JPH0774269A - ホウ素10を除去してホウ素含有化合物からのアルファ粒子放出を減少させる電子装置および工程 - Google Patents

ホウ素10を除去してホウ素含有化合物からのアルファ粒子放出を減少させる電子装置および工程

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JPH0774269A
JPH0774269A JP6056545A JP5654594A JPH0774269A JP H0774269 A JPH0774269 A JP H0774269A JP 6056545 A JP6056545 A JP 6056545A JP 5654594 A JP5654594 A JP 5654594A JP H0774269 A JPH0774269 A JP H0774269A
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alpha
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Robert C Baumann
シー.バウマン ロバート
Timothy Z Hossain
ゼット.ホサイン ティモシー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 宇宙線中性子によって電荷感応性回路要素材
料内のホウ素の電荷量が影響を受けないようにホウ素内
成分を改良し、感応しやすいホウ素10を本質的に除去
し、感応しにくいホウ素11で製造する。 【構成】 揮発性記憶セル200などの電荷感応性回路
要素において、記憶セルの配列の上の基板206の上に
直接堆積するホウ素珪酸塩ガラス230、240内のホ
ウ素10を本質的に除去し、ホウ素11を用いることに
よりソフト誤差が減少する。ホウ素10は自然に発生す
る宇宙線の中性子を捕捉すると分裂して1.47MeV
のアルファ粒子を発生しやすい。ホウ素10は中性子捕
捉断面が大きいので中性子を捕捉をしやすい。ホウ素1
1は分裂しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般にアルファ粒子
に感応する回路要素を備える半導体装置に関し、より詳
しくは、その性能がアルファ粒子の存在によって損なわ
れる可能性のある電荷感応性要素を備える電子装置、例
えばダイナミック・ランダムアクセスメモリ(DRA
M)、電荷結合デバイス(CCD)、スタティック・ラ
ンダムアクセスメモリ(SRAM)などに関する。
【0002】
【従来の技術】アルファ粒子が当たるとDRAMに誤差
を生じることがこれまで観察され、研究されてきた。
C.ウエッブ(Webb)他の論文、「65ns CM
OS 1MbDRAM」、ISSCC 1986年、ペ
ージ262−263は、N−ウエルに記憶セルの配列を
配置して、ダイ被覆なしで1000FIT未満のソフト
誤差率(SER)を得るプレーナ1トランジスタセルの
設計を開示している。A.H.シャー(Shah)他の
論文、「クロスポイント・トレンチトランジスタセルを
持つ4Mb DRAM」、ISSCC 1986年、ペ
ージ268−269は、基板から酸化物により絶縁され
た蓄積電荷によって、従来の1−Tセルより優れたソフ
ト誤差率が得られることを開示している。M.TAKA
DA他の論文、「半内部電圧ビット線予備充電の4Mb
DRAM」、ISSCC 1986年、ページ270
−271は、信号電荷を蓄積する埋め込みポリシリコン
電極を備え、P/P++エピタキシャルウエーハの高密
度注入基板を対向電極とする、アルファ粒子のソフト誤
差に対して高度に耐性を持つトレンチセルを開示してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】宇宙線中性子束が常に
存在するので、自然界に発生するホウ素の同位元素(重
量で約19.9%)であるホウ素10が分裂し、リチウ
ム7と1.47MeVのアルファ粒子(10B(n,
α)Li)を生成する。ホウ素10の断面は中性子を
多く捕捉するので、この反応はアルファ粒子の大きな発
生源となる。電荷感応性回路要素に近接したホウ素注入
ガラス材料に用いられるホウ素10はアルファ粒子の主
な発生源で、ソフト誤差率を起こすことをわれわれは発
見した。
【0004】半導体装置、特に電荷感応性回路要素を備
える半導体装置は、ホウ素を含む材料を多く使用する。
これらの材料はホウ素燐珪酸塩ガラスなどのホウ素注入
ガラスを含み、金属レベル、ホウ素注入基板、ホウ素注
入物の間の絶縁材料としてよく用いられる。更にこれら
のホウ素含有材料は一般に電荷感応性要素に近接しすな
わちごく近くにあり、ソフト誤差率(SER)に影響を
与えるアルファ粒子束を増加させる。
【0005】
【課題を解決するための手段】ホウ素ソース材料とし
て、特にホウ素珪酸塩ガラスの生産に、強化ホウ素11
(減損したホウ素10)を用いることにより、10
(n,α)Li崩壊が避けられるのでアルファ粒子の
この大発生源を除くことができる。従ってホウ素含有材
料は本質的にホウ素10を含んではならない。
【0006】通常のホウ素の代わりにホウ素11を用い
ても工程のコストは余り増えない。それは原料のコスト
がほぼ同じだからである。更に強化ホウ素11は通常の
ホウ素と化学的に同等なので、特別の設備や追加の工程
段階は必要ない。
【0007】
【実施例】この明細書では、信号の名称または頭字語の
後に下線文字を用いて活性の低状態を表す。これはワー
ドプロセッサで明細書を作成するのに便利だからであ
る。ただし図面では活性の低状態を表すのに上線を用い
てよい。
【0008】図1のDRAM装置30は、行アドレスバ
ッファ58と列アドレスバッファ60にアドレス信号A
0−A11を受ける。アドレス信号は、タイミングおよ
び制御ブロック62に受ける制御信号RAS 、上部列
アドレスストローブUCAS 、下部アドレスストローブ
