JPS5932972B2 - 配電線短絡保護方式 - Google Patents

配電線短絡保護方式

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JPS5932972B2
JPS5932972B2 JP53056248A JP5624878A JPS5932972B2 JP S5932972 B2 JPS5932972 B2 JP S5932972B2 JP 53056248 A JP53056248 A JP 53056248A JP 5624878 A JP5624878 A JP 5624878A JP S5932972 B2 JPS5932972 B2 JP S5932972B2
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JP53056248A
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栄一 岡本
溢泰 古瀬
裕 山田
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Meidensha Corp
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Meidensha Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は配電線短絡保護方式に関する。
第1図は従来の変電所における配電線短絡保護方式の一
例を示し、同図において、1は受電回線6に接続された
主変圧器であって、この主変圧器1の2次側はしゃ断器
2、を介して母線5に接続されている。
この母線5より各配電線7□〜7゜が夫々しゃ断器2゜
〜2oを通して出ている。
31は主変圧器1の2次側に設置された変流器、3□〜
3nは各配電線72〜7oに設置された変流器であって
、各変流器31〜3n(こは図示の如く短絡検出用の過
電流継電器41〜4nが設けられている。
過電流継電器4、は主変圧器1の2次側以降の短絡事故
に応動し、主変圧器1の1次側に設置されているしゃ断
器(図示せず)にしゃ断指令を与える。
過電流継電器4□〜4nは各配電線の短絡保護を行なう
このように構成された変電所における配電線短絡保護方
式によると次のような欠点を有する。
(1)配電線数が増えると、過電流継電器及び補助リレ
ーなどが増える。
従って、保護装置が大型化する。
(2)一般に保護継電器に電源が必要であり、これは保
護継電器の数が多くなると容量を大きくしなければなら
ない。
(3)保護継電器の数が多いとメンテナンス、点検が大
変である。
一方、ディジタル保護継電器は精度、耐ノイズ性、性能
など各種のメリットがあるため、電力系統保護において
、アナログ継電器に代わるものとして実現化に向ってい
る。
そこで本発明はこのような点に鑑み、従来の欠点を除去
し、保護用のハードウェア(保護装置)を小さくし、こ
れにより省エネルギー化、省資源化、点検・保守の省力
化をはかり、ディジタル保護継電器(コンピュータリレ
ー)向きの配電線短絡保護方式を提供しようとするもの
で、以下図面を用いて説明する。
第2図は本発明を適用したディジタル保護装置の構成を
示し、同図において、11は左端からアナログ電流情報
■T、1F1〜1F(n−t)が入ってくるマルチプレ
クサである。
ここでITは第1図中の変流器3、により得られた電流
情報、I。
〜IF(n−1)は各配電線72〜7nに設置された変
流器32〜3oにより得られた電流情報である。
12はアナログ−ディジタル変換器であって、このアナ
ログ−ディジタル変換器12においてマルチプレクサ1
1から供給される各電流情報は一定の周期で、又は任意
にサンプリングされ、ディジクルデータとなり、制御装
置、例えばディジタル保護継電器13に入力される。
このディジタル保護継電器13内の処理をフローチャー
トで示すと第3図の如くなる。
ディジタル保護継電器13は短絡事故を検出すると該当
するしゃ断器(CB)へトリップ信号を送出する。
第3図はディジタル保護継電器13の処理フローチャー
トであり、以下これについて第1図を参照しながら説明
すると、まず母線事故判定手段は、受電回線より検出さ
れ一定周期にてサンプリングされた電流量ITを実効値
化し母線もしくは至近端事故の有無を判断して事故時に
は前記受電回線に設置された遮断器に遮断命令を出力す
るものである。
すなわち主変圧器1の2次側変流器31より得られた電
流情報ITをとりこみ、ITの実効値又はこれ(こ比例
した量を得て判定する。
51Hは第1図で言えば過電流継電器41に相当するも
ので、母線又はその至近端に起きた短絡事故に応動する
ように整定される。
そして51Hyes即ち主変圧器1の2次側に大電流が
流れた場合、主変圧器1の1次側に接続されているしゃ
断器(CB)にしお断指令を与える。
次に変化巾検出手段は、前記母線事故判定手段が事故無
