JPS5931718A - パラジアルキルベンゼンの選択的製造法 - Google Patents

パラジアルキルベンゼンの選択的製造法

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JPS5931718A
JPS5931718A JP57142277A JP14227782A JPS5931718A JP S5931718 A JPS5931718 A JP S5931718A JP 57142277 A JP57142277 A JP 57142277A JP 14227782 A JP14227782 A JP 14227782A JP S5931718 A JPS5931718 A JP S5931718A
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zeolite
zsm
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多田 国之
Hidekazu Minomiya
英一 蓑宮
Takehisa Inoue
井上 武久
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルキル基の少なくとも1つはイソプロピル基
であるバラジアルキルベンゼンの選択的な製造方法に関
するものである。更に詳しくは、アルキル基の少なくと
も1つはイソプロピルであるバラジアルキルベンゼンを
製造する際に異性体であるオルンジアルキルベンゼンお
ヨヒメタジアルキルベンゼンの副生量が著しく少なく、
選択的にバラジアルキルベンゼンを製造する方法に関す
るものである。
イソプロピル基を有するアルキルベンゼンであるクメン
はフェノールの原料として重要な物質であるが、シメン
およびエチルイソプロピルベンゼンなどのイソプロピル
基を有するジアルキルベンゼンもまたアルキルフェノー
ルの原料として用いられるなど化学工業において布製な
物質である。特にシメンはクレゾール製造の原料として
広く用いられている。シメンなどのベンゼン2置換体は
、オルソ体、メタ体、パラ体の6種の異性体が存在する
。クレゾール製造に用いられるシメンは通常塩化アルミ
ニウムなど全触媒としてトルエンをプロピレンでアルキ
ル化して合成されるが、このようにして得られるシメン
は6種の異性体を含み、各異性体の比率は平衡組成に近
い。従ってこのような混合シメンを原料として製造され
るクレゾールは6種の異性体を含む混合クレゾールとな
る。
クレゾールのようなアルキルフェノールの異性体は化学
的および物理的特性が異なる為に、通常単一の異性体と
して用いられる事が多く、複数の異性体の混合物として
用いられる事は少ない。そこでクレゾール各異性体を分
離しなければならないがメタクレゾールとバラクレゾー
ルの沸点差が非常に小さい為にその捷までは蒸留分離は
難かしくブチル化−蒸留分離1脱ブチル化という複雑な
方法によらなければならず分離に用する費用が高くなる
。一方、シメンの特定の異性体(例えばパラシメン)か
らは特定のクレゾール(この場合はパラクレゾール)が
生成するので、シメンの段階で異性体が安価な方法で分
離されればクレゾール段階での分離は必要とならなくな
る。しかしながらシメンの各異性体も沸点が非常に近い
為に分離が難かしい。
(6) このように、もしシメンのある特定の異性体のみが選択
的に得られれば異性体の分離に要する費用がいらなくな
り工業的価値は高い。更に前述したようにクレゾールの
原料となるシメンはほぼ平衡組成にあるので、このよう
な混合シメンを原料として製造されるクレゾールはその
異性体の比率がシメンの平衡組成に依存することになる
。クレゾールの各異性体に対する需要はシメンの平衡組
成で決定されるクレゾール各異性体の生産比率とは必ず
しも一致しないので需要に合わせて製造できることが望
ましい。ある特定のシメン異性体のみ選択的に製造でき
れば、シメンの平衡組成で決定されているクレゾール各
異性体の生産比率を変更できることに々す、この意味か
らも工業的意味は太きいといえる○この様な事情はクレ
ゾールに限らずエチルフェノール等の他のアルキルフェ
ノールの場合も全く同じである。即ち、アルキル基の少
なくとも1つはイソプロピル基であるジアルキルベンゼ