LCAS を用いて、アドレスバッファ内にラッチされ
る。配線63を通して、所望のタイミングおよび制御信
号はブロック62からバッファ58および60に送られ
る。
【0009】データ信号DQ0−DQ17は、配線64
を通してデータイン・レジスタ66とデータアウト・レ
ジスタ68に並列に送られる。18のデータ信号が配線
70を通してデータイン・レジスタ66から18のI/
Oバッファ72に並列に送られ、18のデータ信号がデ
ータ配線74を通して18のI/Oバッファ72からデ
ータアウト・レジスタ68に並列に送られる。36のデ
ータ信号が配線78を通してI/Oバッファ72から列
デコーダ76に並列に送られる。またI/Oバッファ7
2は、配線63を通してタイミングおよび制御ブロック
62からタイミングおよび制御信号を受けて、36のデ
ータ信号から18を選択する。
【0010】列デコーダ76は配線80を通して列アド
レスバッファ60から8アドレス信号を並列に受ける。
行デコーダ82は配線84を通して行アドレスバッファ
58から12のアドレス信号を並列に受ける。列デコー
ダ76と行デコーダ82は全配列86の各記憶セルにア
ドレスする。配列86はそれぞれ1データビットを含む
ことができる18,874,368(18M)の記憶セ
ルを備え、1語18ビットで1,048,576(1M
x18)語を形成する。全配列86は部分配列88のよ
うな72の部分配列を含み、各部分配列は256Kの記
憶セルを含む。36の部分配列が行デコーダ82の両側
に配置される。部分配列中の記憶セルの選択された行か
らのデータ信号は、センス増幅器90を通して列デコー
ダ76に送られる。
【0011】制御信号である書き込み(W )と出力可
能(OE )はタイミングおよび制御ブロック62に接
続し、全配列86からのデータ信号の書き込みと読み出
しを指示し制御する。
【0012】18Mの各記憶セルは電荷感応性回路要素
で、データビットを表すある量の電荷を保持する。記憶
セルを通過するアルファ粒子は電荷を増加させ、記憶し
たデータビットの意味を変える。
【0013】図2で、記億セル200は伝達トランジス
タ202と、基板206中に形成されるビット記億コン
デンサ204を備える。記憶セルがホウ素珪酸塩ガラス
レベルに近接していることを示すために、記憶セル20
0はダイナミック記憶セルを理想化した形で示している
が、これは必ずしもこの発明を実施する記憶セルの望ま
しい実施態様として示しているのではない。セル200
は、一般にトレンチコンデンサ記憶セルを表す。
【0014】トランジスタ202は、燐注入物N+半導
体材料で形成するドレン/ソース領域208と210、
pタンク材料207で形成するチャンネル領域212、
OX−2のゲート酸化物214、ポリ−2のゲート21
6を備える。ゲート216は一般に1行線すなわち語線
の部分を形成し、記憶セルの配列全体に渡って延び、ま
た多くのセルトランジスタのトランジスタゲートを形成
する。語線217は他の記憶セルのトランジスタゲート
を形成する。珪化物ポリ−3で形成するビット線218
は列線すなわちビット線の部分を形成し、記憶セルの配
列全体に渡ってセンス増幅器に延び、また多数のセルの
各ドレン/ソース領域208に接続する。語線とビット
線は、一般に互いに垂直に配列する。
【0015】コンデンサ204はトレンチ222内およ
び周囲に形成し、基板206内に延びる。ポリシリコン
−1のフィールドプレート224は実質的にトレンチ2
22に充満する。ゲートOX−1の容量性誘電層226
はプレート224を包み、注入物導電層228は誘電層
226を包む。層228はソース/ドレン領域210に
接続し、コンデンサを伝達トランジスタ202に接続す
る。
【0016】中間層酸化物ILO絶縁層229はフィー
ルドプレート224と語線217を電気的に絶縁する。
トランジスタ202とコンデンサ204の上にある、厚
さ約6000オングストロームのホウ素燐珪酸塩ガラス
で形成するビット線酸化物BLO絶縁層230は、ゲー
ト216とビット線218と語線217を相互に電気的
に絶縁する。珪化物ポリ−3のビット線218を上から
覆って延びるホウ素珪酸塩ガラスの金属レベル酸化物M
LO層240の厚さは約6000オングストロームであ
る。装置の構造は、CVD−W層242、MILO−1
層244、MILO−2層246、CVD−W部24
8、Al−Si−Cu部250、被覆層252を備え
る。
【0017】これらのホウ素珪酸塩ガラス層230と2
40はコンデンサ204に近接しており、これらから放
出するアルファ粒子は容易に通過してコンデンサ204
に達して、上に述べたアルファ粒子に起因するソフト誤
差を生じる。リードフレームやパッケージ材料などの構
造から発生する他のアルファ粒子がソフト誤差を生じる
場合は、コンデンサ204に達するのにより長い距離を
通らなければならない。ホウ素珪酸塩ガラス層230と
240からアルファ粒子が発生しないようにすれば、ソ
フト誤差の原因となるアルファ粒子は顕著に減少する。
【0018】従来これらの二つの層は通常のホウ素を含
んでおり、その中の19.9%がホウ素10で、残りが
ホウ素11であった。このため、上に説明したアルファ
粒子に起因するソフト誤差が発生した。実質的にホウ素
11だけを含んでホウ素10を除去した、すなわちホウ
素の重量で約19.9%よりかなり少ないホウ素10し
か含まないので本質的にホウ素10を除去したと言える
ホウ素を用いることにより、ソフト誤差率は顕著に減少
する。
【0019】ホウ素は半導体工程で大量に用いられる。
自然のホウ素は二つの安定な同位元索10Bと11Bか
ら成る。中性子、ガンマ線、アルファ粒子、その他の粒
子から成る宇宙線の束が常に存在するので、反応が起き
てアルファ粒子を放出する。10Bに中性子が当たると
次の反応が起こる。
【0020】中性子によってLiに変換すると、10
Bは1.47MeVのアルファ粒子を放出する。このア
