JPS5932306B2 - プラスチック製ハニカム構造体の製作方法 - Google Patents
プラスチック製ハニカム構造体の製作方法Info
- Publication number
- JPS5932306B2 JPS5932306B2 JP54172138A JP17213879A JPS5932306B2 JP S5932306 B2 JPS5932306 B2 JP S5932306B2 JP 54172138 A JP54172138 A JP 54172138A JP 17213879 A JP17213879 A JP 17213879A JP S5932306 B2 JPS5932306 B2 JP S5932306B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- honeycomb structure
- shape
- jig
- heat treatment
- make
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は例えばオープンショーケースの冷気吹出口に
設置した空気整流体として使用されるプラスチック製ハ
ニカム構造体の製作方法に関する。
設置した空気整流体として使用されるプラスチック製ハ
ニカム構造体の製作方法に関する。
第1図は顕記オープンショーケースを示すものであり、
前面を開放したキャビネットの外箱1と内箱2との間に
は冷気循環ダクト3が設けられ、ここに冷却器4および
送風機5が設置されている。。保冷運転時には冷却器4
を貫通して熱交換された冷気が矢印Aのようにダクト内
を通風し、キャビネットの前面上方に開口した冷却吹出
口6より吹き出してキャビネットの前面開口部に冷気エ
アカーテンAを形成させる。この場合に冷気エアカーテ
ンNの外気しやへい特性を高めるために、冷気吹出口6
には符号7で示すハニカム構造体の空気整流体が設置さ
れている。かかるハニカム構造体は一般にアルミ箔を素
材として製作したものが多く採用されているが、アルミ
箔製のものは高価であること、また僅かな外力でも変形
して形がくずれて取扱が不便であるなどの難点があるこ
とから、アルミ箔の代りに材料費の安価なプラスチック
フィルムを素材としてハニカム構造体を製作する試みが
一部でなされている。
前面を開放したキャビネットの外箱1と内箱2との間に
は冷気循環ダクト3が設けられ、ここに冷却器4および
送風機5が設置されている。。保冷運転時には冷却器4
を貫通して熱交換された冷気が矢印Aのようにダクト内
を通風し、キャビネットの前面上方に開口した冷却吹出
口6より吹き出してキャビネットの前面開口部に冷気エ
アカーテンAを形成させる。この場合に冷気エアカーテ
ンNの外気しやへい特性を高めるために、冷気吹出口6
には符号7で示すハニカム構造体の空気整流体が設置さ
れている。かかるハニカム構造体は一般にアルミ箔を素
材として製作したものが多く採用されているが、アルミ
箔製のものは高価であること、また僅かな外力でも変形
して形がくずれて取扱が不便であるなどの難点があるこ
とから、アルミ箔の代りに材料費の安価なプラスチック
フィルムを素材としてハニカム構造体を製作する試みが
一部でなされている。
次にプラスチック製ハニカム構造体の従来に・おける製
作方法を第2図について述べる。
作方法を第2図について述べる。
まず熱可塑性のプラスチックフィルムのロールより定形
に裁断したフィルム11の面上に所定間隔で接着剤12
を塗布し、次にこれら多数枚を積層接着し、更に所望の
巾寸法Dに裁断して積層体13を得る。次に積層体13
を加熱しながら矢印Pのごとく上下方向に引き拡げるよ
うに展張することにより、その間口の形がはちの巣形状
となるハニカム構造体が成形される。かかる工程を経て
製作された直後のハニカム構造体14の形体は第3図の
ごとくである。ところで上記のようにして製作されたプ
ラスチック製ハニカム構造体は自然放置のまま保管して
おくと第4図に示すごとく変形を生じることが多く、予
めオープンショーケースの冷気吹出口の寸法に合せて空
気整流体を製作したとしても形状のくずれからそのまま
冷気吹出口ヘ組込むことができない不具合があつた。
に裁断したフィルム11の面上に所定間隔で接着剤12
を塗布し、次にこれら多数枚を積層接着し、更に所望の
巾寸法Dに裁断して積層体13を得る。次に積層体13
を加熱しながら矢印Pのごとく上下方向に引き拡げるよ
うに展張することにより、その間口の形がはちの巣形状
となるハニカム構造体が成形される。かかる工程を経て
製作された直後のハニカム構造体14の形体は第3図の
ごとくである。ところで上記のようにして製作されたプ
ラスチック製ハニカム構造体は自然放置のまま保管して
おくと第4図に示すごとく変形を生じることが多く、予
めオープンショーケースの冷気吹出口の寸法に合せて空
