JPS5928447B2 - 耐火物の製造方法及び装置 - Google Patents

耐火物の製造方法及び装置

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JPS5928447B2
JPS5928447B2 JP53070605A JP7060578A JPS5928447B2 JP S5928447 B2 JPS5928447 B2 JP S5928447B2 JP 53070605 A JP53070605 A JP 53070605A JP 7060578 A JP7060578 A JP 7060578A JP S5928447 B2 JPS5928447 B2 JP S5928447B2
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JP
Japan
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liner
pitch
pressure
molded
refractory
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JP53070605A
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English (en)
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JPS54161610A (en
Inventor
弘 鹿野
俊彦 岩田
省一 萱野
達也 今中
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Krosaki Harima Corp
Original Assignee
Kurosaki Refractories Co Ltd
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Publication date
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  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 通常鉄鋼、非鉄金属用の溶解炉ヌ溶融金属の容器の内張
さらには流量コントロール部材として用いられる定形耐
火物及びその他の工業窯炉に用いられている定形耐火物
(以下れんがと記す)は一般的に上下刃向の一カ又は両
方向より加圧される成形機、例えばオイルプレス、フリ
クションプレス、ボイドプレス、クランクプレス等によ
り所定形状に加圧成形されその後用途、目的に応じて不
焼成の状態で又は焼成したものが使用されている。
これらの耐火物の使用原料は酸化物、炭化物。
窒化物、はう化物、場合によっては金属粒又は粉末等が
単体又は組合せて用いられる。
バインダは水、水ガラス、塩化又は硫酸マグネシウム、
燐酸塩等の無機質系及びコールピッチ。
アスファルトピッチ、熱可塑性、熱硬化性樹脂。
リグニンスルホン酸等の有機質系の各種のバインダが製
造方法、用途に応じて単−又は組合せて使用されている
これらの中でコーlレピッチ、アスファルトピッチ等を
使用するカーボン製品の製造に於いては配合物はピッチ
が充分流動性を有する適度な温度に加熱されエクストル
ーダ又は水圧プレスで成形される。
この場合、配合物温度が高いためピッチの低沸点成分が
揮発し、黄煙又は白煙を生じ作業環境が劣悪となる。
又成形体内でのガス発生があるため成形体にラミネーシ
ョンが発生しやすい欠点もある。
その対策として成形体を水で急冷することが行われてい
る。
かかる点を改良するために熱可塑性又は熱硬化性樹脂を
バインダとしたものが検討されているが液状の樹脂では
添加量が通常の粗粒、中間粒、微粒の配合域では10重
量%程度が限度である。
樹脂添加量を増加させる方法として粉末状での添加及び
微粉を液状樹脂で一度硬化させ、それを粉砕して配合す
る等の方法が工夫実施されているが一長一短で満足すべ
き効果は得られていない。
即ち液状樹脂のみで形成されるカーボンボンドはピッチ
のそれに比して耐スポール性の点に於いて劣る。
粉末状樹脂の添加及び予備処理法では成形時の充填性が
著しく悪くなる欠点を有する。
本発明は以上の様な有機質バインダを使用する耐火物特
にスライディングノズルプレート(以下SNプレートと
記す)の性能向上に関するものである。
最近タール発煙のない無公害SNプレートは色々な材質
