JP2581672Y2 - 茶葉精揉機用揉盤 - Google Patents
茶葉精揉機用揉盤Info
- Publication number
- JP2581672Y2 JP2581672Y2 JP1993008846U JP884693U JP2581672Y2 JP 2581672 Y2 JP2581672 Y2 JP 2581672Y2 JP 1993008846 U JP1993008846 U JP 1993008846U JP 884693 U JP884693 U JP 884693U JP 2581672 Y2 JP2581672 Y2 JP 2581672Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tea leaves
- rubbing
- machine
- kneading machine
- tea
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Tea And Coffee (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は製茶における精揉工程に
おいて用いる茶葉精揉機用揉盤に関する。
おいて用いる茶葉精揉機用揉盤に関する。
【0002】
【従来の技術】茶葉精揉機は、煎茶の伸直な形を成形す
るためには重要な機械であり、その加工工程において、
茶葉は締められて針状となり、かつ、適宜な乾燥が施さ
れるものであって、揉乾釜の中央に設けられた円弧状で
凹凸部を有する加熱された揉盤と、この上部に対設した
揉圧盤とより成り立っている。
るためには重要な機械であり、その加工工程において、
茶葉は締められて針状となり、かつ、適宜な乾燥が施さ
れるものであって、揉乾釜の中央に設けられた円弧状で
凹凸部を有する加熱された揉盤と、この上部に対設した
揉圧盤とより成り立っている。
【0003】前記した伸直な形を成形する操作は、揉圧
盤とによる揉盤上の茶葉の転動によって与えられる該茶
葉の方向性、すなわち、葉を揃えられることや、加圧,
加熱による茶葉の軟化、および水分の蒸発によって起こ
る収縮現象が一体となって茶葉に作用し起こるとされて
いる。
盤とによる揉盤上の茶葉の転動によって与えられる該茶
葉の方向性、すなわち、葉を揃えられることや、加圧,
加熱による茶葉の軟化、および水分の蒸発によって起こ
る収縮現象が一体となって茶葉に作用し起こるとされて
いる。
【0004】したがって、精揉機にあって前記した揉盤
の役割は、でき上がる製品の良否に大きく影響するもの
で外観上の商品価値も大きく作用する。
の役割は、でき上がる製品の良否に大きく影響するもの
で外観上の商品価値も大きく作用する。
【0005】一方、精揉機の動作は、図5に示すよう
に、揉盤30上に供給されたX部の塊状茶葉は、矢印pの
方向へ揺動する揉圧盤34により、Y部へ塊の一団となっ
て移動し、この移動工程の間に該Y部において所定の揉
み込みおよび揉みほぐしや撹拌が行なわれ、揺動の反転
により矢印p’の方向へ戻る揉圧盤34によりX部の茶葉
はY部へ移動し、この移動工程の間に該X部において所
定の揉み込みおよび揉みほぐしや撹拌が行なわれるもの
で、この往復運動により、前述した水分が調整された均
一な針状の茶葉が形成される。
に、揉盤30上に供給されたX部の塊状茶葉は、矢印pの
方向へ揺動する揉圧盤34により、Y部へ塊の一団となっ
て移動し、この移動工程の間に該Y部において所定の揉
み込みおよび揉みほぐしや撹拌が行なわれ、揺動の反転
により矢印p’の方向へ戻る揉圧盤34によりX部の茶葉
はY部へ移動し、この移動工程の間に該X部において所
定の揉み込みおよび揉みほぐしや撹拌が行なわれるもの
で、この往復運動により、前述した水分が調整された均
一な針状の茶葉が形成される。
【0006】この往復運動時に前記茶葉は、頂点である
凸部32から下向き斜辺33に向かって押し付けられなが
ら、該下向き斜辺33の底部から立ち上がる次の凸部32に
おいて揉圧を受けつつ移動する。
凸部32から下向き斜辺33に向かって押し付けられなが
ら、該下向き斜辺33の底部から立ち上がる次の凸部32に
おいて揉圧を受けつつ移動する。
【0007】しかしながら、その揉盤30の凹凸における