ルファ粒子は、DRAMの記憶セルなどの電荷感応性回
路要素にソフト誤差を発生する。ホウ素10の熱中性子
捕捉断面が非常に大きくて多数のアルファ粒子を発生す
るのでなければ、これは問題ではないかも知れない。
10B(n,α)Li反応で発生するアルファ束は、
DRAMの製造に用いる他の全ての材料、例えば金属蒸
着、酸化物、窒化物、ポリシリコンおよびシリコンなど
から放出するアルファ束の少なくとも1000倍は大き
い。
【0021】先ず、一般的な半導体装置内のホウ素の主
発生源を計算する。 ホウ素p型シリコン(1Ω−cm) 約1
15cm−3 ホウ素p型注入物(活性な体積について基準化) <1
12cm−3 ホウ素注入ガラス(例えばBPSG) 約1
20cm−3(BPSG中) 従って、アルファ粒子(α)の主発生源はBPSG内の
ホウ素10からで、他の発生源より10以上の濃度で
ある。
【0022】例えば、16Mb DRAMは約11,0
00オングストロームの、重量で約4.2%のホウ素を
含むBPSGを用いる。従って約1cmのチップ領域
を仮定すると、 BPSGの体積 =約1cmx1.1x10−4cm
=1.1x10−4cm SiO(BPSG)の濃度=約2.2g/cm BPSGの重量=1.1x10−4cmx2.2g/
cm=2.4x10−4g BPSG内のホウ素の重量=0.042x2.4x10
−4g=1x10−5
【数1】
【0023】ホウ素10からアルファ束を計算するに
は、中性子束、ホウ素10熱中性子捕捉断面、ホウ素1
0原子の数を知る必要がある。 1. 宇宙線中性子束は約0.02中性子/cm−秒
であることが文献に明示されている。 2. 10Bの熱中性子捕捉断面は3838バーンであ
る。多くの元素で、熱中性子捕捉断面は1−10−3
ーンである。 バーンは面積の単位で、1バーン=10−28 すなわち 1バーン=10−24 3. ホウ素の19.9%は10Bである。従って16
Mb DRAMに用いるBPSGは、
【数2】 である。
【0024】1と2と3を掛けると、計算で得られるB
PSGからのアルファ束は、 (0.02中性子/cm−秒)(3838バーン)
(10−24cm/バーン)(1.11x1017
子) = BPSGアルファ束 BPSGアルファ束 = 8.6x10−6 α/1秒
〜 1x10−5α/秒〜 0.031α/時間
【0025】材料中のウラニウムとトリウムの不純物か
ら放出されるα束と比べると、UとThからのアルファ
束 約0.00001α/時間−cmDRAM材料
中の10B(n,α)Li不純物およびその娘核種か
らのBPSGアルファ束 約0.031α/時間−c
(1cmのダイの寸法で)
【0026】従ってホウ素化合物から10Bを除去する
ことは、パッケージレベルのアルファ束を顕著に減らす
ために必要である。BPSGが主な目標である。分離し
11Bが比較的安価なので10Bを含まないBPSG
を安価に作ることができ、アルファ束は1000倍以上
減る。
【0027】この理論を確認するために実験を行った。
その中で二つのサンプル、すなわちホウ素燐珪酸塩ガラ
ス(BPSG)を含むウエーハと燐珪素塩ガラス(PS
G)を含むウエーハとに中性子束を当てた。BPSGウ
エーハは通常の方法(例えば10Bと11Bを共に含む
ホウ素)で作り、PSGウエーハは明らかにホウ素を含
んでいなかった。両フィルムの厚さは共に5800オン
グストロームであった。実験の配置を図3に示す。
【0028】図3で、例えば原子炉などの中性子源30
0は、ビーム口304から中性子のビーム302を放出
する。ビーム302はサンプル306に当たる。サンプ
ルに当たり、含まれる材料と反応する中性子によって生
成するアルファ粒子は、サンプルから検出器308まで
進む。ビーム停止装置312でビーム302は止まる。
【0029】 中性子束: 1x10+中性子/cm−秒 検出器に対する立体角: 0.1% BPSGサンプルから放出されるα粒子: 550,0
00/時間(検出器の観測値)
【数3】 PSGウエーハからはアルファ束は観測されなかった。
従って、0.02/秒−cmすなわち約72/時間−
cmの自然の宇宙線中性子束では、
【数4】
【数5】
【0030】この結果は、厚さ11,000オングスト
ロームのBPSGフィルムについて0.031α/時間
−cmという理論計算値とよく合致する。
【0031】理論的および実験的計算から、普通のホウ
素を11B同位元素(例えば10Bを除去)に代える
と、半導体装置(または「自然の」ホウ素化合物を用い
る任意の他の装置)内のアルファ束の減少に大きな影響
を与えることは明かである。この研究から分かるよう
に、通常のホウ素を含む全ての工程に11Bを用いるこ
とにより、宇宙線中性子束が誘導する10B(n,α)
Li反応によって生じるアルファ束を除去することが
できる。これは、DRAMの記憶セルなどの電荷感応性
回路要素には特に重要である。通常のホウ素の代わりに
分離または強化11Bを用いることにより、パッケージ
レベルのアルファ束を少なくとも1000倍減らすこと
ができる。
【0032】ここに開示した実施態様は、特許請求の範
囲内で変更または変形することができる。この発明につ
いてDRAMの実施態様を例にして説明したが、この発
明は電荷感応性回路要素を備える他の電子装置、例えば
電荷結合デバイス(CCD)、スタティック・ランダム
アクセスメモリ(SRAM)、にも応用することができ
る。更にトレンチコンデンサ記憶セルについて開示した
が、積み重ねコンデンサ構造などの他の記憶セルにもこ
の発明を用いることができる。
【0033】ここに説明した実施態様では、半導体基板
上の層の中にホウ素珪酸塩またはホウ素注入ガラス材料
を配置したが、他の配置も可能で、例えば基板自身内に
ホウ素を形成することもできる。
【0034】更にこの発明は、ここに説明した電子要素
の実施態様以外にも、アルファ粒子感応環境内でホウ素
を含む任意の応用にも拡大できる。例えば光学レンズ構
