JPS5930278Y2 - 弁の弁座環取付装置 - Google Patents

弁の弁座環取付装置

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JPS5930278Y2
JPS5930278Y2 JP1448180U JP1448180U JPS5930278Y2 JP S5930278 Y2 JPS5930278 Y2 JP S5930278Y2 JP 1448180 U JP1448180 U JP 1448180U JP 1448180 U JP1448180 U JP 1448180U JP S5930278 Y2 JPS5930278 Y2 JP S5930278Y2
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JP
Japan
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valve
seat ring
valve seat
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annular
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JP1448180U
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JPS56117168U (ja
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進 小川
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富士金属工作株式会社
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【考案の詳細な説明】 本考案は弁に於ける弁座環取付装置の改良構造に関する
弁に於て、弁箱側の弁座部分を異質の材料で作製し、こ
れを交換可能に取付ける様にしたものとして、例えば特
公昭44−12462号並びに実公昭45−17498
号が知られている。
前者は;弁箱の上方開口部に着脱自在に取付けられ弁棒
を支承する弁棒支体の下部に弁座環を支架する弁座環支
体を設けたもので、組立時に於て、弁箱内の仕切壁に形
設された環状凹段部に弁座環が嵌合鎮座すべく前記弁座
環支体を構成する支杆部分を伸縮自在にしたものである
即ち、製作誤差並びに組立誤差を考慮して弁座環支体の
一部に伸縮部を設けているのである。
前記弁座環支体は上下に離間して夫々の一部が切欠かれ
た環状杆と、この間を連結する適数の伸縮支杆とで構成
され、前記上部環状杆は弁棒支体の一部に形設した環状
溝に、他方、下部環状杆は弁座環の一部に形設した環状
溝に夫々嵌着される。
この様な弁座環支体は例えばバネ材を彎曲させ且つ溶着
して製作するので手間が掛ると共に、部品としての形状
がなかなか定まらず、互換性に乏しくて組立てが行ない
難いという難点があった。
又、弁座環を交換する為に分解する際、弁棒支体その他
を引上げてこれを取外す訳であるが、前記弁座環は経年
の為に弁箱の環状凹段部に密着している場合が多い。
同数なら閉弁の度に弁棒下端の弁子が弁座環を押圧して
いるからである。
従って弱い力で持上げてもなかなかその密着を解く事が
出来ず、勢い無理をして強く持上げると弁座環支体の伸
縮部が伸びきってしまい、弁座環を取外す事が出来ても
弁座環支体を再度使用する事ができなくなる場合が往々
にしてあった。
加えて弁座環を弁箱の環状凹段部にセットする場合、弁
棒支体に弁座環支体を介して弁座環を予め取付け、これ
らを弁箱内に挿入する訳だが、この時、所定状態を保ち
つつ挿入しなげれば弁座環支体には伸縮部がある事に依
り揺動したりするので挿入し難く、弁箱の環板凹段部に
弁座環が適正に鎮座しなくなる。
□とりわけ、弁棒支体も弁箱の上方開口部に
嵌合する様になっており、弁座環を外部から目視しなか
ら嵌合できないので、その組立ては慎重を要する。
更に、前記弁座環は組立て初期の段階に於て、弁箱の環
状凹段部に対してはいわば遊嵌状態を呈し、然も弁座環
支体の下部環状杆に挟着されているので弁座環に弁子が
当座し所謂閉弁状態の時には弁座環支体が伸縮部の処で
捲れて弁座環がその度に旋動する事になり、前記弁座環
支体が損陽したり、或は弁座環が摩耗し易い難点がある
次に後者は、上述難点を解消すべく弁座環支体を押え環
と適数の支杆とから成るものにし、前記支杆の上部には
割目を有するテーパ突部を造形してこれを弁棒支体の一
部に設けた掛合切欠に圧嵌する様に構成したものである
ところが、この様な構成にあっても次の様な難点がある
