JPS5930660Y2 - 田植機の植付駆動装置 - Google Patents

田植機の植付駆動装置

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Publication number
JPS5930660Y2
JPS5930660Y2 JP7020278U JP7020278U JPS5930660Y2 JP S5930660 Y2 JPS5930660 Y2 JP S5930660Y2 JP 7020278 U JP7020278 U JP 7020278U JP 7020278 U JP7020278 U JP 7020278U JP S5930660 Y2 JPS5930660 Y2 JP S5930660Y2
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JP
Japan
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planting
brake body
transmission shaft
load
planting claw
Prior art date
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Expired
Application number
JP7020278U
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English (en)
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JPS54172809U (ja
Inventor
陽一郎 西
Original Assignee
ヤンマー農機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は苗載台から一株分の苗を取出して植付ける植付
爪を備え、その植付爪を駆動する伝動軸に上部停止カム
を連動連結させると共に、前記カムに係脱可能に上部停
止ピンを組込み、前記停止カムに停止ピンを係合させて
植付爪をこのサイクル運動途中の上方部位で停止させる
ようにした田植機に関する。
従来、例えば実開昭51−144432号公報に示す如
く、植付爪駆動機構中の回転体に弾性回転体を接当させ
、植付爪駆動機構中の噛車噛合い誤差により植付爪の駆
動軌跡が変化するのを防く゛技術があった。
また例えば特開昭52−107912号公報に示す如く
、上部停止カム及び上部停止ピンにより植付爪を上方位
置に停止させる技術もあった。
しかし乍らクランク運動により駆動する植付爪は不等速
運動を行うから、植付爪の上昇及び下降位置ではこの駆
動負荷が大きくなり、また植付爪の上昇途中及び下降途
中位置ではこの駆動負荷が小さくなり、その植付爪の駆
動負荷変化により機械振動が発生したが、前記従来技術
のように弾性回転体を設けてもとの接当タイ□ングが狂
い易(、植付爪の駆動負荷を平滑することが難しい問題
があった。
しかも前記従来技術のように上部停止カムを設けた構造
で、前記カムとは独立した状態で植付爪の伝動軸にブレ
ーキ体を備えると、その伝動軸部の構成が複雑となり、
組立及び調節などの取扱い操作を容易に行うことができ
ない問題があった。
本考案は上記の従来問題点に対処したものであり、前記
上部停止ピンをブレーキ体に共用することにより、その
ブレーキ体を植付爪の伝動軸に簡単に取付は得、前記ブ
レーキ体のブレーキカ増減タイミングを容易に設定し得
、従来に比べて組立及び調節などの取扱い操作を簡便に
行えると共に、植付爪の上昇途中及び下降途中位置での
駆動負荷をブレーキ体のブレーキ力により植付爪の上昇
及び下降位置での駆動負荷と略等しくすることにより、
植付爪の駆動力を必要以上に大きくすることなくその負
荷変化による機械振動をなくし得、苗載台上の苗の変形
並びに植付爪による植付苗の乱れ等を激減し得るように
した田植機の植付駆動装置を提供しようとするものであ
る。
以下本考案の一実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図は田植機の概略側面図であり、図中1はエンジン
、2はミッションケース、3は伝動ケース、4は植付ミ
ッションケースで、前記エンジン1及び各ケース2,3
.4を一体的に連設して機体を構成すると共に、緩衝部
材5,6及び植付深さ調節レバーIを介してその機体を
フロート状滑走体8,9に支持させる。
前記ミッションケース2の側方にスイングケース10を
介して水田車輪11を装備すると共に、前記植付□ツシ
ョンヶース4の後端上方に操向ハンドル12を延設し、
ガイド部材13,14を介して左右に往復移動させる前
低後高の苗載台15を前記ハンドル12上部に取付け、
また前記苗載台15から一株分の苗を取出す植付爪16
を組込みご苗載台15に搭載する苗を植付ボ16によっ
て取出し、−株分の苗を圃場に連続的に順次植付けるよ
うに構成してなる。
更に第2図は植付ミッションケース4の断面図、第3図
はその要部の拡大断面図であり、図中17は上記エンジ
ン1に変速ギヤ(図示省略)などを介して連動連結する
入力軸、18はベベルギヤ1920及び植付クラッチ2
1を介して連動連結する伝動軸、22はスプロケッ)2
3.24及びチェーン25と過負荷によって離脱する安
