JPS5933936Y2 - オ−プント−スタ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 オーブントースタは、本格的なオーブンを構造的に簡略
、小型化し使い勝手をよくしたものであって、グラタン
等簡易々オーブン料理の調理、殊に厚いトーストを焼く
のに都合よく使用できることから、このように呼ばれて
いる。

本考案は、オーブントースタ本体側部を有効利用した新
規なオーブントースタを提供することを目的とするもの
であって、これをその一実施例を示す図面に基いて説明
すれば次のとうりである。

第１図乃至第４図において１は前面に開口部を有する本
体外ケースであって、これは相互に固定関係にある上板
２、後板３、前板４、底板５、側板Ｔ及び内部側板８と
から構成されている。

この外ケース１内の空間を仕切る上壁２０１．後部０１
、左右側壁７０’ｌ、８０１と、前記前面開口部を閉側
する前方引き倒し式の開閉扉６とによって略密閉状態を
保ち５る調理庫室Ｘが形成されている。

また、右側壁８０１と内部側板８とによって電装室Ｙ（
各電装部品等の図示は省略）が、更に内部側板８の外方
には収納用側部空間Ｚが、夫々形成されている。

９，９は調理庫室Ｘの上下部に各１本宛配された石英管
ヒータ、１０は下部ヒータ９の上方に位置して着脱自在
に取付けられた焼き網である。

１１は下端縁を底板５側端縁に蝶番１２を介して取付け
られた側部回動板であって、矢符の如く回動する。

１３は底板５の側端縁に近い側部回動板１１の部分にビ
ス止めされた直方体形状の、後述する発熱体等の支持固
定部材であり、その側面にはコンセン）１４ａ、１４ｂ
が埋め込まれている。

１１は鍋等を上に載置するとともに後述する発熱体を保
持するための、金属製格子等からなる下方開放箱型保持
部材であり、その−側面には歪防止板１８が固着されて
いる。

１５は図の如く屈曲形成されたシーズヒータ等の発熱体
であって止め金２６によって前記保持部材１７に懸架固
定され、前記歪防止板１８を貫通し、その両先端に取り
付けたプラグ１６ａ ｔ １６ｂによって前記支持固定
部材１３のコンセント１４ａ、１４ｂに差込みが可能な
ようになっている。

１９ａ ｔ １９ｂは側板Ｉ及び側部回動板１１の各上
部外面に取付けられた把手であって、一方の把手１９ｂ
は側部回動板１１を倒したともの脚を兼ねている。

２０は上板２に固定され回動板１１をロックするための
マグネット、２１は石英管ヒータ９への通電をオンオフ
する切換スイッチ、２２はタイムスイッチ、２３は側部
発熱体１５のスイッチ機能及び温度調節を兼ねた温度調
節器である。

以上の如く構成された本考案のオーブントースタは、以
下の通り使用される。

まず把手１９ｂを引つぽり側部回動板１１を横に倒し第
２図の２点鎖線に示すカップ等を保持部材１７の上に置
き温度調節器２３のスイッチを入れ、適当な温度に調節
する。

そして必要な加熱が終れば把手１９ｂでもって側部回動
板１１を上にあげ発熱体１５、保持部材１７、支持固定
部材１３等を前記収納用側部空間Ｚに収納しておく。

更に発熱体１５、保持部材１７を掃除したい時には、発
熱体１５のプラグ１６ａｔ１６ｂを発熱体１５、保持部
材１７とともに前記支持固定部材１３のコンセン）１４
ａ。

１４ｂから引き抜いて取りはずせばよい。

第５図は本考案の別の実施態様を示すもので、発熱体１
５、保持部材１１は側部回動板１１に固定金具２４でも
ってビス止めされている。

そして発熱体１５０両端にはコード２７が直接接続され
ているものである。

第６図は前記収納側部空間Ｚを設けず、使用したい時に
は、側部回動板１１を引き倒した後、発熱体１５、保持
部材ＩＴのプラグ１６ ａ ｔ １６ ｂを、本体内部
側板８に直接埋め込まれているコンセント２５ａ、２５
ｂへ差し込み、その上で所要の加熱を行うものである。

上記のように構成してなる本案オーフントースタは、石
英管ヒータ９に通電してトーストを焼くことができ、ま
た、側部回動板１１を倒１−この状態で発熱体１５に通
電することにより、回動板１１上にコーヒーカップを載
せコーヒを冷めないようにすることや、その上で目玉焼
きをつくることもできる。

このように、一台で二段を兼ね備えているので、殊にコ
ーヒ等温い飲物でパン食をする人によって極めて便利で
ある。

また、本案オーブントースタは、本体外ケース１側部に
、発熱体１５を載置する側部回動板１１を設けたもので
あるから、オーブントースタ本来のコンパクト化による
使い勝手良さを損うことはない。

更に、本案オーブントースタは、回動板１１を本体外ケ
ースの上部ではなく側部に設けたものであるから、万一
カップを倒してもこぼれたコーヒ等は本体電装部品にか
からないので絶縁不良をきたすおそれもない。

また着脱自在式の発熱体、保持部材を使用した実施例に
おいては、取りはずして掃除ができる等の長所がある。

なお、本考案においては、側部回動板を本体外ケースの
両側部に設けること、側部回動板を前後方向回動可能に
後板側端縁に取付けること等の変更は勿論可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案オーブントースタの全体斜視図、第２図は
側部回動板を倒した状態における要部斜視図、第３図は
発熱体、保持部材を取りはずした状態における要部斜視
図、第４図は第１図のオーブントースタの中央縦断概略
断面図、第５，６図は夫々本案オーブントースタの別実
施態様の要部斜視図である。 １・・・・・・本体外ケース、２・・・・・・上板、３
・・・・・・後板、４・・・・・・前板、５・・・・・
・底板、６・・・・・・開閉扉、γ・・・・・・側板、
８・・・・・・内部側板、９・・・・・・石英管ヒータ
、１０・・・・・・焼き網、１１・・・・・・側板部回
動板、１３・・・・・・支持固定部材、１５・・・・・
発熱体、１７・・・・・保持部材、１８・・・・・・固
定板、１９ａ、１９ｂ・・・・・・把手、２１・・・・
・・メインスイッチ、２２・・・・・・タイマ、２３・
・・・・・温度調節器。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ オーブントースタ本体外ケースの側部に、加熱や調
   理が可能な側部回動板が取付けられ、該側部回動板には
   、電気的接続部を設けた支持固定部材が固定され、該支
   持固定部材には、シーズヒータ等の発熱体及び該発熱体
   を保持する保持部材が電気的かつ機械的に着脱可能な如
   く支持されていることを特徴とするオーブントースタ。 ２ 側部回動板に、シーズヒータ等の発熱体及び該発熱
   体を保持する保持部材等が止め具等によって固定された
   実用新案登録請求の範囲第１項記載のオーブントースタ
   。 ３ オーブントースタ本体外ケースの側部に、シーズヒ
   ータ等発熱体及び該発熱体を保持する保持部材等が着脱
   自在に支持固定されるとともに側部回動板上に載置され
   る実用新案登録請求の範囲第１項記載のオーブントース
   タ。