底部の溝部31は鋭角状に形成されているので、前記動作
にあって、X部からY部へあるいはY部からX部へと移
動するときに、凸部32の側面に達した加工初期の茶葉の
一部は、その含水分により前記凹部31に付着して、その
移動が円滑に行なわれず、該部分に残存する凹部31の目
つぶれ状態を起こす。
底部の溝部31は鋭角状に形成されているので、前記動作
にあって、X部からY部へあるいはY部からX部へと移
動するときに、凸部32の側面に達した加工初期の茶葉の
一部は、その含水分により前記凹部31に付着して、その
移動が円滑に行なわれず、該部分に残存する凹部31の目
つぶれ状態を起こす。
【0008】この残存茶葉35は、必要以上の揉圧および
加熱が施されると共に、加工が進むにしたがって、その
同一個所において揉盤30により加熱作用を受け続けるの
で、次第に変色および変質して茶葉としては商品価値を
失うと共に、揉盤30の取出扉が開放したとき、この残存
茶葉35が凹部31より剥離して、仕上げられた良品茶葉内
に混入すると、茶葉全体の商品価値を大きく低下させ
る。
加熱が施されると共に、加工が進むにしたがって、その
同一個所において揉盤30により加熱作用を受け続けるの
で、次第に変色および変質して茶葉としては商品価値を
失うと共に、揉盤30の取出扉が開放したとき、この残存
茶葉35が凹部31より剥離して、仕上げられた良品茶葉内
に混入すると、茶葉全体の商品価値を大きく低下させ
る。
【0009】特に、精揉機にあっては、水分がまだあっ
て塊状となっている茶葉を、揉みながら水分を徐々に取
り出し、塊をほぐして個々の茶葉が円滑に転動させるこ
とにより、針状の形状が造られるものであるが、図6に
示すように、茶葉35が溜り出して目つぶれを起こした前
記凹部31は、その引っ掛かりが弱くなって、加工茶葉の
円滑な転動を妨げて塊全体が揉盤30上をズリ動く状態を
引き起こし、揉圧が十分に茶葉に掛からず、希望する乾
燥と形状がなされない。等の様々な問題点を有するもの
であった。
て塊状となっている茶葉を、揉みながら水分を徐々に取
り出し、塊をほぐして個々の茶葉が円滑に転動させるこ
とにより、針状の形状が造られるものであるが、図6に
示すように、茶葉35が溜り出して目つぶれを起こした前
記凹部31は、その引っ掛かりが弱くなって、加工茶葉の
円滑な転動を妨げて塊全体が揉盤30上をズリ動く状態を
引き起こし、揉圧が十分に茶葉に掛からず、希望する乾
燥と形状がなされない。等の様々な問題点を有するもの
であった。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】本考案は前記した問題
点を解決するためになされたもの、揉盤の凹凸は、多数
の略垂直の立ち上がり部と、この立ち上がり部に相応し
て設けた多数のなだらかな傾斜部とにより鋸歯状に形成
して、これら立ち上がり部と傾斜部との交点における溝
部に茶葉の取り除き部を設けることにより、加工中の茶
葉はその凹部に停滞することなく盤上を万遍なく転動さ
せ、加熱による変色,変質を起こさない良品の茶葉製品
を加工することができる茶葉精揉機用揉盤を提供するこ
とを目的としている。
点を解決するためになされたもの、揉盤の凹凸は、多数
の略垂直の立ち上がり部と、この立ち上がり部に相応し
て設けた多数のなだらかな傾斜部とにより鋸歯状に形成
して、これら立ち上がり部と傾斜部との交点における溝
部に茶葉の取り除き部を設けることにより、加工中の茶
葉はその凹部に停滞することなく盤上を万遍なく転動さ
せ、加熱による変色,変質を起こさない良品の茶葉製品
を加工することができる茶葉精揉機用揉盤を提供するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために本考案の手段は、精揉機の柔乾釜における揉盤の
上側を、多数の略垂直の立ち上がり部と、この立ち上が
り部に相応して多数のなだらかな傾斜部とにより鋸歯状
の凹凸のダクを形成し、これら立ち上がり部と傾斜部と
の交点における溝部に茶葉の取り除き部をそれぞれ設け
た、茶葉精揉機用揉盤の構成にある。
ために本考案の手段は、精揉機の柔乾釜における揉盤の
上側を、多数の略垂直の立ち上がり部と、この立ち上が
り部に相応して多数のなだらかな傾斜部とにより鋸歯状
の凹凸のダクを形成し、これら立ち上がり部と傾斜部と
