JPS5929169A - ワイヤドツトプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の対象 本発明はワイヤドツトプリンタに係り、特に印字信頼性
を向上したシリアル式ワイヤドツトプリンタの改良に関
する。

従来技術 マグネット等の電磁駆動手段によって、印字ワイヤを飛
行させ、その衝撃力により、インクリボンケ介１−て印
字用紙にマトリックス状の印字を行なうワイヤドツトプ
リンタが知られている。印字される文字はマトリックス
状のドツトの集合として表現され−Ｃいるため、たとえ
ば１トノ）稈度、欠落しても文字として判読可能なこと
が多い。反面、特定のドツトが欠落した場合、例へば、
文字Ｅの下側の横細を印字するドツトが連続１．て欠落
した場合、Ｆのように印字されてしまうことがある。ま
た同時に複数のドツトを印字し＊、ｍを衣現しょ５とｌ
またとき、例へば文字Ｆの縦線部を印字する場合、複数
本のドツトが同時に欠落すると、−のようになり、カナ
文字の二と誤用してしまうようなことが起る。このよイ
な現象は、ワイヤドツトプリンタにおいては、電気的、
駆動手段である制御部の動作が異常な場合においても発
生しつるが、通常印字を行なう印字ヘッド部分の動作不
良によって起ることが最も多い。

このような現象が起る状態でプリンタを作動させると、
プリンタに送られた正常メツセージに対し、誤印字が発
生することになり、プリンタの信頼性−ヒ大きな問題と
なる。

ワイヤドツトプリンタにおいて、上記のような異常印字
の発生する要因については様りなものがあげらノしる。

例えば、公知のワイヤドツトプリンタの印字ヘッドにお
いて、マグネットによってアーマチュアが駆動され、こ
のアーマチュア先端でワイヤが押し出され、インクリボ
ンを介しプラテンにセットされた印字用紙にドツトをト
１１卒する。

複数の印字ワイヤは軸受及びガイド等の構造物により摺
動可能に支持されている。アーマチュアの復帰に際して
は、衝撃吸収用のダンパピ当って停止する。このダンパ
は通常ゴムあるいは弾性を有するプラスチック拐料等で
作られていることが多い。

印字ワイヤは復旧動作を行フ（わしめるスプリングの力
によって、非動保時アーマチュアをダンパに押圧してい
る。

このような構成の印字ヘッドにおいて、前述のようなド
ツト欠落現象が起る要因としては次のようなものがあげ
られろ。

１）印字ワイヤの摺動摩擦力が、インクリボンのインク
あるいは、ゴミ等の付着により増大し、通常のマグネッ
トの駆動力では印字ワイヤが動作しなくなる。

２）アーマチュアがゴムダンパ等に押圧された状態で、
通常静止しているため、ゴムの粘着性によりアーマチュ
アがダンパに吸着されて、通常のマグネシトの駆動力で
はアーマチュアが動作しなくなる。

３）印字ワイヤあるいは、アーマチュア等の作動を良好
にし、かつ、摩耗を防止するために、注油を施すことが
あるが、印字ヘッドの温度上昇等により油が、ゴムダン
パ部に飛散し、前記、（２）のダンパーの粘着をさらに
過大とすることがある。

以上の例のように、ドツト欠落の原因として、さまざま
な要因があげられるが、これ等の要因ヶ個々に排除する
ことは、印字ヘッドの構造を変えて解決するか、あるい
は摩擦、粘着に対しより特性値の高い材料を使用する等
が考えろれるが、製造コスト上昇を伴い得策とは言えな
い。

