JPS593185Y2 - 内燃機関の吸気消音器 - Google Patents
内燃機関の吸気消音器Info
- Publication number
- JPS593185Y2 JPS593185Y2 JP5663778U JP5663778U JPS593185Y2 JP S593185 Y2 JPS593185 Y2 JP S593185Y2 JP 5663778 U JP5663778 U JP 5663778U JP 5663778 U JP5663778 U JP 5663778U JP S593185 Y2 JPS593185 Y2 JP S593185Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal combustion
- outer cylinder
- combustion engine
- intake silencer
- intake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Exhaust Silencers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関、特に過給機付内燃機関の吸気の際に
発生する高低周波全域の騒音を消音するため、外筒及び
内筒により一段膨張型構造の吸気消音器を形成し、その
内筒内面部及び外筒内面部に吸音部材を設けた事を特徴
とする内燃機関の吸気消音器に関するものである。
発生する高低周波全域の騒音を消音するため、外筒及び
内筒により一段膨張型構造の吸気消音器を形成し、その
内筒内面部及び外筒内面部に吸音部材を設けた事を特徴
とする内燃機関の吸気消音器に関するものである。
従来内燃機関においては、空気を吸込む際に吸気音を発
生するが、その吸気音を減音するための吸気消音器は装
備されていないか、又は装備されたエアクリーナが消音
器の代りをはたしているのが実情である。
生するが、その吸気音を減音するための吸気消音器は装
備されていないか、又は装備されたエアクリーナが消音
器の代りをはたしているのが実情である。
しかしながら内燃機関の騒音のうち、吸気音が占める割
合は大きく、特に過給機付内燃機関の場合、過給機のブ
ロワ−から発生される高周波音は人体に有害なものとし
て問題とされているが、従来の技術では十分に消音され
ていない。
合は大きく、特に過給機付内燃機関の場合、過給機のブ
ロワ−から発生される高周波音は人体に有害なものとし
て問題とされているが、従来の技術では十分に消音され
ていない。
第1図にて6気筒X150MM径X 165MMストロ
ーク、460馬力/1850 RPMの過給機付の内燃
機関の表面から1Mの距離の位置に、マイクロフォンを
設置して計測した騒音スペクトルの実測結果を、音圧レ
ベルdBを縦軸に、そして周波数Hzを横軸にて線図で
示している。
ーク、460馬力/1850 RPMの過給機付の内燃
機関の表面から1Mの距離の位置に、マイクロフォンを
設置して計測した騒音スペクトルの実測結果を、音圧レ
ベルdBを縦軸に、そして周波数Hzを横軸にて線図で
示している。
図中、消音器を設けていない場合の線図A及び従来のエ
アクリーナを設けた場合の線図Bでは、いづれもブロワ
−の有するピーク特性周波数の倍音部りがその高周波音
の傾向を表わしており、エアクリーナを消音器の代りに
設けても、消音器としての減音機能を十分には満足して
いないことが判る。
アクリーナを設けた場合の線図Bでは、いづれもブロワ
−の有するピーク特性周波数の倍音部りがその高周波音
の傾向を表わしており、エアクリーナを消音器の代りに
設けても、消音器としての減音機能を十分には満足して
いないことが判る。
そこで本考案は前記従来の問題点を解消し、内燃機関の
吸気における吸気騒音を、高低周波全域にわたって消音
する吸気消音器を提供することを目的としたもので゛あ
る。
吸気における吸気騒音を、高低周波全域にわたって消音
する吸気消音器を提供することを目的としたもので゛あ
る。
本考案は上記目的を達成するため、外筒部に吸入口を設
け、内筒部に吐出口を設けた一段膨張型構造にて吸気消
音器を形成し、前記内筒内面部及び外筒内面部に吸音部
材を設け、前記吸音部材を設けた外筒内面部が、吐出口
