JPS5932550Y2 - 自動つま製造機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、さしみのつまを製造するつま製造機に係り、
特に連続して自動的につ寸を作ることのできる自動つ寸
裂造機に関する。

従来技術とその問題点 従来、さしみのつまとするため大根を細糸状に削成する
ものとして１例えば実開昭４７−３７７７３号公報にみ
られるように、台上に支柱を立設し、この支柱にアーム
の基部を上下摺動自在に取付け、このアームの先端に大
根の上端を刺して保持する保持具を設けるとともに重錘
を附設して下方への押圧力を与え、前記保持具の直下方
には上向きのカッタを設置し、このカッタをモータによ
り回転駆動してこのカッタ上に直立して前記重錘によう
加圧された大根の下端を切削するようにしたものが提案
されている。

しかして上記従来装置では、大根を直立に保持して切削
する関係上、下部のカッタを回転駆動するものとなり、
したがってカッタに誤って手が触れた場合きわめて危険
であるとともにカッタに回転を伝達するための伝達機構
を必要とし、そのため装置力汰型化するという難点があ
る。

また回転するカッタに大根を押しつけて切削する関係上
、大根に押圧力を与えなければならず、そのため前述の
ようにアーム上に重錘を設けるという構成を必要とし、
−局装置を大型化するという問題がある。

さらにアームの先端に重錘を載せているので、アームの
軸受部と支柱との嵌合部がこじれ易く、切削量に追従し
ての下降が円渭にならず、したがって切削されるつまの
太さにもばらつきが生じ易いなどの欠点がある。

考案の目的 本考案はこれに鑑み、上記従来装置の問題点をすべて解
消し、常に均一な太さのつオを円渭に切削することがで
きながら、装置自体を最小限の大きさにすることのでき
る安全性の高い自動つ！製造機を提供することを目的と
してなされたものである。

考案の概要 上記目的を達成するため、本考案に釦いては、上面が下
り傾斜した基台上に、モータを塔載した駆動台を該傾斜
に沿って自重により移動自在に載装し、この駆動台に塔
載したモータの回転軸の軸端を前記駆動台の前面から前
記基台の傾斜に平行して斜め下方に突出させ、この回転
軸の軸端に大根等の被削材を保持する支持具を設け、こ
の支持具と対向して基台の下方部に固設した刃物台の支
持具対向面には前記支持具の軸線とほぼ一致する位置か
ら放射方向−半部に櫛刃状カッタを、他半部に鉋刃を設
け、前記基台には前記支持具が補記櫛刃状カッ・りおよ
び鉋刃に可及的接近した位置で駆動台を停止させるスト
ッパを設けてなる自動つま製造機としたことを特徴とす
るものである。

実施例 以下本考案に係る自動つ寸裂造機の実施例を図面を参照
して説明する。

上面が下り傾斜した基台１上に上下方向に走る溝構造の
ガイド溝２を設け、このガイド溝２に泊って駆動台３が
自重により移動自在に載装される。

その移動手段は、駆動台３の下面にベアリング４゜４が
軸支され、このベアリング４，４により前記ガイド溝２
に泊って走行自在とされており、この駆動台３の前後の
枠部３ａ、３ａ間にモータＭが支持されている。

このモータＭの回転軸５０軸部は、駆動台３の前部の枠
部３ａから前記基台１の上面の傾斜に平行して斜め下方
に突出され、この回転軸５０軸端には大根等の被削材６
を支持する支持具７が取付けられている。

前記支持具７は、第２図に示すようにその端面に多数の
針状突起８が突設されており、この突起８に大根等の被
削材６の切口を突刺すことによりその被削材６を保持す
るようになされたものである。

前記基台１の傾斜した上面の下方部には、前記駆動台３
の前記支持具Ｉに対向して刃物台９が固設されている。

この刃物台９の前記支持具Ｉと対向する対向面には、第
３図示のように該支持Ｘ７の軸線と一致する部分より上
方部に、底形すべきつまの太さに対応する間隔をもって
刃が直線状に配列されてなる櫛刃状カッタ１０が設けら
れ、オた下方部には前言□□□刃状カッタ１０とほぼ等
長の鉋刃１１が設けられ、との鉋刃１１の刃裏側に設け
られたスリット１２から、切削されたつ！が刃物台９の
背部に導出されるものである。

