JPS5932095B2 - 茶葉の中粗「もみ」方法 - Google Patents
茶葉の中粗「もみ」方法Info
- Publication number
- JPS5932095B2 JPS5932095B2 JP2966183A JP2966183A JPS5932095B2 JP S5932095 B2 JPS5932095 B2 JP S5932095B2 JP 2966183 A JP2966183 A JP 2966183A JP 2966183 A JP2966183 A JP 2966183A JP S5932095 B2 JPS5932095 B2 JP S5932095B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kneading
- rolling
- tea leaves
- tea
- hands
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Tea And Coffee (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は茶葉の中粗揉方法に関するものである。
従来、機枠に回転自在に架設した円筒形茶葉揉乾胴の中
央部に、揉手を附設した回転軸を前後の方向へ移動自在
に配設した茶葉粗揉機は、実公昭34−1690号公報
により公知であるが、この粗揉機は軟質茶葉の粗揉に際
しては回転軸の位置を揉乾胴の中心よりやや前方に変え
て、揉手を前記揉乾胴の揉込み部に接近させ、硬質茶葉
に対しては之と反対に回転軸を揉乾胴の中心に戻して、
揉手を揉込み部より離隔させ、茶葉に加わる揉手の揉圧
範囲を軟質茶菓に対しては狭くし、硬質茶葉に対しては
広くして軟質茶菓が揉み過ぎとならず、硬質茶葉が頃合
いに揉み上げられる様にしたものであったが、この場合
は、揉み易くて強揉圧を加えるとこなれ易い軟質茶葉に
、揉込み部への揉手の接近により強揉圧を加えられるた
め、茶葉がこなれて製品の著しい品質、歩留り、水色等
の低下を来すだけでなく、強揉圧を加えてもこなれが少
くて揉みにくい茶葉に対しては、揉込み部からの揉手の
離隔により揉圧が弱められるから、茶葉は揉み込み不足
のために組織軟化と搾水が不良となり、乾燥も遅滞する
から、加工時間が長くかかつて製品は形状の悪い低級品
となる欠点があった。
央部に、揉手を附設した回転軸を前後の方向へ移動自在
に配設した茶葉粗揉機は、実公昭34−1690号公報
により公知であるが、この粗揉機は軟質茶葉の粗揉に際
しては回転軸の位置を揉乾胴の中心よりやや前方に変え
て、揉手を前記揉乾胴の揉込み部に接近させ、硬質茶葉
に対しては之と反対に回転軸を揉乾胴の中心に戻して、
揉手を揉込み部より離隔させ、茶葉に加わる揉手の揉圧
範囲を軟質茶菓に対しては狭くし、硬質茶葉に対しては
広くして軟質茶菓が揉み過ぎとならず、硬質茶葉が頃合
いに揉み上げられる様にしたものであったが、この場合
は、揉み易くて強揉圧を加えるとこなれ易い軟質茶葉に
、揉込み部への揉手の接近により強揉圧を加えられるた
め、茶葉がこなれて製品の著しい品質、歩留り、水色等
の低下を来すだけでなく、強揉圧を加えてもこなれが少
くて揉みにくい茶葉に対しては、揉込み部からの揉手の
離隔により揉圧が弱められるから、茶葉は揉み込み不足
のために組織軟化と搾水が不良となり、乾燥も遅滞する
から、加工時間が長くかかつて製品は形状の悪い低級品
となる欠点があった。
本発明は、この欠点を解消するためになされたもので、
茶葉揉乾胴内に移動自在に設けた回転軸を、軟質茶葉の
場合は、揉乾胴の中心に近付けて揉込み部から揉手を離
隔させ、茶葉に対する揉圧を弱くすると共に、揉圧範囲
を拡げてゆるやかな茶葉の揉み込みを行わせ、硬質茶葉
の場合は回転軸を揉乾胴の中心から離して揉手を揉込み
部に接近させ、茶葉に対する揉圧を強くすると共に、之
に伴う揉圧範囲の減少を回転軸の回転数増加による揉圧
回数の増加により補い、茶葉の強力な揉込みに充分行わ
せて、原葉の硬軟に関係なく品質、歩留り共に良好な製
品が得られる茶葉の中粗揉方法を提供することを目的と
する。
茶葉揉乾胴内に移動自在に設けた回転軸を、軟質茶葉の
場合は、揉乾胴の中心に近付けて揉込み部から揉手を離
隔させ、茶葉に対する揉圧を弱くすると共に、揉圧範囲
を拡げてゆるやかな茶葉の揉み込みを行わせ、硬質茶葉
の場合は回転軸を揉乾胴の中心から離して揉手を揉込み
部に接近させ、茶葉に対する揉圧を強くすると共に、之
に伴う揉圧範囲の減少を回転軸の回転数増加による揉圧
回数の増加により補い、茶葉の強力な揉込みに充分行わ
せて、原葉の硬軟に関係なく品質、歩留り共に良好な製
