JPS5929599B2 - 7−アミノセフアロスポラン酸誘導体の製造法 - Google Patents

7−アミノセフアロスポラン酸誘導体の製造法

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JPS5929599B2
JPS5929599B2 JP8357575A JP8357575A JPS5929599B2 JP S5929599 B2 JPS5929599 B2 JP S5929599B2 JP 8357575 A JP8357575 A JP 8357575A JP 8357575 A JP8357575 A JP 8357575A JP S5929599 B2 JPS5929599 B2 JP S5929599B2
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常雄 曾和
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【発明の詳細な説明】 本発明の方法は、一般式(I) (但し、Xは水素、ヒドロキシル基、アセテート基、求
核性残基を表わす)で示されるセフアロスポリンCある
いはその誘導体またはそれらの塩類(以下、セフアロス
ポリン化合物と略す)を過酸化水素の存在下に、一般式
RCOCHO(但し、Rは水酸基、アミノ基、フエニル
基を表わす)で示されるd−ケトアルデヒド誘導体また
はそれらの塩類(以下、アルデヒド誘導体と略す)と反
応させて、一般式()(但し、Xは上記に同じ).で示
される7ーアミノセフアロスポラン酸誘導体を選択的に
得る方法に関するものであり、その目的とするところは
、低毒性の広範な薬効を有するセフアロスポリン系抗生
物質の合成原料である7ーアミノセフアロスポラン酸誘
導体を工業的に安価に、しかも、容易に製造する方法を
提供するものである。
従来、7ーアミノセフアロスポラン酸誘導体()を製造
する方法としては、例えば、発酵法によつて得たセフア
ロスポリン化合物を、D−アミノ酸酸化酵素を用いて7
ーアミノセフアロスポ.ラン酸誘導体()に導く方法(
ペルキー特許第736934号、日本特許公開公報昭4
7一39595号)が知られている。
そして、これらの方法においては、中間体として、例え
ば、下記の式()に示す7ーアミノセフアロスCのα−
ケトアジピン酸誘導体(以下、d−ケト誘導体と略す)
を多量生成するので、このd−ケト誘導体の生成を抑制
するために、反応系内にナトリウムアジドなどの酵素阻
害剤を共存させる方法が報告されている。しかし、これ
らの方法は、D−アミノ酸酸化酵素を生産するために、
その工業的設備として膨大なものを必要とすること、人
体に有害なナトリウムアジドなどの酵素阻害剤を大量に
用いる必要があること、目的物の生産を安定して行うこ
とが困難であることなどの欠点を有するために、これら
を工業的に実施する方法としては必ずしも有利とはいえ
ない。
また、本発明者らは、これらの欠点に鑑み、セフアロス
ポリン化合物(I)をアルデヒド誘導体と反応させて7
ーアミノセフアロスポラン酸誘導体を効率良く得る方法
を完成した(特願昭508636)。
しかし、上記発明の方法においても、中間体としてのα
−ケト誘導体の残存を完全に抑制することができず、し
たがつて、目的とする7ーアミノセフアロスポラン酸誘
導体()の生成率を低下するばかりでなく、これら中間
体あるいは副反応物との分離が極めて困難であるという
欠点を有していた。
特に本発明の方法における中間体であるα−ケト誘導体
は化学的に非常に不安定であつて、複雑な反応を伴い、
さらに反応を煩雑にするなどの欠点を有していた。本発
明者らは、本発明者らの発明になる上記方法について鋭
意研究を重ねた結果、セフアロスポリン化合物をアルデ
ヒド酸誘導体で処理して、7アミノセフアロスポラン酸
誘導体を得る反応において、反応系内に過酸化水素を共
存することによつて、目的とする7ーアミノセフアロス
ポラン酸誘導体を選択的に、しかも、高収率で得ること
を見出し、本発明の方法を完成した。
本発明の方法は、過酸化水素の存在下にセフアロスポリ
