JPS59311B2 - 部分複合圧延用ロ−ルの製造法 - Google Patents

部分複合圧延用ロ−ルの製造法

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JPS59311B2
JPS59311B2 JP54053293A JP5329379A JPS59311B2 JP S59311 B2 JPS59311 B2 JP S59311B2 JP 54053293 A JP54053293 A JP 54053293A JP 5329379 A JP5329379 A JP 5329379A JP S59311 B2 JPS59311 B2 JP S59311B2
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JP
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shell
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JP54053293A
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JPS55144373A (en
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末次郎 吉野
義弘 中川
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D19/00Casting in, on, or around objects which form part of the product
    • B22D19/16Casting in, on, or around objects which form part of the product for making compound objects cast of two or more different metals, e.g. for making rolls for rolling mills

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は使用層に当る外殻と内殻とを異材質で形成しか
つ外内殻を一体に形成する複合ロールにおいて、その使
用層に当る外殻の軸方向部分で相異なる特性が要求され
る用途に適する新しい部分複合圧延用ロールの製造法の
提供に関する。
各種圧延用ロールにおいては、内殻(軸芯材)を強靭材
とし外殻をその使用用途に適合した材質とする複合ロー
ルの使用が盛んであるが、このうち例えば条鋼圧延用ロ
ールの場合では、一組のロールで異種圧延加工を行うべ
(、ロール胴部表面の軸方向に、その片側に深い形状(
大きい形)の孔型を設け、反対側には浅い形状(小さい
形)の孔型を設けたり、或いは孔型を設けずフラット(
平坦)なままで圧延するなどの一本のロールで部分的違
いを有するものがある。
このようなロールでは、その大きな孔型の部分は温度の
高い鋼材を圧延し、圧下量も大きいので特に耐クラツク
性に優れていることが必要であり、−力率さい孔型の部
分又はフラットな面で圧延する部分は、圧延材の温度も
低く、仕上り製品に正確な肌や形状を得るためには特に
耐摩耗性に優れていることが必要であり、全体としてそ
の使用層に当る外殻は軸方向部分により要求される硬度
等の性質が異なるものとなる。
然るに、遠心力鋳造法等により外内殻を異材質とした複
合ロール構造を採用する場合では、ロール表面の使用層
に当る外殻と内殻との性質を大きく変えることは比較的
容易ではあるが、この外内殻異材質の複合ロールで、更
にその外殻軸方向部分に大きな性質の違いを与えること
は容易なことでな(、外殻も更に軸方向で異なる材質で
形成することが望まれる。
ところが、上記条鋼圧延用ロールの如く、外殻軸方向に
部分的に耐クラツク性と耐摩耗性が要求される場合では
、一般に耐クラツク性材質が比較的強靭性を有するもの
であるため、この耐クラツク性材質で耐クラツク性が要
求される外殻部分と内殻とを一体に形成すれば、内殻に
必要な強靭性を充分備えさせることが可能となる場合が
あり、この場合では、外殻を部分的に内殻及び他の外殻
部分と異なる耐摩耗性材質で形成する丈で、夫々の部分
に所要の特性を備えたものが提供される訳である。
即ち、本発明では上記ロール等の外殻軸方向部分で更に
