JPH0226145Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、ランプを上向きにも下向きにも使用
できる白熱灯用プルソケツトに関するものであ
る。

〔背景技術〕

従来、ソケツト本体の側面の略中央より引き紐
を引き出した白熱灯用プルソケツトは、固定型の
スタンド照明器具に用いる場合は安定性があつて
問題はないが、コード吊り下げ型の照明器具に用
いると、引き紐を引張るごとに照明器具が傾き、
安定性に欠けるという欠点を有していた。

〔考案の目的〕

本考案の目的とするところは、コード吊り下げ
型の照明器具に用いてスイツチを引く場合にも傾
くことがなく、ランプを上下いずれの方向にも使
用できるようにし、しかも引き紐および吊り紐が
ランプに接触しないようにすることにある。

〔考案の開示〕 第１図において、１はソケツト本体で、口金部
２と反対側に支柱３と固定する取付ねじ４を設
け、支柱３のねじ５を螺合し、押えねじ６で支柱
３の廻り止めをするようにしておく。７は引き紐
で、ソケツト本体１の側面の略中央に設けた引き
紐引き出し穴８より引き出す。９はとつ手で、ソ
ケツト本体１の引き紐引き出し穴８の反対側に設
けられ、吊り紐１０を取着する。１１は吊り具
で、吊り金具、容器等を使用し、引き紐７と吊り
紐１０の先端を取着する。このとき、引き紐７と
吊り紐１０とがランプ１２に接触しないようにす
る。１３は引紐で、吊り具１１の中央に設けてお
く。尚、第１図で、１４はコード、１５はコード
吊り下げ型照明器具のセード１６を取着する平面
部である。

固定型のスタンド照明器具に用いる場合で、ラ
ンプ１２を上向きに使用する場合、第２図のよう
に、ソケツト本体１に支柱３を螺合し、押えねじ
６によつて固定し、第３図のように支柱３を台座
１７に固定し、ランプ１２にセード１６を取着し
て使用する。このとき、吊り紐１０、吊り具１
１、引紐１３等は必要がなく、スイツチを開閉す
るため引き紐７を引いても照明器具全体が傾くこ
とがない。つぎに、コード吊り下げ型照明器具に
用いる場合で、ランプ１２を下向きに使用する場
合は、第４図のように、引き紐７および吊り紐１
０の先端に吊り具１１を設け、第５図のようにセ
ード１６を取着して吊り具１１の中央の引紐１３
を引くことによつて照明器具が傾くことなく、安
定性が保たれてスイツチを開閉できる。尚、第４
図は吊り具１１に容器を使用した例を示してい
る。第６図は本考案の他の実施例で、吊り紐１０
をばね１８を介してとつ手９に取着したもので、
引き紐７と吊り紐１０の引く力を均等にしたもの
である。第７図は別の実施例で、吊り紐１０を押
えねじ６により固着される取付金具１９に取着し
たものである。

〔考案の効果〕

上述のように本考案は、ソケツト本体の口金部
と反対側に支柱固定用の取付ねじを設け、前記ソ
ケツト本体側面の略中央に設けた引き紐引き出し
穴より引き紐を引き出すとともに前記引き紐引き
出し穴の反対側に設けたとつ手に吊り紐を取着
し、前記引き紐と吊り紐の先端を引き紐および吊
り紐がランプに接触しないようにした吊り具に取
着し、前記吊り具の中央に引紐を設けたから、コ
ード吊り下げ型の照明器具に用いてスイツチを引
く場合にも照明器具が傾くことがなく、ランプを
上下いずれの方向にも使用でき、しかも引き紐お
よび吊り紐がランプに接触することがなく、更
に、吊り具の形状、デザイン、色調等によりバラ
エテイに富む照明器具が得られるという効果を奏
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の分解斜視図、第２
図は同上のスタンド照明器具に用いる場合の斜視
図、第３図は同上のスタンド照明器具の斜視図、
第４図は同上のコード吊り下げ型照明器具に用い
る場合の斜視図、第５図は同上のコード吊り下げ
型照明器具の正面図、第６図および第７図はそれ
ぞれ本考案の他の実施例の分解斜視図である。 １……ソケツト本体、２……口金部、３……支
注、４……取付ねじ、７……引き紐、８……引き
紐引き出し穴、９……とつ手、１０……吊り紐、
１１……吊り具、１２……ランプ、１３……引
紐。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ソケツト本体の口金部と反対側に支柱固定用の
   取付ねじを設け、前記ソケツト本体側面の略中央
   に設けた引き紐引き出し穴より引き紐を引き出す
   とともに前記引き紐引き出し穴の反対側に設けた
   とつ手に吊り紐を取着し、前記引き紐と吊り紐の
   先端を引き紐および吊り紐がランプに接触しない
   ようにした吊り具に取着し、前記吊り具の中央に
   引き紐を設けて成る白熱灯用プルソケツト。