が試みられた結果、アルミナ−シリカをベースにカーボ
ンを配合した材質が主に使用されている。
このプレートの製造に於いてもピッチ(主としてコール
タールピッチ)を用いる場合と樹脂を用いる場合がある
前者の場合は既述の如く品質上からはピッチが充分可塑
性を有する温度(熱間)で成形することが望ましいが作
業環境及び成形性の点に困難性がある。
特にSNプレートは形状が厚さ407ftm、幅200
mm、長さ500mmの如き板状であるため揮発が存在
するとラミネーションが入りやすい。
従ってピッチをバインダとする場合は配合物を混練しな
がら加熱しピッチを溶融分散させた後冷却し必要ならば
ピッチで固まった塊を粉砕する。
次に成形に必要な粘着性のある2次バインダを加え混練
し常温で成形される。
しかしながら常温ではピッチは脆くすべりが悪いため、
内部で粒の破壊が生じバッキング性に劣る。
このため焼成後れんがのかさ比重が低く気孔率が高い強
度の低いれんがしか得られず、その後ピッチを開孔気孔
中吉浸炭化させる操作を繰返すことが必要である。
樹脂をバインダとする場合は樹脂の炭化収率がピッチに
比べて劣るため黒鉛粉、ピッチコークス粉等を配合物中
に添加してやらなければならない。
又樹脂の炭化により形成されるカーボンボンドSNプレ
ートは理由は明らかでないが耐スポール性に劣る傾向が
ある。
更に粉末樹脂を液状バインダと組合せて用いる方法もあ
るが充填性が悪くしかも樹脂の炭化収率が低いため焼成
後の気孔率が高くなりSNプレートにとって好ましくな
い。
以上の如く現状の製造方法に於いては種々の欠点がある
発明者等はこれらの欠点を克服すべく種々検討した結果
、オイルプレス又はフリクションプレス等一軸加圧成形
機の加圧面又は加圧受面をなすライナ又はライナ取付は
金物に加熱装置を装着し、配合物に接する加圧面又は加
圧受面が70〜400℃の任意の温度に保持されるよう
に成形機を改良した。
この成形機の一例を第1図によって説明すれば。
上部ライナ4.下部ライナ1はコイル状もしくは板状の
発熱体9を内装し、加圧受面の温度をコントロールする
温度検出器1に接合する。
また上下部ライナ4,1とそれを受ける上部プランジャ
2及び下部プランジャ8との間には熱効率を考慮して断
熱板3を介して取付けられている。
これによって被成形体5は加熱ライナ面より受熱し、バ
インダが変形能を示す所定温度まで加熱し、加圧成形さ
れる。
第1図は上下部ライナ両面から加熱する場合であるが、
上部ライナ加熱のみの場合、もしくは下部ライナ加熱の
みの場合も当該装置の中に含む。
しかし、片面加熱成形の場合は被成形体がプレート状で
ある為、収縮率の差によって変形する危険性がある。
また上述の成形機を用いて緻密な耐火物の製造方法を開
発した。
その要旨は耐火原料100重量部に対して、70〜40
0℃の範囲にて粘性の低下が生じる有機質結合剤1〜2
0重量部を添加した配合物を成形体にするに際し、その
加圧面を70〜400℃に保ちつつ、該成形体の上部及
び下部から加圧することを特徴とする耐火物の製造方法
である。
本発明に使用する結合剤としては熱可塑性樹脂としてポ
リブテン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の各樹脂及
び熱硬化性樹脂としてはフェノール、エポキシ、尿素、
不飽和ポリエステル等の各樹脂及びピッチ、タール等が
使用できる。
熱可塑性又は熱硬化性の有機バインダは特殊なものを除
いて適当な温度に加熱されると液体では粘度の低下、固
形物では軟化、溶融が生じ変形能が増大する性質を利用
するものである。
例としてコールタールピッチ及びフェノール樹脂の温i
−粘度図を第2,3図に示す。
従来の加熱された配合物をその状態のまま成形するいわ
ゆる熱開成形は配合物の可塑性が優れているため充填性
が良好で組織としては緻密なものが得られやすい反面成
形体の内部でバインダの揮発があるため内部圧が高くな
り成形体のふくれが生じやすい。
又成形体が大きい又は薄い場合は変形しやすく取扱いが
極めて困難である。
本発明は上述の熱間成形方法と同程度の緻密な摺動面組
織を有するSNプレートを得ることができる。
粘度が温度に対して負の相関がある有機材料を添加した
配合物を上記改良成形機の金型内に投入した後配合物を
ならし加熱し一定温度に保持されている上部ライナで加
圧成形する。
配合物は上部(又は下部、場合によっては上下両刀向か
ら(ライナによって加圧され圧縮されると同時にライナ
より熱が供給されライナに接した配合物は加熱される。
加熱されることにより配合物中のバインダは可塑性の増