通常、上記のような要因で起るド、）欠落現象は、長期
間、プリンタが休止した後、印字を再開する際に起るこ
とがほとんどであり、ひとたび動作を始めると、摺動摩
擦力は動摩擦抵抗力となり低下し、又ゴムダンパの粘着
力も一度、はがされると小さくなるため、印字再開直後
を除いて、印字は正常に行なわれる。このような、休止
後、印字再開直後の不正印字を、通常コールドスタート
異常と呼んでいる。これは、このような現象が、特に装
置が低温環境におかれた場合、顕著に発生するためであ
る。このようなコールドスタート異常現象は、さらに、
印字ヘッドの使用が進むとともに経時的に顕著にあられ
されて来ることも確認されている。

従来のワイヤドツトプリンタではこのようなコールドス
タート異常が発生し、正常メツセージに対し、誤印字が
発生するという犬ぎな欠点があった。さらにこれ等を対
策するためには、印字ヘッドが高価になるという経済上
の欠点もある。

発明の目的 本発明の目的は、このようなワイヤドツトプリンタの印
字△、ノドの製造コストを一ヒ昇させることなく、コー
ルドスタート異常状態で正規のメソセージが印字用紙上
に印字されないようにするため））らかしめ予備印字動
作を行ない、印字動作が正常になった時点から正常メソ
セージを印字するようなワイヤドツトプリンタを提供す
ることにある。

本発明によって、常に正常なメツセージが必要とする印
字用紙−上に印字されるため、プリンタの印字の信頼性
が向上することになる。すなわち、長期間休止したあと
、電源投入の際、あらかじめ予備印字させることによっ
て、コールドスタート異常状態での印字を防止するもの
である。

発明の実施例 第１図は、本発明にががるワイヤドツトプリンタの一例
を示す平面図である。

印字ヘッド１県ま公知のワイヤマトリックス形印字ヘッ
ドであり、これはインクリボン４に沿って、印字用紙６
に沿って移動し印字を行なう。

印字用紙乙の斜線部１１が通常の印字領域である。

装置の電源投入時、印字ヘッド１ｏはこれ等印字領域の
どの位置にあっても良く、このような場合、制御部（図
示せず）には、あらかじめ印字ヘッド１０を一旦、プリ
ンタの左はじまで退避させる動作シーケンスが記憶され
ている。すなわちイニシャライズ動作シーケンスである
。このイニシャライズ動作時の印字ヘッドの移動速度は
通常の印字動作時の移動速度より遅いものである。よっ
て、このような移動速度の状態で印字ヘッドを作動させ
ても、何ら印字ヘッドに損傷を力へるものではない。こ
の遅い移動速度の状態で、たとえば、印字用紙６の通常
印字領域１００両側の余白部１２に印字メソセージ以外
の予備印字を行なうことが出来る。

あるいは、プラテン１６の左端に交換可能なインク吸質
体で作られたリング１４を配備し、その位置まで印字ヘ
ッドが移動した時点で予備印字を行なっても良い。すな
わち、電源投入し、印字へノドをプリンタの左端まで退
避動作させる指令と、その移動の最中に、印字ヘッドが
所定の位置まで来た時点で、印字マグネットを複数回駆
動する指令を、あらかじめ制御部の記憶装置に記憶させ
ておく。これによって、コールドスタート異常状態での
印字奢あらかじめ終了させ、印字ヘッドの動作が正常に
彷旧した状態で、正常メツセージの受＠を可能とし、正
常メツセージのみ正規の印字領域へ印字させることが可
能となる。印字ヘッドは予備印字終了後、正常メツセー
ジ受信までプリンタの左はじで待機［〜、玉受メツセー
ジ受信後印字を開始する。

第２図は、本発明にかかるプリンタ他の実施例を示す斜
視図である。

プラテン１ろには、正常印字を必要とする印字用紙６と
は別に、補助印字用紙１４が巻き付けられており、その
補助印字用紙１４ヲ送るためのローラ等から成る送り機
構１５が設けられている。

プリンタ装置カバー１６には電源投入スイッチ１７と印
字確望釦１８が設けである。プリンタ装置に電源を投入
すると、前記第１の実施例と同様、印字ヘッド１０は一
旦、プリンタの左端まで退避動作のため移動を開始する
。

