JPS5932141Y2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPS5932141Y2
JPS5932141Y2 JP12364978U JP12364978U JPS5932141Y2 JP S5932141 Y2 JPS5932141 Y2 JP S5932141Y2 JP 12364978 U JP12364978 U JP 12364978U JP 12364978 U JP12364978 U JP 12364978U JP S5932141 Y2 JPS5932141 Y2 JP S5932141Y2
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JP
Japan
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radiation
package body
blocking material
semiconductor chip
emitted
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JP12364978U
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JPS5540575U (ja
Inventor
弦 柳沢
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ソニー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、半導体装置に関し、特に外部から放出される
放射線のみならず、半導体装置の一部を構成する外部端
子ピン取付は用基板やパッケージ材等の内部からも放出
される放射線の影響が半導体チップに及ばないように構
成した半導体装置を提案するものである。
一般に、半導体装置、例えばメタル・オキサイド・セミ
コンダクタ(以下、MOSという)の蓄積ゲート下に、
記憶テ゛−夕となる電荷を蓄えて記憶用を行なう方式を
採用するMOSのダイナミック形等速呼出記憶装置(以
下、RAMという)の近傍位置に、放射線源(核種)と
この放射線によって励起される螢光体とを共存させた例
えばトリウムランプを併設すると、このトリチウムラン
プからの放射線、例えばβ線が上記MO8のダイナミッ
ク型RAMに照射されることがある。
上記MO5のダイナミック型RAMにおいては、このよ
うな事態が生ずると、放射線の影響によってエレクトロ
ンホールペアが発生し、このため本来電荷の存在しない
セルにあたかも記憶データが記憶されたかのような偽電
荷が発生したり、あるいはもともと電荷の存在していた
個所の電荷が減少するような傾向となったりする。
このため、正規の記憶データとなるべき電荷による記憶
内容が全く破壊され、誤った記憶場所を呼出してしまう
ようなことがあった。
また、上述のようにトリチウムランプの如きの放射線源
がMOSのダイナミック型RAMの近傍位置にない場合
でも、近年、上記RAMは集積度の増大あるいは動作電
圧の低下に伴い、増々蓄積ゲート下の電荷が減少の傾向
にあるので、半導体チップ以下の構成材料、例えばパッ
ケージ材、あるいはモールド材に含まれる無機物質中の
微量のウランやトリウムから発生するα線によってもエ
レクトロンホールペアが発生することがある。
このようにして、上述と同様、偽電荷が発生するなどし
て誤った記憶場所を呼び出すなどの事態を招来すること
もあった。
本考案は、このような事態を未然に防止し得る半導体装
置を提案しようとするものである。
すなわち、パッケージを構成するセラミック材料等から
放出される放射線が半導体チップに放射されることがな
いように放射線阻止材料により成るパッケージ体で包囲
するようにした構造を備えた半導体装置を提案しようと
するものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案にかかる半導体装置の好適な第1の実施
例を示す一部切欠き斜視図、第2図は上記第1図の半導
体装置の組付は成形前の状態を示す分解断面図、第3図
は前記第1図の半導体装置の組付は成形後の状態を示す
断面図である。
同図中、1は例えばアルミナ膜あるいはセラミック材よ
り形威された基板で、2はこの基板1に植設された多数
本の外部端子ピンである。
3は後述する放射線阻止材料より形威されたパッケージ
体であり、上記基体2上に固着されている。
このパッケージ体3は、例えば第1図に示すように上端
部が開口された底の浅い筐体状の第1の放射線阻止材4
と、この阻止材4の開口部分を塞ぐようにこの第1の放
射線阻止材4に固着された板状の第2の放射線阻止材5
とから形成されている。
したがって、これらの第1及び第2の各放射線阻止材4
及び5から成るパッケージ体3の内部には、空隙部6が
形成されている。
一方、7は上記パッケージ体3の空隙部6内に配置され
た半導体チップであり、8はこの半導体チップ7とパッ
ケージ体3の第1の放射線阻止材4の底部に形成した透
孔部9内に挿通された外部端子ピン2とを接続する多数
本のボンディングワイヤである。
上述したように半導体チップ7は、第1及び第2の各放
射線阻止材4及び5から成るパッケージ体3により密閉
された状態に包囲されているが、外部端子ピン2とボン
ディングワイヤ8を介して接続するため、第1の放射線
阻止材4の底部に透孔部9を形威せざるを得ないので、
アルミナ膜などから形成された基板1内部から放射され
る放射線がこの透孔部9を通ってパッケージ体3の空隙
部6内に放射される可能性がある。
そこで、半導体チップ7は、このような放射線からの悪
影響を回避するために、第3図中矢印で示すように透孔
部9を通過して空隙部6内に放射される放射線が直接に
照射されない位置に配置されている。
この実施例では、第1の放射線阻止材4の底部上のほぼ
中央位置に半導体チップ7を配置している。
前記パッケージ体3は、例えばコバル) 60(60C
