JPS593023B2 - 電灯 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電灯、特に自動車ヘッドランプに関するもので
ある。

従来の自動車用ハロゲンランプにおいては、ハロゲン電
球はそのハロゲン電球の基部に取り付けられた取付手段
に固定された１本乃至数本の支持ワイヤーによって封入
体内に支持されていた。

例えば米国特許第３９０４９０４号に開示されているラ
ンプにおいてはハロゲン電球の基部がシート状金属材料
から形成されたスリーブ状キャップをなしており、その
スリーブ状キャップに取付手段が取付けられている。

本発明のランプはリフｌ／フタ−１そのリフレクタ−に
固定されそのリフレクタ−とともに封入体を形成するレ
ンズおよびその封入体内に配された電球を備えている。

その電球はフライメントを収容した管球と基部とを備え
ており、前記封入体内に一対の支持ワイヤーによって支
持されている。

その各支持ワイヤーはほぼＵ字形の部分を備えており、
そのＵ字形の部分に電球の基部が係合している。

さらに、各支持ワイヤーは前記リフレクタ−に結合され
た脚部を備えている。

また前記電球はフライメントおよび支持ワイヤーにそれ
ぞれ接続された一対のリード線を備えている。

本発明の一実施例においては、前記電球の基部は溝を備
えており、その溝に前記支持ワイヤーのＵ字形の部分の
両脚が挿入されている。

本発明の他の実施例においては前記電球の基部は支持ワ
イヤーのＵ字形の部分の両脚の間に係合する平担部を備
えており、各Ｕ字形部分は電球の基部に当接する他の脚
部を備えている。

以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明の一実施例の自動車用ヘッドランプの断
面図である。

本実施例のヘッドランプ１０はリフレクタ−１２、レン
ズ１３およびハロゲン電球等の電球１４を備えている。

前記リフレクタ−１２およびレンズ１３はガラスまたは
プラスチックで形成するのが望ましく、その周縁に沿っ
て溶着、ネジ止めあるいは接着等の公知の方法によって
互いに固定されて、封入体を構成している。

またリフレクタ−１２はその背面に一体的に形成された
一対のボス１６とそのボス１６をそれぞれ貫通する一対
の貫通孔１８を備えている。

その各ボス１６に貫通孔１８を被うようにフェルール２
０が固定されている。

ヘッドランプ１０を自動車の電源に接続するだめの端子
２２がそのフェルール２０に取シ付けられている。

前記電球１４は管球１４ａ内に支持されたフィラメント
２４と、そのフィラメント２４に接続され、その電球１
４の基部１４ｂから外側に突出する一対のリード線２６
を備えている。

また電球１４は前記封入体内に一対の支持ワイヤー２８
によって支持されている。

本実施例においては各支持ワイ′ヤー２８は全く同一で
あり、第４．５，６図に示すように第１の脚部３０、そ
の第１の脚部３０に直角に結合された第２の脚部３２、
その第２の脚部３２に鈍角約１３５°を表すように結合
された第３の脚部３４、その第３の脚部３４に鋭角約４
５°をなすように結合された第４の脚部３６およびその
第４の脚部３６に結合されたＵ字形部３８からなってい
る。

第１〜６図に示すように、電球１４の前記基部１４ｂに
は成型等によって溝４０が設けられておシ、その溝４０
に前記Ｕ字形部３８の両脚３９が挿入されている。

また支持ワイヤー２８の前記第１の脚部３０は前記リフ
レクタ−１２の前記貫通孔１８を通って延び、溶接ある
いはロウ付は等の公知の方法によって４２に示すように
前記フェルール２０に固定されている。

前記電球１４のリード線２６は溶接、ロウ付は等の公知
の方法によって４４で示すように支持ワイヤー２８のＵ
字形部３８に固定されている。

電球１４はこのようにしてヘッドランプ１０の前記封入
体内にしっかりと支持されている。

第７図に示す本発明の他の実施例のヘッドランプ５０は
前記実施例のヘッドランプ１０と同じ形式のりフレフタ
−１２、レンズ１３、フェルール２０および端子２２を
備えている。

本実施例のヘッドランプ５０はさらに管球５２内に支持
されたフィラメント５４とそのフィラメント５４に接続
され、基部５２ｂを通って突出する一対のリード線５６
とを備えている。

前記電球５２は一対の支持ワイヤー５８によって前記封
入体内に支持されている。

本実施例においはその各支持ワイヤー５８は全く同一で
あシ、第１０，１１図に示すように、第１の脚部６０、
その第１の脚部６０に直角に結合された第２の脚部６２
、その第２の脚部６２に直角に結合された第３の脚部６
４、その第３の脚部６４に結合された湾曲部６６および
その湾曲部６６に結合されたＵ字形部６８からなってい
る。

第７〜第１２図に示すように１．電球５２の前記基部５
２ｂが支持ワイヤー５８のＵ字形部６８に係合している
。

すなわちそのＵ字形部６８の両脚６９の間に電球５２の
基部５２ｂの平担部が係合し、支持ワイヤー５８の前記
第３の脚部６４が電球５２の基部５２ｂの縁部に当接し
ている。

また電球５２の基部５２ｂには成型等によって肩部７０
が設けられており、それによって、支持ワイヤー５８の
Ｕ字形部と基部５２ｂが適切に係合するようになってイ
いる。