気整流体を製作したとしても形状のくずれからそのまま
冷気吹出口ヘ組込むことができない不具合があつた。
このために従来では止むを得ず空気整流体の取付具に形
体保持機構を特別に備えるなどしてハニカム構造体14
の形状を矯正しているが、取付具の構造が複雑化しコス
ト面でプラスチック製ハニカム構造体の利点を十分に生
かすことができない。本発明は上記の点にかんがみなさ
れたものであり、その目的は製作後に変形の生じること
がない形体安定性の高いハニカム構造体をつくることが
できる製作方法を得ることにある。
体保持機構を特別に備えるなどしてハニカム構造体14
の形状を矯正しているが、取付具の構造が複雑化しコス
ト面でプラスチック製ハニカム構造体の利点を十分に生
かすことができない。本発明は上記の点にかんがみなさ
れたものであり、その目的は製作後に変形の生じること
がない形体安定性の高いハニカム構造体をつくることが
できる製作方法を得ることにある。
すなわち従来の製法によつて製作されたハニカム構造体
の形体変形の原因について種々考察したところ、その原
因は展張成形工程の際に生じる残留応力にあることが判
明した。
の形体変形の原因について種々考察したところ、その原
因は展張成形工程の際に生じる残留応力にあることが判
明した。
この残留応力が残つていると僅かに温度の高い雰囲気中
に放置しただけで第3図の形体は第4図のように収縮変
形してしまう。この考察を基に本発明では、先述の展引
成形工程の後に、新たな工程としてハニカム構造体を治
具へ所定の形体に保持し、この状態で残留応力を除去さ
せる熱処理工程を追加することにより前記目的を達成し
ている。以下本発明の製作方法を実施例に基づいて説明
する。
に放置しただけで第3図の形体は第4図のように収縮変
形してしまう。この考察を基に本発明では、先述の展引
成形工程の後に、新たな工程としてハニカム構造体を治
具へ所定の形体に保持し、この状態で残留応力を除去さ
せる熱処理工程を追加することにより前記目的を達成し
ている。以下本発明の製作方法を実施例に基づいて説明
する。
まず第5図ないし第7図に図示するごとく、治具20が
用意される。
用意される。
この治具は第2図で述べた工程を経て展張盛形されたハ
ニカム構造体14を所定の形体のまま強制保持されるも
のであり、基台21と、基台21に植設した複数本の支
持ピン22を備えている。しかも各支持ピン21のピツ
チ間隔はハニカム構造体14の所定の形体に合わせて定
められている。かかる治具20を用い、展張成形された
第3図のハニカム構造体14はそのハニカムセルCを図
示のように支持ピン22へ差し込んで治具20に強制保
持される。次に治具20へ保持したまま所定の加熱条件
で加熱処理工程を行う。ここで熱処理の加熱条件は加熱
温度と加熱時間を因子として決められる。実験結呆によ
れば、かかる加熱条件を変えることによつて形体安定度
は様々に変化し、適切な加熱条件を設定して加熱処理を
施すことにより展張成形時に残つた残留応力は殆ど消失
し、長期間放置したままでも自然変形の生じないハニカ
ム構造体の得られることが実証された。因みにハニカム
構造体の形体安定性と熱処理条件との関係の実験結果を
示すと次表のごとくである。
ニカム構造体14を所定の形体のまま強制保持されるも
のであり、基台21と、基台21に植設した複数本の支
持ピン22を備えている。しかも各支持ピン21のピツ
チ間隔はハニカム構造体14の所定の形体に合わせて定
められている。かかる治具20を用い、展張成形された
第3図のハニカム構造体14はそのハニカムセルCを図
示のように支持ピン22へ差し込んで治具20に強制保
持される。次に治具20へ保持したまま所定の加熱条件
で加熱処理工程を行う。ここで熱処理の加熱条件は加熱
温度と加熱時間を因子として決められる。実験結呆によ
れば、かかる加熱条件を変えることによつて形体安定度
は様々に変化し、適切な加熱条件を設定して加熱処理を
施すことにより展張成形時に残つた残留応力は殆ど消失
し、長期間放置したままでも自然変形の生じないハニカ
ム構造体の得られることが実証された。因みにハニカム
構造体の形体安定性と熱処理条件との関係の実験結果を
示すと次表のごとくである。
なお表中の数値は熱処理後に60℃の雰囲気中でそれぞ
れ表の放置時間だけ放置した際のハニカム構造体の寸法
変化を示す。上記の実験結果から明らかなように、従来
の製作方法のままでは体形安定性が低い熱可塑性プラス
チックプール製のハニカム構造体は、本発明により展張
成形工程の次段工程として熱処理工程を追加して行うこ
とによりその形体安定性を大巾に改善することができる
。
れ表の放置時間だけ放置した際のハニカム構造体の寸法
変化を示す。上記の実験結果から明らかなように、従来
の製作方法のままでは体形安定性が低い熱可塑性プラス
チックプール製のハニカム構造体は、本発明により展張
