JPS5928691Y2 - 背負動力防除機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 背負動力防除機で特に散粉機の場合は、粉剤の継続的に
安定した供給散布のため機体の本体部分力適当に振動し
粉剤のほぐしに貢献せしめている。

このためと作業者に対する防振のために背負架と本体と
は、ゴム材等よりなる防振装置を介して取着されること
が今日常套手段の構造である。

しかるに従来は本体に附属する薬剤調量操作装置、エン
ジン絞弁連動操作装置等は、背負架の側方に導いて本体
に固装連体構造に設けているので、これら操作装置は本
体の振動が直接に伝えられて犬なり小なりの振動をまぬ
がれないのである。

このような状態は、使用者に操作上の不快感を与え商品
価値を低下することが著しいことになる。

また、燃料開閉コックの過度の振動はエンジン不調の一
因となる。

本考案はこのような欠点を改善し背負動力防除機として
機能をそこなうことなく、性能向上に資す改良を与えつ
つ有能な背負動力防除機を提供するものである。

以下実施例により詳細な説明を行う。

本考案による背負動力防除機は図に示す如くエンジン１
により駆動を受ける遠心送風機の外筺２の上部に薬剤タ
ンク３及び燃料タンク４を設げてなる本体１６を、ゴム
等よりなる防振装置５，５を介して背負架６に架設した
ものである。

したカッて、背負架６は防振装置５．５により本体１６
の振動から隔絶されて作業中でも安定した状態にある。

この背負架６の一側に基板１７を固着し、該基板１７に
レバー状の薬剤調量手段８及びエンジン絞弁連動手段７
を枢着し、それぞれ連動杆１３及び連動索１４によって
本体１６側の調量装置（図示せず）と気化器１５に連結
せしめる。

また、燃料タンク４から気化器１５に至る燃料管１２．
１２に燃料開閉コック１０を介装し、該コック１０を前
記基板１７の一端に固着せしめ、連動杆１１を介して前
記レバー状手段７，８の付近に配設した猟み装置９に連
結せしめる。

本考案による背負動力防除機は以上の如く構成されてい
るので、作業に必要な操作・調整装置がすべて振動の少
い背負架の一側部に集中して配置されているので操作性
に勝れ使用感も良好なものとなる。

また、燃料開閉コックも防振されているので、振動によ
るエヤーロックやペーパーロックの発生を防止し、燃料
の供給を円滑に行なえ、エンジン不調に陥ることもなく
、コックの開閉操作も機体を背負ったまま手元で確実に
行なえる。

さらには燃料開閉コックの弾み装置にエンジン停止用ス
イッチを組み込めば、燃料開閉コックの締め忘れも完全
に防止出来る。

【図面の簡単な説明】

図は本案実施例背負動力防除機の側面図である。 １・・・・・・エンジン、２・・・・・・外筺、３・・
・・・・薬剤タンク、５，５・・・・・・防振装置、６
・・・・・・背負架、７・・・・・・エンジン絞弁連動
手段、８・・・・・・薬剤調量連動手段、９・・・・・
・燃料開閉コック連動手段、１０・・・・・・燃料開閉
コック、１６・・・・・・本体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. エンジン１によって一体駆動を受ける遠心送風機の外筺
   ２の上部に薬剤タンク３を設けた本体１６を背負架６に
   防振装置５．５を介装して架設した背負動力防除機に於
   いて、薬剤調量連動手段８、エンジン絞弁連動手段７、
   燃料開閉コック１０及びその連動手段９を前記本体１６
   から分離せしめて前記背負架６側に取着して本体１６の
   振動から隔離して設けたことを特徴とする背負動力防除
   機。