JPS5933801Y2 - 農薬瓶の密封装置 - Google Patents
農薬瓶の密封装置Info
- Publication number
- JPS5933801Y2 JPS5933801Y2 JP14060680U JP14060680U JPS5933801Y2 JP S5933801 Y2 JPS5933801 Y2 JP S5933801Y2 JP 14060680 U JP14060680 U JP 14060680U JP 14060680 U JP14060680 U JP 14060680U JP S5933801 Y2 JPS5933801 Y2 JP S5933801Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl acetate
- sealing device
- bottle sealing
- pesticide bottle
- outer frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Closures For Containers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は農薬用乳剤の容器として使用されるプラスチッ
ク瓶の開口部を完全に密閉し、瓶内の内圧の変化に十分
耐え、溶剤の揮散を防止できる密封装置に関するもので
ある。
ク瓶の開口部を完全に密閉し、瓶内の内圧の変化に十分
耐え、溶剤の揮散を防止できる密封装置に関するもので
ある。
農薬用乳剤の中には使用者の便利をはかつて内容100
〜1000 cc程度で瓶詰めの形で販売し、瓶から直
接撒布するようにしであるものもある。
〜1000 cc程度で瓶詰めの形で販売し、瓶から直
接撒布するようにしであるものもある。
このようなものは、第1図の如く、中栓は有孔構造であ
り、貯蔵中の乳剤の保護、揮散防止は外枠内のバッキン
グのみによる。
り、貯蔵中の乳剤の保護、揮散防止は外枠内のバッキン
グのみによる。
この種のバッキング材として従来は低密度ポリエチレン
の発泡体が利用されてきた。
の発泡体が利用されてきた。
このものは充填当初はバックトルクが10〜15kg−
0mであるが、数カ月後には著しく落下し、1年後には
1.5〜2.5kg−crnとなるので液漏れ等の原因
となる。
0mであるが、数カ月後には著しく落下し、1年後には
1.5〜2.5kg−crnとなるので液漏れ等の原因
となる。
乳剤の中には有効保証期間が3年に及ぶものがあり、3
年後のバックトルクは最低5kgcmが望まれる。
年後のバックトルクは最低5kgcmが望まれる。
本考案者は、上記の目的に適するバッキング材として要
求される性能としては、(イ)開口部の凹凸のバラツキ
を許容するだけのクッション性があること、(ロ)圧縮
回復性がよいこと、(ハ)圧縮クリープの少いこと、(
ニ)平面、平滑性がよいこと、(ホ)瓶、中栓等の材質
との適合性がよいこと、(へ)内容物に侵されないこと
などを挙げ、これらを満足する素材を求めて検討を重ね
た結果、JISゴム硬度計による硬度が50〜80で厚
さが0゜8〜2.5mmのクロロプレンゴムの単板であ
るか、或いはこれらに接着剤を介して0.07〜0.1
mmのアルミ板を貼合せた複合板により一応の目的を達
したのであるが2〜3年という長期保存においてはクロ
ロプレンゴムでも溶剤による膨潤を免れず開栓トルクの
低下が著しいという欠点を認めた。
求される性能としては、(イ)開口部の凹凸のバラツキ
を許容するだけのクッション性があること、(ロ)圧縮
回復性がよいこと、(ハ)圧縮クリープの少いこと、(
ニ)平面、平滑性がよいこと、(ホ)瓶、中栓等の材質
との適合性がよいこと、(へ)内容物に侵されないこと
などを挙げ、これらを満足する素材を求めて検討を重ね
た結果、JISゴム硬度計による硬度が50〜80で厚
さが0゜8〜2.5mmのクロロプレンゴムの単板であ
るか、或いはこれらに接着剤を介して0.07〜0.1
mmのアルミ板を貼合せた複合板により一応の目的を達
したのであるが2〜3年という長期保存においてはクロ
ロプレンゴムでも溶剤による膨潤を免れず開栓トルクの
低下が著しいという欠点を認めた。
本考案者はこれ等の問題の解決の為、更に検討を重ねた
結果、酢酸ビニルを12〜15%含むエチレン−酢ビ共
重合体を更に架橋結合処理しゲル分率50〜70%、比
重0.94〜0.95としたものを使用すると9ケ月に
及ぶ長期の倒立状態におくという苛酷な条件においても
液漏れを認めず開栓トルクも5.5 kg−cm以上を
保ってクロロプレンゴムの2倍以上の数値を示し本考案
の目的を達することができた。