ンのある特定の異性体のみを選択的に製造(4)′ する技術が待望されていたのである。
本発明者らはこのような事情に鑑み、鋭意検討を重ねた
結果、特定の構造を有する酸型のゼオライトを触媒とし
て用いると、モノアルキルベンゼンにクメンからイソプ
ロピル基がトランスアルキル化され、アルキル基の少な
くとも1つはイソプロピル基であるジアルキルベンゼン
のパラ異性体が高い選択性で生成することを見出し、本
発明に到達しだのである。即ち本発明は、モノアルキル
ベンゼンおよびクメンからなる混合原料を主空洞の入口
が10員酸素環からなる酸型ゼオライトに接触させるこ
とを特徴とするアルキル基の少なくとも1つはイソプロ
ピル基であるパラジアルキルベンゼンの選択的製造方法
を提供するものである。
本発明の方法は、トランスアルキル化反応により目的物
のバラジアルキルベンゼンを選択的に製造するというも
のであるが、このトランスアルキル化反応とは、アルキ
ルベンゼンのアルキル基が分子間を移行する反応であっ
て、アルキル基が同じ種類の分子間を移行する場合(不
均化反応といわれる)および異なる種類の分子間を移行
する場合がある。前者の例としては、2 分子<D )
ルエンカラキシレンおよびベンゼンが生成する反応が、
後者の例としてはエチルベンゼンおよびトルエンからエ
チルトルエンおよびベンゼンが生成する反応が挙げられ
る。本発明の様なモノアルキルベンゼンおよびクメンか
らなる混合原料を反応させる場合、次の4種のトランス
アルキル化反応想定される(Rはアルキル基を表わす)
但し、モノアルキルベンゼンがクメン(Rがイソプロピ
ル基)の場合は上記4つの反応は同一となる。Rがイソ
プロピル基の場合以外は目的生成物であるアルキル基の
1つがイソプロピル基であるジアルキルベンゼンは上記
■或は■の反応により得られるが、本発明の方法は、上
記■の反応即ちイソプロピル基のトランスアルキル化反
応により目的生成物であるアルキル基の1つカイソブロ
ビル基であるジアルキルベンゼンを得ようとするもので
ある。本発明の方法によればRが第1級のアルキル基の
場合、上記■の反応のみが進行し、かつパラ異性体を高
い選択性で生成できることが判明したのである。
本発明の方法において使用されるモノアルキルベンゼン
は1個のアルキル基で核置換さレタベンゼンであって、
ゼオライト細孔内へ拡散し得るものであれば使用可能で
ある。しかしながら炭素数の多いか或はかさばったアル
キル基を有スルモノアルキルベンゼンの場合は反応速度
カ著しく遅くなり好ましくなく、又第2級或は第6級の
アルキル基を有するモノアルキルベンゼンの場合、これ
らのアルキル基がイソプロピル基と同等以上のトランス
アルキル化或は脱アルキル化に対する反応性を有する為
に、イソプロピル基のトランスアルキル化反応において
、副反応であるモノアルキルベンゼンの不均化反応或は
脱アルキル化反応が生じ好ましくない。好ましいモノア
ルキルベンゼンは炭素数が1〜6個の第1級のアルキル
基を有するモノアルキルベンゼンであって、トルエン、
エチルベンゼン、ノルマルプロピルベンゼン、ノルマル
ブチルベンゼンおよびインブチルベンゼンなどが例示さ
れる。これらのモノアルキルベンゼンのアルキル基は本
発明方法では、トランスアルキル化反応および脱アルキ
ル化反応に対する反応性が低く、クメンへのトランスア
ルキル化反応、不均化反応および脱アルキル化反応など
の副反応が起きにくい。又、本発明の方法においては、
上記モノアルキルベンゼンへのイソプロピル基のトラン
スアルキル化反応に対してクメンの不均化反応の速度が
十分遅い為に、本発明の方法によれば目的とするアルキ
ル基の少なくとも1つはイソプロピル基であるジアルキ
ルベンゼンを高い収率で得られ、しかもパラ異性体を高
い選択率で得ることが可能となるのである。
本発明の方法において主空洞の入口が1・0員酸素環か
らなるゼオライトとはいわゆるZSM=5型ゼオライト
として知られ、米国特許3、894.、104号明細書
にその組成および製造法が、又、Nature 271
 + 30 March、 437(1978)にその
結晶構造が記載されているZSM−5ゼオライトおよび
それと同じ系列に属すると考えられているゼオライトで
あって、例えば前記ZSM−5の他に英国特許1,33
