JPS5933268B2 - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
- Publication number
- JPS5933268B2 JPS5933268B2 JP2285179A JP2285179A JPS5933268B2 JP S5933268 B2 JPS5933268 B2 JP S5933268B2 JP 2285179 A JP2285179 A JP 2285179A JP 2285179 A JP2285179 A JP 2285179A JP S5933268 B2 JPS5933268 B2 JP S5933268B2
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- JP
- Japan
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- glass layer
- layer
- electrode
- oxide film
- thermal oxide
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はPN接合の終端を絶縁膜およびリンガラス層で
被覆保護するとともに、アルミニウム電、“極を有する
半導体装置の改良に関するものである。
被覆保護するとともに、アルミニウム電、“極を有する
半導体装置の改良に関するものである。
プレナ型の半導体装置において、PN接合の終端を熱酸
化膜で被覆保護することは公知であるが、熱酸化膜はN
a+イオン等を含みやすいために、半導体装置の逆方向
特性が劣化ないし変動しや丁 。い。このため、熱酸化
膜上にリンガラス(pSG)層を形成して、熱酸化膜中
のNa+イオン等をゲツタリング丁ることが行なわれて
いる。例えば、第1図はプレナ型のNPNトランジスタ
の縦断面図で、1はN+型領域、2はN−型コレクタ領
域、3はN−型コレクタ領域2内に選択拡散によつて形
成されたP型ベース領域、4はP型ベース領域3内に選
択拡散によつて形成されたN型エミッタ領域、5および
6はそれぞれN−型コレクタ領域2とP型ベース領域3
間およびP型ベース領域3とN型エミッタ領域4間のP
N接合、7はPN接合5、6の終端を被覆保護している
絶縁膜の一例としての熱酸化膜、8は熱酸化膜Tの上に
形成されたリンガラス層、9および10はそれぞれ熱酸
化膜Tおよびリンガラス層8に形成した窓孔から露出す
るベース領域3およびエミッタ領域4にはオーミック接
触するアルミニウムのベース電極およびエミッタ電極、
11はN+型領域1にオーミック接触するニッケル層、
12はニッケル層11上に形成された金属で、ニッケル
層11および金属12がコレクタ電極となつている。
化膜で被覆保護することは公知であるが、熱酸化膜はN
a+イオン等を含みやすいために、半導体装置の逆方向
特性が劣化ないし変動しや丁 。い。このため、熱酸化
膜上にリンガラス(pSG)層を形成して、熱酸化膜中
のNa+イオン等をゲツタリング丁ることが行なわれて
いる。例えば、第1図はプレナ型のNPNトランジスタ
の縦断面図で、1はN+型領域、2はN−型コレクタ領
域、3はN−型コレクタ領域2内に選択拡散によつて形
成されたP型ベース領域、4はP型ベース領域3内に選
択拡散によつて形成されたN型エミッタ領域、5および
6はそれぞれN−型コレクタ領域2とP型ベース領域3
間およびP型ベース領域3とN型エミッタ領域4間のP
N接合、7はPN接合5、6の終端を被覆保護している
絶縁膜の一例としての熱酸化膜、8は熱酸化膜Tの上に
形成されたリンガラス層、9および10はそれぞれ熱酸
化膜Tおよびリンガラス層8に形成した窓孔から露出す
るベース領域3およびエミッタ領域4にはオーミック接
触するアルミニウムのベース電極およびエミッタ電極、
11はN+型領域1にオーミック接触するニッケル層、
12はニッケル層11上に形成された金属で、ニッケル
層11および金属12がコレクタ電極となつている。
従来この種トランジスタは、次のようにして製造してい
る。まず、第2図に示すように、PN接合5、6の終端
を被覆保護する熱酸化膜□およびリンガラス層8に周知
のフォトエッチングでコンタクト用窓孔を形成したのち
、全面にアルミニウム蒸着層13を形成する。次に、第
3図に示すように、周知のフォトエッチングでアルミニ
ウム蒸着層13の不要部分を除去して、所定パターンの
ベース電極9およびエミッタ電極10を形成し、400
〜5000Cでジッタ処理を施す。さらに第4図に示す
ように、N+型領域1にニッケル層11および金層12