全クラッチ26を介して前記伝動軸18に連動連結する
クランク軸、21は前記クランク軸22に連動連結して
いて植付爪16を取付けてなるクランク型植付アーム、
28はスプロケツ)29,30及びチェーン31を介し
て前記伝動軸18に連動連結する回転軸、32は前記ミ
ッションケース4の左右側方に軸筒33,33を介して
夫々支持する植付ケース、34は前記軸筒33及び植付
ケース32に挿通させる回転軸28端部にチェーン35
及び安全クラッチ36を介して連結するクランク軸、3
Tは前記クランク軸34に連動連結していて左右植付爪
16を取付ける植付アーム、38は螺旋溝39を有して
いて前記回転軸28に変速ギヤ40を介しで連結する苗
載台駆動軸、41は苗縦送り軸、42.43は苗縦送り
カム、44は苗載台15の苗を縦送するスターホイル(
図示省略)に連結する苗縦送リンク、45は苗載台15
に連結固定していて前記駆動軸39に摺動子46を介し
て連結する苗横送り軸であり、植付クラッチ21を入れ
た状態で、各植付アーム2γ、3γを介して4条植え用
植付爪16・・・を、また苗載台駆動軸38を介して苗
載台15を夫々連動駆動するように形成する。
前記植付クラッチ21の従動クラッチ爪47側に円板状
の上部停止カム48を形成し、変形V形状のノツチ49
をそのカム48に設けると共に、前記カム48に接当さ
せてノツチ49に係合させる上部停止ピン50を組込む
また前記従動クラッチ爪47側にブレーキ体51を形成
すると共に、前記ピン50にスプリング52を附勢し、
前記ピン50を進退自在に突出させてなり、植付クラッ
チ21が係合しているとき、第4図のように前記ピン5
0をブレーキ体51に圧接させ、前記ブレーキ体51を
介して植付爪16の一サイクル運動中に部分的に伝動軸
18の負荷を増加させ、伝動軸18の回転負荷を略一定
に保ち、また前記植付クラッチ21を切断することによ
り、第5図のように上部停止カム48のノツチ49に停
止ピン50が係合し、植付爪16をこのサイクル運動途
中の上部定位置で停止させるように形成する。
第4図及び第6図に示す如く、クランク軸22゜34側
端の回転アーム53を植付アーム27中間に連結させ、
その植付アーム27後端を揺動アーム54に支持させ、
前記植付アーム27先端に植付爪16を支持すると共に
、伝動軸18及びクランク軸22,34の回転速度を同
じくし、−植付サイクル運動中の植付爪16の負荷変化
並びに植付アーム27の不等速運動などによって生じる
伝動軸18の負荷増加の最大値と略等しい負荷を、伝動
軸18の負荷が最も減少する植付−サイクル運動中の回
転位置で伝動軸18に与えるように、前記ブレーキ体5
1を変形楕円形状とし、伝動軸18の負荷が増加すると
き、ブレーキ体51に対する上部停止ピン50の圧接力
が小さくなり、また伝動軸18の負荷が減少するとき、
ブレーキ体51に対する上部停止ピン50の圧接力が大
きくなり、植付爪16の植付−サイクル運動中の伝動軸
18の回転負荷が略一定になるように構成してなり、伝
動軸18及び各クランク軸22,34を時計方向に等速
回転させると、第4図及び第5図に示す如(、ブレーキ
体51及び回転アーム53の回転軌跡rO,1,2,3
J点ではそのアーム53及び揺動アーム54が回転し、
各アーム2753の相関連動によって植付アーム27が
変移し、植付爪16が比較的小さな円弧を描く軌跡「0
゜1.2,3J点を移動し、苗載台15から一株分の苗
を取出す。
そして植付爪16がこの軌跡「3゜4.5,6J点を通
過し、回転アーム53がこの軌跡r3,4,5,6J点
を回転移動すると、このときは揺動アーム54の変移量
が小さくなり、後端を中心とした植付アーム270回転
変移量が大きくなる。
次いで、回転アーム53がこの軌跡「6ツ7.8,9」
点を回転移動すると、このアーム53及び揺動アーム5
4の回転に伴って植付アーム27が変移し、植付爪16
が比較的狭少な範囲を往復する軌跡r6,7,8,9J
点を移動し、苗載台15から取出した苗を圃場に植付け
る。
そして、植付爪16がこの軌跡r9,10,11゜0」
を通過し、回転アーム53がこの軌跡「9゜10.11
.OJを回転移動するときは、後端を中心とした植付ア
ーム270回転変移量が再び大きくなるもので、このよ
うに植付アーム27を不等速運動させ、植付爪16によ
って苗植えを行なわせた場合、植付アーム27の不等速
運動によって伝動軸18の負荷が変化する。
例えば、回転アーム53の軌跡II 、2J、r7,8
J点近傍でこのアーム53及び伝動軸18の回転負荷が
増加すると共に、植付爪16を圃場の土中に突入させて
苗を植付げる植付爪16の軌跡rl、2J、r7゜8」
点近傍で植付爪16の移動負荷が増加した場合、前記ア
ーム53及び植付爪16の各軌跡「1゜2、J7r7)
8J点以外の位置で上記ブレーキ体51に停止ピン50
を大きなスプリング52力で加圧接触させ、伝動軸18
の一回転中の負荷を一定に保つように形成するものであ
る。
本考案は上記の如く構成しており、第1図の状態下にお
いて、苗載台15に苗を搭載し、田植作業を行なう場合
、苗載台15を左右に往復摺動さセルと共に、伝動軸1
8を介して各クランク軸22゜34を駆動し、ブレーキ
体51及び回転アーム53を等速回転させ、そして揺動
アーム54を揺動させて植付アーム27,37を不等速
運動させ、植付爪16をこの植付軌跡に沿って植付サイ