4,243号明細書に記載されているZSM−8、特公
昭53−2!1280号明細書に記載されているZSM
−11、米国特許第4.001.346号明細書に記載
されているZSM−21、特開昭53−144,500
号明細書に記載されているZSM−35、特開昭51−
67.299号明細書に記載されているゼオライトゼー
タ1、特開昭51−67.298号明細書に記載されて
いるゼオライトゼータ6および特願昭56−18971
9号明細書に記載されているゼオライトなどが例示され
る。本発明の方法においては主空洞の入口が10員酸素
環からなるゼオライトであれば何れも用いることができ
るが、ゼオライトZSM=5および特願昭56−189
!719号明細書に記載されているゼオライトが特に好
ましく使用できる。
本発明の方法においては主空洞の入口が10員酸素環か
らなるゼオライトが必須である。他のゼオライト例えば
アルキルベンゼンのトランスアルキル化反応に対して高
い活性を有することが知られているモルデナイトを用い
た場合、生成したジアルキルベンゼン異性体の比率ハ平
衡組成に近く、パラ異性体に対する選択性をはとんど示
さない。従来、主空洞の入口が10員酸素環からなる酸
型のZSM−5型ゼオライトを用いてバラジアルキルベ
ンゼンを選択的に合成しようという試みがいくつかある
。例えば特開昭52−120292号明細書にトルエン
の不均化或はトルエンのメタノールによるアルキル化に
よるバラキシレンの選択的合成法が、特開昭56−13
6,223号明細書にトルエンのエチル化によるパラエ
チルトルエンの選択的合成法が記載されている。しかし
ながらこれら従来の方法はいずれもバラキシレンおよび
パラエチルトルエンの製造を主体としたものであってア
ルキル基としてイソプロピル基を含む例Hなカッた。更
に、従来の方法においては、通常のZSM−5型ゼオラ
イトをそのまま触媒として使用した場合はパラ異性体に
対する選択性はほとんど発現せずに得られるキシレン或
はエチルトルエンの異性体の比率は平衡組成に近い。そ
の為にZSM−5型ゼオライトにリン酸マグネシウム、
カーボンなど反応条件下で安定な物質で変性を加えたも
のを使用する必要があった。
然るに本発明者らは、アルキル基の少なくとも1つはイ
ソプロピル基であるパラジアルキルベンセンを合成する
場合、特定の化合物をトランスアルキル化することによ
り主空洞の入口が10員酸素環からなるゼオライトに変
性を何ら加える必要々く高いパラ異性体に対する選択性
が発現することを見出したのである。即ち、本発明の方
法は主空洞の入口が10員酸素環からなる酸型のゼオラ
イト触媒を用いても、ベンゼン環にイソプロピル基を導
入しようとする場合に通常行われるプロピレンによるア
ルキル化反応ではパラ異性体に対する選択性は高くなく
、シかもプロピレンのアルキル化反応に対する選択性が
低く実用性がないのに対して、モノアルキルベンゼンと
クメンを反応させると、クメンのイソプロピル基がトラ
ンスアルキル化され、アルキル基の少なくとも1つはイ
ソプロピル基であるジアルキルベンゼンのパラ異性体が
高い選択性で生成し、メタ異性体或はオルソ異性体へほ
とんど異性化しないという事実の発見に基づいている。
この現象はイソプロピル基がトランスアルキル化する場
合に特有ノ現象であって、例えばエチル基がトランスア
ルキル化する場合には、実施例において示されるように
パラ異性体に対する選択性は認められないのである。
本発明の方法においてはゼオライトは酸型体として用い
られる。酸型のゼオライトはよく知られるようにゼオラ
イト中のカチオンとしてプロトン又は希土類イオンなど
の2価以上の多価カチオンを有するものである。これら
は通常ナトリウムなどの1価のアルカリ金属イオンを有
するゼオライトのアルカリ金属イオンの少なくとも一部
をプロトン又は多価カチオンでイオン交換するか、又は
焼成によりプロトンに転化するアンモニウムカチオンで
イオン交換後これを焼成することにより得られる。ゼオ
ライトの上記カチオンでのイオン交換は公知のイオン交
換法により行うことができる。例えば、酸、アンモニウ
ム塩又は多価カチオンの水溶性塩を含む水溶液でゼオラ
イトを処理することにより、容易にイオン交換できる。
ZSM−5型ゼオライトで有機窒素カチオンを含む場合