品が得られる茶葉の中粗揉方法を提供することを目的と
する。
次に本発明に関する方法の実施に適した茶菓中揉機の一
例を図面に付き説明すれば下記の通りである。
例を図面に付き説明すれば下記の通りである。
図中1は機枠2に回転自在に架設した円筒形の茶葉揉乾
胴で、内面にダクaを張り、一端を閉塞する固定端板3
の上部に茶葉の投入ホッパー4を、下部に熱風の吹込口
5を設け、他端を閉塞する端板には、金網を張った排気
孔6と、茶菓の排出ロアとを設けてあり、この揉乾胴1
は公知の変速装置により15〜30rpmの範囲で回転
速度を調整出来る様(でシである。
胴で、内面にダクaを張り、一端を閉塞する固定端板3
の上部に茶葉の投入ホッパー4を、下部に熱風の吹込口
5を設け、他端を閉塞する端板には、金網を張った排気
孔6と、茶菓の排出ロアとを設けてあり、この揉乾胴1
は公知の変速装置により15〜30rpmの範囲で回転
速度を調整出来る様(でシである。
8は円筒状の茶葉揉乾胴1内に貫装した回転軸で、揉乾
胴1の中心と之より20mm前方の位置との間を前後に
移動する様に配設し、この回転軸8に公知の配列により
揉手9を取付げ、この揉手9にばねbにより揉圧を負加
すると共に、該回転軸8の回転速度を公知の変速装置を
用いて35〜55rpmの範囲内で調整出来る様にした
ものである。
胴1の中心と之より20mm前方の位置との間を前後に
移動する様に配設し、この回転軸8に公知の配列により
揉手9を取付げ、この揉手9にばねbにより揉圧を負加
すると共に、該回転軸8の回転速度を公知の変速装置を
用いて35〜55rpmの範囲内で調整出来る様にした
ものである。
本発明に係る方法に使用する茶葉中揉機は、上記の通り
構成されているから、硬質茶葉を中揉するときは、回転
軸8を図面第2図に示す様に茶葉揉乾胴1中心より前方
へ15mm偏らせて、揉手9を揉乾胴1における揉込み
部に接近させると、茶葉に対する揉圧は強くなり、硬質
茶葉の組織軟化と搾水が充分性われる強力な揉み込みが
行われる6しかし、揉手9が茶葉を抱いて之に揉圧を加
える揉圧範囲は狭くなるため、揉込み時間が不足する様
になるから、之に伴い、回転軸80回転数を23rpm
に上げると、揉手9による茶葉の揉圧回数が増し、揉圧
範囲の不足を補って、茶葉に強力な揉込みを充分な時間
加え、揉みにくい硬質茶葉の組織軟化と搾水と良好に行
わせて、茶葉の乾燥をも速かに行わせる。
構成されているから、硬質茶葉を中揉するときは、回転
軸8を図面第2図に示す様に茶葉揉乾胴1中心より前方
へ15mm偏らせて、揉手9を揉乾胴1における揉込み
部に接近させると、茶葉に対する揉圧は強くなり、硬質
茶葉の組織軟化と搾水が充分性われる強力な揉み込みが
行われる6しかし、揉手9が茶葉を抱いて之に揉圧を加
える揉圧範囲は狭くなるため、揉込み時間が不足する様
になるから、之に伴い、回転軸80回転数を23rpm
に上げると、揉手9による茶葉の揉圧回数が増し、揉圧
範囲の不足を補って、茶葉に強力な揉込みを充分な時間
加え、揉みにくい硬質茶葉の組織軟化と搾水と良好に行
わせて、茶葉の乾燥をも速かに行わせる。
又、軟質茶葉を中揉するときは、回転軸8の中心からの
偏りを12mmに減すると、揉手9と揉込み部との間隔
が開くため、揉手9により茶菓に加えられる揉圧が弱ま
り、こなれ易い軟質茶菓をこなさずに揉み込む様になる
が、揉手9により茶葉に抱いて揉込む揉圧範囲は拡がり
、揉み過ぎの傾向となるから、回転軸8の回転数を4O
rpmに下げ、揉手9による茶葉の揉込み回数を減少さ
せ、揉圧範囲の過剰を補正するため、こなれ易い茶菓も
こなれず適切に揉み込まれて、速かに乾燥されるもので
ある。
偏りを12mmに減すると、揉手9と揉込み部との間隔
が開くため、揉手9により茶菓に加えられる揉圧が弱ま
り、こなれ易い軟質茶菓をこなさずに揉み込む様になる
が、揉手9により茶葉に抱いて揉込む揉圧範囲は拡がり
、揉み過ぎの傾向となるから、回転軸8の回転数を4O
rpmに下げ、揉手9による茶葉の揉込み回数を減少さ
せ、揉圧範囲の過剰を補正するため、こなれ易い茶菓も
こなれず適切に揉み込まれて、速かに乾燥されるもので
ある。
前述の様に本発明に関する茶葉の中揉方法は、回転自在
の茶葉揉乾胴の中央部に葉渫を附設した回転軸を前後の
方向へ移動自在に設け、この回転軸を軟質茶葉を揉むと
きは、揉乾胴の中心に近付けて揉手と揉込み部との間隔
を開き、茶葉に対する揉圧を弱めると共に、揉乾範囲の
増加を揉手の回転数の減少により補い、揉み易くてこな
れ易い軟質茶葉をこなれず揉み過ぎとならない様に適度
に揉み込ませ、品質と歩留りが良好で水色の冴えた高級
茶を得ることが出来るばかりでなく、硬質茶葉を揉むと
きは、回転軸を揉乾胴の中心から離して揉手と揉込部と
