JPS6011624Y2 - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

内燃機関用点火コイル

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Publication number
JPS6011624Y2
JPS6011624Y2 JP5012681U JP5012681U JPS6011624Y2 JP S6011624 Y2 JPS6011624 Y2 JP S6011624Y2 JP 5012681 U JP5012681 U JP 5012681U JP 5012681 U JP5012681 U JP 5012681U JP S6011624 Y2 JPS6011624 Y2 JP S6011624Y2
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JP
Japan
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coil
silicon steel
internal combustion
ignition coil
central core
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Expired
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JP5012681U
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English (en)
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JPS57163726U (ja
Inventor
修 杉江
Original Assignee
株式会社デンソー
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関用開磁路型モールド点火コイルの磁気
回路の構成に関する。
従来の開磁路型点火コイルは、20〜3隊積層された珪
素鋼板、よりなる中心コアを樹脂で一体成形した1次ス
プール上に1次コイルを巻回し、さらにその外側に2次
コイルを巻回したコイル本体を熱可塑性樹脂ケースに内
蔵し、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂でモールドしてい
る。
ところで、開磁路型モールド点火コイルは小型軽量であ
るが、磁気効率がE−EあるいはE−Iタイプで代表さ
れる閉磁路型点火コイルに比べて劣る為、所望の性能を
得る為には、閉磁路型点火コイルに比べ2倍以上の銅線
を巻回する必要がある。
この為、小型軽量の割には銅量アップによるコスト高は
さけられないという欠点があった。
又、従来品はコイルのエンジン取り付は位置によっては
アース体(エンジン)に接近することがある為、高圧部
(2次コイル)とアース間の電界集中により、エンジン
とコイル間の空間部でコロナ放電が生じ、点火コイルの
樹脂層がコロナにより破壊され、最悪の場合2次コイル
まで破壊が達し、高圧が低圧(アース)にリークすると
いった不具合が生じるという欠点があった。
本考案の目的は、開磁路型モールド点火コイルの欠点で
あるコストアップを最小限にする為、磁気回路を改良し
て銅量を低減すると共に、コロナ放電によるリーク破壊
を防止することにある。
具体的に言うと、熱可塑性樹脂ケースを成形する際に1
〜3枚、板厚0.35〜0.5T!r!nの珪素鋼板を
一体戒形することにより、例えばコア上端から出た磁束
がこの珪素鋼板を通り、コア下端にもどるという見かけ
上の閉ループを形成することができ、洩れ磁束を低減で
きて2次コイルを鎖交する磁束数を増すことができる為
、点火コイルの変換効率が上がり、銅線巻回数が少なく
ても高性能であり、又、この珪素鋼板をアースである中
心コアと接続することにより、空間部でのコロナ放電を
防止できる為、樹脂層の破壊が防止できる。
以下本考案を図に示す実施例について説明する。
第1図および第2図において、板厚0.3〜0.5簡の
タンザク形珪素鋼板を20〜3倣積層して中心コア1と
なし、この中心コア1を熱可塑性樹脂で一体成形した1
次スプール1aに1次コイル2を200〜400ターン
巻回し、その外側に2次コイル3を20000〜400
00タ一ン巻回してなるコイル本体を、熱可塑性樹脂ケ
ース4に内蔵して、エポキシ系熱硬化性樹脂6によりモ
ールドする。
この時、熱可塑性樹脂ケース4としては、その内部に0
.35〜0.5rrrInの板厚の珪素鋼板5を1〜3
枚挿入して一体戒形する。
この珪素鋼板5は磁束と直交する面上に発生する過電流
を防止する為に、円周方向に対し開口部りを設け、さら
に図示しないが珪素鋼板5を中心コア1に電気的に接続
することにより、中心コア1と同電位とする。
上記構成において、中心コア1の上端から空間に出た磁
束は強制的に珪素鋼板5を通り、中心コア1の下端にも
どる閉ループが形成される為、洩れ磁束が低減され、2
次コイル3を鎖交する磁束がふえる。
実験によると、点火コイルの性能を左右するインダクタ
ンスが従来品に比べ20〜30%向上する為、銅量を従
来品の85〜90%に減することができ、銅量のコスト
ダウンを図ることができる。
又、珪素鋼板5を中心コア1 (アース)に接続してい
る為、電位的に同電位(アース)となり、従来品に見ら
れたようなコロナ放電によるリーク破壊現象を防止する
ことができる。
以上述べたように本考案においては、珪素鋼板を熱可塑
性樹脂ケース内に一体威形し、中心コアと同電位にする
ことにより、洩れ磁束の低減を図ることができる為、イ
ンダクタンスが20〜30%向上し、銅量を従来品の8
5〜90%に低減することができる。
この為、開磁路型点火コイルの小型軽量というメリット
を損なわず、コストダウンを図ることができるという優
れた効果がある。
又、エンジン搭載条件によってはコロナ放電によって点
火コイルの樹脂が破壊するというリーク現象も、この珪
素鋼板をアースすることにより防止できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による開磁路型モールドコイルの一実施
例を示す縦断面図、第2図は第1図図示のI−I線に沿
う横断面図である。 1・・・・・・中心コア、2・・・・・・1次コイル、
3・・・・・・2次コイル、4・・・・・・熱可塑性樹
脂ケース、5・・・・・・珪素鋼板、6・・・・・・エ
ポキシ樹脂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 珪素鋼板を20〜3併文積層してなる中心コアの外側に
    1次コイルを巻回し、さらにその外側に2次コイルを巻
    回してなるコイル本体を熱可塑性樹脂ケースに内蔵し、
    エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂でモールドした開磁路の
    内燃機関用点火コイルに於いて、前記熱可塑性樹脂ケー
    ス内に1〜3枚の珪素鋼板を一体戒形し、さらにこの珪
    素鋼板を前記中心コアと電気的に接続した内燃機関用点
    火コイル。
JP5012681U 1981-04-07 1981-04-07 内燃機関用点火コイル Expired JPS6011624Y2 (ja)

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JPS57163726U JPS57163726U (ja) 1982-10-15
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