ン化合物をアルデヒド酸誘導体と反応させて、7ーアミ
ノセフアロスポラン酸誘導体を得る方法であり、化学反
応的には、セフアロスポリン化合物(1)からα−ケト
誘導体()を得る反応と、α−ケト誘導体()から7ー
アミノセフアロスポラン酸誘導体を生成する反応の二段
の反応から成立つている。
すなわち、セフアロスポリン化合物からα−ケト誘導体
を得る反応は、セフアロスポリン化合物を水溶液中アル
デヒド誘導体と反応させて主として得ることができるの
に対して、d−ケト誘導体から7ーアミノセフアロスポ
ラン酸誘導体は、主としてα−ケト誘導体を水溶液中過
酸化水素と反応させることによつて行われる。
セフアロスポリン化合物をアルデヒド誘導体と反応させ
てα−ケト誘導体に導く反応においても、一部7ーアミ
ノセフアロスポラン酸誘導体を生成するけれども、中間
体として生成したα−ケト誘導体が化学的に非常に不安
定であるために、反応系内に過酸化水素を共存せしめる
ことによつて、安定な7ーアミノセフアロスポラン酸誘
導体に生成した中間体のα−ケト誘導体を導き、7ーア
ミノセフアロスポラン酸誘導体を選択的に、かつ高収率
で得る点に本発明の方法の特徴がある。
本発明の方法において、反応系内に過酸化水素を共存せ
しめる方法としては、過酸化水素あるいはその水溶液を
反応系内に添加してもよく、また、反応系内において過
酸化水素を生成する化合物、例えば、過ホウ素酸ナトリ
ウムなどを反応系内に添加する方法を用いてもよい。本
発明の方法において用いる過酸化水素の量は、他の反応
条件、例えば、反応液の水素イオン濃度、反応温度、出
発物質として用いるセフアロスポリン化合物の種類及び
濃度などによつて若干異なるけれども、出発原料として
用いるセフアロスポリン化合物1モルに対して等モル以
上、好ましくは30倍モル以下である。
出発原料であるセフアロスポリン化合物及び目的物であ
る7ーアミノセフアロスポラン酸誘導体代容易に酸化さ
れて、そのセフエム環の分解を伴うから、必要以上に大
量の過酸化水素を用いることは好ましくない。αケト誘
導体と過酸化水素を反応して7ーアミノセフアロスポラ
ン酸誘導体を得る反応は、通常、PH2.O〜6.0の
酸性側において、特に,H2.O〜4.0において最も
効率良く進行する。水素イオン濃度が低いアルカリ側で
は、d−ケト誘導体と過酸化水素との反応速度が低下し
、一方、PH2.Oを超える酸性側では、過酸化水素が
反応系内に溶解し難く遊離し、結果として目的とする7
ーアミノセフアロスポラン酸誘導体の生成率を大巾に低
下するので好ましくない。一方、セフアロスポリン化合
物からd−ケト誘導体を得る反応は、セフアロスポリン
化合物を水溶液中、アルデヒド誘導体と反応させること
によつて行われる。
本発明の方法において、セフアロスポリン化合物からα
−ケト誘導体を得る反応は、PH3.OからPH8.O
、特にPH3.5からPH6.Oにおいて最も効率良く
進行する。
反応時のPHが8.0を超えるアルカリ側においては、
セフアロスポリン化合物およびd−ケト誘導体が不安定
で分解し、副反応を伴つて、目的とするd−ケト誘導体
あるいは7ーアミノセフアロスポラン酸誘導体の生成率
を低下するので好ましくない。また、本発明の方法にお
いて用いるアルデヒド誘導体の量は、化学量論的には出
発原料であるセフアロスポリン化合物に対して等モル以
上あればよいが、他の条件、例えば、セフアロスポリン
化合物の種類、反応温度、共存する不純物の種類あるい
は量などによつて適宜増加される。必要以上に大量のア
ルデヒド誘導体を用いることは、反応に特に何らの影響
も与えないが、経済的ではない。本発明の方法の特徴は
、セフアロスポリン化合物をアルデヒド化合物と反応さ
せて、7ーアミノセフアロスポラン酸誘導体を得る反応
において、反応系内に過酸化水素を共存することによつ
て、7ーアミノセフアロスポラン酸誘導体を選択的に、
しかも、高収率で得る点にある。
本発明の方法において添加する過酸化水素は、セフアロ
スポリン化合物からd−ケト誘導体を得た後に添加する
方法を用いてもよく、また、セフアロスポリン化合物と
