JPS5928793B2 - 複式安全弁 - Google Patents
複式安全弁Info
- Publication number
- JPS5928793B2 JPS5928793B2 JP12394980A JP12394980A JPS5928793B2 JP S5928793 B2 JPS5928793 B2 JP S5928793B2 JP 12394980 A JP12394980 A JP 12394980A JP 12394980 A JP12394980 A JP 12394980A JP S5928793 B2 JPS5928793 B2 JP S5928793B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- spool
- valve stem
- stem
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Fluid-Driven Valves (AREA)
- Safety Valves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はスタスププレス機械などのクラッチ・ブレーキ
を制御するために用いられる、複式安全弁に関する。
を制御するために用いられる、複式安全弁に関する。
このような弁でノルマルクローズド型のものにおいては
、2つの弁が同時に作用して出口ポートを加圧し、クラ
ッチを作動させ且つブレーキを解放してプレス機械を操
作するようにさせる。弁を排出位置に移動させろことに
より、クラッチが解放され、ブレーキが作用する。2つ
の弁の位置が異なることによつてクラッチの作動は不能
となる。
、2つの弁が同時に作用して出口ポートを加圧し、クラ
ッチを作動させ且つブレーキを解放してプレス機械を操
作するようにさせる。弁を排出位置に移動させろことに
より、クラッチが解放され、ブレーキが作用する。2つ
の弁の位置が異なることによつてクラッチの作動は不能
となる。
複式弁に供給されろ圧力または電気を遮断するために、
複式弁には付加的にモニターか行なわれることがしばし
ばある。モニターのひとつの形式は位置モニターであり
、これは弁ステムの実際の位置を検知するものであろ。
場合によつて、より望ましいモニター装置は複式弁の位
置に対応して生じる差圧を検知するものである。これは
、運動の程度にかかわらず固着している弁を検知するの
みならず、ポペット部の封止漏れをも監視する。複式弁
装置のひとつが、デイテイロの米国特許第290624
6号に示されており、これは、複数の入口弁と出口ポー
トとの間の流れか、出口ポートから複数の排出弁への流
れと同様に並列であるものであろ。
複式弁には付加的にモニターか行なわれることがしばし
ばある。モニターのひとつの形式は位置モニターであり
、これは弁ステムの実際の位置を検知するものであろ。
場合によつて、より望ましいモニター装置は複式弁の位
置に対応して生じる差圧を検知するものである。これは
、運動の程度にかかわらず固着している弁を検知するの
みならず、ポペット部の封止漏れをも監視する。複式弁
装置のひとつが、デイテイロの米国特許第290624
6号に示されており、これは、複数の入口弁と出口ポー
トとの間の流れか、出口ポートから複数の排出弁への流
れと同様に並列であるものであろ。
この構成の欠点は、もし一方の弁が部分的にあるいは完
全に開口した位置で固着すると、閉鎖位置すなわち排出
位置へと動く弁が、プレスのクラツチモータからの空気
ばかりでなく固着した主弁からの空気をも放下すること
である。このため出口ポートには残留圧力が残り、これ
がクラツチ・ブレーキのセツトを遅らせることになる。
このような状態のため、断面積を制限された入口かしば
しば工作される。別の構成では直列になつた主弁が設け
られている。
全に開口した位置で固着すると、閉鎖位置すなわち排出
位置へと動く弁が、プレスのクラツチモータからの空気
ばかりでなく固着した主弁からの空気をも放下すること
である。このため出口ポートには残留圧力が残り、これ
がクラツチ・ブレーキのセツトを遅らせることになる。
このような状態のため、断面積を制限された入口かしば
しば工作される。別の構成では直列になつた主弁が設け
られている。
このシステムでは、一方の弁が開口位置で故障し且つ他
方の弁が閉鎖位置へと動くとき、積極的に圧力流体の供
給遮断か行なわれる。しかしながら、もし開口位置で故
障した弁が下流側の弁であるとしたら、出口ポートの排
出が充分に早く行なわれない場合がある。なぜならば流
体は下流の弁の入口を通る曲かりくねつた通路に沿つて
流れるからである。第3の構成を示す装置は、マホーモ
米国特許■ 第3757818号に示されている。
方の弁が閉鎖位置へと動くとき、積極的に圧力流体の供
給遮断か行なわれる。しかしながら、もし開口位置で故
障した弁が下流側の弁であるとしたら、出口ポートの排
出が充分に早く行なわれない場合がある。なぜならば流
体は下流の弁の入口を通る曲かりくねつた通路に沿つて
流れるからである。第3の構成を示す装置は、マホーモ
米国特許■ 第3757818号に示されている。
この構成においては、入口ポートから出口ポートまでの
流れは2つの入口弁を通して直列であるが、出口ポート
から排出ポートまでの流れは2つの排出弁を通して並列
である。この構成は上述した2つの構成例の欠点を克服
するものではあるが、上述したデイテイロの特許のよう
にスプール部材を用いて差圧を感知することにより弁の
位置の相違を知ることは困難である。そしてマホーモ特
許に示され■位置モニターの手法を利用しなければなら
ない。
流れは2つの入口弁を通して直列であるが、出口ポート
から排出ポートまでの流れは2つの排出弁を通して並列
である。この構成は上述した2つの構成例の欠点を克服
するものではあるが、上述したデイテイロの特許のよう
にスプール部材を用いて差圧を感知することにより弁の
位置の相違を知ることは困難である。そしてマホーモ特
許に示され■位置モニターの手法を利用しなければなら
ない。
モルゲンミユテルンの東独特許第38890号には、そ
