JPS5929131B2 - ネツトワ−ク用変圧器 - Google Patents
ネツトワ−ク用変圧器Info
- Publication number
- JPS5929131B2 JPS5929131B2 JP52070781A JP7078177A JPS5929131B2 JP S5929131 B2 JPS5929131 B2 JP S5929131B2 JP 52070781 A JP52070781 A JP 52070781A JP 7078177 A JP7078177 A JP 7078177A JP S5929131 B2 JPS5929131 B2 JP S5929131B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- transformer
- excitation
- network
- network transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ネットワーク用変圧器の励磁特性の改善に関
する。
する。
一般に、ネットワーク受電設備では変圧器の二次側に設
置したネットワークプロテクタより電源側の事故に対し
ては他の並列回線よりネットワーク母線、ネットワーク
プロテクタを経由して変圧器に逆流する電力を検出して
ネットワークプロテクタをしや断させる方式が採用され
ている。
置したネットワークプロテクタより電源側の事故に対し
ては他の並列回線よりネットワーク母線、ネットワーク
プロテクタを経由して変圧器に逆流する電力を検出して
ネットワークプロテクタをしや断させる方式が採用され
ている。
そのため、この方式によるネットワーク用変圧器にはネ
ットワークプロテクタを逆電力しや断させるのに充分な
励磁特性が必要で、従来ネットワーク用変圧器の鉄心に
は損失の多い低級のけい素鋼帯や厚くて損失の多いけい
素鋼帯を使用して所要の励磁特性を確保している。しか
しこのような方法では、変圧器用としては特殊なけい素
鋼帯を準備しなければならず、また鉄心の損失が大きく
なり鉄心の温度が高くなるなどの欠点がある。この鉄心
温度の問題は変圧器の容量が大きいほど、またＢ種モー
ルド変圧器のように許容温度を高くとれない変圧器の場
合などに特に問題となる。本発明は以上の点を考慮して
なされたもので、逆電力しや断時に必要な励磁特性を得
るための専用巻線を設け、特殊なけい素鋼帯などを用い
ることなく、また鉄心の温度が高くならないようにした
ネットワーク用変圧器を提供するものである。
ットワークプロテクタを逆電力しや断させるのに充分な
励磁特性が必要で、従来ネットワーク用変圧器の鉄心に
は損失の多い低級のけい素鋼帯や厚くて損失の多いけい
素鋼帯を使用して所要の励磁特性を確保している。しか
しこのような方法では、変圧器用としては特殊なけい素
鋼帯を準備しなければならず、また鉄心の損失が大きく
なり鉄心の温度が高くなるなどの欠点がある。この鉄心
温度の問題は変圧器の容量が大きいほど、またＢ種モー
ルド変圧器のように許容温度を高くとれない変圧器の場
合などに特に問題となる。本発明は以上の点を考慮して
なされたもので、逆電力しや断時に必要な励磁特性を得
るための専用巻線を設け、特殊なけい素鋼帯などを用い
ることなく、また鉄心の温度が高くならないようにした
ネットワーク用変圧器を提供するものである。
以下、添付図面を参照して本発明の一実施例について詳
述する。第１図は一般の変圧器における巻線部分の構造
を示すもので、図中１は鉄心、２は一次巻線、３は二次
巻線である。
述する。第１図は一般の変圧器における巻線部分の構造
を示すもので、図中１は鉄心、２は一次巻線、３は二次
巻線である。
これに対して本発明によるネットワーク用変圧器では、
第２図に示すように、逆電力しや断時に必要な励磁特性
が得られるように励磁損失容量発生用の専用巻線４を鉄
心１と二次巻線との間に絶縁して設けている。また、第
３図はこの所要の励磁特性を得るための専用巻線４の一
構成例を示すもので、図中１１、１２は巻線導体で同方
向に巻かれており、導体１２はｎターン、導体１１は（
ｎ＋ｌ）ターンに巻回され、両者は巻線の一端で接続さ
れている。
第２図に示すように、逆電力しや断時に必要な励磁特性
が得られるように励磁損失容量発生用の専用巻線４を鉄
心１と二次巻線との間に絶縁して設けている。また、第
３図はこの所要の励磁特性を得るための専用巻線４の一
構成例を示すもので、図中１１、１２は巻線導体で同方
向に巻かれており、導体１２はｎターン、導体１１は（
ｎ＋ｌ）ターンに巻回され、両者は巻線の一端で接続さ
れている。
したがつて、この変圧器の鉄心１を励磁したとき巻線１
１、１２の端子ａ、ｂの間にはｌターン分の電圧が誘起
され、このａ、ｂ端を短絡することにより巻線導体１１
、１２には誘起電圧と各導体の抵抗とリアクタンスによ
り定まる電流が流れて励磁損失、励磁容量が発生する。
この際、変圧器の設計から定まる巻線直径、巻線スタッ
ク、１ターン分の誘起電圧に対し、導体の材質断面の寸
法、巻回数ｎを適切に設計することにより安定した励磁
損失、励磁容量を発生させることができる。このように
本発明によるネットワーク用変圧器にあつては、専用の
励磁巻線を追加して設けることによりネットワーク用変
圧器に要求される励磁特性を容易に満すことができ、ま
た励磁特性上からも鉄心の材質、けい素鋼帯の厚さ、設
計磁束密度などによつて何ら制約を受けることがない。
さらに鉄心の温度上昇を高くとれないモールド変圧器等
の鉄心冷却上の問題も容易に解決することができ、安定
した励磁特性をもつたネツトワーク用変圧器を簡易に得
ることができるという優れた利点を有している。なお、
本発明によるネツトワーク用変圧器は前述した実施例の
ものに何ら限定されるものではなく、例えば第３図の巻
線導体１１，１２間の差電圧が１ターン分の誘起電圧に
限らず、これを数ターン分の差電圧に設定することもで