即ち、組立てに際して、弁座環を押え環に嵌着した弁座
環支体と、弁棒支体とは別々に弁箱内に挿入するので支
杆のテーパ突部と弁棒支体の掛合切欠とをうまく嵌合さ
せるのに試行錯誤を繰返さなければならず、所定状態に
組立てるのに時間が掛る。
又、弁座環を弁箱内から取外す場合、前記テーパ突部と
掛合切欠とが固く嵌合している場合には弁棒支体と共に
引出す事が可能であるが、そうでない場合並びに経年に
依り弁座環が弁箱の環状凹溝に強く密着している場合に
は弁座環支体の支杆をつまんで引上げねばならない。
然しこれは狭隘な処に位置する為なかなか取外し難かっ
た。
この様に先行技術は分解並びに組立てに際して難点があ
り、その改善が望まれていたのである。
本考案は叙上の問題点に鑑みこれを解消する為に創案さ
れたもので、その主たる目的は弁座環の交換に際して同
の道具を使う事なく迅速且つ簡単に分解・組立てが行な
えると共に、この交換時並びに弁の開閉時に構成部分が
損填等をしない様にした弁の弁座環取付装置を提供する
にある。
本考案の他の目的は、弁箱の上方開口部に着脱自在に取
付けられ弁棒を支承する弁棒支体を備え、弁箱内の仕切
壁の水平部分に弁孔が穿設されてその周囲に弁座環が鎮
座する様にした弁に於て、上下に離間した上下部環状片
並びにこれらを連結する適数の連結片とを備えた弁座環
支体を設け、前記上部環状片或は弁棒支体のうちいずれ
か一方には適数の突起を設けると共に、他方には前記突
起に適合する性情を形設し、前記性情を形成する側壁並
びに突起の各外周面には夫々凹部を造形し、該凹部には
弁棒支体と弁座環支体の離脱を阻止する環状止具を嵌装
し、弁座環が弁座環支体を介して弁棒支体に若干の上下
動を許容して固定状態を為すべく取付け、組入れを容易
にすると共に取外しに際しては弁座環支体の上部環状片
に弁子を掛合させて難なく取外す様にした弁の弁座環取
付装置を提供するにある。
以下、本考案の一実施例を示す図面に基づきその詳細を
説明する。
本考案の弁座環取付装置1は弁箱2の上方開口部3に着
脱自在に取付げられ弁棒4を支承する弁棒支体5と、弁
箱2内にあってその水平部分に弁孔6が穿設された仕切
壁7とを備えた弁100に適用される。
前記弁100は周知の如く弁棒4の下端には弁子8が旋
動自在に設けられ、弁棒4の上端にはハンドル等の回動
手段(図示せず)が連結される。
弁箱2は流入口9と流出口10が両端部に設けられ、こ
れらを連通ずる流路の一部には仕切壁7が存し、該仕切
壁7の水平部分には上下方向に貫通する弁孔6が開穿さ
れている。
他方、弁箱2の上部には上方開口部3が造形され、これ
には弁棒支体5が封密合されて固定ナツト11にて脱着
自在に固定される。
通常の弁にあっては前記仕切壁7の弁孔6の周囲に弁座
が形成され、ここに弁子8が当離・座して開閉弁する様
になっている。
本考案は前記弁孔8の周囲に設ける所謂弁箱側弁座を交
換し得る様にしたものである。
従って弁座は弁座環12として別体に作製されるのであ
る。
次に本考案の弁座環取付装置1に就いて詳述する。
弁座環取付装置1は弁座環12を支持する弁座環支体1
3と、弁棒支体5と弁座環支体13との間に設ける掛止
手段14とから少なくとも構成され、弁座環12が仕切
壁7の水平部分の適正位置に確実に鎮座させる場合には
該部分に環状性情15を形設する。
従ってこれがなくても鎮座する場合は割愛しても差支え
ない。
前記弁座環支体13は上下に所定距離だけ離間した上下
部環状片16,17とJこれらを連結する適数の連結片
18とから構成され、前記下部環状片17には弁座環1
2が嵌着される。
弁座環支体13はしんちゅう等の剛性ある金属で作製す
るのが望ましい。
本実施例にあっては前記下部環状片17の内周面に凹溝
19を穿設すると共に、弁座環12を胴部20と鍔部2
1とから成る形状にして胴部20の外周面に環状凸起2
2を造形し、弁座環12の胴部20を下部環状片17に
嵌入した際には凹溝19と環状凸起22とが嵌合して不
用意に離脱しない様にしている。
勿論、この様に限定される事はない。
前記弁座環12はテフロン等の合成樹脂で作製するのが
望ましい。
掛止手段14は弁棒支体5と弁座環支体13との相対回
動を阻止する事が望まれ、又、弁座環支体13が若干上
下動する事ができ、然も連結状態が保たれ、分離可能で
ある事が望まれる。
本実施例では弁棒支体5の一部に適数の突起23を垂設
し、他方弁座環支体13の一部にはこれに適合する性情
24が造形されている。
前記性情24は本実施例の場合、上部環状片16に形成
される。
勿論、これら突起23並びに性情24は夫々逆に設けて
も良い。
而して前記突起23と、性情24を構成する側壁、つま
り上部環状片16の一部との夫々外周面には凹部25.