れぞれの弁ステムか2つの入ロポペツト弁を有しており
、一方の弁ステムの上流側のポペツト弁と他方の弁ステ
ムの下流側のポペツト弁との間に交叉流路か設けられた
複式弁か示されている。この構成はスイートおよびマホ
ーモ特許に■ ランスを保つた構成は差圧の検知によるモニターをしや
すい。
れぞれの弁ステムか2つの入ロポペツト弁を有しており
、一方の弁ステムの上流側のポペツト弁と他方の弁ステ
ムの下流側のポペツト弁との間に交叉流路か設けられた
複式弁か示されている。この構成はスイートおよびマホ
ーモ特許に■ ランスを保つた構成は差圧の検知によるモニターをしや
すい。
この構成の欠点は、それぞれの弁ステムが、同方向に動
いて閉鎖状態となる2つのポペツト弁を有していること
であり、これによつて、漏れの問題を避けながらも、製
造における困難性を伴なつてしまうのである。効果的な
封止は、弁本体を厳密に正確な寸法形状のものとし、同
様に厳密な正確さでそれぞれの閉鎖位置を制御すること
によつてのみ達成される。寸法形状の正確さにあまり注
意を払わないで、可撓性の封止材を用いたり、ばね偏倚
された閉鎖部材を用いたりして公差を補うことも考えら
れる。しかしながらこれらの手法は、閉鎖部材によつて
要求される付加的なテイクアツプ距離のためにステムが
長い行程をとる必要がある。西独ではサイクリツク圧力
モニターを有する安全弁か知られている。
いて閉鎖状態となる2つのポペツト弁を有していること
であり、これによつて、漏れの問題を避けながらも、製
造における困難性を伴なつてしまうのである。効果的な
封止は、弁本体を厳密に正確な寸法形状のものとし、同
様に厳密な正確さでそれぞれの閉鎖位置を制御すること
によつてのみ達成される。寸法形状の正確さにあまり注
意を払わないで、可撓性の封止材を用いたり、ばね偏倚
された閉鎖部材を用いたりして公差を補うことも考えら
れる。しかしながらこれらの手法は、閉鎖部材によつて
要求される付加的なテイクアツプ距離のためにステムが
長い行程をとる必要がある。西独ではサイクリツク圧力
モニターを有する安全弁か知られている。
この弁では、モルゲンシユテルンによる直列一並列配置
構成か用いられているが、上流のポペツト弁の代わりに
スプール弁が使われている。この構成は上述したような
多数のポペツト部の封止の困難性を避けたものであるが
、摩耗およびモニターに関する他の問題点を生じさせる
。この構成では、弁ステムは一端においてはピストンに
よつて、他端においてはスプール弁自身によつて半径方
向に支持されている。このような設計にすると、プレス
のクラツチ・ブレーキ構造のように比較的大容積のもの
からの加圧空気あるいはそれらへの加圧空気を伴なつて
繰返し作動される間に弁ステムは大きな側面圧力を受け
て傾斜しながら運動することになり、それによつて弁ス
テム上に設けられたスプール弁は摩耗することが知られ
ている。したがつて結局、もし、ある程度使用された後
に2つの弁ステム間に位置の差異が生じたとすると、ラ
インの中の圧力のいくらかは摩耗したスプール弁を通過
し、したがつてクラツチ・ブレーキのセツトが遅れてし
まうことになる。モニターは2つの弁ステム間の位置の
差異が生じた後にそれを検知することはできるが、弁ス
テムに位置の差異が生じる前のスプール弁の摩耗を検知
することはできない。さらに、この構成では上流の入口
弁がスプール弁であるので、上流の入口弁と下流の入口
弁との間の導管内の圧力は一定である。もしスプールの
検知の目的のために一定のライン圧力を使用するのであ
れば、スプール型のモニターは信頼性の低いものとなる
ことが知られている。本発明は、上述した従来技術のい
くつかの欠点を解消することを目的としており、特に、
複式安全弁の一方の弁ステムか固着したときにその事実
を差圧を利用した比較的簡単な構成のスプール型モニタ
ーで検知できるようにすること(したがつて弁ステム自
身の相対位置を検知する複雑な位置モニターを使用しな
くてもよいようにすること)、そのスプール型モニター
での検知を信頼性の高いものとすること(すなわち一方
の弁が固着したときに自由に連通して一定のライン圧力
となる2つの個所からそれぞれ導いた流体の間の差圧を
利用しないですむようにすること)、そして弁ステムが
大きな側面圧力を受けて傾斜することにより該弁ステム
に設けたスプール弁が摩耗することのないようにするこ
とを達成せんとするものである。
構成か用いられているが、上流のポペツト弁の代わりに
スプール弁が使われている。この構成は上述したような
多数のポペツト部の封止の困難性を避けたものであるが
、摩耗およびモニターに関する他の問題点を生じさせる
。この構成では、弁ステムは一端においてはピストンに
よつて、他端においてはスプール弁自身によつて半径方
向に支持されている。このような設計にすると、プレス
のクラツチ・ブレーキ構造のように比較的大容積のもの
からの加圧空気あるいはそれらへの加圧空気を伴なつて
繰返し作動される間に弁ステムは大きな側面圧力を受け
て傾斜しながら運動することになり、それによつて弁ス
テム上に設けられたスプール弁は摩耗することが知られ
ている。したがつて結局、もし、ある程度使用された後
に2つの弁ステム間に位置の差異が生じたとすると、ラ
インの中の圧力のいくらかは摩耗したスプール弁を通過
し、したがつてクラツチ・ブレーキのセツトが遅れてし
まうことになる。モニターは2つの弁ステム間の位置の
差異が生じた後にそれを検知することはできるが、弁ス
テムに位置の差異が生じる前のスプール弁の摩耗を検知
することはできない。さらに、この構成では上流の入口
弁がスプール弁であるので、上流の入口弁と下流の入口
弁との間の導管内の圧力は一定である。もしスプールの
検知の目的のために一定のライン圧力を使用するのであ
れば、スプール型のモニターは信頼性の低いものとなる
ことが知られている。本発明は、上述した従来技術のい
くつかの欠点を解消することを目的としており、特に、
複式安全弁の一方の弁ステムか固着したときにその事実
を差圧を利用した比較的簡単な構成のスプール型モニタ
ーで検知できるようにすること(したがつて弁ステム自
身の相対位置を検知する複雑な位置モニターを使用しな