の交点における溝部に茶葉の取り除き部をそれぞれ設け
た、茶葉精揉機用揉盤の構成にある。
【0012】
【作用】前記のように構成される本考案は以下に述べる
作用を奏する。揉圧盤を駆動し、茶葉柔乾釜の揉盤へ茶
葉を投入すると、該茶葉は、柔乾釜において揉盤と前記
揉圧盤とにより揉み撚りが行なわれる。
作用を奏する。揉圧盤を駆動し、茶葉柔乾釜の揉盤へ茶
葉を投入すると、該茶葉は、柔乾釜において揉盤と前記
揉圧盤とにより揉み撚りが行なわれる。
【0013】この工程において茶葉は、揉盤上を転動お
よび柔乾釜内を循環する間に加圧,加熱による茶葉の軟
化や水分蒸発を起こしながら、乾燥しつつ徐々に針状の
形状が成形される。
よび柔乾釜内を循環する間に加圧,加熱による茶葉の軟
化や水分蒸発を起こしながら、乾燥しつつ徐々に針状の
形状が成形される。
【0014】このとき、揉盤上の凹凸のダクにおいて
は、揉圧盤により押し付けられた茶葉は、傾斜部を転動
移動しつつ立ち上がり部に当たって一層の揉圧が与えら
れ、適度の撚りが行なわれる。
は、揉圧盤により押し付けられた茶葉は、傾斜部を転動
移動しつつ立ち上がり部に当たって一層の揉圧が与えら
れ、適度の撚りが行なわれる。
【0015】更に、取り除き部に位置する茶葉は、揉圧
盤の揺動反転時において移動する茶葉の塊と絡まって、
共に傾斜部を上りながら移動する。
盤の揺動反転時において移動する茶葉の塊と絡まって、
共に傾斜部を上りながら移動する。
【0016】したがって、取り除き部において長時間停
滞する茶葉がなく、これに起因する茶葉の変色、変質を
生じさせない。
滞する茶葉がなく、これに起因する茶葉の変色、変質を
生じさせない。
【0017】
【実施例】次に、本考案に関する茶葉精揉機用揉盤の実
施の一例を図面に基づいて説明する。
施の一例を図面に基づいて説明する。
【0018】図1および図2においてAは製茶精揉機
で、茶葉柔乾釜1と、重圧付加手段2と、加工茶葉の取
出手段3とにより基本的に構成される。
で、茶葉柔乾釜1と、重圧付加手段2と、加工茶葉の取
出手段3とにより基本的に構成される。
【0019】そして、前記した茶葉柔乾釜1は、前記精
揉機Aにおいて多数例えば4個(図においては1個のみ
を示す)並設されているもので、その中央において、上
面に凹凸状のダク4を設けた弧状の揉盤5を設け、この
揉盤5の前側と後側には、弧状の往復樋6,6を配設し
てあり、更に、この揉盤5の左右両側には、乾燥溝7,
7をそれぞれ設けてあって、また、前記揉盤5の上方に
は揉圧盤8を対設してある。
揉機Aにおいて多数例えば4個(図においては1個のみ
を示す)並設されているもので、その中央において、上
面に凹凸状のダク4を設けた弧状の揉盤5を設け、この
揉盤5の前側と後側には、弧状の往復樋6,6を配設し
てあり、更に、この揉盤5の左右両側には、乾燥溝7,
7をそれぞれ設けてあって、また、前記揉盤5の上方に
は揉圧盤8を対設してある。
【0020】前記した揉盤5における凹凸状のダク4
は、金属製等により成形されていて、図3に示すよう
に、多数の略垂直の立ち上がり部4aと、この立ち上が
り部4aに相応して、多数のなだらかな傾斜部4bとに
より鋸歯状に形成され、これら立ち上がり部4aと傾斜
部4bとの交点における溝部に茶葉の取り除き部4cを
それぞれ設けてある。なお、この取り除き部4cは、揉
盤5へ全長に亘って設けたり、揉圧盤8による揉圧の掛
かる部分のみや、間隔的に設けるもので、この取り除き
部4cが設けられない立ち上がり部4aと傾斜部4bと
の交点部は鋭角状に形成することがある。
は、金属製等により成形されていて、図3に示すよう
に、多数の略垂直の立ち上がり部4aと、この立ち上が
り部4aに相応して、多数のなだらかな傾斜部4bとに
より鋸歯状に形成され、これら立ち上がり部4aと傾斜
部4bとの交点における溝部に茶葉の取り除き部4cを
それぞれ設けてある。なお、この取り除き部4cは、揉
盤5へ全長に亘って設けたり、揉圧盤8による揉圧の掛
かる部分のみや、間隔的に設けるもので、この取り除き
部4cが設けられない立ち上がり部4aと傾斜部4bと
の交点部は鋭角状に形成することがある。
【0021】そして、前記した取り除き部4cは、図4に
示すように形成されているもので、同図において(a) の
ものは円弧状に形成し、(b) は前記した(a) のものの円