結果、酢酸ビニルを12〜15%含むエチレン−酢ビ共
重合体を更に架橋結合処理しゲル分率50〜70%、比
重0.94〜0.95としたものを使用すると9ケ月に
及ぶ長期の倒立状態におくという苛酷な条件においても
液漏れを認めず開栓トルクも5.5 kg−cm以上を
保ってクロロプレンゴムの2倍以上の数値を示し本考案
の目的を達することができた。
エチレン酢ビ共重合体においては酢ビの含有量が50%
を越えるとゴムに似た性質のものとなるが、溶剤にとけ
やすいので本考案においては酢ビの含有量を10〜25
%の範囲、これに架橋結合処理をしてゲル分率を40〜
75%としたものの中から酢ビ含有量12〜15%、ゲ
ル分率55〜70%のものを使用した。
を越えるとゴムに似た性質のものとなるが、溶剤にとけ
やすいので本考案においては酢ビの含有量を10〜25
%の範囲、これに架橋結合処理をしてゲル分率を40〜
75%としたものの中から酢ビ含有量12〜15%、ゲ
ル分率55〜70%のものを使用した。
前述したように本考案は瓶から直接農薬を散布するのに
便ならしめるため瓶と外枠との間の有孔中栓を前提とし
、厚さ2〜3mmの低密度ポリエチレンを使用し、中栓
と外枠との間に上記のバッキング材を使用することによ
り密封が完全になり外枠上への漏れは勿論、外枠の内面
においても漏洩のあとを認めなかった。
便ならしめるため瓶と外枠との間の有孔中栓を前提とし
、厚さ2〜3mmの低密度ポリエチレンを使用し、中栓
と外枠との間に上記のバッキング材を使用することによ
り密封が完全になり外枠上への漏れは勿論、外枠の内面
においても漏洩のあとを認めなかった。
実施例
水田除草剤ロンスター出産化学工業株式会社登録商標)
のプラスチック瓶にキジロールを溶剤とした乳剤を約9
5%満たした。
のプラスチック瓶にキジロールを溶剤とした乳剤を約9
5%満たした。
厚さ2mm、低密度ポリエチレンの有孔中栓を差込み、
次に酢ビ含有量15%、ゲル分率55%のエチレン酢ビ
共重合体で厚さ2mmのバッキングを装入したプラスチ
ック外枠を15 kg−、cmのトルクで締めつけた後
9ケ月間倒立したま・放置し、液漏れの状況を観察して
他のバッキング材を使用した場合と比較した。
次に酢ビ含有量15%、ゲル分率55%のエチレン酢ビ
共重合体で厚さ2mmのバッキングを装入したプラスチ
ック外枠を15 kg−、cmのトルクで締めつけた後
9ケ月間倒立したま・放置し、液漏れの状況を観察して
他のバッキング材を使用した場合と比較した。
第1図は本考案の密封装置の縦断面図である。
1・・・・・・外蓋、2・・・・・・バッキング、3・
・・・・・中栓、4・・・・・・瓶体。
・・・・・中栓、4・・・・・・瓶体。
Claims (1)
- 低密度ポリエチレンの有孔中栓と、12〜15%の酢酸
ビニールを含み、ゲル分率55〜70%のエチレン酢酸
ビニル共重合体のバッキングとよりなる農薬肌用の密封
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14060680U JPS5933801Y2 (ja) | 1980-10-03 | 1980-10-03 | 農薬瓶の密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14060680U JPS5933801Y2 (ja) | 1980-10-03 | 1980-10-03 | 農薬瓶の密封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5764452U JPS5764452U (ja) | 1982-04-16 |
JPS5933801Y2 true JPS5933801Y2 (ja) | 1984-09-20 |
Family
ID=29500518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14060680U Expired JPS5933801Y2 (ja) | 1980-10-03 | 1980-10-03 | 農薬瓶の密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5933801Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-10-03 JP JP14060680U patent/JPS5933801Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5764452U (ja) | 1982-04-16 |
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