に、このコーン2での表面温度が常
温室Bの空気の露点以上となるような条件を形成するの
である。
これにより、熱伝導性の良好な導体1が常温室Bの空気
の露点よりも低い低温室AK常温室Bから挿入され、こ
の常温室Bにおいてこの導体1が常温室Bの空気の露点
以下の温度となっても、この部分の外面にかいて結露が
生ずることを防止することができ、導体1の漏電や腐食
などのトラブルを未然に防止することができる。
実験装置の場合にはこの結露による漏電問題は計測誤差
の原因となるので、これを防止し得た効果は大きい。
なお、実施例では低温の一方の空間Aが低温実験室の場
合を挙げたが、この空間Aが冷凍室や令凍機あるいは各
種冷戻機器などの低温部である場合などに本考案は同様
に適用される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の結露防止構造の1実施例ヲ示す断面図
である。 A・・・・・・一方の空間(低温室)、B・・・・・弛
方の空間(常温室)、C・・・・・・断熱壁、1・・・
・・烟状ρ物体(導体)、2・・・・・・コーン、5・
・・・・・管、6・・−・・防湿層、T・・・・・・断
熱層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の空間の温度が他方の空間の空気の露点以下である
    雨空間を仕切る断熱壁中を貫通して、方の空間から他方
    の空間に通じル線状の物体を配設するさいに、この物体
    が断熱壁から他方の空間に延び出す部分に断熱壁から離
    れるに従って縮径するコーンな被着してなる、低温室に
    通ずる物体の結露防止構造。
JP6061780U 1980-05-06 1980-05-06 低温室に通ずる物体の結露防止構造 Expired JPS5933968Y2 (ja)

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