JPH11320998A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH11320998A
JPH11320998A JP12737598A JP12737598A JPH11320998A JP H11320998 A JPH11320998 A JP H11320998A JP 12737598 A JP12737598 A JP 12737598A JP 12737598 A JP12737598 A JP 12737598A JP H11320998 A JPH11320998 A JP H11320998A
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JP
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driven roller
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recording medium
ink
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JP12737598A
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Tadashi Ishikawa
忠 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大判向けプリンタや使用頻度の高いプリンタ
においても、はく車の使用頻度を少なくし、その摩耗を
少なくして、はく車の寿命を極力伸ばす。 【解決手段】 記録媒体を排出する排出ローラ部材に圧
接される加圧従動ローラとしてはく車とコロの2種類用
意し、記録媒体の種類やインク吸収速度に応じて、切り
換えて使用するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体インク或いは
溶融インクを飛ばして記録を行なうインクジェット記録
装置の、記録後の記録媒体を排出する機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置の記録後
の記録媒体を排出する機構として、図5及び図6に示す如
く、排紙ローラ144とはく車145との挟持力により
排出するという構成が取られていた。
【0003】即ち、図5において、101はロール紙、
102はロール紙を巻き付けるための紙管、103は紙
管102に固着されたロール紙支軸、104はロール紙
の支持部材としてのロール紙軸受、111は装置全体の
システム制御を行なうコントローラ、121はモータ、
122、123、125、126、127は動力の伝達
のオン、オフを行なうクラッチ類、124は所定のトル
ク以上になると滑りを発生するメカニカルなスリップ機
構、131は紙を搬送するための駆動ローラ、132は
その従動ローラ、133、134は紙を案内するための
紙ガイド板、135は正確な紙送りを行なうための副走
査ローラ、136、137は従動ローラ、138は紙を
案内するガイド板、141は記録を行なう記録ヘッド
で、インクジェットヘッド、142はインクカートリッ
ジ、143は紙をガイドするプラテン、144は排紙の
ための駆動ローラ、145は排紙のためのはく車であ
る。
【0004】上記構成において、記録媒体であるロール
紙101は、紙管102に所定の長さ巻き付けられてお
り、ロール紙支軸103は、紙管102に密着固定され
ているためロール紙101と一体的に回動する。
【0005】操作者は、ロール紙101をロール紙10
1をロール紙支軸103とロール紙軸受104とが係合
するようにして装置本体へのセット操作を行なう。
【0006】次に、従動ローラ132を破線で示した位
置まで回動し、退避させる。
【0007】その後、操作者は、ロール紙101の紙先
端を引き出して、駆動ローラ131の更に先まで紙の先
端が届くように紙のセットを行なう。その後、従動ロー
ラ132を元の状態、即ち、駆動ローラ131と従動ロ
ーラ132とで記録媒体であるロール紙を挟持するよう
にセットする。
【0008】上記操作を終えて、記録装置本体の不図示
のドアが閉じられるとドアスイッチが入り、その信号は
コントローラ111に入力されて、スタンバイ状態とな
る。
【0009】コントローラ111は上記信号によりクラ
ッチ122、123を接続し、モータ121を起動回転
させ、ロール紙101を給送する。
【0010】続いて、クラッチ125、126が接続