成形工程の次段工程として熱処理工程を追加して行うこ
とによりその形体安定性を大巾に改善することができる
。
第\図はオープンシヨーケースの構成略図、第2図は)
従来におけるプラスチツク製ハニカム構造体の製搾工程
図、第3図は第2図の製作工程により製作された製作直
後のハニカム構造体の形体斜視図、第4図は放置により
変形した状態を示す斜視図、第5図は本発明に基づく治
具に装着した状態を示す全体の斜視図、第6図、第7図
はそれぞれ第5図の部分的な側面図および拡大斜視図で
ある。 11・・・・・・プラスチツクフイルム、12・・・・
・・接着剤、13・・・・・・積層体、14・・・・・
・ハニカム構造体、20・・・・・・治具、P・・・・
・・展張方向。
従来におけるプラスチツク製ハニカム構造体の製搾工程
図、第3図は第2図の製作工程により製作された製作直
後のハニカム構造体の形体斜視図、第4図は放置により
変形した状態を示す斜視図、第5図は本発明に基づく治
具に装着した状態を示す全体の斜視図、第6図、第7図
はそれぞれ第5図の部分的な側面図および拡大斜視図で
ある。 11・・・・・・プラスチツクフイルム、12・・・・
・・接着剤、13・・・・・・積層体、14・・・・・
・ハニカム構造体、20・・・・・・治具、P・・・・
・・展張方向。
Claims (1)
- 1 フィルム面上に所定間隔で接着剤を塗布した多数枚
の熱可塑性プラスチックのフィルムを重ね合わせて積層
接着した後に、該積層体を加熱展張してハニカム構造体
を成形する製作方法において、前記展張成形工程の次段
工程として展張成形されたハニカム構造体を所定の形体
に保持する治具へ固定したまま加熱する加熱処理工程を
追加し、展張成形工程で生じた残留応力を除去させるこ
とを特徴とするプラスチック製ハニカム構造体の製作方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54172138A JPS5932306B2 (ja) | 1979-12-29 | 1979-12-29 | プラスチック製ハニカム構造体の製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54172138A JPS5932306B2 (ja) | 1979-12-29 | 1979-12-29 | プラスチック製ハニカム構造体の製作方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5698159A JPS5698159A (en) | 1981-08-07 |
JPS5932306B2 true JPS5932306B2 (ja) | 1984-08-08 |
Family
ID=15936262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54172138A Expired JPS5932306B2 (ja) | 1979-12-29 | 1979-12-29 | プラスチック製ハニカム構造体の製作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5932306B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021050866A (ja) * | 2019-09-25 | 2021-04-01 | 英昭 和田 | 冷蔵オープンショーケースの冷気整流体の埃付着防止方法および冷蔵オープンショーケースの冷気整流体用の埃捕捉シート |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6032639A (ja) * | 1983-08-03 | 1985-02-19 | Shin Nippon Koa Kk | プラスチック製ハニカムの成型加工方法ならびにその装置 |
JPS6069616U (ja) * | 1983-10-20 | 1985-05-17 | ナショナル住宅産業株式会社 | ハニカムコア収容装置 |
-
1979
- 1979-12-29 JP JP54172138A patent/JPS5932306B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021050866A (ja) * | 2019-09-25 | 2021-04-01 | 英昭 和田 | 冷蔵オープンショーケースの冷気整流体の埃付着防止方法および冷蔵オープンショーケースの冷気整流体用の埃捕捉シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5698159A (en) | 1981-08-07 |
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