o)が含有されていない鉄、ラジウムD−F(RaD
、RaE 、RaF)等のウラン系列に属する放射線核
種やトリウム系列に属する放射線核種が含有されていな
い鉛(一般に沈没船から得られる鉛が良い)を一層ある
いはこれらの材料を適宜組み合わした複数層にして形成
するが、この実施例では第1の放射線阻止材4をコバル
ト60が含有されていない鉄から成る単層構造とし、第
2の放射線阻止材4を第2図に示すようにアクリル層1
0、銅層11及びカドニウム層12の多層構造としてい
る。
この実施例のように各種の放射線阻止材料で多層化構造
のパッケージ体3を形成したので、例えば第2図に示す
ように外部に存在する放射線源Aから例えばα線あるい
はβ線等の各種線が放出された場合でも、いずれかの放
射線阻止材層によりパッケージ体3の空隙部6への放射
は阻止されることとなる。
例えば放射線源Aからα線が放射された場合には、第2
層目の銅層11によって上記α線高阻止されるという効
果を奏する。
なお、第1の放射線阻止材4はアルミナ膜などの基板か
ら放出される放射線あるいは上記基板1を通過する外部
から放出される放射線が半導体チップ7に放射されるの
を防止するために設けられたものであるが、このため第
1の放射線阻止材4の材料は基板1内から放出される放
射線の種類に対応して任意に選定するのが望ましい。
以上の構成のように、基板1上に第1及び第2の各放射
線阻止材4及び5より戒るパッケージ体3を設け、この
パッケージ体3の空隙部6内部に半導体チップ7を配置
するようにしたので、外部から放射される放射線のみな
らず、基板1を形成する無機物質に含有されるウランや
トリウムなどの放射線をも上記パッケージ体3で阻止す
ることができ、したがって、パッケージ体3の空隙部6
内の半導体チップ7に照射される放射線は、透孔部9を
通過して放射される微量の放射線のみに減縮される。
しかも、半導体チップ7は、第1の放射線阻止材4上の
ほぼ中央位置に配置するようにしたので、上記のように
仮に透孔部9内を通ってパッケージ体3の空隙部6内へ
放射線が放射された場合でも、直接半導体チップ7に放
射線が照射されることは皆無となる。
次に、第4図は本考案の第2の実施例を示す。
この実施例では、半導体チップ、例えばMOSメモリ素
子7aが配置されている位置に対応する第2の放射線阻
止材5に、紫外線が上記MOSメモリ素子7aに照射し
得るように窓部13を形成する一方、この窓部13に放
射線は阻止するが紫外線光は透過し得るようにアクリル
層14、X線を遮へいすルノニ有効な鉛ガラス層(Pb
O−BaO−3iO2)又はα線を遮へいするのに有効
なソーダ石灰ガラス層(PbO5102K2O) 15
及び゛アクリル層16の三層から成る多層構造の放射線
阻止材17を窓部13に蓋をかぶせるように固着してい
る。
このように放射線阻止材17の材質として金属製材料で
なく紫外線を透過し得る鉛ガラス材やソーダ石灰ガラス
材を用いたので、MOSメモリ素子内の捕獲中心に捕獲
された電子(電荷)を紫外線光で初期の状態に容易に戻
すことができ、したがって容易に記憶内容を消去するこ
とができる。
なお、上記放射線阻止材17の材質としては、上記のほ
かに放射線は阻止するが紫外線は透過するという二つの
条件を充足するホウケイ酸ガラス材、アンチモンガラス
材などを用いるようにしてもよい。
以上の説明から明らかなように、本考案は外部あるいは
直接半導体チップに放射されないように外部端子ピンが
挿通される透孔部を除いて単層あるいは複数層から成る
放射線阻止材のパッケージ体で半導体チップを包囲する
ようにしたので、半導体チップ内の例えば記憶テ゛−夕
となるべき電荷を上膜放射線で破壊することが全くなく
、シたがって安定でしかも信頼し得る半導体装置を提供
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる半導体装置の好適な第1の実施
例を示す一部切欠き斜視図、第2図は上記第1図の半導
体装置の組付は成形前の状態を示す分解断面図、第3図
は前記第1図の半導体装置の組付は成形後の状態を示す
断面図である。 第4図は本考案にかかる半導体装置の第2の実施例を示
す断面図である。 1・・・・・・基板、2・・・・・・外部端子ピン、3
・・・・・・パッケージ体、4・・・・・・第1の放射
線阻止材、5・・・・・・第2の放射線阻止材、6・・
・・・・空隙部、7・・・・・・半導体チップ、9・・
・・・・透孔部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外部端子ピンを植設した基板と、該基板に固着されかつ
    内部の空隙部内に挿入される上記外部端子ピンが挿通さ
    れる透孔部を形成した放射線阻止材料より成るパッケー
    ジ体と、該パッケージ体の透孔部を通してパッケージ体
    の空隙部内に放射される放射線が直接に照射されない位
    置に配置した半導体チップとから成る半導体装置。
JP12364978U 1978-09-11 1978-09-11 半導体装置 Expired JPS5932141Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12364978U JPS5932141Y2 (ja) 1978-09-11 1978-09-11 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12364978U JPS5932141Y2 (ja) 1978-09-11 1978-09-11 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5540575U JPS5540575U (ja) 1980-03-15
JPS5932141Y2 true JPS5932141Y2 (ja) 1984-09-10

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