し、紙ガイド板133、134により案内されたロール
紙の先端部は副走査ローラ135と従動ローラ136に
より挟持搬送され、やがて記録ヘッド141とプラテン
143との間を通過して、駆動ローラ144とはく車1
45とにより紙の先端が挟持されると、不図示のセンサ
により検出されて、各クラッチ122、123、12
5、127の接続がきれ、モータ121もオフとなり、
記録スタンバイ状態となる。
【0011】以上のように構成されたインクジェット記
録装置のロール紙排出機構において、はく車145が用
いられてきたのは、液体インク又は溶融インクが記録媒
体上に吐出され、それらのインクが記録媒体に吸収しき
れないうちに排出機構により排出され、未吸収のインク
により画像を変質させないようにするために、極力記録
面での接触面積を小さくするためである。
【0012】図6は、図5におけるはく車の取り付け機
構を示したものである。
【0013】はく車145は、支持部材147のスナッ
プフィット部147により回動自在に保持され、バネ1
51により駆動ローラ144に押圧される。
【0014】また、排出機構の排紙ローラ144とはく
車145とのニップ部に記録媒体の先端が到達しないう
ちに、記録を開始すると、記録媒体の一端が拘束されて
いないために、浮きが出たりし、所望の記録品位を得る
ことができない。
【0015】そこで排出機構は、記録ヘッドにより近い
位置に配置した方が良いため、どうしてもはく車145
を支持する支持部材の揺動の支点147bは、記録媒体
の排出方向よりに、配置するという構成をとっている。
【0016】さて、近年インクジェットヘッド等、記録
ヘッドの記録性能が向上し、記録媒体の幅で、A0、B
0サイズ、A2、54インチサイズ等の大判向けプリン
タが数多く製品化されているが、これら大判向けプリン
タの記録媒体の排出機構にも、上記のような構成がとら
れていた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の記録媒体の排出機構を、大判向けプリンタや使用頻
度の高いプリンタ等に用いた場合、従来のプリンタの記
録長さに比べて、大幅に記録長さが長くなるため、はく
車の歯が摩耗してしまい、そのために記録面に傷がつく
ようになったり、途中ではく車を交換しなければならな
いと言う問題が生じていた。
【0018】また、はく車はその部品代が高価であり、
特に、大判向けプリンタ等のようにはく車をたくさん用
いる必要があるものは、その交換費用もばかにならず、
ランニングコストが高いと言う問題が生じていた。
【0019】さらに、図6に示すような、はく車をスナ
ップフィット機構で着脱できるような構造では、その交
換が非常にし難いという問題があった。
【0020】一方、はく車の歯の寿命を延ばすには、は
く車の外形を大きくすると言う方法が考えられるが、は
く車の外形を大きくすると、記録ヘッド141と排出機
構との距離が離れてしまい、記録開始部での非記録領域
が大きくなってしまうと言う問題が生じる。
【0021】本発明の目的は、大判向けプリンタや使用
頻度の高いプリンタにおいても、はく車の使用頻度を少
なくし、その摩耗を少なくして、はく車の寿命を極力伸
ばすことができる記録装置を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係る記録装置
は、上記事情に鑑みてなされたもので、記録媒体にイン
クを飛ばして記録を行なう記録手段と、前記記録手段に
より記録された記録媒体を排出する排出ローラ部材と、
前記排出ローラ部材に圧接する第1の従動ローラ部材
と、前記第1の従動ローラ部材に換えて、前記排出ロー
ラ部材に圧接する第2の従動ローラ部材とを有すること
を特徴とする。
【0023】また、本発明に係る記録装置は、記録媒体
にインクを飛ばして記録を行なう記録手段と、前記記録
手段により記録された記録媒体を排出する排出ローラ部
材と、前記排出ローラ部材に圧接するための、第1の従
動ローラ部材と第2の従動ローラ部材を支持する支持部
材と、前記支持部材を回動することで、前記第1の従動
ローラ部材或いは第2の従動ローラ部材を選択的に前記
排出ローラ部材に圧接する制御手段とを有することを特
徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施形態例について説明する。
【0025】図1は、本発明に係るインクジェット記録
装置の構成を示す図であり、図2は記録媒体の排出機構
を拡大して表した図である。