くてもよいようにすること)、そのスプール型モニター
での検知を信頼性の高いものとすること(すなわち一方
の弁が固着したときに自由に連通して一定のライン圧力
となる2つの個所からそれぞれ導いた流体の間の差圧を
利用しないですむようにすること)、そして弁ステムが
大きな側面圧力を受けて傾斜することにより該弁ステム
に設けたスプール弁が摩耗することのないようにするこ
とを達成せんとするものである。
本発明によれば、ハウジングと、該ハウジング内の一対
の弁ステムと、該弁ステムの一端に設けられ前記ハウジ
ング内のシリンダ内を滑動可能なピストンと、前記弁ス
テムの他端に設けられ前記ハウジング内の軸受内を滑動
可能な延長部とを含み;前記弁ステムが両端において前
記シリンダと前記軸受とによつて半径方向に支持されて
おり;さらに、入口室と、前記入口室内に前記弁ステム
によつて担持されるポペツト弁と、前記弁ステムの中間
部に設けられたスプール弁と、それぞれの前記弁ステム
の前記ポペツト弁から他方の前記弁ステムの前記スプー
ル弁へと連通しているクロスオーバ流路と、前記スプー
ル弁と連結している出口室と、前記ハウジング内に設け
られた排出ポートと、前記出口室と前記排出ポートとの
間において前記弁ステム上に設けられた一対の排出弁:
とを含むことを特徴とする複式安全弁が提供される。本
発明による複式安全弁の構成上の特徴のひとつは、一対
の弁ステムのそれぞれに入口弁としてポペツト弁とスプ
ール弁との2つを設け、ポペツト弁を入口室側(すなわ
ち上流側)に、スプール弁を出口室側(すなわち下流側
)にそれぞれ配置し、それぞれ一方の弁ステムのポペツ
ト弁と他方の弁ステムのスプール弁とをクロスオーバ流
路で連通したことにある。この構成上の特徴による効果
は、それぞれの弁ステム上のポペツト弁とスプール弁と
の間から流体圧力を導いてスプル型モニターの両端へ作
用させれば、一方の弁ステムか固着したときに生じる上
気流体圧力間の差圧によりスプール型モニターが作動し
、弁ステム固着の事実を検知できることであり、また、
上記流体圧力のそれぞれは一方の弁ステム固着時に互い
に自由に連通する個所から導いているのではないから、
差圧は一方の弁ステム固着時にスプール型モニターによ
つて確実に感知され、検知能力における信頼性は非常に
高いものとなることである。
の弁ステムと、該弁ステムの一端に設けられ前記ハウジ
ング内のシリンダ内を滑動可能なピストンと、前記弁ス
テムの他端に設けられ前記ハウジング内の軸受内を滑動
可能な延長部とを含み;前記弁ステムが両端において前
記シリンダと前記軸受とによつて半径方向に支持されて
おり;さらに、入口室と、前記入口室内に前記弁ステム
によつて担持されるポペツト弁と、前記弁ステムの中間
部に設けられたスプール弁と、それぞれの前記弁ステム
の前記ポペツト弁から他方の前記弁ステムの前記スプー
ル弁へと連通しているクロスオーバ流路と、前記スプー
ル弁と連結している出口室と、前記ハウジング内に設け
られた排出ポートと、前記出口室と前記排出ポートとの
間において前記弁ステム上に設けられた一対の排出弁:
とを含むことを特徴とする複式安全弁が提供される。本
発明による複式安全弁の構成上の特徴のひとつは、一対
の弁ステムのそれぞれに入口弁としてポペツト弁とスプ
ール弁との2つを設け、ポペツト弁を入口室側(すなわ
ち上流側)に、スプール弁を出口室側(すなわち下流側
)にそれぞれ配置し、それぞれ一方の弁ステムのポペツ
ト弁と他方の弁ステムのスプール弁とをクロスオーバ流
路で連通したことにある。この構成上の特徴による効果
は、それぞれの弁ステム上のポペツト弁とスプール弁と
の間から流体圧力を導いてスプル型モニターの両端へ作
用させれば、一方の弁ステムか固着したときに生じる上
気流体圧力間の差圧によりスプール型モニターが作動し
、弁ステム固着の事実を検知できることであり、また、
上記流体圧力のそれぞれは一方の弁ステム固着時に互い
に自由に連通する個所から導いているのではないから、
差圧は一方の弁ステム固着時にスプール型モニターによ
つて確実に感知され、検知能力における信頼性は非常に
高いものとなることである。
本発明の構成上のもうひとつの特徴は、弁ステムが両端
において半径方向に支持されていることである。
において半径方向に支持されていることである。
この構成上の特徴による効果は、弁ステムが使用時に大
きな側面圧力を受けても傾斜しないことから、弁ステム
に設けたスプール弁か摩耗しないことである。
きな側面圧力を受けても傾斜しないことから、弁ステム
に設けたスプール弁か摩耗しないことである。
以下に本発明の望ましい実施例を添付図面を参照しつつ
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図の実施例には、符号12で示したハウジングを含
む本発明による複式安全弁が符号11で示されている。
む本発明による複式安全弁が符号11で示されている。
ハウジング12は一端に入口ポート13を有し、他端に
出口ホーロ4を有している。出口ホーロ4は室15と連
結している。室15はプレス機械のためのクラツチ・ブ
レーキの作動室であつてもよい。通常は室15か加圧さ
れることによりクラツチか係合してプレスを作動させ、
また、室15を排出状態にすることによりプレスにブレ
ーキかかかる。入口ポート13はハウジング流路16と
通じており、ハウジング流路16は加圧流体をハウジン
グの底部に隣接した入口室17へと導く。
出口ホーロ4を有している。出口ホーロ4は室15と連
結している。室15はプレス機械のためのクラツチ・ブ
レーキの作動室であつてもよい。通常は室15か加圧さ
れることによりクラツチか係合してプレスを作動させ、
また、室15を排出状態にすることによりプレスにブレ
ーキかかかる。入口ポート13はハウジング流路16と
通じており、ハウジング流路16は加圧流体をハウジン
グの底部に隣接した入口室17へと導く。
またハウジング流路16は、概略的に示した2つのパイ
ロツト弁19,21に流体を供給するポート18にも通
じている。図示したように、これらのパイロツト弁はソ
レノイド22および23によつてそれぞれ作動されるノ
ルマルクローズド型の3ポートパイロツト弁とすること
