JPS5928721B2 - レシプロエンジンの運動変換装置 - Google Patents

レシプロエンジンの運動変換装置

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JPS5928721B2
JPS5928721B2 JP18632780A JP18632780A JPS5928721B2 JP S5928721 B2 JPS5928721 B2 JP S5928721B2 JP 18632780 A JP18632780 A JP 18632780A JP 18632780 A JP18632780 A JP 18632780A JP S5928721 B2 JPS5928721 B2 JP S5928721B2
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piston
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cylinder
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正明 白川
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Description

【発明の詳細な説明】 シリンダ内での爆発工程でピストンの受ける圧力がクラ
ンクピンの回転力に等しく又それぞれの作用距離が等し
くなるような理想的な運動変換装置があると仮定すれば
、その理想的な装置に比較して従来のレシプロエンジン
のクランク機構は運動変換性能に於いて非常に劣る。
すなわち、ピストンにかかる平均圧力をF、その作用距
離(行程)を2r、クランクピンの平均回転力をf、ク
ランクピンの描(円の半周をπrとすれば、シリンダ内
でなされる仕事の量とクランクピンのなす仕事の量は等
しいから1 、 2 F・2r=f・πr −f=−Fキ0.64Fとな
り、クランクピンの平均回転力はピストン平均圧力より
4割近(も弱められ、又その作用距離に於いては5割以
上も伸びている。
従って力が減少し作用距離が伸びれば当然所要時間は長
びき、馬力は低下する。
一方往復運動を回転運動に変換する工具として広(使用
されているソケットレンチ用ラチェットハンドルの効率
について上の例で述べた力とその作用距離の観点から考
察してみると、若しハンドルに加える力の方向が、ハン
ドルの回転力の方向から太き(逸脱しない程度にハンド
ルを往復角運動させると、手で加える力はハンドルの回
−力に近似し、それぞれの作用距離も近似する。
従って同じ量の仕事をするにしてもクランク機構と比較
して時間は大幅に短縮されるため、ラチェットハンドル
は優れた運動変換性能を有する。
この発明は従来のクランク機構と上記ラチェットハンド
ル等に利用されている一方向クラッチとを組み合わせ、
それぞれの長所をいかしながら更に性能の良い運動変換
装置を得ることを目的とする。
この発明を4サイクルガソリンエンジンの運動変換装置
として実施した例を図面にもとすいて説明すれば、次の
通りである。
第1図はこの発明の運動変換装置Aを公知の4サイクル
ガソリンエンジンに連絡させた場合の一例を示す一部切
断側面図で、第2図はその一部切断平面図である。
ここでは一方向クラッチにころ入りクラッチを使用しで
ある。
さてこの一方向クラッチの主動軸7からは、左主動軸腕
9と右主動軸腕6が伸びていて、それぞれにピストン連
接棒4とクランク連接棒10とが連結しである。
一方向クラッチのころ14は反時計回りの方向へ、スプ
リング15で押されている。
一方向クラッチの従動軸8には大フライホイール19が
取り付けられている。
クランク連接棒10はクランク11に連係され、クラン
ク軸12が回転できるようになっている。
クランク軸12の一端には小フライホイール18とクラ
ンク軸タイミングギャ16が装着されている。
このクランク軸タイミングギヤ16が弁機構へと連係さ
れているのは、従来の4サイクルガソリンエンジンと同
じである。
第3図から第6図まではこの発明の運動変換装置Aを使
用した4サイクルエンジンの作動を示す。
第3図は吸入行程を示す。
ピストン2が上死点にあったとき吸入弁が開き、小フラ
イホイール18の惰力によってクランク11、クランク
連接棒10及び左主動軸腕9は上昇する。
それとは逆に右主動軸腕6、ピストン連接棒4及びピス
トン2は降下し混合気がシリンダ内へ吸入される。
この時主動軸7の角速度が従動軸8の角速度より大きけ
れば一方向クラッチが作動し、主動軸7から従動軸8へ
動力が伝達される。
第4図は圧縮行程である。
吸入弁と排気弁が閉じられ、小フライホイール18の惰
力によって、クランク11、クランク連接棒10及び左
主動軸腕9は降下する。
他方右上動軸腕6、ピストン連接棒4及びピストン2は
上昇しながら混合気を圧縮する。
この時、主動軸7の回転力向は従動軸8のそれと逆にな
るため一方向クラッチは作動し得ないので主動軸7から
従動軸8への動力の伝達はない。
第5図は爆発行程である。
圧縮した混合気に点火し爆発させ、ピストン2が押し下
げられる。
その結果ピストン連接棒4と右主動軸腕6も押し下げら
れる。
逆に左主動軸腕9、クランク連接棒10及びクランク1
1は押し下げられ、小フライホイール1−8に回転運動
が貯えられる。
この場合も吸入行程と同様、主動軸7の角速度が従動軸
8の角速度より大きいときにのみ一方向クラッチが作動
し主動軸Iから従動軸8へ動力が伝達され大フライホイ
ール19に回転運動が貯えられる。
外部への仕事はこの大フライホイール19から供給され
る動力によってなされる。
さてここで左主動軸腕9からクランク11に至る運動系
は無視し、シリンダ1からピストン2、ピストン連接棒
4、右主動軸腕6、主動軸7を経て従動軸8までの一連
の運動系に限って考えると、これは先に述べたソケット
レンチ用うチェットノ・ンドルと全(同じで、往復運動
を短時間で回転運動に変換する機能を備えている。
しかしながらこの運動系は実際には左主動軸腕9を経て
左側のクランク機構へ連絡されているので、右主動軸腕
6の角運動の角速度はクランク軸12の角速度に拘束さ
れる。
ところで回転運動に於いては回転力と半径が一定ならば
荷重が少い程、角速度は太き(なるから、クランク軸1
2からの動力の使用を最少限に抑えれば、クランク軸1
20角速度を上げることができる。