の間隔を狭め、茶葉に対する揉圧を強めると共に、揉乾
範囲の減少を揉手の回転数の増加により補い、こなれが
少くて揉みにくい硬質茶葉を充分な組織軟化と搾水が行
われる様に揉込んで、軟質茶葉の様に細撚れして色沢も
良い製品に加工し得る特有の効果を奏するものである。
の茶葉揉乾胴の中央部に葉渫を附設した回転軸を前後の
方向へ移動自在に設け、この回転軸を軟質茶葉を揉むと
きは、揉乾胴の中心に近付けて揉手と揉込み部との間隔
を開き、茶葉に対する揉圧を弱めると共に、揉乾範囲の
増加を揉手の回転数の減少により補い、揉み易くてこな
れ易い軟質茶葉をこなれず揉み過ぎとならない様に適度
に揉み込ませ、品質と歩留りが良好で水色の冴えた高級
茶を得ることが出来るばかりでなく、硬質茶葉を揉むと
きは、回転軸を揉乾胴の中心から離して揉手と揉込部と
の間隔を狭め、茶葉に対する揉圧を強めると共に、揉乾
範囲の減少を揉手の回転数の増加により補い、こなれが
少くて揉みにくい硬質茶葉を充分な組織軟化と搾水が行
われる様に揉込んで、軟質茶葉の様に細撚れして色沢も
良い製品に加工し得る特有の効果を奏するものである。
第1図は本発明に関する茶葉の中粗揉方法に使用した製
茶機械の一部を破断した正面図。 第2図は同上縦断側面図である。 図中1は円筒形茶葉揉乾胴、8は回転軸、9は揉手であ
る。
茶機械の一部を破断した正面図。 第2図は同上縦断側面図である。 図中1は円筒形茶葉揉乾胴、8は回転軸、9は揉手であ
る。
Claims (1)
- 1 機枠に回転自在に架設した円筒形茶葉揉乾胴の中央
部に、揉手を附設した回転軸を前後の方向へ移動自在に
配設し、この回転軸を前方へ偏位させて、前記揉手を前
記揉乾胴の揉込み部へ近付ける根回転軸の回転数を上げ
て揉込み回数を増す様にしたことを特徴とする茶菓の中
粗揉方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2966183A JPS5932095B2 (ja) | 1983-02-24 | 1983-02-24 | 茶葉の中粗「もみ」方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2966183A JPS5932095B2 (ja) | 1983-02-24 | 1983-02-24 | 茶葉の中粗「もみ」方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5985254A JPS5985254A (ja) | 1984-05-17 |
JPS5932095B2 true JPS5932095B2 (ja) | 1984-08-06 |
Family
ID=12282297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2966183A Expired JPS5932095B2 (ja) | 1983-02-24 | 1983-02-24 | 茶葉の中粗「もみ」方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5932095B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6221280U (ja) * | 1985-07-23 | 1987-02-07 | ||
JPH0561386U (ja) * | 1991-04-17 | 1993-08-13 | 文化シヤッター株式会社 | 折り畳み式扉 |
US11486492B2 (en) | 2020-06-16 | 2022-11-01 | Aisin Corporation | Shift device |
-
1983
- 1983-02-24 JP JP2966183A patent/JPS5932095B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6221280U (ja) * | 1985-07-23 | 1987-02-07 | ||
JPH0561386U (ja) * | 1991-04-17 | 1993-08-13 | 文化シヤッター株式会社 | 折り畳み式扉 |
US11486492B2 (en) | 2020-06-16 | 2022-11-01 | Aisin Corporation | Shift device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5985254A (ja) | 1984-05-17 |
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