かできる。両方のソレノイドが付勢されていないとき、
パイロツト弁の出口ポートからハウジングへと通じる流
路24,25はパイロツト弁の排出ポート26,27と
連通するであろう。ソレノイドか付勢されるとき、流路
24,25は供給ポート28,29に通じるポート18
から加圧流体の供給を受けるであろう。ハウジング12
内には一対の弁ステム31および32が設けられている
。両弁ステムは同一の構成をしており、それぞれの弁ス
テムは自身を貫通して延びるロツド33を有し、上端部
にはピストン34か取付けられている。ピストン34は
、流路24または25によつて流体を供給されるシリン
ダ35内に滑動可能に装架される。ロツド33の下端部
には延長部36か形成され、延長部36はハウジング1
2の下端部における軸受37によつて支持されている。
ロツト弁19,21に流体を供給するポート18にも通
じている。図示したように、これらのパイロツト弁はソ
レノイド22および23によつてそれぞれ作動されるノ
ルマルクローズド型の3ポートパイロツト弁とすること
かできる。両方のソレノイドが付勢されていないとき、
パイロツト弁の出口ポートからハウジングへと通じる流
路24,25はパイロツト弁の排出ポート26,27と
連通するであろう。ソレノイドか付勢されるとき、流路
24,25は供給ポート28,29に通じるポート18
から加圧流体の供給を受けるであろう。ハウジング12
内には一対の弁ステム31および32が設けられている
。両弁ステムは同一の構成をしており、それぞれの弁ス
テムは自身を貫通して延びるロツド33を有し、上端部
にはピストン34か取付けられている。ピストン34は
、流路24または25によつて流体を供給されるシリン
ダ35内に滑動可能に装架される。ロツド33の下端部
には延長部36か形成され、延長部36はハウジング1
2の下端部における軸受37によつて支持されている。
したがつて弁ステム全体は、弁ステムが中間位置にある
ときよりもむしろ両端において滑動しているときに半径
方向の支持を与えられる。延長部36の上方の室17内
においてロツド33に入ロポペツト弁38が取付けられ
ている。
ときよりもむしろ両端において滑動しているときに半径
方向の支持を与えられる。延長部36の上方の室17内
においてロツド33に入ロポペツト弁38が取付けられ
ている。
このポペツト弁は弁座39と係合可能であり、ポペツト
弁とハウジング12の下端部との間に配置されたコイル
圧縮ばね41によつてポペツト弁38は弁座39に押付
けられている。ポペツト弁38は閉鎖時には入口室の圧
力を受けるので封止状態に維持される。弁ステム31お
よび32の中間部には一対のスプール弁42か形成され
ている。
弁とハウジング12の下端部との間に配置されたコイル
圧縮ばね41によつてポペツト弁38は弁座39に押付
けられている。ポペツト弁38は閉鎖時には入口室の圧
力を受けるので封止状態に維持される。弁ステム31お
よび32の中間部には一対のスプール弁42か形成され
ている。
これらのスプール弁はロツド33に担持されたスリーブ
43上の拡大部として形成されており、ハウジング内の
孔45のランド44と協働する。図示したごとく、加圧
流体の漏れが予め定められてFhl卿できるように予め
定められたわずかな量の間隙46がスプール弁42とラ
ンド44との間に設けられるようにしてもよい。また、
弁ステム上にかかる如何なる側部圧力もスプール弁自身
によるというよりもむしろピストン34および延長部3
611C.よつて耐えられるので、スブール弁はランド
44上に押しつけられて擦られたりスライドさせられた
りすることによつて摩耗することはないことも図示の状
態から理解されよう。このようにして、連続的な使用の
後にスプール弁を通過するわずかな漏れは予見すること
かでき且つ顕著な変化を呈示することはないであろう。
それぞれの弁ステムの入ロポペツト弁から他方の弁ステ
ムのスプール弁へと流体を導く一対のクロスオーバ流路
47および48か設けられている。
43上の拡大部として形成されており、ハウジング内の
孔45のランド44と協働する。図示したごとく、加圧
流体の漏れが予め定められてFhl卿できるように予め
定められたわずかな量の間隙46がスプール弁42とラ
ンド44との間に設けられるようにしてもよい。また、
弁ステム上にかかる如何なる側部圧力もスプール弁自身
によるというよりもむしろピストン34および延長部3
611C.よつて耐えられるので、スブール弁はランド
44上に押しつけられて擦られたりスライドさせられた
りすることによつて摩耗することはないことも図示の状
態から理解されよう。このようにして、連続的な使用の
後にスプール弁を通過するわずかな漏れは予見すること
かでき且つ顕著な変化を呈示することはないであろう。
それぞれの弁ステムの入ロポペツト弁から他方の弁ステ
ムのスプール弁へと流体を導く一対のクロスオーバ流路
47および48か設けられている。
クロスオーバ流路47は弁ステム31のポペツト弁38
を弁ステム32のスプール弁42と連結し、一方、クロ
スオーバ流路48は弁ステム32のポペツト弁38から
弁ステム31のスプール弁42へと連通せしめる。この
ようにしてスプール弁はポペツト弁の下流にありポペツ
ト弁と直列になつた入口弁のように作用する。スプール
弁42の上方のハウジング12内において出口室49か
形成されており、流路51かスプール弁から出口室49
へと連通せしめている。出口室49は出口ポート14と
連通している。ピストン34に隣接した弁ステム31,
32の端部に一対の排出ポペツト弁52が形成されてい
る、弁ステムが不作動位置にあるとき、これらの排出ポ
ペツト弁は弁座53から離れ、出口室49を排出ポート
55を有する排出室54へと連通せしめる。
を弁ステム32のスプール弁42と連結し、一方、クロ
スオーバ流路48は弁ステム32のポペツト弁38から
弁ステム31のスプール弁42へと連通せしめる。この
ようにしてスプール弁はポペツト弁の下流にありポペツ
ト弁と直列になつた入口弁のように作用する。スプール
弁42の上方のハウジング12内において出口室49か
形成されており、流路51かスプール弁から出口室49