は、焼成により酸型のゼオライトにすることができるが
、もちろん必要に応じて公知のイオン交換法により前記
ゼオライト生成時にゼオライト中に存在するナトリウム
などのアルカリ金属イオンを更にプロトンやアンモニウ
ムカチオンでイオン交換したり、或は2価以上の多価カ
チオンを導入することも可能である。いずれにしても本
発明の方法においては、ゼオライトはイソプロピル基が
トランスアルキル化する程度の酸性を有していればよく
、カチオンの種類および量に何等の制限を加えるもので
はない。
本発明の方法において、前記ゼオライトは通常成型体と
して用いられる。成型法は特に制限されるものではなく
、転勤法、圧縮法、押出し法などの公知の方法が適用で
きる。又、成型の際必要ならば、アルミナゾル、粘土な
どのバインダーを加えることも可能である。なお、前記
イオン交換処理は、ゼオライトの成型前又は成型後の何
れの段階で行うことも可能である。このゼオライト成型
体を通常300〜700℃で焼成することにより活性化
して触媒とする。
本発明の方法は、このようにして調製された主空洞の入
口が10員酸素環からなる酸型のゼオライトにモノアル
キルベンゼンおよびクメンからなる混合原料を接触させ
てアルキル基の少なくとも1つはイソプロピル基である
バラジアルキルヘンゼンを製造するものである。モノア
ルキルベンゼンとクメンの混合比率は特に限定されるも
のではないが、モノアルキルベンゼン/クメン−5/1
〜115モル1モルが好ましい。
モノアルキルベンゼン/クメンのモル比力5/1より大
きい場合は生成液中の目的生成物であるジアルキルベン
ゼンの含有率が低くなり好ましくなり、又、モノアルキ
ルベンゼン/クメンのモル比が115より小さい場合は
、生成液中のジアルキルヘンセンの含有量が低くなるば
かりではなく、パラ異性体に対する選択性も低くなるお
よび副反応生成物量も多くなって好ましくない。なお、
モノアルキルベンゼンとして2種以上のモノアルキルベ
ンゼンの混合物ヲ用いることも可能であるがその場合も
モノアルキルベンゼン混合物とクメンのモル比は上記範
囲内であることが好寸しい。
本発明の反応方法は、従来知られている種々のアルキル
ベンゼンのトランスアルキル化反応の操作に準じて行う
ことが可能である。気相反応、液相反応いずれでも好結
果が得られるが、液相反応の方がジアルキルベンゼンの
収率およびパラ異性体に対する選択性が高く特に好まし
い。又、固定床、移動床、流動床のいずれの方式も用い
うるが、操作の容易さから固定床流通式反応が推奨され
る。反応温度はイソプロピル基がトランスアルキル化す
るに要する温度であって、通常100〜280℃程度で
あるが、特に150〜240℃が好ましい。反応温度が
高過ぎると脱アルキル反応などの副反応が起シやすくな
って好ましくなく、反応温度が低過ぎても反応速度が遅
く好捷しくない。反応圧力は特に限定されるものではな
いが、液相反応の場合、反応系を液相状態に保つべく反
応圧力を設定しなければならないことは言う迄もない。
重量空間速度1 (WI(SV)は0.5〜3.01(r 、好ましくは
1.0〜20 Hr−1である。又、反応時に必要があ
れば水素、窒素などを稀釈剤として共供させることも可
能である。
以下本発明の方法を実施例をもって詳細に説明する。
実施例1 特願昭56−189719号明細書に準じてホワイトカ
ーボン(含水ケイ酸)66.0g1アルミン酸ソーダ1
7.47g、カセイソーダ9.22g1酒石酸12.5
g、および水344.2 gからなる水性混合物を16
0℃に一72時間保持して結晶化を行いS i O2/
 A I 203比25.2 mol/molノセオラ
イト粉末を合成した。このゼオライト粉末にアルミナゾ
ルをA I 203換算で15wt%添加して混練後、
14−24メツシユに押出し成型し、500℃、2時間
空気中で焼成した。このゼオライト成型体を10wt%
塩化アンモニウム水溶液を用いて(固液比2. OL 
/ Kg、約90℃)5回イオン交換を行い、充分水洗
し、120℃で15時間乾燥後550℃で2時間空気中
で焼成して酸型のゼオライト触媒を得た。振とう式小型
オートクレーブを使用し、液相バッチ法でトルエンおよ
びクメンからなる混合原料を、この酸型ゼオライト触媒
に接触させた。
反応条件を以下に示す。