クル運動させ、植付爪16によって一株分の苗を苗載台
15から取出し、その苗を圃場に植付けるもので、この
植付サイクル運動を連続して行なわせ、苗載台15の苗
を順次植付けるものである。
上記植付爪16の植付−サイクル運動並びに植付アーム
27,370不等速運動中に負荷変化が生じ、その負荷
変化が伝動軸18にこの駆動負荷変化として伝わるが、
前記植付爪16などの最大駆動負荷と略同−値の負荷を
平均的に伝動軸18に常に与えるように、上部停止ピン
50がブレーキ体51に加圧接触しているので、植付爪
16などの駆動負荷が小さくなったとき、上部停止ピン
50及びブレーキ体51の圧接ブレーキ力が大きくなり
、伝動軸18の駆動負荷を増加させる一方、植付爪16
などの駆動負荷が大きくなったとき、上部停止ピン50
及びブレーキ体51の圧接ブレーキ力が小さくなり、植
付爪16及び植付アーム2γ。
3γの植付−サイクル運動即ち伝動軸18の一回転中の
該軸18の駆動負荷を一定に保つもので、そのため伝動
軸18の負荷変化が微少となり、該軸18の負荷変動に
よる植付ミッションケース4の振動などが激減すると共
に、植付爪16を設定速度で円滑に移動回転させて正確
に田植え作業を行え、しかも伝動軸18及びクランク軸
22.340軸受部分などの偏摩耗を防ぎ、効率よく駆
動できるものである。
なお、上記植付クラッチ21を切断操作すると、従動ク
ラッチ爪47が移行して上部停止カム48の側面に上部
停止ピン50が接当し、次いでブレーキ体51に摺接し
ていた前記ピン50が前記カム48のノツチ49に係入
し、植付クラッチ21が切断されると共に、植付爪16
をこの軌跡上の上方部位(圃場の泥土から脱出して苗載
台15に至るまでの比較的高い位置)に停止させるもの
である。
以上実施例から明らかなように本考案は、植付爪16を
駆動する伝動軸18に上部停止カム48を連動連結させ
ると共に、前記カム48に係脱可能に上部停止ピン50
を組込み、前記停止カム48に停止ピン50を係合させ
て植付爪16を上方部位で停止させる植付駆動装置にお
いて、前記停止カム48に近接させてブレーキ体51を
連結させ、前記伝動軸18の駆動負荷を略一定に保つべ
く非作動状態の停止ピン50をそのブレーキ体51に圧
接させ、駆動負荷が大きくなる植付爪16の上昇及び下
降位置で前記停止ピン50とブレーキ体51によるブレ
ーキ力を小さく、また駆動負荷が小さくなる植付爪16
の上昇途中及び下降途中位置で前記停止ピン50とブレ
ーキ体51によるブレーキ力を大きくしたものであり、
前記上部停止ピン50をブレーキ体51に共用すること
により、そのブレーキ体51を植付爪16の伝動軸18
に簡単に取付けることができ、前記ブレーキ体51のブ
レーキカ増減タイミングを容易に設定でき、従来に比べ
て組立及び調節などの取扱い操作を簡便に行うことがで
きると共に、植付爪16の上昇途中及び下降途中位置で
の駆動負荷をブレーキ体51のブレーキ力により植付爪
16の上昇及び下降位置での駆動負荷と略等し[くする
ことにより、植付爪16の駆動力を必要以上に大きくす
ることなくその負荷変化による機械振動をなくすことが
でき、苗載台15上の苗の変形並びに植付爪16による
植付苗の乱れ等を従来よりも激減できる等の実用的な効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】 図面は本考案の一実施例を示すものであり、第1図は田
植機の概略側面図、第2図は植付ミッションケースの断
面図、第3図は要部゛の拡大断面図、第4図及び第5図
は部分作動説明図、第6図は植付は動作説明図である。 16・・・・・・植付爪、18・・・・・・伝動軸、4
8・・・・・・上部停止カム、50・・・・・・上部停
止ピン、51・・・・・・ブレーキ体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 植付爪16を駆動する伝動軸18に上部停止カム48を
    連動連結させると共に、前記カム48に係脱可能に上部
    停止ピン50を組込み、前記停止カム48に停止ピン5
    0を係合させて植付爪16を上方部位で停止させる植付
    駆動装置において、前記停止カム48に近接させてブレ
    ーキ体51を連結させ、前記伝動軸18の駆動負荷を略
    一定に保つべく非作動状態の停止ピン50をそのブレー
    キ体51に圧接させ(駆動負荷が大きくなる植付爪16
    の上昇及び下降位置で前記停止ピン50とブレーキ体5
    1によるブレーキ力を小さく、また駆動負荷が小さくな
    る植付爪16の上昇途中及び下降途中位置で前記停止ピ
    ン50とブレーキ体51によるブレーキ力を大きくした
    ことを特徴とする田植機の植付駆動装置。
JP7020278U 1978-05-23 1978-05-23 田植機の植付駆動装置 Expired JPS5930660Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS54172809U JPS54172809U (ja) 1979-12-06
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ID=28979774

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