アルデヒド誘導体との反応時に初めから共存させて、生
成したα−ケト誘導体を7ーアミノセフアロスポラン酸
誘導体に導く方法を用いてもよい。
中間体として得られるαケト誘導体は化学的に不安定で
あるので、例えば、これを精製した後に過酸化水素を反
応させるのは、必ずしも好ましいことXは云えない。ま
た、本発明の方法において、セフアロスポリン化合物と
アルデヒド誘導体を反応させてd−ケト誘導体を得る反
応の反応速度を、例えば、鉄、コバルト、ニツケル、亜
鉛、マンガン、銅、カルシウム、アルミニウムなどの金
属と硫酸、酢酸、プロピオン酸、塩酸などの酸とからな
る塩を添加することによつて促進することは、特に効果
的である。
また、これら金属塩と共に、さらに、例えば、ピリジン
などの三級環状アミン、イミダゾールなどの二級環状ア
ミン、トリエチルアミン、ジメチルアミン、メチルアミ
ンなどの鎖状アミンを共存させて反応時間を短縮させる
方法を用いることは、副反応物の生成を抑制して、より
好結果を与えることができる。これら金属塩、有機アミ
ン類の添加量は、それらの種類及び他の反応条件によつ
て適宜決定される。必要以上に大量に用いることは、目
的とする7ーアミノセフアロスポラン酸誘導体の精製を
困難にするので必ずしも好ましくない。本発明の方法に
おける反応温度はO′Cから50℃の範囲で行われる。
しかし、出発原料として用いるセフアロスポリン化合物
及び中間体として得られるd−ケト誘導体は化学的に不
安定であるために、必要以上に高温側で行うことは好ま
しくない。最も経済的には所謂室温以下である。また、
本発明の方法における反応時間は、他の反応条件、例え
ば、金属塩あるいは有機アミン類の有無、反応における
水素イオン濃度、反応温度などによつて適宜決定される
。本発明の方法においては、その反応時間は通常30分
以上、24時間で充分である。本発明の方法によつて得
られる7ーアミノセフアロスポラン酸誘導体は、上記反
応条件下において比較的安定であり、反応時間が長いこ
とは特にその反応の本質において悪影響を与えないけれ
ども、いたずらに長時間の反応を行うことは、必ずしも
好ましいことではない。
本発明の方法によつて得た7ーアミノセフアロスポラン
酸誘導体は、通常の方法、例えば、酢酸エチル、酢酸ブ
チル、n−ブタノールなどの有機溶媒を用いて反応溶媒
から抽出、精製する方法などによつて精製することがで
きる。
本発明の方法の今一つの特徴は、これを水溶液中の反応
として実施しうる点にある。
したがつて、例えば、セフアロスポリン化合物の培養液
から、これらセフアロスポリン化合物を精製単離するこ
となく、直接本発明の方法を適用して7ーアミノセフア
ロスポラン酸誘導体に導くことができる。このことは、
本発明の方法を工業的に実施する上で極めて有利な点で
ある。本発明の方法によつて得た7ーアミノセフアロス
ポラン酸誘導体は、例えば、イミノエーテル法を適用し
て、例えば、医薬品原料として用いられる3置換メチル
ー7β−アミノセフアロスポラン酸に導くことができる
以下、実施例をもつて、さらに詳細に本発明の方法を説
明する。
但し、これら実施例は本発明の方法の1例を示すもので
あつて、本発明の方法を限定するものではない。実施例
1 74,2%の純度を有するセフアロスポリンC(以下C
eph−Cと略す)のナトリウム塩の結晶47(すなわ
ちCeph−Cナトリウム塩として2.977)及び酢
酸銅3.37を120m1の水に溶解した。
ここで反応液のPHは3.9であつた。この反応液を室
温で攪拌しながら、グリオキシル酸6.24y及びピリ
ジン5.5m1を含む水溶液120m1を1時間かけて
滴下した。反応終了時におけるPHは4.6であつた。
その後、1規定硫酸でPH3.Oとし、15%過酸化水
素水60CCを1時間かけて滴下し、さらに10分攪拌
を続けた後、硫酸を加えてPHl.5とし、反応を終結
させた。こkで分析すると、3−アセトキシメチルー7
β(4−カルボキシブタンアミド)3−セフエム4−カ
ルボン酸の生成率は92%であつた。3アセトキシメチ
ルー7β一(5−カルボキシ−5一オキソペンタンアミ