オートクレーフ容量 1omt  反応温度 230℃
触 媒 量 0.3 g  反応時間 1.5時間原料
液量 0.6g  原料組成 トノホるタメンーンCL
しo1 反応後、生成液中のシメン量は8.70 mo1%であ
り生成したシメン中のパラ異性体の割合は88、44係
であった。
実施例2 特開昭50−54598号明細書に準じてケイ酸ソーダ
135 g 、 A12 (804)3・18H208
,6gt n−プロピルアミン15 g 1H2S 0
411.25gおよび水231gからなる水性混合物を
155℃に72時間保持して結晶化を行い5IO2/A
l2O3比45.5 mol / molのゼオライト
ZSM−5粉末を合成した。このゼオライト粉末にアル
ミナゾルをAlx O3換算で15wt%添加して混線
後14〜24メツシュに押出し成型し、500℃2時間
空気中で焼成した。このゼオライ)ZSM−5成型体を
10wt%塩化アンモニウム水溶液を用いて(固液比2
,01/にり、約90℃で)5回イオン交換を行い、充
分水洗し120℃で15時間乾燥後、550℃で2時間
空気中で焼成して、酸型のゼオライ)ZSM−5触媒を
得た。この酸型のゼオライ)ZSM−5触媒を用いて、
振とう式小型オートクレーブを使用し、液相バッチ法で
、トルエンおよびクメンからなる混合原料を実施例1と
同じ反応条件で反応させた。
反応後、生成液中のシメン量は10.32molチであ
り、生成したシメン中のパラ異性体の割合は94.80
%であった。
比較例1 Norton社製の酸型合成モルデナイト成型体(Ze
olon 900H)を12〜24メツシユに破砕し5
[10℃で2時間空気中で焼成して酸型モルデナイト触
媒を得た。この酸型モルデナイト触媒を用いて振とう式
小型オートクレーブを使用し、液相バッチ法でトルエン
およびクメンからなる混合原料を実施例1と同じ反応条
件で反応させた。
反応後、生成液中のシメン量は、16.08mo1%で
あり、生成したシメン中のパラ異性体の割合は30.5
5%であった。
実施例6 実施例2におけるゼオライト合成法および触媒調製法に
準じてS i O2/ A I 20s比70.6mo
l/molの酸型ゼオライト触媒を得た。この酸型ゼオ
ライトを用いて振とう式小型オートクレーブを使用し、
液相バッチ法でトルエンおよびクメンからなる混合原料
を実施例1と同じ反応条件で反応させた。
反応後、生成液中のシメン量は7.05mo1%であり
、生成したクメン中のパラ異性体の割合は98.39%
であった。
実施例4 実施例1に於て合成および成型したものと同じゼオライ
ト成型体を5wt%硝酸カルシウム水溶液を用いて(固
液比5.Ot/Kf、約90℃で)5回イオン交換を行
い充分水洗し120℃で15時間乾燥した。更に10w
t%塩化アンモニウム水溶液を用いて(固液比2.Ot
/Kg、約90℃で)1回イオン交換を行い充分水洗し
、120℃で15時間乾燥後、550℃で2時間空気中
で焼成して酸型のゼオライト触媒を得た。
高圧固定床流通反応器を使用し気相流通法でトルエンお
よびクメンからなる混合原料をこの酸型ゼオライト触媒
に接触させた。
反応条件を以下に示す。
WH8W(トルエン/クメン)    6.Ohr’反
応温度       200℃ 反応圧力     10 Kg / ctn2GH2/
(トルエン+クメ7)   5/1  mol /mo
l原料組成     トルエン/クメン−2/1 mo
 1 / mo 1生成液中のシメン量は、3.66 
mo1%であり、生成したクメン中のパラ異性体の割合
は81.76チであった。
実施例5 実施例2における、ゼオライト合成法および触媒調製法
に準じて5iotZA1.os比26.4mol/mo
lの酸型のゼオライ)ZSM−5触媒を得た。
この酸型のゼオライ)ZSM−5触媒を用いて、高圧固
定床流通反応器を使用し、気相流通法でトルエンおよび
クメンからなる混合原料を実施例4と同じ条件で反応さ
せた。
生成液中のシメン量は、5゜92 mol %であシ、
生成したシメン中のパラ異性体の割合は83.39チで
あった。
実施例6 高圧固定床流通反応器を使用し、実施例5で使用したも
のと同じ酸型のゼオライ)ZSM−5触媒に液相流通法
でトルエンおよびクメンがらなる混合原料を接触させた
反応条件を以下に示す。
