JPS5931352B2 - 回転式電気かみそり

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【発明の詳細な説明】この発明は回転式電気かみそりに関するものである。

従来の回転式電気かみそりを第１図および第２図に示す
。

これらの図において、Ａは本体、Ｂは本体Ａに着脱自在
に取付けられる把手で、本体Ａの取付凹部Ｃに取付凸部
りを嵌合することにより取付けられるようになっている
。

本体Ａ内には、電動機ブロックＥとかみそりブロックＦ
が収容されている。

電動機ブロックＥは、直流電動機電機子１、その電機子
コイル２、フェライト永久磁石３、フェライト永久磁石
３の外周ヨークとなる鉄リング４、電機子１の回転軸５
、その軸受６、電機子１の整流子７、整流子７に弾接す
る刷子板８から構成される。

刷子板８は本体Ａに固定されている。

この電動機ブロックＥは、本体Ａの上地板９と底板１０
の間に位置決め固定されている。

かみそりブロックＦは、内刃用基台１１、基台１１に取
付けられた内刃１２、外刃１３、外刃固定枠１４から構
成されている。

そして、内刃用基台１１が回転軸に連結されていて、回
転駆動されるようになっている。

外刃固定枠１４は、ねじ機構により本体Ａに取付けられ
るようになっている。

把手Ｂ内には、電池１６、電池１６の固定用スペーサ１
７、電池押圧ばね１８が収容されている。

この電池１６の電極１９は、端子２０を介して刷子板８
に接続していて、電池１６から給電するようになってい
る。

なお、Ｇはスイッチ、Ｈは装飾枠で、ある。

このような従来の電気かみそりは、部品数が多いため、
組立作業が煩雑になり、コストが高いという問題があっ
た。

したがって、この発明の目的は、組立作業が容易でコス
トの安い回転式電気かみそりを提供することである。

この発明の一実施例を第３図および第４図に示す。

これらの図において、下側が開放しているドーナツ形の
鉄製ケース２５、平板状の電機子２６および電機子２６
に対面するドーナツ形の磁石板２７を用いたほかは第１
図および第２図と実質的に同一であるから相当部分に同
一符号を付している。

すなわち、本体Ａの電動機ブロック収容部内に、下側が
開放している略ドーナツ形の鉄製ケース２５が収容され
ていて、その鉄製ケース２５内にドーナツ形の磁石板２
７が固定されている。

鉄製ケース２５のドーナツ形の中央空間には軸受２８が
嵌挿され、上面外刃固定枠部２５ａには外刃１３が固定
されている。

２５ｂは鉄製ケース２５の固定子ヨーク部である。

この鉄製ケース２５は、固定子ヨークと上地板と外刃固
定枠と軸受保持部の作用を兼備している。

平板状の電機子２６は、軸受２８を挿通する回転軸２９
により支持されていて、円板状整流子３０を有している
。

刷子板３１は、円板状整流子３０に弾接していて、電池
１６から給電するようになっている。

なお、底板３２は磁路を構成するため、鉄板でつくられ
ている。

このように構成したため、部品数が少なくなり、組立作
業が簡素化されるとともに、コストが安くなる。

また、電動機ブロックＥの厚さが薄くなったため、電気
かみそりの薄形化が可能になる。

以上のように、この発明の回転式電気かみそりは、固定
子ヨークと外刃固定枠を一体化したため、部品数が少な
くなり、組立作業が容易になるとともに、コストが安く
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の外観斜視図、第２図はその部分破断側
面図、第３図はこの発明の一実施例の外観斜視図、第４
図はその部分破断側面図である。２５・・・・・・鉄製ケース、２５ａ・・・・・・外刃
固定枠部、２５ｂ・・・・・・固定子ヨーク部。

【特許請求の範囲】