JPS593264Y2 - 蒸発式熱交換器 - Google Patents
蒸発式熱交換器Info
- Publication number
- JPS593264Y2 JPS593264Y2 JP5241878U JP5241878U JPS593264Y2 JP S593264 Y2 JPS593264 Y2 JP S593264Y2 JP 5241878 U JP5241878 U JP 5241878U JP 5241878 U JP5241878 U JP 5241878U JP S593264 Y2 JPS593264 Y2 JP S593264Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- heat exchanger
- droplets
- heat transfer
- fin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は微小液滴と気体からなる噴霧気流を用いて伝熱
性能を高める熱交換器の仕様に関するものである。
性能を高める熱交換器の仕様に関するものである。
熱交換器の伝熱性能を高める一方法として、気流と共に
微小液滴を伝熱面に散布することにより液滴の蒸発潜熱
を利用するものがあり、通常、蒸発式熱交換器と呼ばれ
ている。
微小液滴を伝熱面に散布することにより液滴の蒸発潜熱
を利用するものがあり、通常、蒸発式熱交換器と呼ばれ
ている。
第１図に示すように、従来このような装置は水平方向に
並んで配置され内部に熱源流体が流動している円管群１
から構成された熱交換器２に送風機３により矢印イ方向
に生じる気流と液槽４内の液を霧化する装置５（例えば
超音波振動子）により矢印口方向に生じる微小液滴とか
らなる噴霧気流が矢印へ方向に流動するように構成され
ている。
並んで配置され内部に熱源流体が流動している円管群１
から構成された熱交換器２に送風機３により矢印イ方向
に生じる気流と液槽４内の液を霧化する装置５（例えば
超音波振動子）により矢印口方向に生じる微小液滴とか
らなる噴霧気流が矢印へ方向に流動するように構成され
ている。
６はケーシングである。
しかし、このような装置では、熱交換器２の伝熱面に衝
突せず通過する液滴量が多いためにケーシング６外に飛
散しないように、金網、ルーバ等の液滴飛散防止部材７
を熱交換器２の下流側に設ける必・要があった。
突せず通過する液滴量が多いためにケーシング６外に飛
散しないように、金網、ルーバ等の液滴飛散防止部材７
を熱交換器２の下流側に設ける必・要があった。
また、噴霧気流が垂直上向きに流動する為に熱交換器２
の管表面１には、第２図のように、局所熱伝達率の最も
高い噴霧気流に対向したよどみ点Ａ近傍には重力に抗し
きれずに管表面を落下した液滴によって、厚い液膜８が
形成される。
の管表面１には、第２図のように、局所熱伝達率の最も
高い噴霧気流に対向したよどみ点Ａ近傍には重力に抗し
きれずに管表面を落下した液滴によって、厚い液膜８が
形成される。
したがって、液膜の蒸発が促進されず熱交換性能は劣っ
ていた。
ていた。
本考案は円管群で構成される熱交換器の上述の欠点を解
決する為に、水平方向に並んで配置された管群の外表面
管軸方向に微小液滴と気体からなる噴霧気流に対向して
それぞれ１枚のフィンを設けると共に、少なくとも最後
列の管群の外表面には管軸方向にそれぞれ２枚のフィン
を付加した熱交換器仕様にすることにより、液滴が熱交
換器を通過しケーシング外へ飛散することを防止し、し
かも局所熱伝達率の高い伝熱面に薄い液膜を形成させ、
伝熱面積も増加させることにより高効率、コンパクトな
熱交換器を提供するものである。
決する為に、水平方向に並んで配置された管群の外表面
管軸方向に微小液滴と気体からなる噴霧気流に対向して
それぞれ１枚のフィンを設けると共に、少なくとも最後
列の管群の外表面には管軸方向にそれぞれ２枚のフィン
を付加した熱交換器仕様にすることにより、液滴が熱交
換器を通過しケーシング外へ飛散することを防止し、し
かも局所熱伝達率の高い伝熱面に薄い液膜を形成させ、
伝熱面積も増加させることにより高効率、コンパクトな
熱交換器を提供するものである。
以下、本考案の一実施例を第３図、第４図に基いて説明
すると、水平方向に並んで配置された管群１の外表面管
軸方向に、送風機３により矢印イ方向に生じる気流と液
槽４内の液を霧化する装置５により矢印口方向に生じる
微小液滴とからなり矢印へ方向に流動する噴霧気流に対
向してそれぞれ一枚のフィン９ａを設けると共に、噴霧
気流方向に列数を数えて最後列の管群の外表面の噴霧気
流下流側すなわち管よどみ点からの角度が９０°以上の
位置には管軸方向にそれぞれ２枚のフィン９ｂ、９Ｃを
付加した熱交換器２がケーシング６内に設置されている
。
すると、水平方向に並んで配置された管群１の外表面管
軸方向に、送風機３により矢印イ方向に生じる気流と液
槽４内の液を霧化する装置５により矢印口方向に生じる
微小液滴とからなり矢印へ方向に流動する噴霧気流に対
向してそれぞれ一枚のフィン９ａを設けると共に、噴霧
気流方向に列数を数えて最後列の管群の外表面の噴霧気
流下流側すなわち管よどみ点からの角度が９０°以上の
位置には管軸方向にそれぞれ２枚のフィン９ｂ、９Ｃを
付加した熱交換器２がケーシング６内に設置されている
。
以上のような構成を有する為、第４図ａに示すように、
矢印目方向（垂直上向き）に流動する噴霧気流に対向し
て、円管１の外表面に管軸方向に設けた一枚のフィン９