へと連通せしめている。出口室49は出口ポート14と
連通している。ピストン34に隣接した弁ステム31,
32の端部に一対の排出ポペツト弁52が形成されてい
る、弁ステムが不作動位置にあるとき、これらの排出ポ
ペツト弁は弁座53から離れ、出口室49を排出ポート
55を有する排出室54へと連通せしめる。
このようにして出口ポート14は排出ポート55と並列
に連通し、一方、排出ポートは入口ポート13からの2
つの並列な通路のそれぞれと連通することになる。それ
ぞれの通路は2つの直列の弁を有する。複式安全弁のた
めのモニター装置が、スプール58を有するハウジング
57の形で設けられ、符号56で示されている。
に連通し、一方、排出ポートは入口ポート13からの2
つの並列な通路のそれぞれと連通することになる。それ
ぞれの通路は2つの直列の弁を有する。複式安全弁のた
めのモニター装置が、スプール58を有するハウジング
57の形で設けられ、符号56で示されている。
スプール58は、一対のばね59,61によつて中央位
置に保持され、且つ制限孔63によつてスプールと連結
された一対の室62を有している。スプール58は2つ
の室62の間の差圧により一方の側へ或いは他方の側へ
と移動しうる。弁ステム31,32のそれぞれの孔45
と下方室62との間は一対のセンシング流路64,65
によつて連通されている。
置に保持され、且つ制限孔63によつてスプールと連結
された一対の室62を有している。スプール58は2つ
の室62の間の差圧により一方の側へ或いは他方の側へ
と移動しうる。弁ステム31,32のそれぞれの孔45
と下方室62との間は一対のセンシング流路64,65
によつて連通されている。
これらのセンシング流路64,65は、ポペツト弁38
とスプール弁42との間のクロスオーバ流路内の圧力と
同じ圧力である孔内の圧力を感知する比較的制限された
流路である。2つの室62の間の差圧によりスプール5
8が移動すると、スイツチ66がスプール58によつて
動かされるピン67Vcよつて作動せしめられる。
とスプール弁42との間のクロスオーバ流路内の圧力と
同じ圧力である孔内の圧力を感知する比較的制限された
流路である。2つの室62の間の差圧によりスプール5
8が移動すると、スイツチ66がスプール58によつて
動かされるピン67Vcよつて作動せしめられる。
スイツチ66は、ソレノイド22,23へと導かれる供
給ライン68内にある。また選択的に、スプールの移動
か複式弁あるいはそのパイロツト弁への圧力を遮断する
ために利用されるようにすることもできる。作動におい
て、ソレノイドが不作動であるときの初期状態では、複
式弁は図示位置にある。
給ライン68内にある。また選択的に、スプールの移動
か複式弁あるいはそのパイロツト弁への圧力を遮断する
ために利用されるようにすることもできる。作動におい
て、ソレノイドが不作動であるときの初期状態では、複
式弁は図示位置にある。
すなわち、両ポペツト弁38と両スプール弁42とは閉
鎖しており、出口室49は並列となつた排出弁52を通
して排出ポートと連通している。図示の状態のときには
、スプール弁42内に予め定められたわずかな量の漏れ
があるため、孔45内には圧力は発生しない。したかつ
て室62の双方は加圧されず、モニター56のスプール
58は中央に位置する。ポペツト弁38か背後の圧力に
よつて閉鎖位置の維持に対する助力を受けることになる
ので、孔45内に圧力が発生しないことは確実となる。
一対のパームボタン69,71を押して制御スイツチ7
2を閉じるなどしてパイロツト弁のソレノイド22,2
3が作動されると、シリンダ35は加圧され、弁ステム
31,32は下方に移動せしめられる。
鎖しており、出口室49は並列となつた排出弁52を通
して排出ポートと連通している。図示の状態のときには
、スプール弁42内に予め定められたわずかな量の漏れ
があるため、孔45内には圧力は発生しない。したかつ
て室62の双方は加圧されず、モニター56のスプール
58は中央に位置する。ポペツト弁38か背後の圧力に
よつて閉鎖位置の維持に対する助力を受けることになる
ので、孔45内に圧力が発生しないことは確実となる。
一対のパームボタン69,71を押して制御スイツチ7
2を閉じるなどしてパイロツト弁のソレノイド22,2
3が作動されると、シリンダ35は加圧され、弁ステム
31,32は下方に移動せしめられる。
このことにより、入ロポペツト弁38とそれぞれの弁ス
テムの入ロスプール弁42とか開く。加圧流体は弁ステ
ム32の開いたスプール弁42と弁ステム31の入ロポ
ペツト弁とを通り出口室49へと流れる。同時に加圧流
体は弁ステム32の開いたポペツト弁38と弁ステム3
1のスプール弁42とを通り出口室49へと流れる。排
出弁52は閉じ、室15は加圧される。孔45はほとん
ど同時に最大圧力に達し、モニターの2つの室62を加
圧してスプール58を中央位置にとどめる。センシング
流路64,65が制限された断面積を有するため、2つ
の孔45の加圧におけるわずかな圧力差がモニターに影
響を与えることは妨げられる。また、必要に応じて2つ
の室62を繰返し加圧したり減圧したりすることによつ
てモニター56の信頼性を増進させることかできること
が知られている。このときスプール58は「身ぶるい(
Dithering)」と呼ばれる微小の繰返し運動を
行ない、したがつてスプールか安全位置に移動せしめら
れるべきときに固着してしまつているなどということは
ない。パイロツト弁のソレノイド22,23が不作動で
あると、ピストン室35は排出状態とされ、室17内の
入口圧力によつて助勢されたばね41は弁ステムを上方
に移動せしめ、排出弁52を開き、ポペツト弁38およ
びスプール42を閉じる。
テムの入ロスプール弁42とか開く。加圧流体は弁ステ
ム32の開いたスプール弁42と弁ステム31の入ロポ
ペツト弁とを通り出口室49へと流れる。同時に加圧流
体は弁ステム32の開いたポペツト弁38と弁ステム3
1のスプール弁42とを通り出口室49へと流れる。排
出弁52は閉じ、室15は加圧される。孔45はほとん
ど同時に最大圧力に達し、モニターの2つの室62を加
