JPS5929298Y2 - 吊り下げ器具の高さ調整具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は吊り下げ器具の高さ調整具の改良に関し、特に
照明器具等を所望の高さに容易に設定することのできる
構造に関する。

従来の照明器具等を所望の高さに吊り下げるには例えば
第１図に示すように、調整具本体１に構成した曲折した
空孔２ａ、２ｂに照明器具を吊り下げたひも３の中間を
挿通し、同ひも３の彎曲部４の長さを変えることにより
照明器具の高さを調整する構造が実施されている。

ところで同構造によると器具の高さの調整は容易である
が、高さを微調整することができない欠点がある。

特に器具を複数本のひもで吊り下げた構造において各々
のひもの長さを統一することは実際上作業に手数を要す
る。

従って本考案は簡単な構造で器具を支持することができ
ると共に微調整の容易な吊り下げ器具の高さ調整具を提
供することを目的とする。

以下本考案を第２図及び第４図について説明する。

図において、１１はひもに吊り下げる器具であって例え
ば照明器具、１２は器具に支持したひも、１３は器具の
高さ調整具、１４は高さ調整具の基体であって、長手方
向の一端面にＵ字形のひも挿入用溝１５を形成すると共
に他端に高さ調整用の半円柱状の空孔１６を形成しであ
る。

１７は空孔１６の内面一部に形成した縦溝、１２はひも
挿入用溝１５に装着したひも、１ＢはＵ字状のひも挿入
用溝１５に対応して突起１９を有する蓋体、２０は空孔
１６に回動自在に装着すると共に半円柱状の空孔２１を
有する蓋体２２で支持した回動体、２３は回動体２０に
突出入自在に螺合してなる調整棒、２４は調整棒２３の
下端に形成した突起であって基体１４の縦溝１７に嵌合
するように構成しである。

次に上記構造の吊り下げ器具の高さ調整具の組立及び器
具の高さの調整について説明する。

高さ調整具を組立てるには、先ず基体１４のひも挿入用
溝１５にひも１２を装着すると共に蓋体１８で抑圧支持
する。

次に基体１４の空孔１６に調整棒２３を有する回動体２
０を装着し蓋体２２で支持する。

また器具の高さを調整するには蓋体１８を支持した化粧
ボルト２５を緩めてひも１２の大略の長さを定めた後同
化粧ボルト２５を締付け、かかる後回動体２０を回転し
、調整棒２３の長さを調整し、器具の高さを微調整する
。

本考案は上記したように、基体の長手方向の壁面一部に
形成したひも挿入用溝と蓋体の突起の間にひもを支持す
ると共に基体の空孔と蓋体の間に回動体を支持し、同回
動体の回転により調整棒を突出入するように構成したの
で、ひも挿入用溝と蓋体の突起との間でひもの長さを大
略定め、かかる後調整棒の突出入により器具の高さを微
調整することができ、例えば照明器具等の支持に上記調
整具を用いた場合、照明器具は所望の高さに確実に支持
することのできる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の吊り下げ器具の高さ調整具の断面図、第
２図は本考案に係る吊り下げ器具の高さ調整具を用いた
実施例図、第３図は第２図の高さ調整具の分解斜視図、
第４図は高さ調整具の組立状態の斜視図である。 １・・・・・・器具、１２・・・・・・ひも、１４・・
・・・・基体、１５・・・・・・ひも挿入用溝、１８，
２２・・・・・・蓋体、２ｎ・・・・・・回動体、２３
・・・・・・調整棒。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 吊り下げ器具をひもで吊り下げ高さを調整する構造にお
   いて、 調整具の基体１４の長手方向の一端面にＵ字形のひも挿
   入用溝１５を、他端に高さ調整用の半円柱状の空孔１６
   を形成し、同空孔１６に突出入自在の調整棒２３を螺合
   してなる回動体２０を挿着すると共に同回動体２０を半
   円柱状の空孔２１を有す蓋体２２で支持し、また前記Ｕ
   字状ひも挿入用溝１５にひも１２を挿着すると共に同ひ
   も１２をひも挿入用溝１５に対応して突起１９を有する
   蓋体１８で抑圧支持したことを特徴とする吊り下げ器具
   の高さ調整具。