支持ワイヤー５８の前記第１の脚部６０は前記リフレク
タ−１２の前記貫通孔１８を通って延び、溶接、ロウ付
は等の公知の方法によって、７２で示すように前記フェ
ルール２０に固定されている。

また電球５２の前記リード線５６は７４で示すように溶
接、ロウ付は等の公知の方法によって支持ワイヤー５８
の前記Ｕ字形部６８に固定されている。

電球５２はこのようにして前記封入体内にしっかりと支
持されている。

もちろん、最初の実施例における電球１４に２番目の実
施例における支持ワイヤー５８を使用することもできる
し、逆に２番目の実施例における電球５２に最初の実施
例における支持ワイヤー２８を使用することもできる。

なお、本発明は前記電球１４，５２のように単一のフィ
ラメントの電球を備えたランプに限られるものではなく
、電球として２つのフィラメントと３本のリード線を備
えたものも使用することができる。

この場合にも一対の支持ワイヤーを使用して、前述した
のと同様にして電球を封入体内に支持することができる
。

その場合、その電球の３本のリード線のうちの２本は、
リフレクタ−の２つの端子にそれぞれ接続された前記一
対の支持ワイヤーにそれぞれ固定され、他の１本はりフ
レフタ−に取り付けられたもう１つの端子に固定される
。

さらに、本発明は上記２つの実施例のヘッドランプ１０
，５００ような丸形のヘッドランプに限られるものでは
なく、ヘッドランプの形状は角形でも差し支えない。

この場合には支持ワイヤーの各脚部を適当に変形すれば
よい。

さらに本発明においては前記支持ワイヤー２８゜５８の
ような形状以外の支持ワイヤーであっても電球の基部が
係合し得るようなＵ字形部を有するものであれば他の形
状の支持ワイヤーも使用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の自動車用ヘッドランプの断
面図、第２図は第１図の２−２線断面図、第３図は第１
図のヘッドランプに使用される電球の側面図、第４図は
第１図のヘッドランプに使用される支持ワイヤーの正面
図、第５図はその側面図第６図は第１図の６−６線に沿
った拡大断面図、第７図は本発明の他の実施例の自動車
用ヘッドランプの断面図、第８図は第７図の８−８線断
面図、第９図は第７図のヘッドランプに使用される電球
の側面図、第１０図は第７図のヘッドランプに使用され
る支持ワイヤーの正面図、第１１図はその側面図、第１
２図は第７図の１２−１２線に沿った拡大断面図である
。 １２・・・・・・リフレクタ−１１３・・・・・・レン
ズ、１４゜５２・・・・・・電球、１４ｂ 、５２ｂ・
・・・・・基部、２６・・・・・・リード線、２４−・
−・フィラメント、２８．５８・・・・・・支持ワイヤ
ー、３８．６８・・・・・・Ｕ字形部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ リフレクタ−１このリフレクタ−に固定され、この
   リフレクタ−とともに封入体を形成するレンズ、および
   前記封入体内に配された電球からなり、前記電球が少な
   くとも１個のフライメントを収容した管球と、そのフィ
   ラメントのリード線を支持する基部とを備えている電灯
   において、 前記リフレクタ−１２に取り付けられた一対の支持ワイ
   ヤー２８．５８を介して前記フィラメントのリード線２
   ６が電源に接続されるようになっているとともに、その
   一対の支持ワイヤー２８゜５８によって前記電球１４，
   ５２が機械的に支持されており、その各支持ワイヤー２
   ８．５８が前記電球１４，５２の基部１４ｂ 、５２ｂ
   の係合手段４０．７０と係合するほぼＵ字形の部分３８
   ゜３９．６８，６９を備えていることを特徴とする電灯
   。 ２ 前記係合手段が前記電球１４の基部１４ｂに設けら
   れた溝４０であシ、前記支持ワイヤー２８゜５８の前記
   Ｕ字形の部分の両脚３９．６９がその溝４０内に押入さ
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   電灯。 ３ 前記係合手段が前記Ｕ字形の部分３８，３９：６８
   ．６９と係合する平担部を両側に備えた基部５２ｂであ
   り、前記各支持ワイヤー５８がその基部５２ｂと当接す
   る他の脚部６４を備えていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の電灯。 ４ 前記基部５２ｂの前記平担部が凹んでおり、それに
   よってその基部５２ｂの両端部に肩部７０が形成されて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第３項記載の電灯
   。 ５ 前記各支持ワイヤー２８が前記リフレクタ−１２に
   結合された１の脚部３０、その第１の脚部３０にほぼ直
   角をなすように結合された第２の脚部３２、その第２の
   脚部３２に鈍角をなすように結合された第３の脚部３４
   、およびその第３の脚部３４に鋭角をなすように結合さ
   れた第４の脚部３６を備えておシ、前記Ｕ字形の部分３
   ８、３９がその第４の脚部３６に結合されていることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の電灯。 ６ 前記各支持ワイヤー５８が前記リフレクタ−１２に
   結合された第１の脚部６０、その第１の脚部６０にほぼ
   直角をなすように結合された第２の脚部６２、その第２
   の脚部６２にほぼ直角をなすように結合された第３の脚
   部６４、およびその第３の脚部６４に結合された湾曲部
   ６６を備えておシ、前記Ｕ字形の部分６８，６９がその
   湾曲部６６に結合されていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の電灯。