JPS5932102Y2 - 内燃機関用点火コイル - Google Patents
内燃機関用点火コイルInfo
- Publication number
- JPS5932102Y2 JPS5932102Y2 JP297880U JP297880U JPS5932102Y2 JP S5932102 Y2 JPS5932102 Y2 JP S5932102Y2 JP 297880 U JP297880 U JP 297880U JP 297880 U JP297880 U JP 297880U JP S5932102 Y2 JPS5932102 Y2 JP S5932102Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- combustion engine
- internal combustion
- primary
- ignition coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関用コンテ゛ンサー放電式点火装置に使
用される点火コイルの改良に関するものである。
用される点火コイルの改良に関するものである。
コンテ゛ンサー放電式点火装置では、コンデンサーに蓄
えられる静電エネルギーを点火コイルの電磁エネルギー
に変換することにより、電気火花が得られる。
えられる静電エネルギーを点火コイルの電磁エネルギー
に変換することにより、電気火花が得られる。
従って、点火コイル自身では磁気エネルギーを自ら蓄積
しなくても良い訳であるから、巻線の少巻数化が可能と
なる。
しなくても良い訳であるから、巻線の少巻数化が可能と
なる。
しかし、巻線の少巻数化によりインダクタンスが減少す
るため、電流の減衰が大きくなり、その結果火花持続時
間は短かくなる。
るため、電流の減衰が大きくなり、その結果火花持続時
間は短かくなる。
この場合、内燃機関との組合せによっては不整燃焼を誘
発する恐れがある。
発する恐れがある。
ここで、一般的には火花持続時間が200μs程度以下
になると内燃機関に不整燃焼が誘発されることが知られ
ている。
になると内燃機関に不整燃焼が誘発されることが知られ
ている。
それ故に、従来のものにおいては、不整燃焼の誘発を避
けるべく、火花持続時間を200μs程度以上とするた
め、−次および2次コイルの巻線はある程度の巻数(銅
量)、及びそれに伴なう体格を覚悟しなければならなか
った。
けるべく、火花持続時間を200μs程度以上とするた
め、−次および2次コイルの巻線はある程度の巻数(銅
量)、及びそれに伴なう体格を覚悟しなければならなか
った。
又、サイリスタに流れるサージ電流にも注意しなければ
ならなかった。
ならなかった。
本考案は一次コイルを例えば疎巻きし、−次、二次間の
結合係数を低下することにより、二次火花放電時の一次
インダクタンス、即ち一次漏洩インダクタンスを増して
一次電流の減衰を小さくしもって、二次火花電流の減衰
を小さくして火花持続時間を増大することを目的として
いる。
結合係数を低下することにより、二次火花放電時の一次
インダクタンス、即ち一次漏洩インダクタンスを増して
一次電流の減衰を小さくしもって、二次火花電流の減衰
を小さくして火花持続時間を増大することを目的として
いる。
この本考案により同一巻数でありながら、火花持続時間
を増大することができ、換言すればこの火花持続時間が
増大した分だけ、不整燃焼を防止できる所定の火花持続
時間を得るための一次、二次コイルの巻線低減、即ち、
銅量低減が可能となる。
を増大することができ、換言すればこの火花持続時間が
増大した分だけ、不整燃焼を防止できる所定の火花持続
時間を得るための一次、二次コイルの巻線低減、即ち、
銅量低減が可能となる。
第1図は本考案になる点火コイルの一実施例を示ス。
この点火コイル■は、コア1、このコア1の外周に巻装
された一次コイル2、この−次コイル2の外周に巻装さ
れた二次コイル3、全体を絶縁するための成形相4、二
次コイル3に接続された二次高圧引出し線5および1次
コイル2に接続された一次引出し線6を有している。
された一次コイル2、この−次コイル2の外周に巻装さ
れた二次コイル3、全体を絶縁するための成形相4、二
次コイル3に接続された二次高圧引出し線5および1次
コイル2に接続された一次引出し線6を有している。
第2図は上記点火コイル1が適用されるコンテ゛ンサー
放電式点火装置の一例を示す。
放電式点火装置の一例を示す。
この点火装置においては、発電コイル11による起電力
にてダイオード12を介してコンデンサー13が充電さ
れる。
にてダイオード12を介してコンデンサー13が充電さ
れる。
その充電々荷はサイリスタ14とタイミング発電機15
を用いて、正規点火時期に点火コイル1の一次コイル2
へ放電される。
を用いて、正規点火時期に点火コイル1の一次コイル2
へ放電される。
この−次コイル2への放電により一次電流が流入すると
、レンツの法則により、−次磁束が発生し、二次コイル
3と鎖交するため、二次電圧が発生する。