弧部を平状に形成し、また、(c) のものは更に多角状に
形成し、(d) のものは立ち上がり部4aの頂部より傾斜部
4bへ向かって湾曲状に形成してある。
示すように形成されているもので、同図において(a) の
ものは円弧状に形成し、(b) は前記した(a) のものの円
弧部を平状に形成し、また、(c) のものは更に多角状に
形成し、(d) のものは立ち上がり部4aの頂部より傾斜部
4bへ向かって湾曲状に形成してある。
【0022】この形状により、傾斜部4bに押し付けられ
た塊状の茶葉は、該取り除き部4cへ向かってほぐれつつ
転動して当接し、この取り除き部4cによって塊が分散し
て次の傾斜部4bへ移動する動作を繰り返す。
た塊状の茶葉は、該取り除き部4cへ向かってほぐれつつ
転動して当接し、この取り除き部4cによって塊が分散し
て次の傾斜部4bへ移動する動作を繰り返す。
【0023】特に、取り除き部4cに受け止められて上部
の揉圧盤8の移動により揉み込みが行なわれるものであ
って、該揉圧盤8の揺動の反転時に絡み合ったダク4の
茶葉は、この塊と共に円滑に傾斜部4bに向かって移動
し、取り除き部4cには停滞することがないもので、これ
に起因する茶葉の変色、変質を生じさせない。
の揉圧盤8の移動により揉み込みが行なわれるものであ
って、該揉圧盤8の揺動の反転時に絡み合ったダク4の
茶葉は、この塊と共に円滑に傾斜部4bに向かって移動
し、取り除き部4cには停滞することがないもので、これ
に起因する茶葉の変色、変質を生じさせない。
【0024】更に、このダク4の凹凸は、従来機におけ
る揉盤30の凹凸よりそのピッチを粗く(例えば、従来の
10ピッチに対して本願は7ピッチ)形成してあるもの
で、これにより、傾斜部4bが延長されるものであって、
揉圧盤8による揉圧は一層掛かりやすくなるものであ
る。
る揉盤30の凹凸よりそのピッチを粗く(例えば、従来の
10ピッチに対して本願は7ピッチ)形成してあるもの
で、これにより、傾斜部4bが延長されるものであって、
揉圧盤8による揉圧は一層掛かりやすくなるものであ
る。
【0025】前記した揉圧盤8は、前記揉盤5上の茶葉
に対して所定の重圧および撚りを与えて、茶葉の芯水を
所定量蒸発させると共に針状の棒に成形するもので、前
記揉盤5の円弧中心に位置させた主軸9により、前後の
方向へ揺動される揺動枠10へリンク11によりその上部を
揺動自在に吊設してある。
に対して所定の重圧および撚りを与えて、茶葉の芯水を
所定量蒸発させると共に針状の棒に成形するもので、前
記揉盤5の円弧中心に位置させた主軸9により、前後の
方向へ揺動される揺動枠10へリンク11によりその上部を
揺動自在に吊設してある。
【0026】そして、下面中央には、その頂部を揉盤5
へ向けた断面三角状の木製等または合成樹脂製の揉圧部
材12を前記ダク4と平行するように付設してあって、こ
の揉圧盤8の揺動に伴って、揉盤5上の茶葉に接触して
前後に回転させつつ、投入時の塊状となったものを所定
にほぐすと共に、茶葉表面にてりや艶を与える。
へ向けた断面三角状の木製等または合成樹脂製の揉圧部
材12を前記ダク4と平行するように付設してあって、こ
の揉圧盤8の揺動に伴って、揉盤5上の茶葉に接触して
前後に回転させつつ、投入時の塊状となったものを所定
にほぐすと共に、茶葉表面にてりや艶を与える。
【0027】また、前記主軸9には、図2に示すよう
に、前記乾燥溝7,7内を移動する往復ほうき13,13を
取り付けて、クランクなどの往復手段(図示せず)によ
り相反的に前後方向へ揺動され、前記揉盤5より該乾燥
溝7,7へ落ちた加工茶葉を前記往復樋6,6へ掃き上
げる。
に、前記乾燥溝7,7内を移動する往復ほうき13,13を
取り付けて、クランクなどの往復手段(図示せず)によ
り相反的に前後方向へ揺動され、前記揉盤5より該乾燥
溝7,7へ落ちた加工茶葉を前記往復樋6,6へ掃き上
げる。
【0028】そして、前記往復樋6,6の上方には回転
ほうき14,14を回転自在に軸15,15支してあるもので、
前記揉盤5へ向かって回転することにより往復樋6,6
上の加工茶葉を該揉盤5へ掃き込ませる。
ほうき14,14を回転自在に軸15,15支してあるもので、
前記揉盤5へ向かって回転することにより往復樋6,6
上の加工茶葉を該揉盤5へ掃き込ませる。
