JPS5929230Y2 - ライトペン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は構造が簡単で安価なライトペンを提供すること
を目的とするものである。

ライトペンはテレビディスプレイ上の電子ビームによる
ラスターを時間的に検出するもので、ライトペンでディ
スプレイ上の任意の位置を指示し、指示を行なったとい
う状態信号と電子ビームが指示した位置を走査１−たと
きの発光を検知して得られる位置信号とを取り出して、
これらの信号でテレビディスプレイ上の位置の指定や書
き込みなどの作用を行なわせるものである。

第１図は従来のライトペンの一例を示すものであり、ケ
ース１の先端部に出没自在に光ガイド２が挿入されてむ
り、この光ガイド２を押すと、光ガイド２に取付けられ
た光反射筒３がばね４に抗して右方に移動する。

この結果、基板５に取付けられた発光ダイオード６の光
が光反射筒３で反射されてホト、トランジスタ７で受光
され、光ガイド２が押されたこと、すなわち、ディスプ
レイ上の任意の点をライトペンで指示したことを電気信
号として取出すことができる。

ディスプレイからの光は光ガイド２を通して受光素子８
で受光され、上記電気信号とともにリード線９，１０を
通って外部に取り出される。

、このライトペンは、その先端がディスプレイの表面に
当てられたときに、光ガイド２を移動さぜＱとともに光
反射筒３を移動させて発光ダイオード５の光をホト、ト
ランジスタＩで受光できるようにする必要があり、機械
的な移動部分と電気的なスイッチ部分の両方を必要とす
るので構造が複雑となり、安価に構成できないと云う欠
点がある。

本考案は上品欠点を除去し、構造が簡単で安価なライト
ペンを提供しようとするものであり、以下本考案の実施
例を図面を参照して説明する。

第２図に示すように、後方ケース１１と前方ケース１２
とを螺合して１つのケースを構成する。

前方ケース１２の先端部に光ガイド１３を出没自任に設
ける。

この光ガイド１３ばばね１４によって常に前方ケース１
２より突出する方向に付勢されている。

光ガイド１３の後端と少し７の間隔を置いて受光素子１
５が列内している。

この間隔の所に遮光板１６が位置している。

この遮光板１６は受光素子１５とケーブル１７とを保持
する保持り一ス１８の先端部に取付けである。

保持ケース１８は後方ケース１１と螺合されている。

遮光板１６はゴムや樹脂などの可撓性の材料によって作
られてあ・す、中央部にスリットが設けてあり、通常は
ゴムや樹脂などの弾性力によって閉じて釦り、光は遮蔽
されている。

第３図は受光状態を示した図であり、光ガイド１３を押
すことにより光ガイド１３の後端が遮光板１６のスリッ
ト部分を押し拡げられる。

この状態により光ガイド１３からの光は受光素子１５に
受光され機能を逐行する。

第４図は遮光板１６の概略図を示すものである。

遮光板１６はゴムや樹脂などを円筒形に成形したもので
片側は薄い肉厚にて遮光面１９が設けてあり、中央部に
は光ガイド１３に遮光面１９を押したとき遮光面１９が
開くように数本のスリット２０が設けである。

以上のように本考案によれば光ガイドの移動だけで、ラ
イトペンが使用状態になったことを検知することができ
、従来のように特別な電気スイッチを必要としないので
構造が簡単で安価なライトペンを提供することができる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例にむけるライトペンの断側面図、第２図
、第３図は本考案の一実施例にむけるライトペンの断側
面図、第４図は同ライトペンの一部品の斜視図である。 １１．１２・・・ケース、１３・・・光ガイド、１４・
・・ばね、１５・・・受光素子、１６・・・遮光板、１
７・・・ケーブル、１８・・・保持ケース、１９・・・
遮光面、２０・・スリット。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ケースの先端部に光力イトを出没自在に挿入し、ばねに
   よって上記光ガイドを常に上記ケースより突出する方向
   に付勢し、上靴光ガイドの後方に受光素子等の受光部を
   設げ、上記光ガイドの後端面と受光部との間に上記ガイ
   ドが押し込１れたときのみ光を通過させるように構成し
   た遮光板を設け、上記光ガイドがケースの中に押し込捷
   れたときに光ガイドの後端面より出た光が受光部で受光
   されるようにしたライトペン。