JPS5931519Y2 - 主機の廃熱を利用した船舶の補助推進装置 - Google Patents

主機の廃熱を利用した船舶の補助推進装置

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Publication number
JPS5931519Y2
JPS5931519Y2 JP512580U JP512580U JPS5931519Y2 JP S5931519 Y2 JPS5931519 Y2 JP S5931519Y2 JP 512580 U JP512580 U JP 512580U JP 512580 U JP512580 U JP 512580U JP S5931519 Y2 JPS5931519 Y2 JP S5931519Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boiler
pipe
waste heat
main engine
ship
Prior art date
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Expired
Application number
JP512580U
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English (en)
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JPS56106997U (ja
Inventor
正巳 引野
剛 加藤
Original Assignee
日立造船株式会社
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主機の廃熱を利用した船舶の補助推進装置に関
するものである。
船舶の主機(メインエンジン)は推進以外に2約60%
が種々の形でロスとして放出されているが、その中でも
排気ガスによる廃熱は特に多く、約15係にも及んでい
る。
従ってこのロス分が推進力等のエネルギー源として再利
用できれば、船舶の推進効率の向上並びにエネルギーの
節減に役立つ。
本考案は斯かる点に鑑みて為されたものであり、船舶の
船尾部近傍下端に設けたスクープから船尾部に設けた吐
出部に巨って管路な設け、船舶内に主機から排出される
排気ガスの熱エネルギーにより加熱されるボイラーを設
け、前記管路内の途中に羽根とそれを回転させろタービ
ンを設け、前記スクープから入った水の一部をボイラー
に導くパイプを設けると共にボイラー内において前記水
を以って前記廃熱により作られた蒸気を前記管路の途中
に設けたタービン内に噴出させるパイプヲ設けたもので
ある。
以下本考案を実施例を示す図面に基づいて説明する。
先ず第1図に基づき第1実施例について説明する。
図においては1は船舶、2は船舶1の船尾部近傍下端か
ら船尾部に亘って形成された管路で、この管路2は入口
部所謂スクープ3から途中迄は上向きに形成され、途中
から吐出部4迄は水平状態に形成されている。
5は主機の排気ガスの200℃の廃熱が送り込まれるボ
イラーであって、船舶1の船尾部近傍内に設けられ、こ
のボイラー5内には前記管路2のスクープ3内に一端が
開口するバイブロから流入した海水が送り込まれて前記
200℃の廃熱によって海水を蒸気化する。
そこで海水は3〜6 KtiAaの蒸気となり、この蒸
気はパイプ1を通って前記管路2の途中の水平部内に設
けたタービン8内に噴出されろようになっている。
9及び10は前記バイブロ及びTの途中に設けた逆止弁
であり、ボイラー5の圧力が高く(定圧)なれば逆止弁
10から蒸気が噴出し、一方ボイラー5の圧力が低下す
ると逆止弁9が開き、船舶吃水による水頭圧とスク−ブ
3による吸込流が利用されてボイラー5内に給水される
ようになっている。
11は前記タービン8により回転する羽根でありタービ
ン8の後側外部に位置している。
12は主プロペラである。そこでこの第1実施例におい
て前記パイプ1からタービン8に蒸気を噴出させると該
タービン8により羽根11が回転してインゼクターの原
理によりタービン8と吐出部4との間の管路2内の圧力
が低下し、管路2内の水の流速が加速されると共にスク
ープ3からの吸込量が増大し、吐出部4からはスクープ
3から吸い上げられた水がウォータジェットとして船体
後方に噴出されろためにその反力が推力として利用でき
る。
尚この実施例においてウォータージェット噴出動作は断
続的である。
ところで曳上の実施例では前記ボイラー5に海水を送り
込むバイブロとボイラー5から蒸気を送り出すパイプT
に夫々逆止弁9,10を設けているが、これらの逆止弁
を設けずにバイブロにのみ途中にポンプを設けても良く
、これによりスクープ3からの海水がポンプによりボイ
ラー5に連続的に送り込まれ、パイプTからタービン8
c蒸気が連続的に送り込まれ、以ってウォータージェッ
ト噴出動作を連続的に行なうことができる。
次に他の実施例について第2図に基づき説明する。
前記実施例ではボイラー5は1罐だけ設けられていたが
、この実施例はボイラーを多段式に設けたものである。
図において5a〜5dはボイラーであって、9a〜9d
はボイラー5a〜5dへの給水用逆と弁、10a〜10
dは蒸気噴出用逆止弁である。
他の構成は前記第1実施例と同じである。
上記の各逆止弁は前記第1実施例の逆止弁と同じ役割を
するが、合弁が夫々に対応するボイラーの圧力によって
順次略連続的に作動するように作動時期が調整されてい
る。
又合弁の開閉を自動制御により行なうようにすることに
よってタービンへの蒸気の噴出をより連続的に行なうこ
とができる。
本考案主機の廃熱を利用した船舶の補助推進装置は曳上
述べたように実施し得ろものであり、主機の排気ガスの
熱エネルギーを有効に利用して外部から取り入れた水を
蒸気に換え、この蒸気をタービンに送り、羽根を回転さ
せろことによりスクーフ功・ら吸い上げられた水がウォ
ータージェットとして船舶後方に噴出され、排ガスを直
接噴出して推進力を得ようとする場合に起り勝ちな主機
自体の効率の低下という問題もなくて、補助推進力を得
ることができるとともに、ウォータージェットとして噴
出させるため、排ガスの直接噴出よりも大きな推力が期
待できる。
その結果船舶の推進効率の増大及びエネルギーの節減を
計ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は第1実施
例における船尾部近傍の断面図、第2図は他の実施例に
おけるボイラ一部の構成図である。 1・・・船舶、2・・・管路、3・・・スクープ、4・
・・吐出部、5・・・ボイラー、6.γ・・・パイプ、
8・・・タービン、9,10・・逆止弁、11・・・羽
根、5a〜5d・°・ボイラー、9a〜9d、10a〜
10d・・・逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 推進機を装備した船舶において、船舶の船尾部近傍下端
    に設けたスクープから船尾部に設けた吐出部に巨って管
    路な設け、船舶内に主機から排出されろ排気ガスの熱エ
    ネルギーにより加熱されろボイラーを設け、前記管路内
    の途中に羽根とそれを回転させるタービンを設け、前記
    スクープから入った水の一部をボイラーに導くパイプを
    設けると共にボイラー内において前記水を以って前記廃
    熱により作られた蒸気を前記管路の途中に設けたタービ
    ン内に噴出させろパイプを設けたことを特徴とする主機
    の廃熱を利用した船舶の補助推進装置。
JP512580U 1980-01-18 1980-01-18 主機の廃熱を利用した船舶の補助推進装置 Expired JPS5931519Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP512580U JPS5931519Y2 (ja) 1980-01-18 1980-01-18 主機の廃熱を利用した船舶の補助推進装置

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Publication Number Publication Date
JPS56106997U JPS56106997U (ja) 1981-08-20
JPS5931519Y2 true JPS5931519Y2 (ja) 1984-09-06

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ID=29601805

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