圧してスプール58を中央位置にとどめる。センシング
流路64,65が制限された断面積を有するため、2つ
の孔45の加圧におけるわずかな圧力差がモニターに影
響を与えることは妨げられる。また、必要に応じて2つ
の室62を繰返し加圧したり減圧したりすることによつ
てモニター56の信頼性を増進させることかできること
が知られている。このときスプール58は「身ぶるい(
Dithering)」と呼ばれる微小の繰返し運動を
行ない、したがつてスプールか安全位置に移動せしめら
れるべきときに固着してしまつているなどということは
ない。パイロツト弁のソレノイド22,23が不作動で
あると、ピストン室35は排出状態とされ、室17内の
入口圧力によつて助勢されたばね41は弁ステムを上方
に移動せしめ、排出弁52を開き、ポペツト弁38およ
びスプール42を閉じる。
このようにして室15は排出状態とされ、モニターの室
62の双方における圧力もまたゼロまで降下し、再びス
プール58に微小運動を与え信頼性を維持せしめる。双
方の弁ステムの下方および上方への運動の間、スプール
弁42はランド44を擦することなく、スプール弁の漏
れを増加させる摩耗や腐良はほとんどない。弁ステム3
1が下方に動いて供給位置をとるときに右側の弁ステム
32か排出位置に固着したとすると、弁ステム32のポ
ペツト弁38は閉鎖したままであり、したがつて下流に
ある開いたスプール弁42を通して加圧流体が供給され
ることはない。
62の双方における圧力もまたゼロまで降下し、再びス
プール58に微小運動を与え信頼性を維持せしめる。双
方の弁ステムの下方および上方への運動の間、スプール
弁42はランド44を擦することなく、スプール弁の漏
れを増加させる摩耗や腐良はほとんどない。弁ステム3
1が下方に動いて供給位置をとるときに右側の弁ステム
32か排出位置に固着したとすると、弁ステム32のポ
ペツト弁38は閉鎖したままであり、したがつて下流に
ある開いたスプール弁42を通して加圧流体が供給され
ることはない。
弁ステム31のポペツト弁38は開き、弁ステム32の
閉じたスプール弁42へと加圧流体を供給する。このス
プール弁42を通して出口室へと加圧流体はわずかに漏
れているが、スプール弁42は摩耗されることはないた
めこの漏れは予め定められた量であり、この漏れは室1
5を満たしてプレスのクラツチを作動させるには不充分
である。このわずかな量の漏れは弁ステム32の開いた
排出弁52を通して流出する。弁ステム31の孔45内
の最大圧力と弁ステム32の孔45内のゼロ値の圧力の
差圧は感知されてモニターの室62の双方に伝達される
。スプール58は右側に移動し、ピン67を作動させて
スイツチ66を開き、それによつてソレノイド22,2
3の双方を不作動にさせる。このことにより、弁ステム
31は閉鎖位置に戻され、故障が回復されるまでその位
置を維持する。弁ステム32が入口位置すなわち供給位
置に移動したときに弁ステム31が排出位置に固着した
とすると、弁ステム31の閉じたポペツト弁38を通し
て加圧流体が供給されることはない。
閉じたスプール弁42へと加圧流体を供給する。このス
プール弁42を通して出口室へと加圧流体はわずかに漏
れているが、スプール弁42は摩耗されることはないた
めこの漏れは予め定められた量であり、この漏れは室1
5を満たしてプレスのクラツチを作動させるには不充分
である。このわずかな量の漏れは弁ステム32の開いた
排出弁52を通して流出する。弁ステム31の孔45内
の最大圧力と弁ステム32の孔45内のゼロ値の圧力の
差圧は感知されてモニターの室62の双方に伝達される
。スプール58は右側に移動し、ピン67を作動させて
スイツチ66を開き、それによつてソレノイド22,2
3の双方を不作動にさせる。このことにより、弁ステム
31は閉鎖位置に戻され、故障が回復されるまでその位
置を維持する。弁ステム32が入口位置すなわち供給位
置に移動したときに弁ステム31が排出位置に固着した
とすると、弁ステム31の閉じたポペツト弁38を通し
て加圧流体が供給されることはない。
弁ステム32の開いたポペツト弁38を通して弁ステム
31のスプール弁42へと流れる圧力流体は、前述した
ように、予め定められた微小量の漏れを生じ、弁ステム
31の排出弁52を通して排出ポートへと排出する。こ
のとき差圧によりモニターのスプール58は左側に移動
せしめられ、再びソレノイドを不作動にし、双方の弁1
9,21を排出位置へと戻す。第2図は本発明の変形実
施例を示す。
31のスプール弁42へと流れる圧力流体は、前述した
ように、予め定められた微小量の漏れを生じ、弁ステム
31の排出弁52を通して排出ポートへと排出する。こ
のとき差圧によりモニターのスプール58は左側に移動
せしめられ、再びソレノイドを不作動にし、双方の弁1
9,21を排出位置へと戻す。第2図は本発明の変形実
施例を示す。
これは第1図のものと基本的には同様であるが、ノルマ
ルオープン・パイロツト弁を使用している。ハウジング
101は一対の弁ステム102,103を含んでいる。
それぞれの弁ステムは、一端にピストン104を有し、
さらに、該ピストンに隣接する入ロポペツト弁105、
弁ステムの中間位置におけるスプール弁106、および
弁ステムの他端における排出ポペツト弁107を有して
いる。排出弁は、ハウジングの下方端において軸受10
9によつて支持された延長部108と結合されている。
入口ポート111は室112へと連通しており、室11
2内にはポペツト弁105が配置されている。クロスオ
ーバ流路113,114は、前述した実施例と同様に、
ポペツト弁から対向する側の弁ステムのスプール弁へと
連通している。スプ一ル弁に連結された出口室115は
出口ポート116に連通している。排出弁107は出口
室115を、排出ポート118と連通する排出室117
に連結させる。ソレノイドによつて作動されるノルマル
オープン型の一対のパイロツト弁119,121はピス
トン室122と連結している。
ルオープン・パイロツト弁を使用している。ハウジング
101は一対の弁ステム102,103を含んでいる。
それぞれの弁ステムは、一端にピストン104を有し、
さらに、該ピストンに隣接する入ロポペツト弁105、
