JPS5932652Y2 - 梁 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は梁に関するものであり、上弦材１の下面に平行
な一対の主取付片２，２を垂直に突設すると共に下弦材
３の上面に平行な一対の下取付片４．４を垂直に突設し
、合板、パーティクルボード、石こう板間や石綿セメン
ト板間に薄金属板をサンドイッチした合成板などのよう
な反り変形を生じないウェブ板５の上端と下端をそれぞ
れ上記垂直に突設した主取付片２，２間と垂直に突設し
た下取付片４，４間に嵌着して戒る梁に係るものである
。

建築用の梁として従来は木材の梁を用いていたが、かか
る木材梁は反り変形などが生じやすく、経時で狂いが発
生するおそれが多分にあった。

本考案は上記の点に鑑みて戊されたものであって、反り
変形による狂いが生じることを防止できる梁を提供する
ことを目的とするものである。

以下本考案を実施例により詳述する。

上弦材１と下弦材３はアルミニウムの押出成形で形威さ
れるもので、上弦材１の下面中央に全長に亙って一対の
平行な主取付片２，２が下弦材３の上面中央に全長に亙
って一対の平行な下取付片４，４がそれぞれ垂直に突設
しである。

下弦材３は上弦材１を上下逆にすることによってそのま
ま用いることができるものである。

主取付片２や下取付片４の厚さは後述のウェブ板５を取
付けるに必要な強度を有する厚みに形成してあり、上下
弦材１，３は梁として構造力学上必要な厚みに形威しで
ある。

ウェブ板５としては合板、構造用パーティクルボード（
１５０Ｐ又は２００Ｐ）や、第３図の如き薄鉄板６の表
裏に石こう板７や石綿スレート板をエポキシ樹脂系接着
剤で貼着して形成した合成板を用いる。

これら板材は天然のままの木材に比して反り変形の発生
はきわめて小さく、また天然のままの木材のような節や
虫喰いがなく品質の安定したものが得られるものである
。

上記ウェブ板５は上端を上弦材１の主取付片２，２間に
、下端を下弦材３の下取付片４，４間に嵌め込み、第１
図のようにボルト・ナツト８で固定することにより断面
■字形の梁を形成するものである。

ウェブ板５の上下取付片２，４への固定は第４図のよう
にリベット９を用いてもよい。

上記のように本考案は、ウェブ板を反り変形しない板材
で形威しであるので、従来の木材梁のような反り変形に
よる狂いが生じることを防止でき、しかも上弦材と下弦
材にそれぞれ一対の主取付片と下取付片を突設してウェ
ブ板の上端と下端を主取付片間と下取付片間に嵌着しで
あるので、ウェブ板材を用いたにもかかわらず簡単な構
成で１字型の梁を形成することができるものである。

また上弦材の下面に平行な一対の上取付片を垂直に突設
すると共に下弦材の上面に平行な一対の下取付片を垂直
に突設し、ウェブ板の上端と下端をそれぞれ上記垂直に
突設した玉取付片間と垂直に突設した下取付片間に嵌着
したので、ウェブ板の上端と下端をそれぞれ垂直に突設
した玉取付片間と垂直に突設した下取付片間に嵌着する
だけで上弦材及び下弦材に対してウェブ板を垂直に位置
させることができ、断面■型の梁を正確に形成できるも
のであり、ウェブ板に対して上下弦材がそれぞれ９０°
以外の角度となって傾くといったことがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案−実施例の断面図、第２図ａ、ｌ）は同
上の縮小した正面図と上面図、第３図はウェブ板の一実
施例を示す一部省略断面図、第４図は同上の他の実施例
の一部省略断面図である。 １は上弦材、２は上取付片、３は下弦材、４は下取付片
、５はウェブ板である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上弦材の下面に平行な一対の主取付片を垂直に突設する
   と共に下弦材の上面に平行な一対の下取付片を垂直に突
   設し、合板、パーティクルボード、石こう板間や石綿セ
   メント板間に薄金属板をサンドイッチした合成板などの
   ような反り変形を生じないウェブ板の上端と下端をそれ
   ぞれ上記垂直に突設した主取付片間と垂直に突設した下
   取付片間に嵌着して成る梁。