【0029】前記した重圧付加手段2は、揉盤5上の茶
葉へ前記揉圧盤8による所定揉圧を与えるもので、慣用
の分銅式を採用するものであって、揉圧盤8の上部中心
へ、連杆16により中間を横軸17に揺動自在に支承させた
分銅杆18を連係し、この分銅杆18へ重圧付加用の分銅19
を移動自在に載架してある。
葉へ前記揉圧盤8による所定揉圧を与えるもので、慣用
の分銅式を採用するものであって、揉圧盤8の上部中心
へ、連杆16により中間を横軸17に揺動自在に支承させた
分銅杆18を連係し、この分銅杆18へ重圧付加用の分銅19
を移動自在に載架してある。
【0030】なお、前記した分銅19は、前記分銅杆18の
ラック20に噛合するピニオン21をモータ等の駆動手段22
により駆動することにより、分銅杆18の任意位置へ自動
的に移動させることができるもので、更に、分銅19に付
設したハンドル23を押し引きすることにより手動移動さ
せることができる。
ラック20に噛合するピニオン21をモータ等の駆動手段22
により駆動することにより、分銅杆18の任意位置へ自動
的に移動させることができるもので、更に、分銅19に付
設したハンドル23を押し引きすることにより手動移動さ
せることができる。
【0031】図1において25はガスバーナ等を用いた加
熱手段で、前記揉盤5の下側に設けて茶葉柔乾釜1を所
定温度に加熱することにより、前記した揉盤5,往復樋
6,6や乾燥溝7,7に滞留する茶葉の水分を蒸発させ
て所定の乾燥を行なう。
熱手段で、前記揉盤5の下側に設けて茶葉柔乾釜1を所
定温度に加熱することにより、前記した揉盤5,往復樋
6,6や乾燥溝7,7に滞留する茶葉の水分を蒸発させ
て所定の乾燥を行なう。
【0032】前記した加工茶葉の取出手段3は、底部を
分割された前記揉盤5の一部を下方へ回動させて加工済
の茶葉を下部に取り出すもので、公知のリンク機構等を
採用するものであり、該リンクをモータ,流体シリンダ
等の操作手段(図示せず)により操作させて、適宜前記
揉盤5の開閉を行なう。
分割された前記揉盤5の一部を下方へ回動させて加工済
の茶葉を下部に取り出すもので、公知のリンク機構等を
採用するものであり、該リンクをモータ,流体シリンダ
等の操作手段(図示せず)により操作させて、適宜前記
揉盤5の開閉を行なう。
【0033】
【考案の効果】前述したように本考案の茶葉精揉機用揉
盤は、その凹凸における底部において弧状辺が設けられ
ているため、揉圧盤による加圧される茶葉は、該弧状辺
に沿って円滑に転動して、必要以上の揉圧および加熱が
与えられることがない。
盤は、その凹凸における底部において弧状辺が設けられ
ているため、揉圧盤による加圧される茶葉は、該弧状辺
に沿って円滑に転動して、必要以上の揉圧および加熱が
与えられることがない。
【0034】したがって、凹状の溝部には茶葉が溜るこ
とがないので、変色および変質による茶葉の商品価値を
失ったり、でき上がり製品の歩留りの低下を来したりす
ることがなく、しかも、凹状の溝部に加工茶葉が目ずま
りしないことにより、反転が良好で十分な揉捻がなさ
れ、仕上げられた製品は外観や質共に良品となる格別な
効果を奏するものである。
とがないので、変色および変質による茶葉の商品価値を
失ったり、でき上がり製品の歩留りの低下を来したりす
ることがなく、しかも、凹状の溝部に加工茶葉が目ずま
りしないことにより、反転が良好で十分な揉捻がなさ
れ、仕上げられた製品は外観や質共に良品となる格別な
効果を奏するものである。
【図1】本考案に関する精揉機の一実施例を示す一部縦
断側面図である。
断側面図である。
【図2】図1における縦断正面図である。
【図3】図1における揉盤の拡大正面図である。
【図4】図1における揉盤の形状の各例を更に拡大して
示す説明図である。
示す説明図である。
【図5】従来の精揉機用の揉盤を示す拡大正面図であ
る。
る。
【図6】図6における揉盤に茶葉が溜った状態を示す説
明図である。
明図である。
A 精揉機 1 柔乾釜 4 ダク 4a 立ち上がり部 4b 傾斜部 4c 取り除き部 5 揉盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23F 3/12 301
Claims (1)
- 【請求項1】 精揉機の柔乾釜における揉盤の上側を、
多数の略垂直の立ち上がり部と、この立ち上がり部に相