【0026】図5において、1はロール紙、2はロール
紙を巻き付けるための紙管、3は紙管2に固着されたロ
ール紙支軸、4はロール紙の支持部材としてのロール紙
軸受、11は装置全体のシステム制御を行なうコントロ
ーラ、21はモータ、22、23、25、26、27は
動力の伝達のオン、オフを行なうクラッチ類、24は所
定のトルク以上になると滑りを発生するメカニカルなス
リップ機構、31は紙を搬送するための駆動ローラ、3
2はその従動ローラ、33、34は紙を案内するための
紙ガイド板、35は正確な紙送りを行なうための副走査
ローラ、36、37は従動ローラ、38は紙を案内する
ガイド板、41は記録を行なう記録ヘッドで、インクジ
ェット記録ヘッド、42はインクカートリッジ、43は
紙をガイドするプラテン、44は排紙のための駆動ロー
ラ、45は排紙のためのはく車である。
【0027】上記構成において、記録媒体であるロール
紙1は、紙管2に所定の長さ巻き付けられており、ロー
ル紙支軸3は、紙管2に密着固定されているためロール
紙1と一体的に回動する。
【0028】操作者は、ロール紙1をロール紙支軸3と
ロール紙軸受4とが係合するようにして装置本体へのセ
ット操作を行なう。
【0029】次に、従動ローラ32を破線で示した位置
まで回動し、退避させる。
【0030】その後、操作者は、ロール紙1の紙先端を
引き出して、駆動ローラ31の更に先まで紙の先端が届
くように紙のセットを行なう。その後、従動ローラ32
を元の状態、即ち、駆動ローラ31と従動ローラ32と
で記録媒体であるロール紙を挟持するようにセットす
る。
【0031】上記操作を終えて、記録装置本体の不図示
のドアが閉じられるとドアスイッチが入り、その信号は
コントローラ11に入力されて、スタンバイ状態とな
る。
【0032】コントローラ11は上記信号によりクラッ
チ22、23を接続し、モータ21を起動回転させ、ロ
ール紙1を給送する。
【0033】続いて、クラッチ25、26が接続し、紙
ガイド板33、34により案内されたロール紙の先端部
は副走査ローラ35と従動ローラ36により挟持搬送さ
れ、やがて記録ヘッド41とプラテン43との間を通過
して、駆動ローラ44とはく車45とにより紙の先端が
挟持されると、不図示のセンサにより検出されて、各ク
ラッチ22、23、25、27の接続がきれ、モータ2
1もオフとなり、記録スタンバイ状態となる。
【0034】次に記録媒体の排出機構について説明す
る。
【0035】図2において、はく車45は、駆動ローラ
44に圧接係合している。支持部材47は、はく車45
とコロ46とを支持しており、回転支軸48に固着され
ているために、回転支軸48のまわりに、回転自在に取
り付けられている。
【0036】また、この時の各回転支点の位置関係であ
るが、駆動ローラ44とはく車45との回転中心を結ぶ
略直線上に、回転支軸48及びコロ46の回転支点の中
心を配設してある。
【0037】即ち、本実施形態例では、はく車45とコ
ロ46との外径を略同じ外径としたため、回転支軸48
の中心点からはく車45及びコロ46の回転支点中心ま
での距離は、略同一となっている。
【0038】以上のように、駆動ローラ44、はく車4
5、コロ46、回転支軸48のおのおのの回転支軸の中
心点を略一直線上に配設したため、用途に合わせて2種
類のはく車45及びコロ46のいづれか一方を選択的に
使用することができ、記録ヘッド41により近い位置に
配置できる。
【0039】このことにより、記録開始領域の非記録部
分を少なくすることができる。
【0040】支持部材47は、はく車45の回転支軸4
5aと係合する固定の軸受け部47aと揺動可能な軸押
さえ部47bとを有し、軸押さえ部47bは上方に移動
するとバネ力が発生し、はく車45を駆動ローラ44に
圧接するように付勢されている。
【0041】この時、固定の軸受け部47aを駆動ロー
ラ44側にし、又軸押さえ部47bは駆動ローラ44よ
り離間する側に配設することにより、はく車45に加圧
力を付勢するようにしている。
【0042】また、はく車45が摩耗を起こした場合に
は、ロール紙の排出方向に簡単に抜き出せる構造となっ
ている。
【0043】さらに、新しいはく車45は、ロール紙の
排出方向より挿入するだけで、簡単に装着可能である。
【0044】本実施形態例では、コロ46もはく車45
と同じ構成とした。
【0045】即ち、コロ46の回転支軸46aは、支持
部材47のもう一方の固定の軸受け部47cと移動によ
りバネ力が発生する揺動可能な軸押さえ部47dにより
回転可能に支持されており、駆動ローラ44に対向する