ド)3−セフエム一4カルボン酸は検出されなかつた。
この反応液を酢酸エチルエステル500m1で3回抽出
し、集めた酢酸エチルエステル抽出液を40゜C以下で
減圧濃縮し、約200m1とした後、無水硫酸ナトリウ
ムを使用し、一夜乾燥した。
この液を▲過した後、残渣を少量の酢酸エチルエステル
で洗浄し、さらに40℃以下で10m1まで減圧濃縮し
、ついで激しく攪拌しながら石油エーテル200m1中
に滴下した。生成した沈殿を遠心分離し、上清液をデカ
ンテーシヨンで除いた後、石油エーテルを加えて沈澱を
サスペンドさせ、もう一度遠心分離した。上情液をデカ
ンテーシヨンで除いた後、真空中アルミナ上ですばやく
乾燥することにより、3−アセトキシメチルー7β一(
4カルボキシブタンアミド)3−セフエム一4カルボン
酸の淡黄色固体2,387が得られた。結晶取得効率8
8.0%(純度969%)。実施例 2 74.2%の純度を有するCeph−Cナトリウム塩の
結晶1,57(すなわちCeph−Cナトリウム塩とし
て1.117)及び硫酸銅406m9を100meの水
に溶解した。
反応液のPHは3.9であつた。室温で攪拌しながら、
グリオキシル酸2.37及びトリエチルアミン1.5m
1を含む水溶液100m1を20m1ずつ30分毎に添
加した。さらに各添加後、10分経過時に20%過酸化
水素水を3m1ずつ加えた。さらに30分間攪件反応せ
しめた。反応終了時のPHは35であつた。さらに30
分間攪拌反応せしめた後、反応液に硫酸を加えてPHl
.5とし、反応を終結させた。こXで分析すると、3ア
セトキシメチルー7β−(4−カルボキシブタンアミド
)3−セフエム一4−カルボン酸の生成率は87.8%
であつた。この反応液を実施例1に示した方法により、
3アセトキシメチルー7β−(4−カルボキシブタンア
ミド)3−セフエム一4−カルボン酸の淡黄色固体0.
86fが得られた。
結晶取得効率83.1%(純度95,1%)。実?13 セフアロスポリウム・アクレモニウムの醗酵液を沢過に
より除菌した後、酸性処理(PH2.8)して、含有さ
れるペニシリンNを分解した後、−旦沢過し、残渣を洗
滌、洗液と沢液を合わせてCeph−C3223γ/m
lを含有する液4.61を得た。
これを活性炭カラムに通液させて吸着し、水により洗滌
後、0.3規定水酸化ナトリウム700m1を含有する
3%n−ブタノール7F.で溶出し、所望のフラクシヨ
ンを採取した。これをPH6.Oに調整し、40℃以下
で減圧濃縮してCeph−C4O即/mlを含有する淡
黄色溶液275m1を得た。この溶液100meを水酸
化ナトリウムでPH6.5に調整し、これに酢酸亜鉛2
.17を加え、室温で攪拌しながらグリオキシル酸4.
67及びγ−ピコリン9.4m1を含む水溶液500m
1を1時間半かけて滴下した。反応に当つてはPHが5
.0となるように水酸化ナトリウムを加えた。この時反
応液θ一/部を採取し、沢紙ペーパークロマトグラフイ
一分析を行なうと、3−アセトキシメチルー7β−(5
−カルボキシ−5一オキソペンタンアミド)3−セフエ
ム一4−カルボン酸及び3−アセトキシメチルー7β一
(4一カルボキシブタンアミド)3−セフエム一4−カ
ルボン酸の生成率は、それぞれ61%、18%であるこ
とが判明した。さらに30分間攪拌反応せしめ、硫酸に
よりPH3.Oに下げた後、35%過酸化水素水60m
1を滴下し、さらに15分間攪拌を続けた後、硫酸を加
えてPHl.5とし、反応を停止させた。
こXで分析すると、3−アセトキシメチルー7β−(4
−カルボキシブタンアミド)3−セフエム一4−カルボ
ン酸の生成率76.1%であつた。3アセトキシメチル
ー7β一(5−カルボキシ−5オキソペンタンアミド)
3−セフエム一4−カルボン酸は検出されなかつた。
この反応液を実施例1に示した方法により、3アセトキ
シメチルー7β一(4−カルボキシブタンアミド)3−
セフエム一4−カルボン酸の淡黄色固体3.38Vが得
られた。
結晶取得効率71.7%(純度78.8%)。実施例
4 セフアロスポリウム・アクレモニウムの醗酵液を沢過に
より除菌した後、酸性処理(PH2.8)して含有され