造の中には、ホウ素注入材料で被覆したアルファ粒子感
応性部分を持つものがある。このような場合は、ホウ素
10を本質的に除去するとアルファ粒子感応性部分の寿
命が顕著に延びる。
【0035】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 1. 電子装置であって、電荷感応性回路要素を含む第
1材料と、前記電荷感応性回路要素に近接し、実質的に
ホウ素11であってホウ素10を本質的に除去したホウ
素を含む第2材料とを備える電子装置。 2. 前記電荷感応性回路要素は、電荷蓄積コンデンサ
に接続する単一の伝達トランジスタを備えるダイナミッ
ク記憶セルを含む、第1項記載の電子装置。 3. 前記ダイナミック記憶セルは前記第1材料内に形
成するトレンチを含む、第2項記載の電子装置。 4. 前記ホウ素を含む第2材料はホウ素珪酸塩ガラス
である、第1項記載の電子装置。 5. 前記ホウ素を含む第2材料は前記電荷感応性回路
要素を覆う、第1項記載の電子装置。 6. 前記第1材料は半導体材料である、第1項記載の
電子装置。 7. 前記第1材料は基板の半導体材料であり、前記ホ
ウ素を含む第2材料は前記基板上に形成するホウ素珪酸
塩ガラスである、第1項記載の電子装置。
【0036】8. アルファ粒子感応性部分を備える第
1構造と、前記アルファ粒子感応性部分に近接する、本
質的にホウ素10を除去したホウ素を含む第2材料とを
備える装置。 9. 前記アルファ粒子感応性回路要素は、電荷蓄積コ
ンデンサに接続する単一の伝達トランジスタを備えるダ
イナミック記憶セルを含む、第8項記載の装置。 10. 前記ダイナミック記憶セルは前記第1材料内に
形成するトレンチを含む、第9項記載の装置。 11. 前記ホウ素を含む第2材料はホウ素珪酸塩ガラ
スである、第8項記載の装置。 12. 前記ホウ素を含む第2材料は前記アルファ粒子
感応性回路要素を覆う、第8項記載の装置。 13. 前記第1材料は半導体材料である、第8項記載
の装置。 14. 前記第1材料は基板の半導体材料であり、前記
ホウ素を含む第2材料は前記基板上に形成するホウ素珪
酸塩ガラスである、第8項記載の装置。
【0037】15. 第1材料内にアルファ粒子感応性
部分を形成し、前記アルファ粒子感応性部分に近接し
て、本質的にホウ素10を除去したホウ素を含む第2材
料を形成する、装置を製作する工程。 16. 前記アルファ粒子感応性部分の形成は、コンデ
ンサに接続する単一のトランジスタを備えるダイナミッ
ク記憶セルの形成を含む、第15項記載の工程。 17. ダイナミック記憶セルの形成は、前記第1材料
内のトレンチの形成を含む、第15項記載の工程。 18. 前記ホウ素を含む第2材料の形成は、ホウ素珪
酸塩ガラスの形成を含む、第15項記載の工程。 19. 前記ホウ素を含む第2材料の形成は、前記アル
ファ粒子感応性部分を覆う前記ホウ素を含む第2材料の
形成を含む、第15項記載の工程。 20. 半導体材料の前記第1材料の形成を含む、第1
5項記載の工程。 21. 基板の半導体材料の前記第1材料の形成と、ホ
ウ素珪酸塩ガラスの前記ホウ素を含む第2材料の形成と
を含む、第15項記載の工程。
【0038】22. 揮発性記憶セル200などの電荷
感応性回路要素において、記憶セルの配列の上の基板2
06の上に直接堆積するホウ素珪酸塩ガラス230、2
40内のホウ素10を本質的に除去し、ホウ素11を用
いることによりソフト誤差が減少する。ホウ素10は自
然に発生する宇宙線の中性子を捕捉すると分裂して1.
47MeVのアルファ粒子を発生しやすい。ホウ素10
は中性子捕捉断面が大きいので中性子を捕捉をしやす
い。ホウ素11は分裂しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本質的にホウ素10を除去して、実質的にホウ
素11でホウ素珪酸塩ガラス材料を作ることのできるD
RAMのブロック図。
【図2】記億セルに近接するホウ素珪酸塩ガラスの層を
示すDRAM記憶セルの断面図。
【図3】この発見を確認するために用いた試験装置を示
す図。
【符号の説明】
30 DRAM装置 58 行アドレスバッファ 60 列アドレスバッファ 62 タイミングおよび制御ブロック 63 配線 66 データイン・レジスタ 68 データアウト・レジスタ 70 配線 72 I/Oバッファ 74 配線 76 列デコーダ 78,80 配線 82 行デコーダ 84 配線 86 全配列 88 部分配列 90 センス増幅器 200 記憶セル 202 伝達トランジスタ 204 ビット記憶コンデンサ 206 基板 207 pタンク材料 208,210 ドレン/ソース領域 212 チャンネル領域 214 OX−2ゲート酸化物 216 ポリ−2ゲート 217 語線 218 ビット線 222 トレンチ 224 フィールドプレート 226 誘電層 228 導電層 229 中間層酸化物絶縁層 230 ビット線酸化物絶縁層 240 金属レベル酸化物層 242 CVD−W層 244 MILO−1層 246 MILO−2層 248 CVD−W部 250 Al−Si−Cu部 252 被覆層 300 中性子源 302 中性子ビーム 304 ビーム口 306 サンプル 308 検出器 312 ビーム停止装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ホウ素10を除去してホウ素含有化合
物からのアルファ粒子放出を減少させる電子装置および
工程
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般にアルファ粒子
に感応する回路要素を備える半導体装置に関し、より詳
しくは、その性能がアルファ粒子の存在によって損なわ
れる可能性のある電荷感応性要素を備える電子装置、例
えばダイナミック・ランダムアクセスメモリ(DRA
M)、電荷結合デバイス(CCD)、スタティック・ラ
ンダムアクセスメモリ(SRAM)などに関する。
