JPS5929450B2 - 車輛付き検査兼保守装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、調整足場装置および／または検査装置、特
にホイール車両上に架装されたそのような装置の分野に
属するものである。

側面や下面に近寄ることの困難な、橋または類似物のよ
うな構造物を検査することは通例必要である。

このような構造物の多くは周期的な検査および／または
保守を必要とするが、検査または保守さるべきそれぞれ
の表面または部分に迅速に近寄りうるような、満足すべ
き機動性ある装置は今まで提供されていなかった。

本発明は、自動推進ホイール車両上に架装された複数の
フレーム部材の関節装置から成るとともに、該装置にお
ける入れ子犬配置を広げかつ延長して、橋または類似物
の外側垂直面に沿って動作させるか、またはその下面に
近い下の方に突出させて、作業者のだめの足場またはプ
ラットホームを提供しうるようにしたものである。

本発明はまた、検査しつ゛りある表面に沿って搬送しう
るような装置をもくろんだものである。

それゆえ、この発明の主たる目的は、橋または類似物上
で用いるだめの、機動性ある改良された足場装置を提供
することにある。

次に本発明の実施の態様の一例を添付図面について説明
する。

第１図は、複数のフレーム部材から成る関節入れ子犬組
立４が架装された、自動車両２を示す。

車両２は、その上にタレット装置６が設けられた自動推
進トラックまたは類似物であって、前記のタレット装置
は、前記トラックの後輪の区域からだいたい上向きに延
びる。

垂直軸線８のまわりに回転しうるようになっている。

次に第４図について説明すると、フレーム組立４は図示
の総体的配置まで広げかつ延長することができる。

ここで注目すべきことは、タレット６が既に回転せしめ
られ、その一端９が、トラックがささえられている橋ま
たは類似物１４の外べり１２のだいたい上方のある位置
まで、トラック２の横に延び出していることである。

図示のように延長されるこのフレーム組立は、断面形状
がだいたい長方形の第１のフレーム部材１６を有し、こ
の部材は、ピボット手段１１によりタレット６の端９に
ピボット付けされた、旋回フレーム１０上の軸１８にピ
ボット架装されている。

組立４が第１図に示されるようになっているときは、旋
回フレーム１０はうしろの方の位置にある。

ジヤツキ２０を作動して組立を第４図に示すように直立
させたとき、該ジヤツキはフレーム１０も旋回させてピ
ボット１８を車両２からさらに遠くに位置させる。

第１のフレーム部材１６の内部で入れ子式にすべりうる
ようになっているのは第２のフレーム部材２２で、この
部材は、別の水力原動装置、ラックピニオン、または他
の機構のような任意適当な作動機構（図示してない）に
よって、下向きにすべらせて延ばすことができる。

第３のフレーム部材２４は、適当なターンテーブルまた
はピボット装置２６によりフレーム部材２２の下端部に
ささえられており、それによって該下部フレーム部材２
４は、第４図の位置にあるときに垂直軸線のまわりに回
転することができる。

前記下部フレーム部材２４にピボット式に取り付けられ
ているのは足場組立２９である。

組立２９は、フレーム部材２４に対してその下端部近く
のピボット２８のまわりに旋回しうるようにピボット付
けされている。

足場２９をそのピボット２８の１わりに旋回させるのに
は、第２図および第３図に３０で示すような任意適当な
水圧ジヤツキ機構を用いることができる。

足場組立２９は、一人またはそれ以上の作業員と複数の
側レール３４とをささえることのできるプラットホーム
３２を形成しており、前記側レールのうちその１つだけ
が第４図に見えている。

一般に、足場組立２９は横断面がＵ字形のものであり、
またその側レール３４は、上記第１のフレーム部材１１
６の幅よりも少しく広い間隔だけ横に離れている。

従って、フレーム部材２２がフレーム部材１６の内部に
入れ子式に収容され、かつフレーム部材２４が第４図に
示す位置から１８０°回転されたときは、足場組立２９
は第２図および第３図に示すように旋回して第１および
第２のフレーム部材を抱き囲むとともに、第１図に示す
コンパクトな入れ子犬関係をとる。

足場組立２９によって入れ子式にささえられているのは
補助足場組立３６であって、これは前者と形状は類似だ
が大きさにおいて小さく、従って組立２９内を縦に入れ
子犬％式％ うなすべり動作を行なわせるのには任意適当な手段を用
いることができる。

第２図および第３図に最もよく示されるように、下部フ
レーム部材２４には、足場組立２９上の横に延びるトラ
ニオン４０を受容よるように配置された、サドル装置３
８が設けられ、それによって該足場組立をそれが第４図
の位置にある場合に堅固不動にささえるようになってい
る。

足場組立３６の外端部分には、軸４４のまわりにピボッ
ト式に吊り下げられた作業員用パケット４２をピボット
式にささえておくことが好ましい。

トラック２にはまた複数の安定装置４６が設けられ、こ
れらの安定装置はトラック上に架装されるとともに水圧
ジヤツキ４８の制御のもとに上げ下げされる。

ハイウェーまたは類似の道路に清う車両の輸送中は、安
定装置は上げられた位置にある。

第１図の前部安定装置はそのような上げられた位置にお
いて示されているのに対し、後部安定装置は、それにジ
ャーナル架装されたローラ５０が路面に接触した、下げ
られた位置において示されている。