WH8v(トルエン/クメン)  14.7hr−1反
応温度  180℃ 反応圧力  30 Kg / cm2G原料組成   
トルエン/クメン−2/1 mol /mo1反応液中
のシメン量は8.59 mo1%であり、ブタン中のパ
ラ異性体の割合は8970%であった。
実施例7 高圧固定床流通反応器を使用し、実施例2で使用したも
のと同じ酸型のゼオライトZSM−5触媒に液相流通法
でトルエンおよびクメンの混合比率の異った6種の原料
を接触させた。
反応条件および反応結果を以下に示す。
WH8v(トルエン士りメ:/)   5〜12hr 
 ’反応温度      180℃ 反応圧力30Kq/crn2G 原料組成    トルエン/クメン=2/1〜1/6m
01//r′r′lO12/1        5  
    10.27    92.0710.3   
    6.94    96.711/1     
   6.3     11.5.!S     91
.571/、15        8.9      
9.70    89.1011.8      7.
26    92.84比較例2 実施例1で使用したものと同じ酸型のゼオライト触媒を
用いて、固定床流通反応器を使用し、気相流通法でプロ
ピレンによるトルエンのアルキル化反応を行った。
反応条件を以下に示す。
WH8■(トルエン)    8 hr−1反応温度 
     230℃ 反応圧力      大気圧 原料組成   トルエン/クメン=3/1 mol/m
ol生成液中のシメン量は、10.51 rno1%で
あり、生成したシメン中のパラ異性体の割合は61、4
8%であった。
実施例8 振とう式小型オートクレーブを使用し、実施例1におい
て使用したものと同じ酸型のゼオライト触媒に、液相バ
ッチ法で、エチルベンゼンおよびクメンからなる混合原
料を接触させた。
反応条件を以下に示す。
オートクレーフ容液  30 mt   反応温度  
230℃触媒量  Q、3g  反応時間 1.5時間
ユクシしく/ゼン79′メン 原料液量  D、6g  原料組成= 1 /1 mo
 I/mo 1反応の結果、生成液中のエチルイソプロ
ピルベンゼン量は1 o、s 1 mol %であり、
生成したエチルイソプロピルベンゼン量のパラ異性体の
割合は91.81%であった。
実施例9 振とう式小型オートクレーブを使用し、実施例乙におい
て使用したものと同じ酸型のZSM−5触媒を用いて、
液相バッチ法でエチルベンゼンおよびクメンからなる混
合原料をエチルベンゼンとクメンの混合比率が2/1 
mol / molであること以外は実施例8と同じ反
応条件で反応を行った。
反応の結果、生成液中のエチルイソプロピルベンゼン量
は4.75 mo1%であり、生成したエチルイソプロ
ピルベンゼン中のパラ異性体の割合は9779係であっ
た。
比較例ろ 比較例1で使用したものと同じ酸型のモルデナイト触媒
を用いて、振とう式小型オートクレーブを使用し、液相
バッチ法でエチルベンゼンおよびクメンからなる混合原
料を実施例9と同じ反応条件で反応を行った。
反応の結果、生成液中のエチルイソプロピルベンゼン量
は14.84 mo1%であわ、生成したエチ/l/ 
インプロビルベンゼン中のパラ異性体の割合は32.9
6%であった。
実施例10 高圧固定床流通反応器を使用し、実施例2で使用したも
のと同じ酸型のゼオライトZSM−5触媒に液相流通法
でエチルベンゼンおよびクメンからなる混合原料を接触
させた。
反応条件を以下に示す。
WH8v(エチルクンゼン+クメ7)   8.4  
hr−’反応温度        200℃ 反応圧力       30 Kq / cIn2G原
f4 組成     エチルベンゼン/クメン−2/1
mol/mol生成液中のエチルイソプロピルベンゼン
zは、9、76 mo1%テアリ、エチルイソプロピル
ベンゼン中のパラ異性体の割合は、88.75%であっ
た。
実施例11 高圧固定床流通反応器を使用し、実施例5で使用したも
のと同じ酸型のゼオライ)ZSM−5触媒に気相流通法
でエチルベンゼンおよびクメンからなる混合原料を接触
させた。
反応条件を以下に示す。
WH8V(エチルベンゼン/クメン)  6hr−1反
応温度       200℃ (27) 反応圧力       10 Kg/ tyn2GI(