位置に移動すれば、コロ46の着脱が可能である。
【0046】コロ46の外径面がインク等で汚れた場合
には、着脱が容易にでき、取り外して清掃することが可
能である。
【0047】49は遮光板であり、回転支軸48に固着
されているため、回転支軸48の回転に伴い、光学セン
サ50の光路を開閉することにより電気信号をコントロ
ーラ11に出力するものである。
【0048】さて、インクジェット記録装置用の記録媒
体は数多くの種類のものがある。
【0049】例えば、紙、フィルム、皮等のベース材に
インク吸収層をコーティングしたタイプの記録媒体、ま
た、特別のインク吸収層を持たない普通紙等がある。
【0050】これらの記録媒体は、夫々単位面積当たり
のインク受容量及びインク吸収速度が異なる。一般的に
インク吸収層を有するコーティング材は、単位面積当た
りのインク受容量も多く、また、インク吸収速度も速
い。
【0051】また、普通紙はコーティング層を持たない
ためにインク受容量も少なくなり、又インクが紙の表面
層より浸透してインクが乾燥する(少なくとも加圧従動
ローラがインクで汚されなくなる状態)まで時間がかか
る。
【0052】このため、一般のインクジェット記録装置
では、加圧従動ローラとしてはく車が用いられる場合が
多いのである。
【0053】本実施形態例では、コーティング層を有す
る紙ベースの記録媒体をインク吸収速度が速い媒体とし
た。単位面積当たり、単位時間にどれだけのインク量を
吸収させるかにもよるが、本実施形態例では、記録1秒
後にコーティング層表面に触指してもすでにインクが受
容層に吸収されていて、指がインクで汚れない媒体を、
インク吸収速度が速い媒体とした。
【0054】このように、記録後1秒以内でインクが受
容層に吸収される複数の媒体をインク吸収速度が速いと
してコントローラ11内の記憶手段に登録しておく。
【0055】これら、インク吸収速度が速い記録媒体に
記録を行なう場合には、加圧従動ローラとしてコロ46
を選択して記録、排出を行い、記録装置での記録長さに
対するはく車45の耐久寿命を延ばすように構成してい
る。
【0056】また、普通紙などのインク吸収速度の遅い
記録媒体は、コントローラ11の記憶手段に、遅いとし
て登録しておく。
【0057】このような、インク吸収速度の遅い記録媒
体に記録を行なう場合には加圧従動ローラとしてはく車
45を選択して記録、排出を行なう。
【0058】また、本記録装置に登録されていないその
他の記録媒体が装置にセットされたときは、インク吸収
速度が不明であるため、加圧従動ローラとしてはく車4
5を選択して記録、排出を行なうようにした。
【0059】次に、加圧従動ローラである、はく車45
とコロ46の切り替えについて、図2及び図3に基づい
て説明する。
【0060】図2では、駆動ローラ44にはく車45が
圧接されているが、このはく車45をコロ46に変更す
る場合について説明する。
【0061】まず、コントローラ11よりはく車45と
コロ46の変更の指令が出されると、クラッチ27を接
続し、さらにモータ21が起動し、破線で示した回動力
伝達機構により回転力を回転支軸48に伝達すると、回
転支軸48に固着されている支持部材47及び遮光板4
9が図中A方向に回転する。そして、支持部材47に保
持されているはく車45及びコロ46も回動する。
【0062】この時、光学センサ50は光を受光してい
て、ハイの信号をコントローラ11に出力している。や
がて、遮光板49のエッジにより光学センサ50の光は
遮断されて、信号はハイからローに切り替わる。
【0063】この時点からモータに取り付けられた不図
示のエンコーダの出力をもとに、波形成形して作られた
矩形波のパルス数をカウントし、Nパルス後にクラッチ
27の接続を解除する(図3(b)参照)と、回転支軸
48はほぼ180°回転して、コロ46が駆動ローラ4
4に圧接された位置で停止する。
【0064】再度、駆動ローラ44にはく車45を圧接
するには、同様に回転支軸48を回転し、図3(a)に
示す如く、光学センサの出力がローからハイに切り替わ
ると同時に前記エンコーダの出力をもとに波形成形して
得られた矩形波のパルス数のカウントを開始し、Nパル
ス後にクラッチ27の接続を解除すると、回転支軸48
は略180°回転して、図2の状態に戻るものである。
【0065】以上のことを前提として、図4のフローチ
ャートの基づいて、本発明の動作について説明する。
【0066】さて、記録装置には、記録媒体がセットさ
れて、スタンバイの状態、即ち、記録媒体の先端は、駆