この移動の最中、印字ヘッド１０が、補助印字用紙１４
の位置へ移動した時点で、印字マグネットを複数回駆動
し、補助印字用紙上にあらかじめ定めである文字、ある
いは記号等を印字する。

これ等が正常であれば、操作者は、確認釦１８を押する
。この釦の信号は制御部へ伝達され、イニシャライズ動
作が正常であり、かつ、印字ヘッドが正常であることを
識別する。このような一連の動作、判断動作をあらかじ
め制御部に記憶させておくことにより、正常メツセージ
のみ必要とする印字用紙へ印字させることが可能となる
。

さらに他の変形例としては、前記補助印字用紙の近くに
、マイクロホン１９ヲ配備する。印字ｔ〜ソド１０が補
助印字用紙に印字する際、複数本の印字ワイヤを、１本
づつ順次印字を行なわせる。この印字の際に生ずる印字
衝撃音圧の値を、あらかじめ正常な印字の場合の音圧値
を記憶している制御部が比較判定し、印字ヘッドの状態
がコールドスタート異常状態で７’；、、　＜　７よっ
たことを判定する。仮に、特定ワイヤを複数回動作させ
ても、正常な印字音圧が得られない場合、コールドスタ
ート異常状態から正常に戻らないと判定し、制御部は操
作者に印字ヘッドの異常を警告するため異常ランプ２０
ヲ点灯する指令を出す。

このような一連の動作、判断動作、指令動作をあらかじ
め制御部に記憶さ七でおくことにより、正常メソーヒー
ジのみ必要とす印字用紙へ印字させることが可能となる
。印字が正常か否か検出する手段はマイクロフォンの他
、％撃カセンν”等火ブラデンに埋め込んであってモ＆
い。

発明の効果 以上述べたとうり本発明によれば、電源投入に際し、印
字ヘッドを移動しながら予備印字をさせることにより、
摩擦抵抗力あるいは、粘着力等により正常印字が阻害さ
えしろような状態となっている印字ヘッドの動作を、正
常に回復させることが出来るという、印字信頼性向上に
対し、顕著な効果を発揮するものである。さらに、印字
ヘッドの製造コストの上昇なく、信頼性の高いプリンタ
装置を提供しりろものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例によるワイヤドツトプリン
タを示す平面図、第２図は、本発明の他の実施例による
ワイヤドツトプリンタを示す斜視図。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　ワイヤマトリクス形印字ヘッドケ所定方向に
   移動させながら印字を行なうワイヤドツトプリンタにお
   いて、電源投入の際、キャリヤを通常の印字領域外へ一
   旦、退避させ、ワイヤを駆動する電磁駆動手段を作動さ
   せ、予備印字動作を行なわしめることを特徴とするワイ
   ヤドツトプリンタ。
2. （２）通常の印字領域外に設けた、第２の印字用紙と、
   該印字用紙の送り手段と、イニシャライズ動作シーケン
   スが正常に行なわハ、たことを制御部へ指令入力可能と
   するための羅認釦をそなえたワイヤドツトプリンタ装置
   において、該装置に電源投入の際、キャリアを前記第２
   の印字用紙位置へ移動させ、電磁駆動手段を作動させ、
   予備印字動作を行なわしめ、印字された文字等が正常で
   あることを確認し確認釦を押下することにより、イニシ
   ャライズ動作シーケンスが正常に終了したことを制御部
   に指令することを特徴とする特許請求の範囲＠１項のワ
   イヤドツトプリン〃。
3. （３）　　予備印字動作を行なう印字領域に、正常な印
   字力で印字が行なわれたことを検出する手段を設け、予
   備印字動作の印字が正常であることを検出し、制御部に
   指令１〜、イニシャライズ動作シーケンスが正常終了１
   ．たことを識別可能とｌ−たことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項のワイヤドツトプリンタ。