加又は粘度の低下が生じ配合物自体の加圧力に対する可
塑性が増大し充填性が向上し緻密な組織の成形体が得ら
れる。
この場合加熱ライナから配合物への熱移動がスムースに
行なわれるか否かが問題となるが加圧により配合物と完
全に密着するため比較的スムースに熱の移動が行なわれ
60〜300秒間加圧保持することにより加圧面より1
0〜25mm範囲までは温度が伝達し緻密な組織となる
加熱ライナは上部プランジャ及び下部プランジャに組み
込まれて加圧ライナそのものに限定されるものでなく適
当な温度に加熱された金属板を敷ライナ又は押えライナ
として使用し当該金属板の保有熱を利用しても良い。
以上の如き新しい成形方法(本発明)は、■加熱された
配合物を取扱わずにすむ、■配合物は加圧された状態で
加熱されるためバインダの揮発成分は外部にほとんど出
ない、■成形体の変形が少なく取扱いが容易である等の
利点があり、加熱された配合物を成形する従来の方法に
比べると著しく作業環境が改善される。
ヌ配合物を常温で成形する製造方法と比較すると成形面
の充填が著しく改善されるのが特長である。
しかし本発明は成形厚さの大きい成形体に対しては効果
がなく適用出来る範囲は成形厚さが80mm以内のもの
に限られる。
特にSNプレートの製造に本発明を適用するのが最も効
果的である。
即ちSNプレートはその使用機能から緻密な摺動面が本
質的に要求され、本発明法を適用することにより緻密な
摺動面組織を有するSNプレートが良好な作業環境のも
とて効率良く生産可能となるからである。
具体的実施例及び比較例をもって説明する。
表1(ピッチボンドの例) 配合された原料はアルミナ及びムライトが主体である。
熱配合物をそのまま成形したAは品質的に良好であった
がラミネーションが大きく発達し歩留が僅か30%であ
った。
BはAとは逆にラミネーションの発生も少なく歩留は良
好であるが品質的に劣っている。
それに対して本発明品のCは歩留。品質とも良好である
これら3種類のプレートを1501取鍋で実用テストを
行なった結果を表2に各々の耐用回数とその平均を示す
各々の耐用限界はノズル孔の状態(孔径拡大率。
エツジ欠けの有無)摺動面の状態及び残ストローク等か
ら判定されているが、A、CはBに比して摺動面の損傷
進行度が遅く約1 charge/ secの耐用回数
(ライフ)が太きい。
本発明品Cは熱開成形のAとほぼ同一の耐用回数が得ら
れており効果大である。
表3 基本配合物は表1の場合と同じであるがバインダとして
フェノール樹脂を用いたものである。
80T取鍋で実用テストを行なった。
テスト結果を表4に示す。
本発明品は熱間成形品に匹敵する耐用回数が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願スライディングノズルプレート用耐火物の
成形機、第2図及び第3図はそれぞれコールタールピッ
チ及びフェノール樹脂の温度−粘度図。 図中、1:温度検出器、2:土部プランジャ、3:断熱
板、4:発熱体を組み込んだ上部ライナ、5:被成形体
、6:金枠、7二発熱体を組み込んだ下部ライナ、8:
下部プランジャ、9:発熱体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 耐火原pl O0重量部に対して70〜400℃の
    範囲にて粘性の低下が生じる有機質結合剤1〜20重量
    部を添加した配合物を成形体にするに際し、その加圧面
    を70〜400℃に保ちつつ。 該成形体の上部及び又は下部から加圧することを特徴と
    する耐火物の製造方法。 2 耐火原料として、酸化物、炭化物、窒化物及びホウ
    化物の1種又は2種以上及び珪素、アルミニウム等の金
    属物との混合物を用いた特許請求の範囲第1項記載の耐
    火物の製造方法。 3 成形体の上部若しくは下部の一力又は両刀向から圧
    力を加えるべき一軸型成形機に於いて、上部、下部のラ
    イナ又はライナ取付金物に加熱装置を装着した事を特徴
    とする耐火物の成形機。
JP53070605A 1978-06-12 1978-06-12 耐火物の製造方法及び装置 Expired JPS5928447B2 (ja)

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JPS54161610A JPS54161610A (en) 1979-12-21
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