から内筒部を経由して放射された音波の再反射される再
反射域をカバーし、且つ外筒部に設けた吸入口を外筒内
面部の上記再反射域外に位置させたことを要旨とするも
のである。
け、内筒部に吐出口を設けた一段膨張型構造にて吸気消
音器を形成し、前記内筒内面部及び外筒内面部に吸音部
材を設け、前記吸音部材を設けた外筒内面部が、吐出口
から内筒部を経由して放射された音波の再反射される再
反射域をカバーし、且つ外筒部に設けた吸入口を外筒内
面部の上記再反射域外に位置させたことを要旨とするも
のである。
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
まず第2図の側面図で本考案の実施例における吸気消音
器の概略を説明すると、円筒状の外筒部2の上部に空気
の吸入ロアを設け、外筒部2の片側を側蓋9でふさぎ、
他の側で円筒状の内筒部1に固設し、その内筒部1の片
側を空気の吐出口10として、一段膨張型の構造にて吸
気消音器を形成し、吸気される空気は矢印Fのように流
入及び流出させる。
器の概略を説明すると、円筒状の外筒部2の上部に空気
の吸入ロアを設け、外筒部2の片側を側蓋9でふさぎ、
他の側で円筒状の内筒部1に固設し、その内筒部1の片
側を空気の吐出口10として、一段膨張型の構造にて吸
気消音器を形成し、吸気される空気は矢印Fのように流
入及び流出させる。
こ・で8は内筒部1の周囲数個所に配設して内筒部1と
外筒部2の間を支持する支え板である。
外筒部2の間を支持する支え板である。
そこで本考案の最も大きな特徴とする吸音部3.4を内
筒部1及び外筒部2の内面に貼付し、その上部を吸音材
保護板5,6にてそれぞれ保護している。
筒部1及び外筒部2の内面に貼付し、その上部を吸音材
保護板5,6にてそれぞれ保護している。
特に外筒部2の吸音部材4の貼付範囲について説明する
と、吐出口10側に連接された図示されていないブロワ
−又は吸気管の音源から内筒部1の内面を経由して放射
される矢印Wで示す音波が、゛側蓋9で屈折し、外筒部
2め内面にて再反射する最も遠い反射点P迄の側蓋9か
ら距離をり。
と、吐出口10側に連接された図示されていないブロワ
−又は吸気管の音源から内筒部1の内面を経由して放射
される矢印Wで示す音波が、゛側蓋9で屈折し、外筒部
2め内面にて再反射する最も遠い反射点P迄の側蓋9か
ら距離をり。
とすると、側蓋9から吸音部材4の貼付端部迄の距離L
1及び側蓋9から吸入ロア端部迄の距離L2を上記り。
1及び側蓋9から吸入ロア端部迄の距離L2を上記り。
よりも大きくとるものとする。なお吸音部材3,4とし
ては、従来一般に使用されている吸音または減音効果を
有する物質を使用することができる。
ては、従来一般に使用されている吸音または減音効果を
有する物質を使用することができる。
次に本考案の実施例における吸気消音器を装着した内燃
機関の実機を使用して計測した結果を第1図の騒音スペ
クトル比較線図において、線図Cで表わしている。
機関の実機を使用して計測した結果を第1図の騒音スペ
クトル比較線図において、線図Cで表わしている。
その計測結果から判るように、吸音消音器を設けない場
合の線図A及び従来のエアクリーナを設けた場合の線図
Bに較べて、本考案の吸気消音器を使用した場合は、斜
線域の部分だけ騒音が減小することが判明した。
合の線図A及び従来のエアクリーナを設けた場合の線図
Bに較べて、本考案の吸気消音器を使用した場合は、斜
線域の部分だけ騒音が減小することが判明した。
特に、ブロワ−の有するピーク特性周波数の倍音部りは
本考案の吸気消音器を使用することで著しく消音される
ことが確認された。
本考案の吸気消音器を使用することで著しく消音される
ことが確認された。
なお、第1図の横軸に示す周波数Hzにおいて、PFE
(T)、PFE(1)、PFE(2)及びPFE(3)
はそれぞれ、1次、1次、2次及び3次吸気音ピーク周
波数を示し、またPFB(7)及びPFB(1)はそれ
ぞれ、7次及び1次プロワ−ピーク周波数を示している
。
(T)、PFE(1)、PFE(2)及びPFE(3)
はそれぞれ、1次、1次、2次及び3次吸気音ピーク周
波数を示し、またPFB(7)及びPFB(1)はそれ
ぞれ、7次及び1次プロワ−ピーク周波数を示している
。
従って本考案の吸気消音器を内燃機関の吸気管又は過給
