JPS59299Y2 - オ−トバイのオイルク−ラ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、オートバイのオイルクーラの改良に関する
。

大型の高速オートバイでは、エンジンオイルの油温が上
昇するので、オイルクーラを設けて冷却する。

オイルクーラは、車体の前上部に一般に取付ける。

一般のオイルクーラは、一側に入口、他側に出口がある
のが普通で、エンジンのクランクケースとオイルクーラ
を耐圧ホースで連結する場合、耐圧ホースが別々の位置
になって体裁が悪い。

又、二本並べて配管しようとすると、耐圧ホースを無理
に曲げて配管しなければならず耐久性に問題が生じる。

この考案は、かかる点に鑑み改善したもので、以下図面
に示す本考案の実施例について説明する。

車体１の前傾パイプ２の上部に横長のオイルクーラ３内
３をボルト等によって取着する。

オイルクーラ３にはその下端中央にオイルの入口４と出
口５を並べて設ける。

一方エンジン６のクランクケース７の前面に、オイル出
口８及び入口９を設ける。

そして、オイルクーラ３の人口４とクランクケース７の
出口８を耐圧ホース１０で連結し、オイルクーラ３の出
口５とクランクケース７の入口９を耐圧ホース１１で連
結する。

耐圧ホース１０゜１１は、上半を並べて配置し、クラン
プ１２で、車体１の横パイプ１３に固定する。

作用について説明する。

エンジン６で熱くなったオイルは、クランクケース７の
出口８から耐圧ホース１０を通って、入口４からオイル
クーラ３内に入る。

そして、矢印で示すようにオイルクーラ３内の細い通路
を流れるとき、冷却され、出口５から耐圧ホース１１を
通り、人口９を経てクランクケース７に戻る。

而して、オイルクーラ３は、下端に入口４況出口５を並
べて設けたので、耐圧ホース１１．１０も、無理なく、
並べて配管できる。

そして、途中をクランプ１２で固定することによって、
振れも少く安定した配管ができる。

以上説明したように、この考案は、車体の前傾パイプ上
部に装着された横長のオイルクーラの下端中央に、オイ
ルの入り口と出口を並べて設け、その入口と出口を各々
互いに並べて配管された耐圧ホースでクランクケースに
連結したので、耐圧ホースを無理に曲げて配管する必要
がなくなり、耐久性が向上する。

又、オイルクーラの入口と出口を並べて設けたので、二
本の耐圧ホースを並べることができて、体裁もよくでき
る。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は側面図、第２図
は同拡大正面図である。 １・・・車体、２・・・前傾パイプ、３・・・オイルク
ーラ、４・・・入口、 ５・・・出口、 ７・・・クランクケース、 １０・・・ 耐圧ホース、 １１・・・耐圧ホース。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 車体の前傾パイプ上部に装着された横長のオイルクーラ
   の下端中央に、オイルの入り口と出口を並べて設け、そ
   の入り口と出口を各々互いに並べて配管された耐圧ホー
   クでクランクケースに連結したことを特徴とするオート
   バイのオイルクーラ。