JPS5931968Y2 - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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Publication number
JPS5931968Y2
JPS5931968Y2 JP1976031177U JP3117776U JPS5931968Y2 JP S5931968 Y2 JPS5931968 Y2 JP S5931968Y2 JP 1976031177 U JP1976031177 U JP 1976031177U JP 3117776 U JP3117776 U JP 3117776U JP S5931968 Y2 JPS5931968 Y2 JP S5931968Y2
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JP
Japan
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valve
valve seat
contact
conical
cone angle
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Expired
Application number
JP1976031177U
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English (en)
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JPS52123334U (ja
Inventor
律雄 河瀬
Original Assignee
エヌオーケー株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、弁装置に関し、更に詳しくは、ニードル弁等
の如く、弁のチップ部の材料にゴム材料等を使用された
装置において、密封性能にすぐれ、がつ耐久性に富む弁
装置を提供することを目的とする。
従来、弁装置の閉鎖機能を完全ならしめるには、弁と弁
座との接触が専ら線接触でなければならないとされてい
る。
これは、弁及び弁座部がいずれも金属材料をもって製作
されている場合は、不可欠の要件であるが、いずれか一
方がゴム状弾性材を用いて作られている場合においては
;必ずしも適当でないことがある。
例えば、第1図に示す従来例においては、円錐形状をな
す弁1のバルブ当り部11と協働して閉鎖機能を担う弁
座体2のバルブシート部21が、円弧状の断面形状を呈
する様製作されているが、弁と弁座とが互いに当接する
環状部分の面積が小さいために、接触圧が大となつ;て
弁のヘタリを生起しやすく、開閉作動の繰り返しに伴な
って閉鎖機能の低下、更には弁部の損傷を来すこととな
り、装置としての信頼性を期待することができない。
本考案は、ゴム状弾性材製弁のバルブ当り部及び弁座体
のバルブシート部を、共に円錐形状となし、バルブシー
ト部の円錐面の端部を断面円弧状に形威し、かつバルブ
当り部の円錐角とバルブシート部の円錐角との間に10
°程度の差違を設けることにより、良好な密封機能と耐
久性とを併せて備えるようになすものである。
すなわち、バルブシート部の端部を断面円弧状に形成し
て稜縁部をなくすことにより、ゴム状態弾性材製弁の損
傷を防止するとともに、バルブ当り部の円錐角とバルブ
シート部の円錐角との間に差違を設けて、バルブシート
部の一方の端部のみがバルブ当り部と当接するようにな
すことにより、両部材間の接触圧力分布に傾斜を生じさ
せて密封性の確保を期するものである。
両部材の円錐角の相違は10’程度に設定すると、密封
性及び耐久性の両面から最も適切であることが、実地試
験の結果確認された。
以下、図示の実施例について説明する。
第2図の実施例においては、弁1のチップ部が、ゴム状
弾性材料をもって作られており、閉鎖機能をなすバルブ
当り部11は円錐形状を呈し、弁座体2のバルブシート
部21は截頭円錐形状を示し、バルブシート部21の両
端部22.23は、中間に断面形状が直線となる部分を
挾んでそれぞれ円弧状断面形状を示して稜縁を形成しな
いように作られている。
バルブ当り部11の円錐角αとバルブシート面21の円
錐角α′は、いずれか一方が他方に比し10゜程度大き
く作られて弁の閉鎖時に、バルブシート面21の断面円
弧状の一方の端部及びその近傍により当接するので、弁
1に加えられる軸方向圧力に起因する弁とシート部の接
触圧によって弁の損傷を生起することが避けられる。
バルブシート部とバルブ当り部との接触面積即ち端部2
2,23の断面の曲率及び両部材の円錐角の差違を適当
な値に設計することによって閉鎖時に弁に加わる軸方向
の力による弁1とシート面2の接触圧力分布を適当な値
となして閉鎖機能を完全ならしめるとともに、弁当り部
11の損傷を防止することができる。
バルブシート面21の両端部22.23において稜縁を
形成しないよう作られていることは稜縁部によるバルブ
当り部11の損傷を防止する効果をもたらすものである
第3図の実施例は、弁の円錐角αに比してバルブシート
の円錐角α′を小さくしたもので、閉鎖時においては、
弁座体の開口側の端部22側で閉塞が行なわれ、第4図
の実施例は、弁の円錐角αに比してバルブシートの円錐
角α′を大きくしたもので、開口側の反対側の端部23
側で閉塞が行なわれ、両側とも閉鎖時の弁とバルブシー
ト部との当接は端部近傍で行なわれるが当接する面積も
バルブに加えられる軸方向の力に適合する面積を取るこ
ととなるので、従来例において見られるような局部的な
応力の集中がない。
同円錐角α、α′の差違をlO。の程度に設定すると、
密封性及び耐久性において良好な結果が得られることが
実験により確認された。
上述のように、本考案による弁装置においては、弁とバ
ルブシートの接触を従来例に見られる線接触に近い接触
を避けて、弁に加わる軸方向の力に応じて適当な接触面
積を持つ面接触とするとともに、接触圧力分布を傾斜さ
せることによって、完全な閉塞機能と長期使用に耐久性
が併せてもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術による弁装置の縦断面図、第2図は本
考案による弁装置が開いている状態を示す縦断面図、第
3図は本考案に係る弁装置が閉じている状態を示す縦断
面図、第4図は本考案に係る他の実施態様を示す縦断面
図である。 1・・・・・・弁、2・・・・・・弁座体、11・・・
・・・バルブ当り部、21・・・・・・バルブシート部
、22・・・・・・開口側端部、23・・・・・・反対
側端部、a・・・・・・弁円錐角、α′・・・・・・バ
ルブシート部円錐角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円錐形状を示すゴム状弾性材製のバルブ当り部11を有
    する弁1及び円錐形状を示し、前記バルブ当り部11と
    協働して開閉機能を行うバルブシート面21を備える弁
    座体2よりなり、前記バルブシート面21が、両端部2
    2.23において、円弧状の断面形状を呈して稜縁を形
    威せず、両端部22.23を円錐面により連接され、か
    つ前記バルブ当り部11の円錐角αと、前記バルブシー
    ト面21の円錐角α′とが、略10°の差を保って形成
    されていることを特徴とする弁装置。
JP1976031177U 1976-03-16 1976-03-16 弁装置 Expired JPS5931968Y2 (ja)

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JP1976031177U JPS5931968Y2 (ja) 1976-03-16 1976-03-16 弁装置

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JP1976031177U JPS5931968Y2 (ja) 1976-03-16 1976-03-16 弁装置

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Publication Number Publication Date
JPS52123334U JPS52123334U (ja) 1977-09-20
JPS5931968Y2 true JPS5931968Y2 (ja) 1984-09-08

Family

ID=28490680

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