動ローラ44とはく車45とのニップに圧接された位置
で停止している。
【0067】記録装置にはインターフェイスを介して、
ホストコンピュータが接続されており、操作者は、ま
ず、ホストコンピュータに対して印刷の設定を行なう。
【0068】即ち、記録のサイズ、密度、印刷の向きな
どの設定を行なった後に、現在の記録媒体をメニューよ
り選択する。
【0069】これにより、ホストコンピュータ側での印
刷の設定の全てが終了し、次に記録スタートの操作を行
なう。
【0070】すると、記録装置のコントローラ11に記
録スタート指示がなされ、ステップ1で、現在セットさ
れている加圧従動ローラは、はく車45かコロ46かを
調べる。
【0071】図1の状態では、光学センサー50の光路
が開放し、ハイの信号がコントローラ11に出力されて
いるので、加圧従動ローラとしてはく車45の状態にな
っていることが検出される(ステップ2、ステップ
3)。
【0072】コントローラ11の記憶手段には、各種の
記憶媒体とそれに対応するインク吸収速度の速いか遅い
かが記憶されているのは、前述した通りである。
【0073】そこで、ステップ4で、選択された記録媒
体が、記憶手段に登録されている記録媒体か否かの判断
を行い、さらにステップ5で、インクの吸収速度は速い
か遅いかを判断する。
【0074】登録された記録媒体で、インクの吸収速度
が速ければ、ステップ6で、コロ46を選択し、登録さ
れた記録媒体で、インクの吸収速度が遅ければ、ステッ
プ7で、はく車45を選択し、登録された記録媒体でなけ
れば、ステップ7ではく車45を選択する。
【0075】ステップ6で、コロ46に変更すべきこと
が指示されたときには、コントローラ11により、クラ
ッチ27が接続され、モータ21を起動回転して、加圧
従動ローラをはく車45からコロ46に切り替えて、ク
ラッチ27の接続を解除し、記録を開始する。
【0076】ここで、記録媒体のインク吸収速度により
選択されている加圧従動ローラと、現在セットされてい
る加圧従動ローラが一致している場合には、即座に記録
を開始する。
【0077】本実施形態例では、図1でインクジェット
記録ヘッド41が図に垂直な方向に、インクを吐出しな
がら走査をし、1バンド分の走査が終わったら所定量の
紙送りを行い、再び走査すると言う記録動作を繰り返し
て、記録を終了する。
【0078】なお、上記実施形態例では、はく車とコロ
の夫々の回転中心を略一直線上に配置したので、排出機
構が記録ヘッドのより近傍に配設できるようになり、そ
の結果、記録開始部での非記録領域を少なくすることが
できる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
大判向けプリンタや使用頻度の高いプリンタにおいて
も、はく車の使用頻度を少なくし、その摩耗を少なくし
て、はく車の寿命を極力伸ばすことができる。
【0080】また、2種類の加圧従動ローラの回転中心
を略一直線上に配置することで、記録開始部での非記録
領域を少なくすることができる。
【0081】更に、加圧従動ローラは排紙方向に着脱可
能なため、摩耗したはく車の交換が容易であり、操作性
が良くランニングコストも下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係るインクジェット記録
装置の構成を示す図。
【図2】本発明の実施形態例に係るインクジェット記録
装置の排出機構の構成を示す図。
【図3】加圧従動ローラを選択する際の制御信号を説明
するための図。
【図4】加圧従動ローラを選択する際のフローチャート
を説明するための図。
【図5】従来のインクジェット記録装置の構成を示す
図。
【図6】従来のインクジェット記録装置の排出機構の構
成を示す図。
【符号の説明】
1 ロール紙 2 紙管 3 ロール紙支軸 4 ロール紙軸受 11 コントローラ 21 モータ 41 記録ヘッド 42 インクカートリッジ 43 プラテン 44 駆動ローラ 45 はく車 46 コロ 47 支持部材 48 回転支軸 49 遮光板 50 光学センサ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体にインクを飛ばして記録を行な
    う記録手段と、 前記記録手段により記録された記録媒体を排出する排出
    ローラ部材と、 前記排出ローラ部材に圧接する第1の従動ローラ部材
    と、 前記第1の従動ローラ部材に換えて、前記排出ローラ部