、レンツの法則により、−次磁束が発生し、二次コイル
3と鎖交するため、二次電圧が発生する。
そして、二次電圧が点火プラグ17のギャップ間の要求
電圧に達すると、点火プラグ17が火花閃絡し、−次電
流の1/(巻線比)の関係で二次火花電流が流れ始める
。
電圧に達すると、点火プラグ17が火花閃絡し、−次電
流の1/(巻線比)の関係で二次火花電流が流れ始める
。
この段階において、二次側反作用により一次インダクタ
ンスは二次側の影響を受けないインダクタンス、即ち一
次漏洩インダクタンスとなる。
ンスは二次側の影響を受けないインダクタンス、即ち一
次漏洩インダクタンスとなる。
この−次漏洩インダクタンスが大きければ一次電流の減
衰が小となり、この結果二次電流も減衰小となるため、
火花持続時間が増大する訳である。
衰が小となり、この結果二次電流も減衰小となるため、
火花持続時間が増大する訳である。
尚、ダイオード18は、−次コイル2の電磁エネルギー
を短絡し、−次電流回路を微小抵抗Rと一次漏洩インダ
クタンスLのR−L回路として、更に電流減衰を少なく
シ、火花持続時間を増大させる働きをする。
を短絡し、−次電流回路を微小抵抗Rと一次漏洩インダ
クタンスLのR−L回路として、更に電流減衰を少なく
シ、火花持続時間を増大させる働きをする。
さて、前述の漏洩インダクタンスLは一次コイル2と二
次コイル3との結合係数にとの間に次の式のような関係
がある。
次コイル3との結合係数にとの間に次の式のような関係
がある。
L=L1(1−に2)、但し、L:漏洩インダクタンス
、L1ニー次インダクタンス、K:結合係数である。
、L1ニー次インダクタンス、K:結合係数である。
この結合係数Kを低下させる方法としては、−次コイル
を第3図aの如く疎巻にする。
を第3図aの如く疎巻にする。
同図すの如く非対称巻きとする。
又は同図Cの如く両端分布巻きとする方法がある。
第4図には、結合係数と火花持続時間との相関関係の一
例を示す。
例を示す。
ここで通常の点火コイルの結合係数は0.9程度であり
、このままの少ない一次コイル2の巻数では、火花持続
時間が100μs程度であるため内燃機関に不整燃焼が
誘発される恐れがあるが、結合計数を0.8以下とすれ
ば、−次コイル2の巻数を増加させることなく、図より
明らかなように火花持続時間を、200μs程度以上の
不整燃焼が誘発されにくい値まで大幅にアップすること
ができる。
、このままの少ない一次コイル2の巻数では、火花持続
時間が100μs程度であるため内燃機関に不整燃焼が
誘発される恐れがあるが、結合計数を0.8以下とすれ
ば、−次コイル2の巻数を増加させることなく、図より
明らかなように火花持続時間を、200μs程度以上の
不整燃焼が誘発されにくい値まで大幅にアップすること
ができる。
尚、結合係数と二次発生電圧には密接な関係があるので
、特性的に問題のない範囲で結合係数を選定すべきであ
るのは勿論である。
、特性的に問題のない範囲で結合係数を選定すべきであ
るのは勿論である。
本考案は上述の通り、−次、二次コイルを疎巻化する等
の方法により、−次コイルの位置関係をずらして結合係
数を0.8以下とし、−次漏洩インダクタンスを増大さ
せたもので、これによれば、火花持続時間が増大し、換
言すれば内燃機関の不整燃焼の誘発を防止する所定の火
花持続時間を得るための一次、二次コイルの巻数を、増
大した火花持続時間分だけ少なくすることができて、こ
の巻数の減少分だけ銅量低減が可能となるという効果が
得られる。
の方法により、−次コイルの位置関係をずらして結合係
数を0.8以下とし、−次漏洩インダクタンスを増大さ
せたもので、これによれば、火花持続時間が増大し、換
言すれば内燃機関の不整燃焼の誘発を防止する所定の火
花持続時間を得るための一次、二次コイルの巻数を、増
大した火花持続時間分だけ少なくすることができて、こ
の巻数の減少分だけ銅量低減が可能となるという効果が
得られる。
またサイリスターのサージ電流が低下するので、品質マ
ージンが増大するという効果も得られる。
ージンが増大するという効果も得られる。
第1図は本考案になる点火コイルの一実施例を示す断面
正面図、第2図は本考案点火コイルが適用されるコンデ
ンサー放電式点火装置の一例を示す回路図、第3図a−
Cは本考案における一次コイルの巻線法を示す模式図、
第4図はコイル結合係数と火花持続時間の関係を示す特
性図である。 1・・・・・・点火コイル、2・・・・・・−次コイル
、3・・・・・・二次コイル。
正面図、第2図は本考案点火コイルが適用されるコンデ
ンサー放電式点火装置の一例を示す回路図、第3図a−
Cは本考案における一次コイルの巻線法を示す模式図、
第4図はコイル結合係数と火花持続時間の関係を示す特
性図である。 1・・・・・・点火コイル、2・・・・・・−次コイル
、3・・・・・・二次コイル。
Claims (1)
- 内燃機関用コンデンサー放電式点火装置に使用される点
火コイルであって、−次コイルと二次コイルとの結合係
数を0.8以下としたことを特徴とする内燃機関用点火
コイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP297880U JPS5932102Y2 (ja) | 1980-01-14 | 1980-01-14 | 内燃機関用点火コイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP297880U JPS5932102Y2 (ja) | 1980-01-14 | 1980-01-14 | 内燃機関用点火コイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56106433U JPS56106433U (ja) | 1981-08-19 |
JPS5932102Y2 true JPS5932102Y2 (ja) | 1984-09-10 |
Family
ID=29599778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP297880U Expired JPS5932102Y2 (ja) | 1980-01-14 | 1980-01-14 | 内燃機関用点火コイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5932102Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004019353A1 (ja) * | 2002-08-23 | 2004-03-04 | Matsushita Electric Works, Ltd. | トランス |
JP4552709B2 (ja) * | 2005-03-22 | 2010-09-29 | 株式会社デンソー | 点火コイル及びその製造方法 |
ES2533577T3 (es) * | 2006-05-18 | 2015-04-13 | North-West University | Sistema de encendido |
-
1980
- 1980-01-14 JP JP297880U patent/JPS5932102Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56106433U (ja) | 1981-08-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3980922A (en) | Capacitance discharge type breakerless ignition system for an internal combustion engine | |
JPS5932102Y2 (ja) | 内燃機関用点火コイル | |
JPS61236349A (ja) | マグネト点火装置 | |
KR20010052759A (ko) | 용량방전시스템과 자기 코어-코일 어셈블리를 갖는 스파크점화시스템 | |
US4949696A (en) | Capacitor ignition systems | |
JPS59105308A (ja) | 内燃機関の点火装置用の点火コイル | |
JPH11153079A (ja) | 点火装置 | |
JP2997577B2 (ja) | 内燃機関用点火コイル | |
JPS60245104A (ja) | 内燃機関用コンデンサ放電型点火装置 | |
JPS6011624Y2 (ja) | 内燃機関用点火コイル | |
RU2059083C1 (ru) | Тиристорная система зажигания | |
JP3200794B2 (ja) | 内燃機関の点火コイル | |
JP2002058162A (ja) | サージ電圧抑制フィルタ | |
JPS6050906A (ja) | 内燃機関用点火コイル | |
JPS6040868Y2 (ja) | 内燃機関用無接点点火装置 | |
RU95102400A (ru) | Катушка зажигания | |
JPS6136782Y2 (ja) | ||
JPH067531B2 (ja) | 三巻線変圧器の巻線配置 | |
RU2137940C1 (ru) | Система зажигания двигателя внутреннего сгорания и катушка зажигания | |
JPS6334476Y2 (ja) | ||
JPS63501808A (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
RU2105409C1 (ru) | Генератор электрических импульсов | |
JPS55117215A (en) | Stabilizer for discharge lamp | |
JP2001345229A (ja) | スイッチングトランスのコイル構造 | |
JPS5822722U (ja) | 内燃機関用点火コイル |