機のブロワ−に接続して設けることにより、ブロワ−等
の音源からの吸気音を高低周波全域にわたって十分に消
音できるという効果がある。
機のブロワ−に接続して設けることにより、ブロワ−等
の音源からの吸気音を高低周波全域にわたって十分に消
音できるという効果がある。
特に過給機付内燃機関においては、そのブロワ−の毎分
回転数をn、ブロワ−の羽根枚数をZとした場合、f=
、 (Hz)で表わされる特性0 ピーク周波数及びその倍音も完全に消音できるという効
果がある。
回転数をn、ブロワ−の羽根枚数をZとした場合、f=
、 (Hz)で表わされる特性0 ピーク周波数及びその倍音も完全に消音できるという効
果がある。
上記の通り本考案の吸気消音器は、従来の技術では十分
に消音できなかった人体に有害な、内燃機関の過給機の
ブロワ−から発生される高周波音をも消音できるので実
用上極めて有効な考案である。
に消音できなかった人体に有害な、内燃機関の過給機の
ブロワ−から発生される高周波音をも消音できるので実
用上極めて有効な考案である。
なお本考案の吸気消音器は空気取入口を有する内燃機関
全般に対して有効である。
全般に対して有効である。
第1図は内燃機関に吸気消音器を設けていない場合、従
来のエアクリーナを設けた場合及び本考案の吸気消音器
を設けた場合の騒音スペクトル比較線図、第2図は本考
案の実施例における吸気消音器要部の側断面図である。 1・・・・・・内筒部、2・・・・・・外筒部、3,4
・・・・・・吸音部材、5,6・・・・・・吸音材保護
板、7・・・・・・吸入口、10・・・・・・吐出口、
W・・・・・・音波。
来のエアクリーナを設けた場合及び本考案の吸気消音器
を設けた場合の騒音スペクトル比較線図、第2図は本考
案の実施例における吸気消音器要部の側断面図である。 1・・・・・・内筒部、2・・・・・・外筒部、3,4
・・・・・・吸音部材、5,6・・・・・・吸音材保護
板、7・・・・・・吸入口、10・・・・・・吐出口、
W・・・・・・音波。
Claims (1)
- 外筒部に吸入口を設け、内筒部に吐出口を設けた一段膨
張型構造にて吸気消音器を形成し、前記内筒内面部及び
外筒内面部に吸音部材を設け、前記吸音部材を設けた外
筒内面部が、吐出口がら内筒部を経由して放射された音
波の再反射される再反射域をカバーし、且つ外筒部に設
けた吸入口を外筒内面部の上記再反射域外に位置させた
ことを特徴とする内燃機関の吸気消音器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5663778U JPS593185Y2 (ja) | 1978-04-27 | 1978-04-27 | 内燃機関の吸気消音器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5663778U JPS593185Y2 (ja) | 1978-04-27 | 1978-04-27 | 内燃機関の吸気消音器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54158916U JPS54158916U (ja) | 1979-11-06 |
JPS593185Y2 true JPS593185Y2 (ja) | 1984-01-28 |
Family
ID=28953723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5663778U Expired JPS593185Y2 (ja) | 1978-04-27 | 1978-04-27 | 内燃機関の吸気消音器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS593185Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-04-27 JP JP5663778U patent/JPS593185Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54158916U (ja) | 1979-11-06 |
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