【0002】
【従来の技術】アルファ粒子が当たるとDRAMに誤差
を生じることがこれまで観察され、研究されてきた。
C.ウエッブ(Webb)他の論文、「65ns CM
OS 1MbDRAM」、ISSCC 1986年、ペ
ージ262−263は、N−ウエルに記憶セルの配列を
配置して、ダイ被覆なしで1000FIT未満のソフト
誤差率(SER)を得るプレーナ1トランジスタセルの
設計を開示している。A.H.シャー(Shah)他の
論文、「クロスポイント・トレンチトランジスタセルを
持つ4Mb DRAM」、ISSCC 1986年、ペ
ージ268−269は、基板から酸化物により絶縁され
た蓄積電荷によって、従来の1−Tセルより優れたソフ
ト誤差率が得られることを開示している。M.TAKA
DA他の論文、「半内部電圧ビット線予備充電の4Mb
DRAM」、ISSCC 1986年、ページ270
−271は、信号電荷を蓄積する埋め込みポリシリコン
電極を備え、P/P++エピタキシャルウエーハの高密
度注入基板を対向電極とする、アルファ粒子のソフト誤
差に対して高度に耐性を持つトレンチセルを開示してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】宇宙線中性子束が常に
存在するので、自然界に発生するホウ素の同位元素(重
量で約19.9%)であるホウ素10が分裂し、リチウ
ム7と1.47MeVのアルファ粒子(10B(n,
α)Li)を生成する。ホウ素10の断面は中性子を
多く捕捉するので、この反応はアルファ粒子の大きな発
生源となる。電荷感応性回路要素に近接したホウ素注入
ガラス材料に用いられるホウ素10はアルファ粒子の主
な発生源で、ソフト誤差率を起こすことをわれわれは発
見した。
【0004】半導体装置、特に電荷感応性回路要素を備
える半導体装置は、ホウ素を含む材料を多く使用する。
これらの材料はホウ素燐珪酸塩ガラスなどのホウ素注入
ガラスを含み、金属レベル、ホウ素注入基板、ホウ素注
入物の間の絶縁材料としてよく用いられる。更にこれら
のホウ素含有材料は一般に電荷感応性要素に近接しすな
わちごく近くにあり、ソフト誤差率(SER)に影響を
与えるアルファ粒子束を増加させる。
【0005】
【課題を解決するための手段】ホウ素ソース材料とし
て、特にホウ素珪酸塩ガラスの生産に、強化ホウ素11
(減損したホウ素10)を用いることにより、10
(n,α)Li崩壊が避けられるのでアルファ粒子の
この大発生源を除くことができる。従ってホウ素含有材
料は本質的にホウ素10を含んではならない。
【0006】通常のホウ素の代わりにホウ素11を用い
ても工程のコストは余り増えない。それは原料のコスト
がほぼ同じだからである。更に強化ホウ素11は通常の
ホウ素と化学的に同等なので、特別の設備や追加の工程
段階は必要ない。
【0007】
【実施例】この明細書では、信号の名称または頭字語の
後に下線文字を用いて活性の低状態を表す。これはワー
ドプロセッサで明細書を作成するのに便利だからであ
る。ただし図面では活性の低状態を表すのに上線を用い
てよい。
【0008】図1のDRAM装置30は、行アドレスバ
ッファ58と列アドレスバッファ60にアドレス信号A
0−A11を受ける。アドレス信号は、タイミングおよ
び制御ブロック62に受ける制御信号RAS_、上部列
アドレスストローブUCAS_、下部アドレスストロー
ブLCAS_を用いて、アドレスバッファ内にラッチさ
れる。配線63を通して、所望のタイミングおよび制御
信号はブロック62からバッファ58および60に送ら
れる。
【0009】データ信号DQ0−DQ17は、配線64
を通してデータイン・レジスタ66とデータアウト・レ
ジスタ68に並列に送られる。18のデータ信号が配線
70を通してデータイン・レジスタ66から18のI/
Oバッファ72に並列に送られ、18のデータ信号がデ
ータ配線74を通して18のI/Oバッファ72からデ
ータアウト・レジスタ68に並列に送られる。36のデ
ータ信号が配線78を通してI/Oバッファ72から列
デコーダ76に並列に送られる。またI/Oバッファ7
2は、配線63を通してタイミングおよび制御ブロック
62からタイミングおよび制御信号を受けて、36のデ
ータ信号から18を選択する。
【0010】列デコーダ76は配線80を通して列アド
レスバッファ60から8アドレス信号を並列に受ける。
行デコーダ82は配線84を通して行アドレスバッファ
58から12のアドレス信号を並列に受ける。列デコー
ダ76と行デコーダ82は全配列86の各記憶セルにア
ドレスする。配列86はそれぞれ1データビットを含む
ことができる18,874,368(18M)の記憶セ
ルを備え、1語18ビットで1,048,576(1M
x18)語を形成する。全配列86は部分配列88のよ
うな72の部分配列を含み、各部分配列は256Kの記
憶セルを含む。36の部分配列が行デコーダ82の両側
に配置される。部分配列中の記憶セルの選択された行か
らのデータ信号は、センス増幅器90を通して列デコー
ダ76に送られる。
【0011】制御信号である書き込み(W_)と出力可
能(OE_)はタイミングおよび制御ブロック62に接
続し、全配列86からのデータ信号の書き込みと読み出
しを指示し制御する。
【0012】18Mの各記憶セルは電荷感応性回路要素
で、データビットを表すある量の電荷を保持する。記憶
セルを通過するアルファ粒子は電荷を増加させ、記憶し
たデータビットの意味を変える。
【0013】図2で、記憶セル200は伝達トランジス
タ202と、基板206中に形成されるビット記憶コン
デンサ204を備える。記憶セルがホウ素珪酸塩ガラス
レベルに近接していることを示すために、記憶セル20
0はダイナミック記憶セルを理想化した形で示している
が、これは必ずしもこの発明を実施する記憶セルの望ま
しい実施態様として示しているのではない。セル200
は、一般にトレンチコンデンサ記憶セルを表す。