ａによって、重力に抗しきれず管表面を落下した液滴は
管表面よどみ点Ａ近傍で厚い液膜を形成せず、フィン９
ａを伝って落下離脱するので、よどみ点Ａ近傍およびフ
ィン９ａには薄い液膜が形成されるので、液膜の蒸発が
促進され、しかも局所熱伝達率の高いよどみ点近傍にフ
ィン９ａが設置されている為に伝熱面積の拡大部が伝熱
性能の大幅向上に有効に作用する。
矢印目方向（垂直上向き）に流動する噴霧気流に対向し
て、円管１の外表面に管軸方向に設けた一枚のフィン９
ａによって、重力に抗しきれず管表面を落下した液滴は
管表面よどみ点Ａ近傍で厚い液膜を形成せず、フィン９
ａを伝って落下離脱するので、よどみ点Ａ近傍およびフ
ィン９ａには薄い液膜が形成されるので、液膜の蒸発が
促進され、しかも局所熱伝達率の高いよどみ点近傍にフ
ィン９ａが設置されている為に伝熱面積の拡大部が伝熱
性能の大幅向上に有効に作用する。
さらに、最後列の管群には第４図すに示すようにフィン
９ａ以外に、よどみ点Ａからの角度１θ］〉９０°の管
表面の管軸上に略径方向に平行に２枚のフィン９ｂ、９
Ｃを設けているので、管群の間を通過してしまう微小液
滴もフィン９ｂ、９Ｃに衝突し、フィン９ａ、９ｂ、９
Ｃと管表面には薄い液膜１０が形成され、液滴のケーシ
ング６外への飛散が防止されると同時に薄い液膜でおお
われる伝熱面積が増大して伝熱性能が大幅に向上する。
９ａ以外に、よどみ点Ａからの角度１θ］〉９０°の管
表面の管軸上に略径方向に平行に２枚のフィン９ｂ、９
Ｃを設けているので、管群の間を通過してしまう微小液
滴もフィン９ｂ、９Ｃに衝突し、フィン９ａ、９ｂ、９
Ｃと管表面には薄い液膜１０が形成され、液滴のケーシ
ング６外への飛散が防止されると同時に薄い液膜でおお
われる伝熱面積が増大して伝熱性能が大幅に向上する。
以上のように、本考案は水平方向に並んで配置された管
群の外表面管軸方向に微小液滴と気体からなる噴霧気流
に対向してそれぞれ１枚のフィンを設けると共に、少な
くとも最後列の管群の外表面には管軸方向にそれぞれ２
枚のフィンを付加した管群から構成された熱交換器であ
る為に、熱交換器に衝突せず通過した液滴が装置外へ飛
散することを防止でき、拡大伝熱面（フィン）が有効に
作用して伝熱性能が向上するために熱交換器を小型化で
きるなど実用上大きな利点を有する。
群の外表面管軸方向に微小液滴と気体からなる噴霧気流
に対向してそれぞれ１枚のフィンを設けると共に、少な
くとも最後列の管群の外表面には管軸方向にそれぞれ２
枚のフィンを付加した管群から構成された熱交換器であ
る為に、熱交換器に衝突せず通過した液滴が装置外へ飛
散することを防止でき、拡大伝熱面（フィン）が有効に
作用して伝熱性能が向上するために熱交換器を小型化で
きるなど実用上大きな利点を有する。
第１図は従来の蒸発式熱交換器の断面図、第２図は同管
表面に形成される液膜の状態を示す図、第３図は本考案
の実施例にかかる蒸発式熱交換器の断面図、第４図ａ、
ｂは同管表面に形成される液膜の状態を示す図である。 １・・・・・・管群、２・・・・・・熱交換器、９ａ、
９ｂ、９Ｃ・・・・・・フィン。
表面に形成される液膜の状態を示す図、第３図は本考案
の実施例にかかる蒸発式熱交換器の断面図、第４図ａ、
ｂは同管表面に形成される液膜の状態を示す図である。 １・・・・・・管群、２・・・・・・熱交換器、９ａ、
９ｂ、９Ｃ・・・・・・フィン。
Claims (1)
- 水平方向に並んで配置された管群の外表面管軸方向に微
小液滴と気体からなる噴霧気流に対向してそれぞれ１枚
のフィンを設けると共に、少なくとも最後列の管群のよ
どみ点からの角度１θ１〉９０°の外表面には管軸方向
にそれぞれ２枚のフィンを付加した蒸発式熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5241878U JPS593264Y2 (ja) | 1978-04-19 | 1978-04-19 | 蒸発式熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5241878U JPS593264Y2 (ja) | 1978-04-19 | 1978-04-19 | 蒸発式熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54153438U JPS54153438U (ja) | 1979-10-25 |
| JPS593264Y2 true JPS593264Y2 (ja) | 1984-01-28 |
Family
ID=28943566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5241878U Expired JPS593264Y2 (ja) | 1978-04-19 | 1978-04-19 | 蒸発式熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS593264Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-04-19 JP JP5241878U patent/JPS593264Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54153438U (ja) | 1979-10-25 |
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