を積層形成し、最後に図示一点鎖線位置から切断分離す
るペレツタイズ工程を経て製造されている。こゝで、リ
ンガラス層8にベース電極9およびエミッタ電極10が
一部積層された状態で、前述のとおり400〜500℃
程度で加熱されると、アルミニウムがリンガラス層8に
シンメ丁ることにより、耐電圧劣化を生じやすかつた。
この理由は明確ではないが、加熱処理によつてアルミニ
ウムがリンガラス層8と反応して水素を発生し、この水
素がリンガラス層8や熱酸化膜7を通してシリコン表面
に拡散して、シリコンの表面電荷密度Qssの変動が生
じ、表面空乏層の広がりに影響を与えるためと考えられ
る。それゆえ、本発明の主たる目的はこのような悪影響
のない半導体装置を提供することにある。本発明は要約
すると、アルミニウム電極をリンガラス層から離隔して
形成したことを特徴とする。本発明の上述の目的および
その他の目的と特徴は、図面を参照して行なう以下の詳
細な説明から一層明らかとなろう。第5図は本発明を実
施したプレナ型トランジスタの縦断面図を示す。
る。まず、第2図に示すように、PN接合5、6の終端
を被覆保護する熱酸化膜□およびリンガラス層8に周知
のフォトエッチングでコンタクト用窓孔を形成したのち
、全面にアルミニウム蒸着層13を形成する。次に、第
3図に示すように、周知のフォトエッチングでアルミニ
ウム蒸着層13の不要部分を除去して、所定パターンの
ベース電極9およびエミッタ電極10を形成し、400
〜5000Cでジッタ処理を施す。さらに第4図に示す
ように、N+型領域1にニッケル層11および金層12
を積層形成し、最後に図示一点鎖線位置から切断分離す
るペレツタイズ工程を経て製造されている。こゝで、リ
ンガラス層8にベース電極9およびエミッタ電極10が
一部積層された状態で、前述のとおり400〜500℃
程度で加熱されると、アルミニウムがリンガラス層8に
シンメ丁ることにより、耐電圧劣化を生じやすかつた。
この理由は明確ではないが、加熱処理によつてアルミニ
ウムがリンガラス層8と反応して水素を発生し、この水
素がリンガラス層8や熱酸化膜7を通してシリコン表面
に拡散して、シリコンの表面電荷密度Qssの変動が生
じ、表面空乏層の広がりに影響を与えるためと考えられ
る。それゆえ、本発明の主たる目的はこのような悪影響
のない半導体装置を提供することにある。本発明は要約
すると、アルミニウム電極をリンガラス層から離隔して
形成したことを特徴とする。本発明の上述の目的および
その他の目的と特徴は、図面を参照して行なう以下の詳
細な説明から一層明らかとなろう。第5図は本発明を実
施したプレナ型トランジスタの縦断面図を示す。
図において、大部分は第1図と同様であるため、第1図
と同一部分ないし対応部分には同一参照符号を付し、そ
の説明を省略する。第1図と異なる点は、ベース電極9
およびエミツタ電極10が、熱酸化膜7およびリンガラ
ス層8からそれぞれ離隔して形成されていることである
。次に、第5図のトランジスタの製造方法について説明
する。
と同一部分ないし対応部分には同一参照符号を付し、そ
の説明を省略する。第1図と異なる点は、ベース電極9
およびエミツタ電極10が、熱酸化膜7およびリンガラ
ス層8からそれぞれ離隔して形成されていることである
。次に、第5図のトランジスタの製造方法について説明
する。
まず、第6図に示すように、PN接合5,6の終端を被
覆保護している熱酸化膜7およびリンガラス層8に、周
知のフオトエツチングによりコンタクト用窓孔を形成し
、全面にアルミニウム蒸着層13を形成する。こののち
、第7図に示すように、周知のフオトエツチングを行な
つて、ベース電極9およびエミツタ電極10を、リンガ
ラス層8から少なくとも5μ以上離隔して形成し、次い
で、400〜500℃程度で加熱してジッタ処理を施す
。さらに第8図に示すように、N+型領域1にニツケル
層11および金層12を積層形成したのち、図示一点鎖
線位置から切断分離すると、第5図に示すようなトラン
ジスタが得られる。なお、上記実施例はアルミニウム蒸
着層13を全面に形成したのち、フオトエツチングによ
つてベース電極9およびエミツタ電極10を形成する電
極PRを実施する場合について説明したが、例えばマス
クを用いて第7図に示すようにベース電極9およびエミ
ツタ電極10を蒸着形成するようにしてもよい。
覆保護している熱酸化膜7およびリンガラス層8に、周
知のフオトエツチングによりコンタクト用窓孔を形成し
、全面にアルミニウム蒸着層13を形成する。こののち
、第7図に示すように、周知のフオトエツチングを行な
つて、ベース電極9およびエミツタ電極10を、リンガ
ラス層8から少なくとも5μ以上離隔して形成し、次い