【0014】トランジスタ202は、燐注入物N+半導
体材料で形成するドレン/ソース領域208と210、
pタンク材料207で形成するチャンネル領域212、
OX−2のゲート酸化物214、ポリ−2のゲート21
6を備える。ゲート216は一般に1行線すなわち語線
の部分を形成し、記憶セルの配列全体に渡って延び、ま
た多くのセルトランジスタのトランジスタゲートを形成
する。語線217は他の記憶セルのトランジスタゲート
を形成する。珪化物ポリ−3で形成するビット線218
は列線すなわちビット線の部分を形成し、記憶セルの配
列全体に渡ってセンス増幅器に延び、また多数のセルの
各ドレン/ソース領域208に接続する。語線とビット
線は、一般に互いに垂直に配列する。
【0015】コンデンサ204はトレンチ222内およ
び周囲に形成し、基板206内に延びる。ポリシリコン
−1のフィールドプレート224は実質的にトレンチ2
22に充満する。ゲートOX−1の容量性誘電層226
はプレート224を包み、注入物導電層228は誘電層
226を包む。層228はソース/ドレン領域210に
接続し、コンデンサを伝達トランジスタ202に接続す
る。
【0016】中間層酸化物ILO絶縁層229はフィー
ルドプレート224と語線217を電気的に絶縁する。
トランジスタ202とコンデンサ204の上にある、厚
さ約6000オングストロームのホウ素燐珪酸塩ガラス
で形成するビット線酸化物BLO絶縁層230は、ゲー
ト216とビット線218と語線217を相互に電気的
に絶縁する。珪化物ポリ−3のビット線218を上から
覆って延びるホウ素珪酸塩ガラスの金属レベル酸化物M
LO層240の厚さは約6000オングストロームであ
る。装置の構造は、CVD−W層242、MILO−1
層244、MILO−2層246、CVD−W部24
8、Al−Si−Cu部250、被覆層252を備え
る。
【0017】これらのホウ素珪酸塩ガラス層230と2
40はコンデンサ204に近接しており、これらから放
出するアルファ粒子は容易に通過してコンデンサ204
に達して、上に述べたアルファ粒子に起因するソフト誤
差を生じる。リードフレームやパッケージ材料などの構
造から発生する他のアルファ粒子がソフト誤差を生じる
場合は、コンデンサ204に達するのにより長い距離を
通らなければならない。ホウ素珪酸塩ガラス層230と
240からアルファ粒子が発生しないようにすれば、ソ
フト誤差の原因となるアルファ粒子は顕著に減少する。
【0018】従来これらの二つの層は通常のホウ素を含
んでおり、その中の19.9%がホウ素10で、残りが
ホウ素11であった。このため、上に説明したアルファ
粒子に起因するソフト誤差が発生した。実質的にホウ素
11だけを含んでホウ素10を除去した、すなわちホウ
素の重量で約19.9%よりかなり少ないホウ素10し
か含まないので本質的にホウ素10を除去したと言える
ホウ素を用いることにより、ソフト誤差率は顕著に減少
する。
【0019】ホウ素は半導体工程で大量に用いられる。
自然のホウ素は二つの安定な同位元素10Bと11Bか
ら成る。中性子、ガンマ線、アルファ粒子、その他の粒
子から成る宇宙線の束が常に存在するので、反応が起き
てアルファ粒子を放出する。10Bに中性子が当たると
次の反応が起こる。10 B(n,α)Li:10B+中性子 → Li
+アルファ(1.47MeV)
【0020】中性子によってLiに変換すると、10
Bは1.47MeVのアルファ粒子を放出する。このア
ルファ粒子は、DRAMの記憶セルなどの電荷感応性回
路要素にソフト誤差を発生する。ホウ素10の熱中性子
捕捉断面が非常に大きくて多数のアルファ粒子を発生す
るのでなければ、これは問題ではないかも知れない。
10B(n,α)Li反応で発生するアルファ束は、
DRAMの製造に用いる他の全ての材料、例えば金属蒸
着、酸化物、窒化物、ポリシリコンおよびシリコンなど
から放出するアルファ束の少なくとも1000倍は大き
い。
【0021】先ず、一般的な半導体装置内のホウ素の主
発生源を計算する。 ホウ素p型シリコン(1Ω−cm) 約1
15cm−3 ホウ素p型注入物(活性な体積について基準化) <1
12cm−3 ホウ素注入ガラス(例えばBPSG) 約1
20cm−3(BPSG中) 従って、アルファ粒子(α)の主発生源はBPSG内の
ホウ素10からで、他の発生源より10以上の濃度で
ある。
【0022】例えば、16Mb DRAMは約11,0
00オングストロームの、重量で約4.2%のホウ素を
含むBPSGを用いる。従って約1cmのチップ領域
を仮定すると、 BPSGの体積 = 約1cm×1.1×10−4
m=1.1×10−4cm SiO(BPSG)の濃度 = 約2.2g/cm BPSGの重量=1.1×10−4cm×2.2g/
cm=2.4×10−4g BPSG内のホウ素の重量=0.042×2.4×10
−4g=1×10−5
【数1】
【0023】ホウ素10からアルファ束を計算するに
は、中性子束、ホウ素10熱中性子捕捉断面、ホウ素1
0原子の数を知る必要がある。 1. 宇宙線中性子束は約0.02中性子/cm−秒
であることが文献に明示されている。 2. 10Bの熱中性子捕捉断面は3838バーンであ
る。多くの元素で、熱中性子捕捉断面は1−10−3
ーンである。 バーンは面積の単位で、1バーン=10−28 すなわち 1バーン=10−24cm 3. ホウ素の19.9%は10Bである。従って16
Mb DRAMに用いるBPSGは、
【数2】 である。
【0024】1と2と3を掛けると、計算で得られるB
PSGからのアルファ束は、 (0.02中性子/cm−秒)(3838バーン)
(10−24cm/バーン)(1.11×1017
子) = BPSGアルファ束 BPSGアルファ束 = 8.6×10−6α/秒〜
1×10−5α/秒〜 0.031α/時間
【0025】材料中のウラニウムとトリウムの不純物か
ら放出されるα束と比べると、UとThからのアルファ
束 約0.00001α/時間−cmDRAM材料