異なる性質が要求される複合ロールに対し、その各部の
要求を夫々満足できるものとして、使用層に当る外殻と
内殻とを異材質で形成する複合ロールにおいて、外殻の
任意箇所に当る軸方向一部又は複数部のみを内殻上化学
成分の異なる材質で形成し、一方外殻の軸方向残部及び
内殻は同一材質で一体形成し、かつ少なくとも前記内殻
と異材質で形成される外殻部分と内殻とを溶着一体化せ
しめてなる部分複合圧延用ロールを得るための方法とし
て、適宜高さの隔壁部材を立設して軸方向に凹成した鋳
型に、外殻溶湯を部分的に注入して鋳型内面に部分的に
外殻を遠心力鋳造し、しかる後この部分的に外殻を形成
した鋳造内に内殻溶湯を鋳造して外殻残部及び内殻を形
成する部分複合圧延用ロールの製造法を提供するもので
ある。
以下本発明について詳説すると、先ず本発明の好適な適
用具体例として前記条鋼圧延用ロールが挙げられる。
そこでこの場合について説明すると、例えば第1図に示
すような、内殻1(芯材及びネック部)と外殻2(胴部
使用層)とからなり、外殻2の軸方向一部aには耐クラ
ツク性の要求される孔型が設けられ、外殻2の一部すは
耐摩耗性の要求される平坦部とされている複合条調圧延
用ロールに対しては、本発明では第2図に示す如く、内
殻1及び前記軸方向の部分aに相応する外殻部分4とを
一体に、耐クラツク性(強靭性を備えたもの)に富む材
質で形成し、一方前記軸方向の部分すに相応する外殻部
分3は少なくとも内殻1と一体に、上記材質とは化学成
分の異なる耐摩耗性に優れた材質で形成するものである
このような部分複合圧延用ロールの製造法を、第4図に
ついて説明すると、先ず所要の外殻部分3を造るに際し
、本発明では遠心力鋳造法(横型、竪型及び傾斜型)を
用いると共に、その鋳型として内面に鉄板等の隔壁部材
を周方向に立設し予めその材質変更位置で軸方向に凹成
されたものを用いる。
即ち、第4図において5は、回転ローラ6に支承回転さ
れる遠心力鋳造鋳型、γは鋳型内面の外殻鋳造キャビテ
ィにおける所定位置で全周に亘り立設された隔壁部材、
8は鋳型内面に固設されたロールネック部鋳造キャビテ
ィを形成する砂型部を示す。
このような内面に隔壁部材7を立設した鋳型5には、そ
の−開口端より挿入される樋9を介し、隔壁部材7によ
って凹成された鋳型内面に、外殻溶湯が部分的に注湯さ
れて遠心力鋳造されるのであり、これにより鋳型5の内
面には先ずその軸方向部分3で所要の特性を備えた化学
成分の材質(この場合には耐摩耗性材質)からなる外殻
が形成される。
このようにして隔壁部材7により軸方向に凹成された鋳
型内面に部分的に外殻3を形成した鋳型5には、引続き
更に遠心力鋳造法により、又は鋳型5を直立して置注ぎ
鋳造法により、内殻及び外殻軸方向残りの部分4を一体
に形成する所要の特性を備えた化学成分の内殻溶湯(こ
の場合には耐クラツク性及び強靭性を備えたもの)が鋳
造され、これにより外殻部分4を同材質で一体に形成し
た内殻と、前記異材質の外殻部分3とを一体に溶着せし
めてなる所期の部分複合圧延用ロールが製造されるので
ある。
ここで上記隔壁部材7について説明すると、先ずその鋳
型内面における立設手段としては種々案出できるが、そ
の好適な1手段としては、図示の如く鋳型5を外スリー
ブ10に軸方向に分割された内スリーブ11、11’を
内嵌してなる二重構造とすると共に、隔壁部材7の基部
をこの分割内スリーブ11、11’間に挟持固定せしめ
たものを挙げることができる。
この立設手段によれば、外殻鋳造時において隔壁部材7
の安定な立設状態が確保されると共に、複合ロール鋳造
後の鋳型解体時においても好都合なものとなる。
次に隔壁部材7に用いる素材としては、鉄板等の金属板
を用いることができ、この場合にはその両側部分に鋳込
まれる溶湯により熱変形することのないようある程度の
厚さく15〜50朋)を有するものが好適である。
又この金属板からなるものを使用する場合では、これが
その両側の外殻部分3,4と一体に溶着することが望ま
しく、このため隔壁部材7には、付着した錆等の異物を
除去する表面清浄処理を予め施しておくのが良い。
然し乍ら、仮にこの隔壁部材Tを介し外殻部分3゜4同
志が一体に溶着されない場合でも、内殻溶湯の鋳込みに
より、外殻部分3は内殻と完全に一体溶着されるもので
あり、実用上側等問題はない。
尚、隔壁部材7の高さ寸法は、その片側に鋳込まれる部
分外殻溶湯が他方側に流入することのないよう、外殻部
分3の鋳込み厚さよりも高寸とするは云う迄もない。
尚以上の説明においては、一例として外殻を軸方向の両