弁ステムの中間位置におけるスプール弁106、および
弁ステムの他端における排出ポペツト弁107を有して
いる。排出弁は、ハウジングの下方端において軸受10
9によつて支持された延長部108と結合されている。
入口ポート111は室112へと連通しており、室11
2内にはポペツト弁105が配置されている。クロスオ
ーバ流路113,114は、前述した実施例と同様に、
ポペツト弁から対向する側の弁ステムのスプール弁へと
連通している。スプ一ル弁に連結された出口室115は
出口ポート116に連通している。排出弁107は出口
室115を、排出ポート118と連通する排出室117
に連結させる。ソレノイドによつて作動されるノルマル
オープン型の一対のパイロツト弁119,121はピス
トン室122と連結している。
パイロツト弁は入口ポート111から流体を供給され、
これらの弁のソレノイドが不作動のときに第2図に示し
たように室122を加圧し、弁ステムを閉鎖位置に保持
する。弁ステムを閉鎖位置の方へと付勢するためにばね
123か設けられている。図示したばね123のかわり
に、弁ステム102の下側にばねを設けるようにしても
よい。図示した構成は、第1の実施例のモニター装置5
6のようなモニターが複式安全弁と接続して使用される
場合に必要である。もし、モニター56のかわりに弁ス
テムが2つのモニター・リミツト・スイツチ(図示しな
い)を直接制御するために用いられるのであれば、図示
したばねのかわりに弁ステム102を開口位置に付勢す
るばねを設けることか望ましい。この場合において、空
気の供給に故障が生じたときに上述した代わりのばねに
よつて、2つのリミツトスイツチはソレノイドを不作動
にさせる非同位位置すなわち安全位置をとる。このこと
により、圧力が再び上がつたときにプレス装置が不意に
作動する可能性を阻止することができる。流路124は
入口ポート111から延長部108の両端部の室125
へと連通している。
これらの弁のソレノイドが不作動のときに第2図に示し
たように室122を加圧し、弁ステムを閉鎖位置に保持
する。弁ステムを閉鎖位置の方へと付勢するためにばね
123か設けられている。図示したばね123のかわり
に、弁ステム102の下側にばねを設けるようにしても
よい。図示した構成は、第1の実施例のモニター装置5
6のようなモニターが複式安全弁と接続して使用される
場合に必要である。もし、モニター56のかわりに弁ス
テムが2つのモニター・リミツト・スイツチ(図示しな
い)を直接制御するために用いられるのであれば、図示
したばねのかわりに弁ステム102を開口位置に付勢す
るばねを設けることか望ましい。この場合において、空
気の供給に故障が生じたときに上述した代わりのばねに
よつて、2つのリミツトスイツチはソレノイドを不作動
にさせる非同位位置すなわち安全位置をとる。このこと
により、圧力が再び上がつたときにプレス装置が不意に
作動する可能性を阻止することができる。流路124は
入口ポート111から延長部108の両端部の室125
へと連通している。
したがつて弁ステムは一定の圧力により開口位置へと付
勢される。制限された断面積を有する一対のセンシング
流路126,127は、入ロポペツト弁105とスプー
ル弁106との間の弁ステムの孔から導かれている。こ
れらのセンシング流路126,127はモニター装置5
6の対向する2つの室(図示しない)に連結されている
。前述した第1の実施例におけるものと同様なこのモニ
ター装置は、電導線128によつてソレノイド作動のパ
イロツト弁119,121と連結されている。第2図の
実施例の装置の作動において、パイロツト弁119,1
21のソレノイドが不作動であるところの初期状態を考
えてみると、このとき複式安全弁は第2図に示した位置
にある。
勢される。制限された断面積を有する一対のセンシング
流路126,127は、入ロポペツト弁105とスプー
ル弁106との間の弁ステムの孔から導かれている。こ
れらのセンシング流路126,127はモニター装置5
6の対向する2つの室(図示しない)に連結されている
。前述した第1の実施例におけるものと同様なこのモニ
ター装置は、電導線128によつてソレノイド作動のパ
イロツト弁119,121と連結されている。第2図の
実施例の装置の作動において、パイロツト弁119,1
21のソレノイドが不作動であるところの初期状態を考
えてみると、このとき複式安全弁は第2図に示した位置
にある。
出口ポート116は排出ポート118に連結されており
、モニターのスプールは中央位置にある。センシング流
路126,127に圧力がないからである。パイロツト
弁のソレノイドを作動させると、室122は排出状態と
なる。室125内の圧力は弁ステム102,103を上
方に移動せしめる。これにより入口ポート111は出口
ポート116に連結され、排出弁は閉じられる。モニタ
ーのスプールは中央位置を保つているが、第1の実施例
で説明したようにスプールがわずかに運動していること
が望ましい。パイロツト弁のソレノイドを不作動にする
と弁ステム102,103は再び下方に動く。第1の実
施例の場合と同様に、スプール弁106はランドを擦す
ることなく、摩耗や腐良はほとんどない。弁ステム10
2が供給位置へと動いたときに弁ステム103が排出位
置に固着してしまつたとすると、2つのセンシング流路
126,127の間に生じた差圧がモニターのスプール
を移動せしめ、スイツチ66を開いてパイロツト弁のソ
レノイドを不作動にさせる。
、モニターのスプールは中央位置にある。センシング流
路126,127に圧力がないからである。パイロツト
弁のソレノイドを作動させると、室122は排出状態と
なる。室125内の圧力は弁ステム102,103を上
方に移動せしめる。これにより入口ポート111は出口
ポート116に連結され、排出弁は閉じられる。モニタ
ーのスプールは中央位置を保つているが、第1の実施例
で説明したようにスプールがわずかに運動していること
が望ましい。パイロツト弁のソレノイドを不作動にする
と弁ステム102,103は再び下方に動く。第1の実
施例の場合と同様に、スプール弁106はランドを擦す
ることなく、摩耗や腐良はほとんどない。弁ステム10