で、400〜500℃程度で加熱してジッタ処理を施す
。さらに第8図に示すように、N+型領域1にニツケル
層11および金層12を積層形成したのち、図示一点鎖
線位置から切断分離すると、第5図に示すようなトラン
ジスタが得られる。なお、上記実施例はアルミニウム蒸
着層13を全面に形成したのち、フオトエツチングによ
つてベース電極9およびエミツタ電極10を形成する電
極PRを実施する場合について説明したが、例えばマス
クを用いて第7図に示すようにベース電極9およびエミ
ツタ電極10を蒸着形成するようにしてもよい。
また、上記実施例はプレナ型トランジスタについて説明
したが、メサ型トランジスタや他のダイオード、サイリ
スタ、集積回路等にも適用できる。
したが、メサ型トランジスタや他のダイオード、サイリ
スタ、集積回路等にも適用できる。
さらに絶縁膜7は熱酸化膜のみならず低温気相成長によ
る酸化膜(CVD)や窒化膜等であつてもよい。本発明
は以上のように、アルミニウム電極をリンガラス層から
離隔して形成したから、リンガラス層に対するアルミニ
ウム電極の悪影響が防止されて、信頼性の高い半導体装
置が得られるという効果を奏する。
る酸化膜(CVD)や窒化膜等であつてもよい。本発明
は以上のように、アルミニウム電極をリンガラス層から
離隔して形成したから、リンガラス層に対するアルミニ
ウム電極の悪影響が防止されて、信頼性の高い半導体装
置が得られるという効果を奏する。
第1図は本発明の前提となるプレナ型トランジスタの縦
断面図、第2図ないし第4図は第1図のトランジスタの
製造方法を説明するための各工程における半導体ウエー
ハの縦断面図、第5図は本発明の一実施例のプレナ型ト
ランジスタの縦断面図、第6図ないし第8図は本発明の
トランジスタの製造方法例を説明するための各工程にお
ける半導体ウエーハの縦断面図である。 5,6・・・・・・PN接合、7・・・・・・絶縁膜(
熱酸化膜)、計・・・・・リンガラス層、9・・・・・
・ベース電極、10・・・エミツタ電極、13・・・・
・・アルミニウム蒸着層。
断面図、第2図ないし第4図は第1図のトランジスタの
製造方法を説明するための各工程における半導体ウエー
ハの縦断面図、第5図は本発明の一実施例のプレナ型ト
ランジスタの縦断面図、第6図ないし第8図は本発明の
トランジスタの製造方法例を説明するための各工程にお
ける半導体ウエーハの縦断面図である。 5,6・・・・・・PN接合、7・・・・・・絶縁膜(
熱酸化膜)、計・・・・・リンガラス層、9・・・・・
・ベース電極、10・・・エミツタ電極、13・・・・
・・アルミニウム蒸着層。
Claims (1)
- 1 PN接合の終端を絶縁膜およびリンガラス層で被覆
保護するとともに、絶縁膜およびリンガラス層に形成し
た窓孔から露出する半導体表面にアルミニウム電極を形
成した半導体装置において、前記アルミニウム電極を少
なくともリンガラス層から離隔して形成したことを特徴
とする半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2285179A JPS5933268B2 (ja) | 1979-02-27 | 1979-02-27 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2285179A JPS5933268B2 (ja) | 1979-02-27 | 1979-02-27 | 半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55115358A JPS55115358A (en) | 1980-09-05 |
JPS5933268B2 true JPS5933268B2 (ja) | 1984-08-14 |
Family
ID=12094212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2285179A Expired JPS5933268B2 (ja) | 1979-02-27 | 1979-02-27 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5933268B2 (ja) |
-
1979
- 1979-02-27 JP JP2285179A patent/JPS5933268B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55115358A (en) | 1980-09-05 |
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