し判定時に一定時間前の電流量ITの実効値と今回の電
流量ITの実効値とを比較して変化巾を検出し、変化巾
が整定値より小時には次の電流量ITを取込むものであ
る。
すなわち51Hnoであった場合、次の51Dの判定を
行なう。
51DはITの変化巾を検出するものであり、具体的に
は現時刻に実効値化されたITと一定時間前に実効値化
されたITとの差を変化巾とみなし、この変化巾を整定
値と比較し判定する。
変化巾が整定値より小さい場合、即ち51Dnoの場合
母線にも配電線にも短絡事故が起きていないので、rs
TARTJに戻り、再び51H,51Dを繰り返す。
次に順次判定手段は、前記変化巾検出手段で検出された
変化巾が整定値より犬侍に前記各配電線のうち前もって
決められた配電線順の電流量を夫々取込んで実効値化し
、各配電線毎(こ順次事故の有無を判断して事故時には
当該配電線に設置された遮断器に遮断命令を出力するも
のである。
変化巾が整定値より大きくなった場合、即ち51Dye
sの場合、配電線のどこかに短絡事故が発生したと判定
したのであるから、各配電線毎に順次短絡保護処理を行
なつていく(51F1,51F2.・・・、51F(n
−1))。
即ち配電線7□(こ設置された変流器32により得られ
た電流情報IFtをとりこみ、実効値化(lptの実効
値又はこれに比例した量)して判定する。
51F1は第1図で言えば過電流継電器4□に相当する
もので、配電線7□又はこの至近端に起きた短絡事故に
応動するように整定される。
51 Fl yeS、即ち配電線7□に大電流が流れた
場合、配電線7□に接続されているしゃ断器(CB)2
2にしや断指令を与える。
51F1nO1であった場合、次のフローに移り前述し
たと同様にしてIF2 をとりこみ実効値化し、判定
する。
以下同様である。
なお、一般に51 F I(i =1 、2 、 ・”
+n−t)は第1図で言えば過電流継電器41−h(i
=1 、 12・−、n −1) Eこ相当するもので
、配電線77+1(i=1 、2 、 ・・・、rl−
1)又はこの至近端に起きた短絡事故に応動するように
整定される。
51Fiye’=即ち配電線γi+、(i =1 、2
r・・・ n 1)、に大電流が流れた場合でしゃ
断器 2(CB )21−4−x(+ =1,2
、”・、 n 1)Gこしや断指令を与える。
51F1(i−1,2,・・・。n−1)がnoの場合
次のフローに移る。
しかし、すべての配電線に短絡事故が検出されなかった
場合には、51F(。
−1)noとなり 2rsTARTJ Iこ戻る。
上述した保護処理をタイムチャートで示すと第4図のよ
うになる。
即ち、配電線γ。
に短絡事故が発生すると、第4図(a)の如く主変圧器
1の2次側の電流ITが増31える。
ITは母線の短絡事故電流はど大きくないので、第4図
すの如く51Hはno (第4図においてrNJで示す
)となる。
次にITの変化巾を検出し、第4図(c)の如<51D
yes (第4図においてrYJで示す)となり、配
電線12〜7o 3゜の短絡保護を順次行なう(第4図
(d)の51F(51F1.51F2.−.51F(n
、)参照)。
配電線7゜の保護処理で短絡事故が検出され、配電線7
゜のしや断器2nに第4図(e)の如くトリップ指令が
発せられ事故が除去される。
41このようにすると、ディジタル保護継
電器は一つで十分であり、しかもきわめてディジタル保
護継電器(コンピュータリレー)向きの保護方式となる
以上説明した本発明短絡保護方式では、配電線の短絡検
出を行なうのに現時点のデータをとりこみ、実効値化し
、判定したが、更なる発明では、短絡事故発生の時点の
データを記憶しておき、このデータによりどの配電線が
短絡事故を起こしたか判定することも可能である。
この場合ディジタル保護継電器内のデータ記憶装置は配
電線の各データについて所定の時間分(例えば1サイク
ル分)のデータを記憶する装置で、記憶されるデータは
常に更新され、短絡事故発生の時点では事故時の最新の
データを各配電線毎に記憶している。
事故発生、そして51 Dyesの時点でデータの更新
は中断され、記憶装置に残っているデータで各配電線の
短絡検出を行なう。
これをフローチャートで示すと第5図のようになる。
第5図において、第3図のフローチャートと違っている
部分は、第1に各配電線より検出された所定時間分の電
流量を常時記憶するとともにその配憶データを更新する
データ記憶手段を設け、これによって常時配電線のデー
タIF1,1F2.・・・。
Ip(。
−1)をとりこみ、データの更新を行なっている事と、
第2に、順次判定手段は前記変化巾検出手段で検出され
た変化巾が整定値より犬侍には前記データ記憶手段によ
って事故発生時に記憶された各配電線毎の最新データを
前もって決められた配電線順に夫々取込んで実効値化し
、各配電線毎Cコ順次事故の有無を判断して事故時には
当該配電線に設置された遮断器に遮断命令を出力するも