第４図からきわめて明らかなように、各安定装置が下げ
られて道路に接触しているときは、それらは全装置に対
して実質的な横安定性を与える。

本発明の車両が、検査まだは修理サービスのために足場
を伸ばすことが望まれるささえ構造物１４上のある位置
に到達したときは、第２図に示すようにまず各安定装置
４６を下げて道路に接触させることが好ましい。

もし所望ならば、初めに作業員がパケット４２にはいシ
、かつ水圧ジヤツキ３０の適当々作動により次に足場組
立２９を第２図に示す位置まで上向きに旋回させる。

この位置で、作業員は頭上の構造物を検査または修理す
ることができる。

足場組立２９が前記のように上げられたあとで、もし路
面より下にある面の検査が望まれたときは、タレット６
を第３図の位置まで回転させるとともに、水圧ジヤツキ
装置２０の作動により次に第１のフレーム部材を第３図
の位置まで上向きに旋回させる；しかしてこの位置にお
いては足場組立２９が、その重さより同一方向を水平位
置に向って下向きに回転捷たは旋回することとなるが、
その速さは水圧ジヤツキ３０からの流体の吐出しを制御
することによって制御することができる。

足場組立２９が水平位置に到達すれば、第２のフレーム
部材２２を十分に下げて部材２４を部材２２の外側に向
って突出させ、かつそれにより前記足場組立を水平面内
においてターンテーブル２６の軸線のまわりに回転させ
ることができる。

足場組立は橋の側と平行な位置に旋回させてその側面の
検査または修理をすることができ、またそのような状態
において車両２を路面に沿って駆動し、作業員を橋の縦
方向に運ぶことができる。

また、もし所望または必要ならば、足場組立は第４図に
鎖線で示すように垂直方向に上げ下げすることもできる
。

もし橋または類似物の下面を検査または修理しなければ
なら々いときは、第４図に示すように足場組立２９を水
平に回転してその橋の下に突出させることができるし、
またもし所望捷たは必要ならば上げ下げすることもでき
る。

上記それぞれの部分の動作を行なわせるために各制御装
置および特定の機構は示してないが、このような装置は
周知のものであり、また当業者によって容易に案出する
ことかできる。

以上には、本発明の単一の特定の態様について図示説明
したけれども、これは本発明原理の単なる例示にとどま
り、本発明の範囲内には他の形式の諸態様も包含されう
ろことは勿論のことである。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明の実施の態様の一例を示す。 第１図は、本発明の入れ子犬関節フレーム組立を有する
車両の略図；第２図は、スケールを縮小して示した第１
図同様の図であるが、一部広げた状態におけるフレーム
組立を示す図；第３図は、第２図の装置の背面図で、さ
らに広げた位置における各部分を示す図；第４図は、第
３図同様の図であるが、橋の下面を検査するように広げ
かつ位置せしめた装置を示す図である。 ２・・・・・泪動車両、４・・・・・・関節入れ子犬フ
レーム組立、６・・・・・・タレット装置、８・・・・
・・垂直軸線、１６・・・・・・第１の細長いフレーム
部材、２２・・・・・・第２のフレーム部材、２４・・
・・・・第３のフレーム部材、２９・・・・・・足場組
立。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ だいたい垂直な軸線のまわりに回転しうるタレット
   が架装された車両と；前記タレット上の水平位置から該
   タレットの一端の外側の垂直位置に向って垂直面内を旋
   回動作しうるように、該タレットの一方のへりにピボッ
   ト式に架装された第１の細長いフレーム部材と；その第
   １のフレーム部材が前記の垂直位置にあるときに該部材
   の縦方向にすべり動作しうる第２のフレーム部材と；前
   記第１の部材の縦軸線のまわりに旋回動作しうるように
   、前記第２のフレーム部材の下端に該部材によってピボ
   ット式にささえられた第３のフレーム部材と；その第３
   のフレーム部材の下端でかつ前記車両のレベルの下位に
   おいて、該第３の部材から横に延びる細長い足場部材と
   から成る、車両付き検査兼保守装置。 ２ 前記の足場部材は、前記様の位置から前記第１、第
   ２、および第３のフレーム部材に平行かつ隣接する位置
   まで旋回動作しうるように、前記第３のフレーム部材に
   ピボット式にささえられている、特許請求の範囲第１項
   記載の装置。 ３ 前記の足場部材は、少なくとも２つの細長い入れ子
   犬にすべりうるフレーム部材から成り、それによって該
   足場部材の長さが調整しうるように々っている、特許請
   求の範囲第２項記載の装置。 ４ 前記の車両が傾斜しないよう安定させるために路面
   と保合動作するように、該車両上に可動に架装された安
   定装置を有する、特許請求の範囲第１項記載の装置。 ５ 前記の車両は自動推進ホイール車両であり、また前
   記の安定装置は道路に係合するローラを有し、それによ
   って前記の車両は、前記の安定装置が前記の道路に係合
   した状態で該道路に沿って駆動されうるようになってい
   る、特許請求の範囲第４項記載の装置。