るペニシリンNを分解した後、再び沢過し、残渣を洗滌
、洗液と沢液を合せてCeph−C4762γ/mlを
含有する溶液31を得た。
この溶液200m1を水酸化ナトリウムでPH7.Oに
調整し、硫酸コバルト350ηとピペラジン194W9
を加え、37゜Cに加温し、撹拌しながらフエニルグリ
オキザール3.4fをl時間かけて滴下した。この際、
反応液のPHを5.0となるよう水酸化ナトリウム・硫
酸で調整した。さらに37℃で30分間攪拌反応せしめ
た後、硫酸でPH3.Oとし、飽和過ホウ酸ナトリウム
溶液439m1を滴下し、さらに10分攪拌を続けた後
、硫酸を加えてPHl.5とし、反応を終結させた。こ
Xで分析すると、3−アセトキシメチルー7β−(4一
カルボキシブタンアミド)3−セフエム一4カルボン酸
の生成率70.1%であつた。この反応液を実施例1に
示した方法により、3アセトキシメチルー7β−(4−
カルボキシブタンアミド)3−セフエム一4−カルボン
酸の黄色固体790W19が得られた。
結晶取得効率64.4%(純度72.2%)。実施例
5 74.2%の純度を有するCeph−Cナトリウム塩の
結晶1.25t(すなわちCeph−Cナトリウム塩と
して928m9)及び硫酸ニツケル791m9を150
m1の水に溶解し、5℃で攪拌しながらグリオキシル酸
2.167及びイミダゾール204m9を添加した。
反応は水酸化ナトリウム水溶液を適宜加えることにより
PH5,Oとした。2時間撹拌反応せしめた後、飽和過
ホウ酸カリウム水53.0m1を滴下し、さらに30分
攪拌を続けた後、塩酸を加えてPHl.5とし、反応を
終結させた。
02.で分析すると、3−アセトキシメチルー7β(4
−カルボキシブタンアミド)3−セフエム4−カルボン
酸の生成率81.4%であつた。
この反応液を実施例1に示した方法により、3アセトキ
シメチルー7β−(4−カルボキシブタンアミド)3−
セフエム一4−カルボン酸の淡黄色固体822ηが得ら
れた。結晶取得効率80.5%(純度80.3%)。硫
酸ニツケルを用いる替わりに以下に示す金属化合物を用
いる以外は全く同様に処理した。
実施例 674.2%の純度を有するCeph−Cナト
リウム塩の結晶2.3y(すなわちCeph−Cナトリ
ウム塩として1.717)を2Mリン酸バツフア一(P
H4.6)300m1に溶解し、5゜Cで攪拌しながら
グリオキシル酸ナトリウム塩4.7fを含む2Mリン酸
バツフア一(PH4.6)300m1を30分かけて徐
々に滴下した。
これをさらに2時間攪拌反応せしめた後、15%過酸化
水素水33m1を連続的に添加し、次いで15分間攪拌
し、硫酸でPHl.5に低下せしめることにより反応を
停止させた。ここで分析すると、3−アセトキシメチル
ー7β一(4−カルボキシブタンアミド)3セフエム一
4−カルボン酸の生成率56.4%であつた。この反応
液を実施例1に示した方法により、3アセトキシメチル
ー7β一(4−カルボキシブタンアミド)3−セフエム
一4−カルボン酸の淡黄色固体1.65yが得られた。
結晶取得効率71.2%(純度52%)。実施例 7 実施例1において、Ceph−Cナトリウム塩を用いる
替わりに、56.3%の純度を有するデアセチルCep
h−Cナトリウム塩の結晶3r(すなわちデアセチルC
eph−Cナトリウム塩として1.6897)を用いる
以外は、全く同様に処理した。
途中、反応液中の3−ヒドロキシメチル7β一(4−カ
ルボキシブタンアミド)3−セフエム一4−カルボン酸
の生成率は90%であつた。3−ヒドロキシメチルー7
β−(4−カルボキシブタンアミド)3−セフエム一
4 −カルボン酸の淡黄色固体1.2yが得られた。
結晶取得効率80.7%(純度92.5%)。実施例
8 実施例1において、Ceph−Cナトリウム塩を用いる
替わりに、83%の純度を有するデアセトキシCeph
− Cナトリウム塩の結晶5y(すなわちデアセトキシ
Ceph− Cナトリウム塩として4.15V)を用い
る以外は、全く同様に処理した。
途中、反応液中の3−メチルー7β−( 4 −カルボ
キシブタンアミド)3−セフエム一 4 −カルボン酸
の生成率95.2%であつた。