応して多数のなだらかな傾斜部とにより鋸歯状の凹凸の
ダクを形成し、これら立ち上がり部と傾斜部との交点に
おける溝部に茶葉の取り除き部を設けたことを特徴とす
る茶葉精揉機用揉盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993008846U JP2581672Y2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 茶葉精揉機用揉盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993008846U JP2581672Y2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 茶葉精揉機用揉盤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0668476U JPH0668476U (ja) | 1994-09-27 |
JP2581672Y2 true JP2581672Y2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=18528778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993008846U Expired - Lifetime JP2581672Y2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 茶葉精揉機用揉盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581672Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP1993008846U patent/JP2581672Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0668476U (ja) | 1994-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110547344B (zh) | 茶叶揉捻装置 | |
DE2457618C3 (de) | Verfahren zum Erzeugen eines Kontrastmusters auf einer Platte und gemusterte Platte | |
US4237579A (en) | Graining brush | |
CN107637686A (zh) | 一种带智能机器人的全自动棉花糖机 | |
JP2581672Y2 (ja) | 茶葉精揉機用揉盤 | |
CN214219091U (zh) | 一种功能面料的定型装置 | |
CN208962748U (zh) | 一种压花机 | |
CN111139604A (zh) | 一种用于运动服的防水涂层均匀涂抹设备 | |
CN209711413U (zh) | 竹笋制备笋干的挤水装置 | |
JPH0451144B2 (ja) | ||
CN2383851Y (zh) | 热风烘茧机的自动铺茧装置 | |
JPH09141348A (ja) | 凹凸付与装置 | |
JPS6337823Y2 (ja) | ||
CN2223894Y (zh) | 生馒头表面成型机 | |
JP2001045972A (ja) | 製茶精揉装置 | |
CN106922867A (zh) | 茶叶理条装置 | |
CN114772369B (zh) | 一种仿亚麻围巾立体印花后处理设备及其工艺 | |
CN221490765U (zh) | 膏药涂布机 | |
CN111670973B (zh) | 一种针形绿茶制备系统及制备方法 | |
CN216733235U (zh) | 一种花纸机 | |
JPS5932095B2 (ja) | 茶葉の中粗「もみ」方法 | |
CN220971128U (zh) | 便于皮革面料激光雕刻机使用的限位组件 | |
CN221460741U (zh) | 一种装饰面料加工用烫熨装置 | |
CN217997220U (zh) | 一种牛皮革轧制装置 | |
CN2845466Y (zh) | 揉笋机 |