    材に圧接する第2の従動ローラ部材とを有する記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の従動ローラ部材は、はく車で
    あり、第2の従動ローラ部材は、コロであることを特徴
    とする請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体の種類を判別する判別手段と、
    前記判別手段により判別された記録媒体の種類に応じ
    て、前記第1の従動ローラ部材と前記第2の従動ローラ部
    材を切り換える切り換え手段を更に有することを特徴と
    する請求項1記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に対するインクの吸収速度を判
    別するインク吸収速度判別手段と、前記インク吸収速度
    判別手段により判別されたインク吸収速度に応じて、前
    記第1の従動ローラ部材と前記第2の従動ローラ部材を切
    り換える切り換え手段を更に有することを特徴とする請
    求項1記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体の種類を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された記録媒体であるときは第1の
    従動ローラ部材を選択し、前記記憶手段に記憶されてい
    ない記録媒体であるときは第2の従動ローラ部材を選択
    して、前記排出ローラ部材に圧接する選択手段とを更に
    有することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 記録媒体にインクを飛ばして記録を行な
    う記録手段と、 前記記録手段により記録された記録媒体を排出する排出
    ローラ部材と、 前記排出ローラ部材に圧接するための、第1の従動ロー
    ラ部材と第2の従動ローラ部材を支持する支持部材と、 前記支持部材を回動することで、前記第1の従動ローラ
    部材或いは第2の従動ローラ部材を選択的に前記排出ロ
    ーラ部材に圧接する制御手段とを有することを特徴とす
    る記録装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の従動ローラ部材は、はく車で
    あり、第2の従動ローラ部材はコロであることを特徴と
    する請求項1記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 記録媒体の種類を判別する判別手段を更
    に有し、前記判別手段により判別された記録媒体の種類
    に応じて、前記制御手段は前記支持部材を回動し、前記
    第1の従動ローラ部材或いは第2の従動ローラ部材を選択
    的に前記排出ローラ部材に圧接することを特徴とする請
    求項6記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 記録媒体に対するインクの吸収速度を判
    別するインク吸収速度判別手段を更に有し、前記判別手
    段により判別されたインクの吸収速度に応じて、前記制
    御手段は前記支持部材を回動し、前記第1の従動ローラ
    部材或いは第2の従動ローラ部材を選択的に前記排出ロ
    ーラ部材に圧接することを特徴とする請求項6記載の記
    録装置。
  10. 【請求項10】 記録媒体の種類を記憶する記憶手段を
    更に有し、前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された
    記録媒体であるときは第1の従動ローラ部材を選択し、
    前記記憶手段に記憶されていない記録媒体であるときは
    第2の従動ローラ部材を選択して、前記排出ローラ部材
    に圧接することを特徴とする請求項6記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の従動ローラ部材と第2の従動
    ローラ部材は、着脱可能に前記支持部材に保持されてい
    ることを特徴とする請求項6記載の記録装置。
JP12737598A 1998-05-11 1998-05-11 記録装置 Withdrawn JPH11320998A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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