3−メチルー7β一( 4 −カルボキシブタンアミド
)3−セフエム一4−カルボン酸の淡黄色固体3.00
Vが得られた。結晶取得効率85.5%(純度96.7
%)。実施例 9 実施例1において、Ceph−Cナトリウム塩を用いる
替わりに、83.9%の純度を有するN一〔7 − D
−( 5 −アミノアジピンアミド)3−セフエム一
3 −イルメチル〕ピリジウム一4−カルボン酸の結
晶3yを用いる以外は、全く同様に処理した。
途中、反応液中のN=〔7 −( 4 −カルボキシブ
タンアミド)3−セフエム一 3 −イルメチル〕ピリ
ジニウム−4−カルボン酸の生成率は82.0%であつ
た。N−〔7 −( 4 −カルボキシブタンアミド)
3−セフエム一 3 −イルメチル〕ピリジニウム−4
−カルボン酸の淡黄色固体2.1yが得られた。結晶取
得効率78.1%(純度86.0%)。実施例 10 実施例6において、グリオキシル酸ナトリウム塩を用い
る替わりに、グリオキシル酸アミド4.6vを用いる以
外は、全く同様に処理した。
途中、反応液中の3−アセトキシメチルー7β−( 4
一カルボキシブタンアミド)3−セフエム= 4 −
カルボン酸の生成率75.9%であつた。3−アセトキ
シメチル=7β一( 4 −カルボキシブタンアミド)
3−セフエム一 4 −カルボン酸の淡黄色固体1.6
5yが得られた。結晶取得効率70.6%(純度67.
9%)。実施例 11 74.2%の純度を有するCeph−Cナトリウム塩の
結晶1.3V(すなわちCeph− Cナトリウム塩と
して965Tf!9)を250m1の水に溶解し、酢酸
銅441〜を加え、PHを5.0に保ち、室温で攪拌し
ながらグリオキシル酸506W1yを添加した。
さらに2時間攪拌した後、1規定硫酸でPH3.Oとし
、15%過酸化水素水1.9m1を添加した。さらに1
0分間攪拌した後、硫酸でPHl.5とし、反応を終結
させた。
こゝで分析すると、3−アセトキシメチルー7β一(
4 −カルボキシブタンアミド)3−セフエム一4−カ
ルボン酸の生成率は77.3%であつた。この反応液を
実施例1に示した方法により、3−アセトキシメチルー
7β一( 4 −カルボキシブータンアミド)3−セフ
エム一4−カルボン酸の淡黄色固体892〜が得られた
結晶取得効率72.0%(純度68.8%)。実施例
12 74.2%の純度を有するCeph−Cナトリウム塩の
結晶1.9y(すなわちCeph−Cナトリウム塩とし
て1.4y)を350m1の水に溶解し、ビリジン2m
1を加え、PHを4.6に保ち、室温で攪拌しながらグ
リオキシル酸736〜を添加した。
さらに2時間攪拌した後、1規定硫酸でPH3.Oとし
、25%過酸化水素水2.5ゴを添加した。さらに10
分間攪拌した後、硫酸でPHl.5とし、反応を終結さ
せた。こゝで分析すると、3−アセトキシメチルー7β
−( 4 −カルボキシブタンアミド)3 −ーセフエ
ム一 4 −カルボン酸の生成率は77.1%であつた
。この反応液を実施例1に示した方法により、3−アセ
トキシメチルー7β一( 4 −カルボキシプタンアミ
ド)3−セフエム一4−カルボン酸の淡黄色固体1.3
Vが得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I )(但し、X
    はアセテート基、ヒドロキシル基、求核性残基、または
    水素を表わす)で示されるセフアロスポリンCあるいは
    その誘導体またはそれらの塩類を過酸化水素の存在下に
    、一般式RCOCHO(但し、Rはアミノ基、フェニル
    基、水酸基を表わす)にて示されるα−ケトアルデヒド
    誘導体またはそれらの塩類と反応させて、一般式(II)
    ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、Xは上記に同じ)で示される7−アミノセフア
    ロスポラン酸誘導体を選択的に得ることを特徴とする7
    −アミノセフアロスポラン酸誘導体の製造法。
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