のとし、配電線の短絡検出を行なうのに記憶装置(メモ
リ)に記憶されているデータを使用する事で、他の処理
は変わらない。
このようにすると51 Dyes の時刻からサンプリ
ングは行なわず、すべてディジタル保護継電器内のメモ
リに記憶されているデータで保護を行なうので、サンプ
リング周波数等の拘束から解放される。
従って保護処理の高速化が可能であるし、文通に使用す
るデータを多くして保護の安定度も向上できる。
上述したように本発明による配電線短絡保護方式を用い
れば、保護装置(保護用のハードウェア)が小さくなり
、これにより点検・保守に時間がかからず(点検・保守
の省力化)、省エネルギー化、省資源化をはかることが
でき、ディジタル保護継電器(コンピュータリレー)向
きの保護方式であリ、能率・効率が非常によいなどその
効果はぎわめて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の変電所における配電線短絡保護方式の一
例を示す構成図、第2図は本発明を適用したディジタル
保護装置の構成を示すブ田ツク図、第3図は第2図のデ
ィジタル保護継電器による一実施例を示す処理フローチ
ャート、第4図はディジタル保護継電器の保護処理の一
例を示すタイムチャート、第5図は第2図のディジタル
保護継電器(こよる他の実施例を示す処理フローチャー
トであって、図中1は主変圧器、21〜2oは夫々しゃ
断器、31〜3oは夫々変流器、5は母線、6は受電回
線、7□〜7nは夫々配電線、11はマルチプレクサ、
12はアナログ−ディジタル変換器、13はディジタル
保護継電器を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 受電回線l乙母線を介して複数の配電線を接続し、
    これら受電回路および各配電線に夫々電流検出装置を設
    け、各検出装置より検出された電流のアナログ量をディ
    ジタル量に変換後、制御装置lこ導入し、短絡保護を行
    なうようにしたものに於て、前記受電回線より検出され
    一定周期にてサンプリングされた電流量■Tを実効値化
    し前記母線もしくは至近端事故の有無を判断して事故時
    には前記受電回線に設置された遮断器に遮断命令を出力
    する母線事故判定手段と、この母線事故判定手段が事故
    無し判定時に一定時間前の電流量ITの実効値と今回の
    電流量lTの実効値とを比較して変化巾を検出し、変化
    巾が整定値より小時には次の電流量ITを取込む変化巾
    検出手段と、この変化巾検出手段で検出された変化巾が
    整定値より犬侍に前記各配電線のうち前もって決められ
    た配電線順の電流量を夫々取込んで実効値化し、各路電
    線毎に順次事故の有無を判断して事故時には当該配電線
    (こ設置された遮断器に遮断命令を出力する順次判定手
    段とを前記制御装置(こ備えたことを特徴とする配電線
    短絡保護方式。 2 受電回線に母線を介して複数の配電線を接続し、こ
    れら受電回路および各配電線1コ夫々電流検出装置を設
    け、各検出装置より検出された電流のアナログ量をディ
    ジタル量に変換後、制御装置に導入し、短絡保護を行な
    うようにしたものに於て、前記各配電線より検出された
    所定時間分の電流量を常時記憶するととも(こその記憶
    データを更新するデータ記憶手段と、前記受電回線より
    検出され一定周期にてサンプリングされた電流量ITを
    実効値化し前記母線もしくは至近端事故の有無を判断し
    て事故時には前記受電回線に設置された遮断器に遮断命
    令を出力する母線事故判定手段と、この母線事故判定手
    段が事故無し判定時/コ一定時間前の電流量ITの実効
    値と今回の電流量ITの実効値とを比軟して変化巾を検
    出し、変化巾が整定値より小時には次の電流量I J−
    を取込む変化巾検出手段と、この変化巾検出手段で検出
    された変化巾が整定値より犬侍には前記データ記憶手段
    によって事故発生時に記憶された各配電線毎の最新デー
    タを前もって決められた配電線順に夫々取込んで実効値
    化し、各配電線毎に順次事故の有無を判断して事故時に
    は当該配電線に設置された遮断器Oこ遮断命令を出力す
    る順次判定手段とを前記制御装置に備えたことを特徴と
    する配電線短絡保護方式。
JP53056248A 1978-05-12 1978-05-12 配電線短絡保護方式 Expired JPS5932972B2 (ja)

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JPS54148247A JPS54148247A (en) 1979-11-20
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