中の10B(n,α)Li不純物およびその娘核種か
らのBPSGアルファ束 約0.031α/時間−c
(1cmのダイの寸法で)
【0026】従ってホウ素化合物から10Bを除去する
ことは、パッケージレベルのアルファ束を顕著に減らす
ために必要である。BPSGが主な目標である。分離し
11Bが比較的安価なので10Bを含まないBPSG
を安価に作ることができ、アルファ束は1000倍以上
減る。
【0027】この理論を確認するために実験を行った。
その中で二つのサンプル、すなわちホウ素燐珪酸塩ガラ
ス(BPSG)を含むウエーハと燐珪素塩ガラス(PS
G)を含むウエーハとに中性子束を当てた。BPSGウ
エーハは通常の方法(例えば10Bと11Bを共に含む
ホウ素)で作り、PSGウエーハは明らかにホウ素を含
んでいなかった。両フィルムの厚さは共に5800オン
グストロームであった。実験の配置を図3に示す。
【0028】図3で、例えば原子炉などの中性子源30
0は、ビーム口304から中性子のビーム302を放出
する。ビーム302はサンプル306に当たる。サンプ
ルに当たり、含まれる材料と反応する中性子によって生
成するアルファ粒子は、サンプルから検出器308まで
進む。ビーム停止装置312でビーム302は止まる。
【0029】 中性子束: 1×10中性子/cm−秒 検出器に対する立体角: 0.1% BPSGサンプルから放出されるα粒子: 550,0
00/時間(検出器の観測値)
【数3】 アルファ束 = 5.5×10α/時間−cm
(3.6×1012中性子/cm−時間 の中性子束
当たり) PSGウエーハからはアルファ束は観測されなかった。
従って、0.02/秒−cm すなわち約72/時間
−cm の自然の宇宙線中性子束では、
【数4】
【数5】 BPSGからの自然のα束 = 0.011α/時間−
cm(サンプルの厚さは5800オングストローム)
【0030】この結果は、厚さ11,000オングスト
ロームのBPSGフィルムについて0.031α/時間
−cmという理論計算値とよく合致する。
【0031】理論的および実験的計算から、普通のホウ
素を11B同位元素(例えば10Bを除去)に代える
と、半導体装置(または「自然の」ホウ素化合物を用い
る任意の他の装置)内のアルファ束の減少に大きな影響
を与えることは明かである。この研究から分かるよう
に、通常のホウ素を含む全ての工程に11Bを用いるこ
とにより、宇宙線中性子束が誘導する10B(n,α)
Li反応によって生じるアルファ束を除去することが
できる。これは、DRAMの記憶セルなどの電荷感応性
回路要素には特に重要である。通常のホウ素の代わりに
分離または強化11Bを用いることにより、パッケージ
レベルのアルファ束を少なくとも1000倍減らすこと
ができる。
【0032】ここに開示した実施態様は、特許請求の範
囲内で変更または変形することができる。この発明につ
いてDRAMの実施態様を例にして説明したが、この発
明は電荷感応性回路要素を備える他の電子装置、例えば
電荷結合デバイス(CCD)、スタティック・ランダム
アクセスメモリ(SRAM)、にも応用することができ
る。更にトレンチコンデンサ記憶セルについて開示した
が、積み重ねコンデンサ構造などの他の記憶セルにもこ
の発明を用いることができる。
【0033】ここに説明した実施態様では、半導体基板
上の層の中にホウ素珪酸塩またはホウ素注入ガラス材料
を配置したが、他の配置も可能で、例えば基板自身内に
ホウ素を形成することもできる。
【0034】更にこの発明は、ここに説明した電子要素
の実施態様以外にも、アルファ粒子感応環境内でホウ素
を含む任意の応用にも拡大できる。例えば光学レンズ構
造の中には、ホウ素注入材料で被覆したアルファ粒子感
応性部分を持つものがある。このような場合は、ホウ素
10を本質的に除去するとアルファ粒子感応性部分の寿
命が顕著に延びる。
【0035】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 1. 電子装置であって、電荷感応性回路要素を含む第
1材料と、前記電荷感応性回路要素に近接し、実質的に
ホウ素11であってホウ素10を本質的に除去したホウ
素を含む第2材料とを備える電子装置。 2. 前記電荷感応性回路要素は、電荷蓄積コンデンサ
に接続する単一の伝達トランジスタを備えるダイナミッ
ク記憶セルを含む、第1項記載の電子装置。 3. 前記ダイナミック記憶セルは前記第1材料内に形
成するトレンチを含む、第2項記載の電子装置。 4. 前記ホウ素を含む第2材料はホウ素珪酸塩ガラス
である、第1項記載の電子装置。 5. 前記ホウ素を含む第2材料は前記電荷感応性回路
要素を覆う、第1項記載の電子装置。 6. 前記第1材料は半導体材料である、第1項記載の
電子装置。 7. 前記第1材料は基板の半導体材料であり、前記ホ
ウ素を含む第2材料は前記基板上に形成するホウ素珪酸
塩ガラスである、第1項記載の電子装置。
【0036】8. アルファ粒子感応性部分を備える第
1構造と、前記アルファ粒子感応性部分に近接する、本
質的にホウ素10を除去したホウ素を含む第2材料とを
備える装置。 9. 前記アルファ粒子感応性回路要素は、電荷蓄積コ
ンデンサに接続する単一の伝達トランジスタを備えるダ
イナミック記憶セルを含む、第8項記載の装置。 10. 前記ダイナミック記憶セルは前記第1材料内に
形成するトレンチを含む、第9項記載の装置。 11. 前記ホウ素を含む第2材料はホウ素珪酸塩ガラ
スである、第8項記載の装置。 12. 前記ホウ素を含む第2材料は前記アルファ粒子
感応性回路要素を覆う、第8項記載の装置。 13. 前記第1材料は半導体材料である、第8項記載
の装置。 14. 前記第1材料は基板の半導体材料であり、前記
ホウ素を含む第2材料は前記基板上に形成するホウ素珪
酸塩ガラスである、第8項記載の装置。
【0037】15. 第1材料内にアルファ粒子感応性
部分を形成し、前記アルファ粒子感応性部分に近接し