きる。
１、１２の端子ａ、ｂの間にはｌターン分の電圧が誘起
され、このａ、ｂ端を短絡することにより巻線導体１１
、１２には誘起電圧と各導体の抵抗とリアクタンスによ
り定まる電流が流れて励磁損失、励磁容量が発生する。
この際、変圧器の設計から定まる巻線直径、巻線スタッ
ク、１ターン分の誘起電圧に対し、導体の材質断面の寸
法、巻回数ｎを適切に設計することにより安定した励磁
損失、励磁容量を発生させることができる。このように
本発明によるネットワーク用変圧器にあつては、専用の
励磁巻線を追加して設けることによりネットワーク用変
圧器に要求される励磁特性を容易に満すことができ、ま
た励磁特性上からも鉄心の材質、けい素鋼帯の厚さ、設
計磁束密度などによつて何ら制約を受けることがない。
さらに鉄心の温度上昇を高くとれないモールド変圧器等
の鉄心冷却上の問題も容易に解決することができ、安定
した励磁特性をもつたネツトワーク用変圧器を簡易に得
ることができるという優れた利点を有している。なお、
本発明によるネツトワーク用変圧器は前述した実施例の
ものに何ら限定されるものではなく、例えば第３図の巻
線導体１１，１２間の差電圧が１ターン分の誘起電圧に
限らず、これを数ターン分の差電圧に設定することもで
きる。
また、巻線導体１１，１２の巻回数ｎを多くすることが
必要な場合には層数をｌ層だけではなく多層に巻回する
ことが必要となり、この巻線で発生させる励磁損失に対
して冷却面積が不足する場合には巻線内に冷却用のダク
トを設けることも必要となる。さらに巻線導体１１，１
２の端子Ａ，ｂはこれらを巻線内で短絡して接地用のリ
ード線を１本引き出すようにしてもよく、あるいは巻線
外までＡ，ｂ端を引き出して両者を短絡しかつ接地する
ようにしてもよい。また第２図ではこの専用巻線４を鉄
心の内側に配置しているが、これは一次巻線２と二次巻
線３との間、あるいは鉄心の最外側に配置してもよいこ
とはいうまでもない。
必要な場合には層数をｌ層だけではなく多層に巻回する
ことが必要となり、この巻線で発生させる励磁損失に対
して冷却面積が不足する場合には巻線内に冷却用のダク
トを設けることも必要となる。さらに巻線導体１１，１
２の端子Ａ，ｂはこれらを巻線内で短絡して接地用のリ
ード線を１本引き出すようにしてもよく、あるいは巻線
外までＡ，ｂ端を引き出して両者を短絡しかつ接地する
ようにしてもよい。また第２図ではこの専用巻線４を鉄
心の内側に配置しているが、これは一次巻線２と二次巻
線３との間、あるいは鉄心の最外側に配置してもよいこ
とはいうまでもない。
第１図は一般の変圧器の巻線部分の断面図、第２図は本
発明の一実施例によるネツトワーク用変圧器の巻線部分
の断面図、第３図は同実施例における専用巻線の一構成
例を示す側面図である。 １・・・・・・鉄心、２・・・・・・一次巻線、３・・
・・・・二次巻線、４・・・・・・専用巻線、１１，１
２・・・・・・巻線導体。
発明の一実施例によるネツトワーク用変圧器の巻線部分
の断面図、第３図は同実施例における専用巻線の一構成
例を示す側面図である。 １・・・・・・鉄心、２・・・・・・一次巻線、３・・
・・・・二次巻線、４・・・・・・専用巻線、１１，１
２・・・・・・巻線導体。
Claims (1)
- １ 逆電力しや断時に必要な励磁特性を得るため、励磁
損失容量発生用の専用巻線を設けたネットワーク用変圧
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52070781A JPS5929131B2 (ja) | 1977-06-15 | 1977-06-15 | ネツトワ−ク用変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52070781A JPS5929131B2 (ja) | 1977-06-15 | 1977-06-15 | ネツトワ−ク用変圧器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS545525A JPS545525A (en) | 1979-01-17 |
| JPS5929131B2 true JPS5929131B2 (ja) | 1984-07-18 |
Family
ID=13441398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52070781A Expired JPS5929131B2 (ja) | 1977-06-15 | 1977-06-15 | ネツトワ−ク用変圧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5929131B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5643207A (en) * | 1979-09-14 | 1981-04-21 | Rikagaku Kenkyusho | Agricultural and horticultural germicide and plant blight control agent composition |
| JPS57143169A (en) * | 1981-03-02 | 1982-09-04 | Hokuto Seisakusho:Kk | Suitable impeller for converting fluid kinetic energy into power |
-
1977
- 1977-06-15 JP JP52070781A patent/JPS5929131B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS545525A (en) | 1979-01-17 |
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