26が造形される。
図面では、突起23側をL型状にして凹部25を構成し
ている。
他方、窪所24側は上部環状片16の外周上部を削設し
て先ず側段部2Tを造形し、各性情24の両側のみに於
て凹部26が形成させるべく突片28を設けている。
従って図面のものは凹部26と側段部2Tとは同一周面
を為す事になる。
勿論、全周に突起28を形成する様にしても良い。
而して前記突起23と性情24とを嵌合した場合、これ
らの凹部25,26は略連続する。
従ってこの凹部25,26に環状止具29を嵌入すれば
弁座環支体13は弁棒支体5に取付く事になる。
前記環状止具29としては図示するコイルスプリングを
環状にした所謂弾性環体やスナップリング等を利用する
事ができる。
これらはいずれも両支体13,5を分離する事を前提と
して使われるのである。
それは弁座環支体13が若干上下動させる為に分離させ
るのである。
本実施例の如く弾性環体を用いた場合、前記突起23と
性情24の処で撓む事ができるので、弁座環支体13の
上下微動が可能となる。
勿論、スナップリング等を使用した場合でも各凹部25
,26と該スナップリングとを上下方向に於て、遊嵌状
態にして置げば弁座環支体13の上下微動が可能となる
本考案はこの様に構成したので、その組立てに際しては
、弁棒支体5と弁座環支体13を環状止具29で取付け
、更に弁座環支体13の下部環状片17に弁座環12を
嵌着してこれらを一体のものにする。
前記弁座環12を備えた弁座環支体13は環状止具29
にて弁棒支体5に取付けられているので、揺動等を起さ
ずにこれらを弁箱2の上方開口部3から容易に差入れる
事ができる。
差入れると、弁座環12は弁箱2の環状性情15に嵌入
鎮座し、これとほぼ同時に弁棒支体5が上方開口部3に
嵌合するので、固定ナツト11でこの弁棒支体5を弁箱
2に固定する。
以上で組入れが完了する。
組立てられると、第1図に示す状態となり、弁棒4を回
動して弁子8を降下させると、その下面は弁座環12の
上面に当合する。
もし、製作誤差並びに組立誤差が生じて、弁座環12と
環状住所15間に微小隙間がある場合でも弁座環支弁1
3は弁棒支体5に対して降下し得るので、閉弁時にはこ
の隙間がなくなり、完全に流体を密封阻止する事ができ
る。
次に弁座環12を交換する為に弁箱2から取外す場合、
上述の要領の逆順で行なえば良いが、経年し且つ開閉弁
を繰返した弁座環12は環状性情15に密着している事
が多い。
従って単に弁棒支体5を引上げただけでは外れない場合
もある。
この時には弁子8を開弁状態まで上昇させ、この一部を
弁座環支体13の上部環状片16に掛合させる。
この場合、弁座環支体13と弁棒支体5とを若干折曲状
態にすればこの事が行なえ、この折曲動は環状止具29
の処がある事に依り達成できる。
従って他の道具を用いずに弁座環12並びに弁座環支体
13を弁箱2から取外す事ができ、前記弁座環12を新
規なものと容易に交換できる。
以上既述した如く本考案に依れば弁座環支体13が剛性
あるものにしたので、とりわけ連結片18の部分で揺動
したりする事がなく、弁箱2内へ挿入する場合、これが
行ない易く、適正位置に弁座環12を鎮座させる事がで
きる。
又、弁棒支体5と弁座環支体13とは突起23と性情2
4が掛合し、然も凹部25,26には環状止具29が掛
合しているので両支体5,13の相対旋動は阻止される
と共に若干上下動が許容されて分離せず、分解・組立が
容易となる。
とりわげ、弁座環支体13には上部環状片16が存する
ので取外す場合、弁子8をここへ掛合させる事ができ、
それを簡便に行なえる利点がある等諸種の効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例に係る。 第1図は要部縦断正面図。 第2図は主要部品の斜視図である。1は弁座環取付装置
、2は体箱、3は上方開口部、4は弁棒、5は弁棒支体
、6は弁孔、Iは仕切壁、8は弁子、13は弁座環支体
、15は環状性情、16は上部環状片、17は下部環状
片、18は連結片、23は突起、24は性情、25゜2
6は凹部、29は環状止具、100は弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 弁箱2の上方開口部3に着脱自在に取付けられ弁棒
    4を支承する弁棒支体5と、弁箱2内にあってその水平
    部分に弁孔6が穿設された仕切壁Tとを備えた弁100
    に於て、上下に離間した上下部環状片16,17並びに
    これらを連結する適数の連結片18とを備えた弁座環支
    体13を設け、前記弁座環支体13の上部環状片16或
    は弁棒支体5のうちいずれか一方には適数の突起23を
    垂直方向に設けると共に、他方にはこの突起23に適合
    する窪所24を形設し、前記突起23.及び窪所24を
    形成する側壁部分の各外周面には突起23と窪所24の
    嵌合時に連続する凹部25,26を穿設し、該凹部25
    .26には弁棒支体5VC対して弁座環支体13が若干
    上下動可能な如く環状止具29を嵌装し、前記弁座環支
    体13の下部環状片17にはその上面が弁棒4の下端に
    付設した弁子8が当合し且つその下面が仕切壁7の弁孔
    6周囲部分に鎮座する弁座環12を嵌着して構成したこ
    とを特徴とする弁の弁座環取付装置。 2 仕切壁7の弁孔6周囲部分に環状窪所15を形設し
    、弁座環12が脱着自在に嵌合鎮座すべく構成したこと
    を特徴とす・る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    弁の弁座環取付装置。 3 環状止具29を、コイルスプリングを環状にしたも
    ので構成したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項又は第2項に記載の弁の弁座環取付装置。 4 環状止具29を、スナップリングで構成したことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項に
    記載の弁の弁座環取付装置。
JP1448180U 1980-02-06 1980-02-06 弁の弁座環取付装置 Expired JPS5930278Y2 (ja)

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JPS56117168U JPS56117168U (ja) 1981-09-08
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JPS56117168U (ja) 1981-09-08

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