側二つの部分に分け、一方の部分を他の部分と異なる材
質で形成する場合について述べたのであるが、本発明は
勿論この場合に限るものではなく、鋳型内面に複数の隔
壁部材を立設して鋳型内面の凹成位置を変更すれば、例
えば第3図に示すような外殻の軸方向中央部を異材質で
形成したものも容易に提供でき、更には外殻の軸方向複
数部分を内殻及び他の外殻部分と異なる異材質で形成し
たものも提供できるのであり、要するに本発明の部分複
合ロールでは、外殻軸方向の−又は複数部分を、内殻と
一体同材に形成された残りの9部分と、化学成分の異な
る材質で形成できるものである。
合本発明の具体的1実施例を挙げて説明する。
実施例 本実施例は、555φ×15001の条鋼圧延用ロール
において、その胴部(外殻)の一端から650mmまで
は耐摩耗性が要求され、胴部残りの部分は耐クラツク性
が要求されるものへの適用例であり、第4図の方法によ
り、先ず外殻一部分を下記アダマイト材で厚さ80mm
に遠心力鋳造し、この外殻部分が凝固した後鋳型5を直
立して、内殻及び外殻残りの部分に、下記アダマイト材
を鋳込み両者を一体に溶着させた。
尚本例では隔壁部材7として厚さ45龍の鋼板を用いて
いる。
この実施例の結果によれば、外殻の一部分は硬度Hs5
7〜60で炭化物の多い耐摩耗性の優れたものに形成さ
れ、一方内殻及び外殻残りの部分は硬度Hs 44〜4
9の強靭で且つ耐クラツク性に富むものに形成され、各
部分に必要な性能を備えたものが得られたのである。
以上説明したように、本発明の部分複合圧延用ロールの
製造法によれば、外殻軸方向部分に異なる性質が要求さ
れるものに対し、その外殻を部分的に内殻と一体同材で
形成したものであり乍らも、外殻各部分を使用用途に応
じその要求特性に適合すの材質で形成することができる
ものであり、条鋼圧延用ロール等の単一品で多目的に供
されるロールに適用すれば、その使用性能並びに寿命を
著しく向上することができる。
又本発明の方法により得られた部分複合圧延用ロールで
は、その外殻を部分的に内殻と一体同材に形成し、内殻
材を外殻材としても兼用するものであるため、その製造
時においては、従来の複合ロールの場合と同じく二種類
の溶湯を準備すれば足りるものであり、従って経済的に
製造されるという利点がある。
尚、従来複合ロールにおいては、同一材質から成る外殻
部に、部分的な凝固冷却速度の違いや熱処理方法の違い
を与えたり、或いは加工代を部分的に変更するなどして
、軸方向に部分的に外殻特性に変化を付与する方法も実
施されているが、これらの方法では、本発明に葆るもの
に比べて、その性能を変更し得る範囲は極めて僅かなも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は条鋼圧延用ロールの断面図、第2図、第3図は
本発明に係る部分複合圧延用ロールの断面図、第4図は
本発明の製造方法を示す断面説明図である。 1・・・・・・内殻(芯材)、2・・・・・・外殻、3
,4・・・・・・外殻部分、5・・・・・・遠心力鋳造
用鋳型、7・・・・・・隔壁部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 外殻の任意箇所に当る軸方向一部又は複数部のみを
    内殻と化学成分の異なる材質で形成し、一方外殻の軸方
    向残部及び内殻は同一材質で一体形成し、かつ少なくと
    も前記内殻と異材質で形成される外殻部分と内殻とを溶
    着一体化せしめてなる部分複合圧延用ロールを得るため
    の方法であって、適宜高さの隔壁部材を立設して軸方向
    に区成した鋳型に、外殻溶湯を部分的に注入して鋳型内
    面に部分的に外殻を遠心力鋳造し、しかる後この部分的
    に外殻を形成した鋳型内に内殻溶湯を鋳造して外殻残部
    及び内殻を形成することを特徴とする部分複合圧延用ロ
    ールの製造法。
JP54053293A 1979-04-26 1979-04-26 部分複合圧延用ロ−ルの製造法 Expired JPS59311B2 (ja)

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JPS6293015A (ja) * 1985-10-18 1987-04-28 Kubota Ltd 圧延用複合ロ−ル及びその製法
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