2/(エチルベンゼン」−クメン)   6/1  m
ol/mol原料組成   エチルベンゼン/クメン=
 2/1 mo l /mo 1生成液中のエチルイソ
プロピルベンゼ7iは6、67 mo1%であり、生成
したエチルイソプロピルベンゼン中のパラ異性体の割合
B 76.18係であった。
比較例4 実施例1で使用したものと同じ酸型のゼオライト触媒を
用いて固定床流通反応器を使用し、気相流通法でプロピ
レンによるエチルベンゼンのアルキル化反応を作った。
反応条件を以下に示す。
WI(SV(エチルベンゼン)   8hr−’反応温
度     230 反応圧力     大気圧 原料組成    エチルベンゼン/プロピレン=2/1
mol/mo1反応の結果、生成液中のエチルイソプロ
ピルベンゼン量は7.69mo1%であり、生成したエ
チルイソプロピルベンゼン中のパラ異性体の割(28) 合は60.03%であった。
比較例5 実施例5で使用したものと同じ酸型のゼオライ)ZSM
−5触媒を用いて、高圧固定床流通反応器を使用し、液
相流通法でエチルベンゼンの不均化反応を行った。
反応条件を以下に示す。
wH8■(エチルベンゼン)   97hr−1反応温
度      250℃ 反応圧力     ” OK9 / C1n”G反応の
結果、生成液中のジエチルベンゼン量は11.73 m
o1%であり、生成したジエチルベンゼン中のパラ異性
体の割合は54.30 %であった。
特許出願人 東し株式会社 手続補正書 昭和58年 3月嗣日 特許庁長官 若杉 和夫 殿 1、事件の表示 昭和57年特許願第142277号 2、発明の名称 パラジアルキルヘンゼンの選択的製造法3、補正をする
者 事件との関係 特許出願人 自    発 5、補正により増加する発明の数  なし6、補正の対
象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 7、補正の内容 (1)明細書第17頁第5行目 r O,5〜3.011r−’Jを10.5〜30 H
r−’ Jと補正する。
(2)明細書第17頁第7行目 「共供させる」を「共存させる」と補正する。
(3)明細書第18頁第12行目および同第25頁第1
2行目 「原料液量0.3gJを[原料液量3.0gJと補正す
る。
(4)明細書第28頁第15行目 r230Jを「230°C」と補正する。
(z) 153−

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)モノアルキルベンゼンおよびクメンを含む混合原
    料を、主空洞の入口が10員酸素環からなる酸型のゼオ
    ライトに接触させることを特徴とするアルキル基の少な
    くとも1つはインプロピル基であるバラジアルキルベン
    ゼンの選択的製造法。
  2. (2)  モノアルキルベンゼンがトルエンでアリ、バ
    ラジアルキルベンゼンがパラシメンである特許請求の範
    囲第1項記載の方法。
  3. (3)  モノアルキルベンゼンがエチルベンゼンでア
    シ、バラジアルキルベンゼンがパラエチルインプロピル
    ベンゼンである特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP57142277A 1982-08-17 1982-08-17 パラジアルキルベンゼンの選択的製造法 Granted JPS5931718A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5116619A (ja) * 1974-06-17 1976-02-10 Mobil Oil
JPS52120292A (en) * 1976-03-31 1977-10-08 Mobil Oil Manufacture of paraadialkyllsubstituted benzene and catalysts therefor

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5116619A (ja) * 1974-06-17 1976-02-10 Mobil Oil
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