2が供給位置へと動いたときに弁ステム103が排出位
置に固着してしまつたとすると、2つのセンシング流路
126,127の間に生じた差圧がモニターのスプール
を移動せしめ、スイツチ66を開いてパイロツト弁のソ
レノイドを不作動にさせる。
これにより弁ステム102は排出位置へと戻る。同様に
して弁ステム103か供給位置へと動いたときに弁ステ
ム102が排出位置に固着してしまつたとすると、差圧
によりモニターのスプールが移動せしめられ、両方の弁
は排出位置に戻される。どちらの場合においても、出口
ホーロ16は供給圧力から遮断され、排出ポート118
に連結される。ここに示した実施例は例示として挙げた
ものであり、本発明の技術的思想の範囲を外すことなく
種々の変更例を容易に考えることができる。
して弁ステム103か供給位置へと動いたときに弁ステ
ム102が排出位置に固着してしまつたとすると、差圧
によりモニターのスプールが移動せしめられ、両方の弁
は排出位置に戻される。どちらの場合においても、出口
ホーロ16は供給圧力から遮断され、排出ポート118
に連結される。ここに示した実施例は例示として挙げた
ものであり、本発明の技術的思想の範囲を外すことなく
種々の変更例を容易に考えることができる。
第1図は、ソレノイドにより作動されるノルマルクロー
ズド型のパイロツト弁とシヤツトル型のモニター装置と
ともに示した本発明の複式安全弁の第1の実施例の立断
面図であり、部分的に概略図で示している。 第2図は第1図と同様の図であるが、ノルマルオープン
型のパイロツト弁を使用した第2の実施例を示している
。12:101・・・・・・ハウジング、17・・・・
・・入口室、55;118・・・・・・排出ポート、3
1,32:102,103・・・・・・弁ステム、34
;104・・・・・・ピストン、35・・・・・・シリ
ンダ、36;108・・・・・・延長部、37;109
・・・・・・軸受、38;105・・・・・・ポペツト
弁、42;106・・・・・・スプール弁、47,48
:113,114・・・・・・クロスオーバ流路、49
;115・・・・・・出口室、52: 107・・・・・・排出弁。
ズド型のパイロツト弁とシヤツトル型のモニター装置と
ともに示した本発明の複式安全弁の第1の実施例の立断
面図であり、部分的に概略図で示している。 第2図は第1図と同様の図であるが、ノルマルオープン
型のパイロツト弁を使用した第2の実施例を示している
。12:101・・・・・・ハウジング、17・・・・
・・入口室、55;118・・・・・・排出ポート、3
1,32:102,103・・・・・・弁ステム、34
;104・・・・・・ピストン、35・・・・・・シリ
ンダ、36;108・・・・・・延長部、37;109
・・・・・・軸受、38;105・・・・・・ポペツト
弁、42;106・・・・・・スプール弁、47,48
:113,114・・・・・・クロスオーバ流路、49
;115・・・・・・出口室、52: 107・・・・・・排出弁。
Claims (1)
- 1 ハウジングと、該ハウジング内の一対の弁ステムと
、該弁ステムの一端に設けられ前記ハウジング内のシリ
ンダ内を滑動可能なピストンと、前記弁ステムの他端に
設けられ前記ハウジング内の軸受内を滑動可能な延長部
とを含み;前記弁ステムが両端において前記シリンダと
前記軸受とによつて半径方向に支持されており;さらに
、入口室と、前記入口室内に前記弁ステムによつて担持
されているポペット弁と、前記弁ステムの中間部に設け
られたスプール弁と、それぞれの前記弁ステムの前記ポ
ペット弁から他方の前記弁ステムの前記スプール弁へと
連通しているクロスオーバ流路と、前記スプール弁と連
結している出口室と、前記ハウジング内に設けられた排
出ポートと、前記出口室と前記排出ポートとの間におい
て前記弁ステム上に設けられた一対の排出弁:とを含む
ことを特徴とする複式安全弁。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US7300079A | 1979-09-06 | 1979-09-06 | |
US73000 | 1979-09-06 | ||
US117119 | 1980-01-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5646170A JPS5646170A (en) | 1981-04-27 |
JPS5928793B2 true JPS5928793B2 (ja) | 1984-07-16 |
Family
ID=22111081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12394980A Expired JPS5928793B2 (ja) | 1979-09-06 | 1980-09-06 | 複式安全弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5928793B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0637947B2 (ja) * | 1985-11-29 | 1994-05-18 | 甲南電機株式会社 | 3ポ−ト弁 |
JPH0810430B2 (ja) * | 1986-11-28 | 1996-01-31 | 株式会社日立製作所 | 情報処理装置 |
JP2667849B2 (ja) * | 1988-01-06 | 1997-10-27 | 株式会社日立製作所 | 情報処理装置 |
JP4637305B2 (ja) * | 1999-01-04 | 2011-02-23 | 三菱電機株式会社 | 電池パック |
-
1980
- 1980-09-06 JP JP12394980A patent/JPS5928793B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5646170A (en) | 1981-04-27 |
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