て、本質的にホウ素10を除去したホウ素を含む第2材
料を形成する、装置を製作する工程。 16. 前記アルファ粒子感応性部分の形成は、コンデ
ンサに接続する単一のトランジスタを備えるダイナミッ
ク記憶セルの形成を含む、第15項記載の工程。 17. ダイナミック記憶セルの形成は、前記第1材料
内のトレンチの形成を含む、第15項記載の工程。 18. 前記ホウ素を含む第2材料の形成は、ホウ素珪
酸塩ガラスの形成を含む、第15項記載の工程。 19. 前記ホウ素を含む第2材料の形成は、前記アル
ファ粒子感応性部分を覆う前記ホウ素を含む第2材料の
形成を含む、第15項記載の工程。 20. 半導体材料の前記第1材料の形成を含む、第1
5項記載の工程。 21. 基板の半導体材料の前記第1材料の形成と、ホ
ウ素珪酸塩ガラスの前記ホウ素を含む第2材料の形成と
を含む、第15項記載の工程。
【0038】22. 揮発性記憶セル200などの電荷
感応性回路要素において、記憶セルの配列の上の基板2
06の上に直接堆積するホウ素珪酸塩ガラス230、2
40内のホウ素10を本質的に除去し、ホウ素11を用
いることによりソフト誤差が減少する。ホウ素10は自
然に発生する宇宙線の中性子を捕捉すると分裂して1.
47MeVのアルファ粒子を発生しやすい。ホウ素10
は中性子捕捉断面が大きいので中性子を捕捉をしやす
い。ホウ素11は分裂しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本質的にホウ素10を除去して、実質的にホウ
素11でホウ素珪酸塩ガラス材料を作ることのできるD
RAMのブロック図。
【図2】記憶セルに近接するホウ素珪酸塩ガラスの層を
示すDRAM記憶セルの断面図。
【図3】この発見を確認するために用いた試験装置を示
す図。
【符号の説明】 30 DRAM装置 58 行アドレスバッファ 60 列アドレスバッファ 62 タイミングおよび制御ブロック 63 配線 66 データイン・レジスタ 68 データアウト・レジスタ 70 配線 72 I/Oバッファ 74 配線 76 列デコーダ 78,80 配線 82 行デコーダ 84 配線 86 全配列 88 部分配列 90 センス増幅器 200 記憶セル 202 伝達トランジスタ 204 ビット記憶コンデンサ 206 基板 207 pタンク材料 208,210 ドレン/ソース領域 212 チャンネル領域 214 OX−2ゲート酸化物 216 ポリ−2ゲート 217 語線 218 ビット線 222 トレンチ 224 フィールドプレート 226 誘電層 228 導電層 229 中間層酸化物絶縁層 230 ビット線酸化物絶縁層 240 金属レベル酸化物層 242 CVD−W層 244 MILO−1層 246 MILO−2層 248 CVD−W部 250 Al−Si−Cu部 252 被覆層 300 中性子源 302 中性子ビーム 304 ビーム口 306 サンプル 308 検出器 312 ビーム停止装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 23/29 23/31 27/10 371 7210−4M // H01L 27/148 7210−4M H01L 27/14 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子装置であって、 電荷感応性回路要素を含む第1材料と、 前記電荷感応性回路要素に近接し、実質的にホウ素11
    であってホウ素10を本質的に除去したホウ素を含む第
    2材料とを備える電子装置。
  2. 【請求項2】第1材料内にアルファ粒子感応性部分を形
    成し、 前記アルファ粒子感応性部分に近接して、本質的にホウ
    素10を除去したホウ素を含む第2材料を形成する、 装置を製作する工程。
JP6056545A 1993-02-16 1994-02-16 ホウ素10を除去してホウ素含有化合物からのアルファ粒子放出を減少させる電子装置および工程 Pending JPH0774269A (ja)

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US017543 1993-02-16
US08/017,543 US5395783A (en) 1993-02-16 1993-02-16 Electronic device and process achieving a reduction in alpha particle emissions from boron-based compounds essentially free of boron-10

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Publication Number Publication Date
JPH0774269A true JPH0774269A (ja) 1995-03-17

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ID=21783182

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JP6056545A Pending JPH0774269A (ja) 1993-02-16 1994-02-16 ホウ素10を除去してホウ素含有化合物からのアルファ粒子放出を減少させる電子装置および工程

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EP (1) EP0612106B1 (ja)
JP (1) JPH0774269A (ja)
KR (1) KR100325966B1 (ja)
DE (1) DE69410136T2 (ja)

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