例えば吸入、圧縮、排気に於けるピストンの往復運動や
、内燃機関それ自身のコントロールに必要なカム・シャ
フトやディストリビュータ・シャフト等の回転運動をク
ランク軸12からの動力で賄い、それ以外の動力は一方
向クラッチの従動軸8から取得する。
このようにすればクランク軸120角速度は上がりそれ
に伴って右主動軸腕60角速度も増大する。
その結果、この爆発行程に要する時間は大幅に短縮され
馬力は上昇する。
又この行程に要する時間の短縮はシリンダ内での燃焼ガ
スの滞留時間の短縮を意味し、それはシリンダ壁やピス
トンからの熱伝導による熱損失を減少させることになる
従つそ熱効率は高まり又燃焼ガス平均圧力も上昇するの
で馬力も更に高まる。
第6図は排気行程である。
爆発行程でピストン2が下死点付近に降下したとき、排
気弁が開き、小フライホイール18に貯えられた回転動
力によってクランク11、クランク連接棒10及び左主
動軸腕9は降下し、それとは逆に右主動軸腕6、ピスト
ン連接棒4及びピストン2は上昇してシリンダ内の排気
ガスを外へ押し出す。
第7図は従来の直線型シリンダに代って円弧型シリンダ
を採用し、この発明の運動変換装置Aに連絡して実施し
た実施図で第8図と第9図はその一部を切断した平面図
である。
第7図からも分るように、シリンダが円弧型になってい
るので、ピストンの形状も円弧型になっている。
又この図では第1図に於ける右腕ピン5やピストンピン
3がな(なってピストン2、ピストン連接棒4及び右主
動軸腕6が一体化されている。
その他はすべて第1図に準する。さてこの円弧シリンダ
20と円弧ピストン21の中心軸は成る一定の半径で従
動軸22の中心を軸にして描いた円周上にある。
従って、円弧ピストン21の受ける圧力の方向と、その
圧力で主動軸腕23に生じる回転力の方向が一致し、従
来の直線型シリンダより更に優れた運動変換性能を有す
る。
この発明は以上説明したように、従来のクランク機構と
一方向クラッチを組み合わせた運動変換装置が従来のク
ランク機構より短時間で往復運動を回転運動に変えるも
のであり、かつ熱効率も高い。
しかもこの発明の運動変換装置を使用する内燃機関では
いわゆるエンジンブレーキが掛からず燃料は大いに節約
できる。
若し更に性能の良い一方向クラッチが開発されれば、排
気量を一定にして主動軸腕の長さを太き(取り性能を更
に高めることも可能である。
又この発明の運動変換装置を使用することによって更に
性能が良(効率の高い円弧型シリンダ・エンジンの開発
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の運動変換装置Aの実施例を示すもので、
第1図はこの発明の運動変換装置Aを公知のシリンダ及
びピストンに連係した第1実施例の一部切断側面図、第
2図は第1実施例の一部切断平面図、第3図から第6図
までは第1実施例の作動を示す断面図である。 第7図はこの発明の運動変換装置Aを円弧型シリンダと
円弧型ピストンに連係した第2実施例の一部切断側面図
、第8図及び第9図は第2実施例の一部切断平面図であ
る。 A・・・運動変換装置、1・・・シリンダ、2・・・ピ
ストン、3・・・ピストンピン、4・・・ピストン連接
棒、・5・・・右腕ピン、6・・・右主動軸腕、7・・
・一方向クラッチ主動軸、8・・・一方向クラッチ従動
軸、9・・・左主動軸腕、10・・・クランク連接棒、
11・・・クランク、12・・・クランク軸、13−・
・カムシャフト、14・・・ころ、15・・・スプリン
グ、16・・・クランク軸タイミングギヤ、17・・・
カムシャフト軸タイミングギヤ、18・・・小フライホ
イール、19・・・大フライホイール、20・・・円弧
シリンダ、21・・・円弧ピストン、22・・・従動軸
、23・・・主動軸腕。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一方向クラッチの主動軸に設けられた腕にクランク
    とレシプロエンジンのピストン連接棒を連結させ、その
    腕を往復角運動させることによって、一方向クラッチの
    従動軸から回転運動を得ることを特徴とするレシプロエ
    ンジンの運動変換装置。 2 レシプロエンジンのシリンダーは、一方向クラッチ
    の主動軸の腕の回転半径に等しい半径の円弧をなす円弧
    型シリンダーである特許請求の範囲第1項記載のレシプ
    ロエンジンの運動変換装置。
JP18632780A 1980-12-27 1980-12-27 レシプロエンジンの運動変換装置 Expired JPS5928721B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18632780A JPS5928721B2 (ja) 1980-12-27 1980-12-27 レシプロエンジンの運動変換装置

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JP18632780A JPS5928721B2 (ja) 1980-12-27 1980-12-27 レシプロエンジンの運動変換装置

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JPS57110701A JPS57110701A (en) 1982-07-09
JPS5928721B2 true JPS5928721B2 (ja) 1984-07-16

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ID=16186397

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4581552B2 (ja) * 2004-08-11 2010-11-17 日産自動車株式会社 レシプロ式内燃機関
JP5668601B2 (ja) * 2011-05-24 2015-02-12 日産自動車株式会社 内燃機関の複リンク式ピストン−クランク機構
JP6028571B2 (ja) * 2013-01-09 2016-11-16 日産自動車株式会社 内燃機関

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JPS57110701A (en) 1982-07-09

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