前記刃物台９の前記支持具７の軸線と一致する部分には
小孔１３が穿設されており、切削される被削材６の芯を
逃すようになっている。

なお前記駆動台３は、その支持具７の突起８が刃物台９
に可及的接近し得る位置で進行を停止するよう、図示し
ないストッパにより停止位置が定オるようになっている
。

また前記基台１の傾斜角度は、切削時に駆動台３が自重
で進行できる程度に選ばれるが、その傾斜角度を調整可
能とするには、基台１の一端を支える脚１４を伸縮調整
可能な構成とすればよい。

つぎに上記実施例の作用につき説明する。

適当な長さに切断した大根、人参等の被削材６のす口を
支持具７の突起８に突刺し、反対側の切口を刃物台９に
当てる。

こののちモータＭを起動させると被削材６は支持具７を
介して回転され、刃物台９に当っている切口には斗ず櫛
刃状カッタ１０の名刀によって所定の小間隔に切目が入
れられ、ついで半回転したところで鉋刃１１により所定
の切込み量でそれが、したがって被削材６の切口は連続
して細断され、この細断されて出来たつ寸はスリット１
２から刃物台９の背面側じ導出され、適当な受皿上に堆
積される。

被削材６の切削が進むにつれ、駆動台３はモータＭを含
む自重によって基台１上を傾斜に沿って渭り、被削材６
の切削に追従する。

駆動台３がその移動終端部オで移動してストッパに当っ
て停止したときモータＭを停止させる。

この場合、駆動台３の移動終端部にり□ットスイッチ、
近接スイッチ等の検出機構を設けて釦き、切削し了った
ときモータＭを自動的に停止させるようにしておけば、
その都度モータＭのスイッチを操作する必要はなへ 考案の効果 以上説明したように本考案によれば、傾斜した上面を有
する基台−ヒにモータを塔載した駆動台を渭走降下自在
に載装し、とのモータの出力軸に設けた保持具と前記基
台の下部に固設したカッタとの間に大根等を保持し、前
記モータを含む駆動台の重量を利用してカッタに押しつ
けながら大根等を回転して切削するようにしたので、切
削につれて常に＝定の荷重により大根等を進行させるこ
とができ、そのためつ！を均一な太さに切削するととが
できる。

斗た前記のように駆動台自体の渭降を利用して大根等を
押圧するため、別途抑圧手段を設ける必要がないこと、
およびカッタは固定であるためその回転伝達機構が不要
であることが相倹って機械を著しく簡潔に小型に構成す
ることができ、かつカッタは固定であるから誤って手が
触れても危険性が全くなく、切れ跡もきれいにできるな
どの高品質のつまを高能率に製造することができる優れ
た効果がある。

できる優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案自動つ玄製造機の一実施例を不側１面図
、第２図は第１図ＩＩ−ＩＩ線視図、第３図は同■−■
線視図である。 １・・・・・・基台、３・・・・・・駆動台、５・・・
・・・回転軸、６・・・・・・被削材、７・・・・・・
支持具、９・・・・・・刃物台、１０・・・・・・櫛刃
状カッタ、１１・・・・・静刃。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上面が下り傾斜した基台上に、モータを塔載した駆動台
   を該傾斜に沿って自重により移動自在に載装し、この駆
   動台に塔載したモータの回転軸の軸端を前記駆動台の前
   面から前記基台の傾斜に平行して斜め下方に突出させ、
   この回転軸の軸端に大根等の被削材を保持する支持具を
   設け、この支持具と対向して基台の下方部に固設した刃
   物台の支持具対向面には前記支持具の軸線とほぼ一致す
   る位置から放射方向−半部に櫛刃状カッタを、他半部に
   鉋刃を設け、前記基台には前記支持具が前記櫛刃状カッ
   タおよび鉋刃に可及的接近した位置で駆動台を停止させ
   るストッパを設けてなる自動つ１製造機。