JPS592747B2 - 投射メッキ用金属合金粉末および投射メッキ方法 - Google Patents
投射メッキ用金属合金粉末および投射メッキ方法Info
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- JPS592747B2 JPS592747B2 JP18388880A JP18388880A JPS592747B2 JP S592747 B2 JPS592747 B2 JP S592747B2 JP 18388880 A JP18388880 A JP 18388880A JP 18388880 A JP18388880 A JP 18388880A JP S592747 B2 JPS592747 B2 JP S592747B2
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- projection
- cadmium
- plating
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C24/00—Coating starting from inorganic powder
- C23C24/02—Coating starting from inorganic powder by application of pressure only
- C23C24/04—Impact or kinetic deposition of particles
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Metallurgy (AREA)
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- Powder Metallurgy (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
亜鉛やアルミニウムの如き非鉄金属の投射材を用いて鉄
鋼などの金属表面をショットブラストを行うと金属表面
に薄く非鉄金属の被覆がメッキされることは経験上認め
られる現象である。
鋼などの金属表面をショットブラストを行うと金属表面
に薄く非鉄金属の被覆がメッキされることは経験上認め
られる現象である。
この様な現象を応用して、実用的なメッキ方法が得られ
れば、電気メッキの如く水を使用しないでメッキが出来
るので、廃水による公害の心配のない表面処理方法が開
発され工業上、極めて有利である。しかるにこの様な方
法を工業的に実用化する上に、二つの大きな障害がある
ことが研究の結果判明した。その一つは例えば亜鉛等の
非鉄金属のシヨツ卜又はグリッドの如き投射材を鋼材な
どの金属表面に投射するとき、必然的に極めて微細な金
属ダストを生じ、これは空気と混合すると極めて爆発性
があり、作業上極めて危険であり工業的に実用に適さな
いことである。 第２に投射によつて得られる被覆が極
めて薄く例えば亜鉛の投射材を用いた場合、その皮膜の
厚さは１ミクロン前後であり、実用上充分な防蝕被覆と
は云い得ない。
れば、電気メッキの如く水を使用しないでメッキが出来
るので、廃水による公害の心配のない表面処理方法が開
発され工業上、極めて有利である。しかるにこの様な方
法を工業的に実用化する上に、二つの大きな障害がある
ことが研究の結果判明した。その一つは例えば亜鉛等の
非鉄金属のシヨツ卜又はグリッドの如き投射材を鋼材な
どの金属表面に投射するとき、必然的に極めて微細な金
属ダストを生じ、これは空気と混合すると極めて爆発性
があり、作業上極めて危険であり工業的に実用に適さな
いことである。 第２に投射によつて得られる被覆が極
めて薄く例えば亜鉛の投射材を用いた場合、その皮膜の
厚さは１ミクロン前後であり、実用上充分な防蝕被覆と
は云い得ない。
本発明者等は上記の如き問題点を解決し、工業的に実用
可能で且つ充分な防蝕効果が得られる様な投射メッキ方
法を開発することを目的として鋭意研究の結果本発明に
到達したものである。
可能で且つ充分な防蝕効果が得られる様な投射メッキ方
法を開発することを目的として鋭意研究の結果本発明に
到達したものである。
本発明は、投射材として亜鉛又はカドミウムと錫との合
金を素材とするショット又はグリッドを用いることを特
徴とする。亜鉛又はカドミウム単独の投射材を用いて投
射メッキを行つた場合、いずれも爆発の可能性のあるダ
ストを発生し、作業上危険性がある。又、そのメッキ皮
膜も極めて薄く、亜鉛の場合０１ミクロン前後であり、
カドミウムの場合でも１〜２ミクロンであり、鉄鋼など
の金属表面に対し実用上充分な防蝕効果を有しない。
金を素材とするショット又はグリッドを用いることを特
徴とする。亜鉛又はカドミウム単独の投射材を用いて投
射メッキを行つた場合、いずれも爆発の可能性のあるダ
ストを発生し、作業上危険性がある。又、そのメッキ皮
膜も極めて薄く、亜鉛の場合０１ミクロン前後であり、
カドミウムの場合でも１〜２ミクロンであり、鉄鋼など
の金属表面に対し実用上充分な防蝕効果を有しない。
しかるに本発明者等は亜鉛−錫合金粉末、カドミウム−
錫合金粉末を素材とするショット又はグリツトを投射材
として予じめ乾式表面研掃等にて清浄となした鉄鋼など
の金属表面に、または該研掃を行なわない該金属表面に
、投射メッキを行つた場合、発生するダストは空気と混
合しても実際上全く爆発の危険がないことが確められ、
薄メツキは勿論のこと、実用上高度の防蝕効果を発揮す
ることが出来る４〜数百ミクロンのメツキ膜厚も容易に
得られることを発見して、本発明を完成したのである。
錫合金粉末を素材とするショット又はグリツトを投射材
として予じめ乾式表面研掃等にて清浄となした鉄鋼など
の金属表面に、または該研掃を行なわない該金属表面に
、投射メッキを行つた場合、発生するダストは空気と混
合しても実際上全く爆発の危険がないことが確められ、
薄メツキは勿論のこと、実用上高度の防蝕効果を発揮す
ることが出来る４〜数百ミクロンのメツキ膜厚も容易に
得られることを発見して、本発明を完成したのである。
本発明において用いられる亜鉛一錫合金またはカドミウ
ム一錫合金中の錫の配合割合は特に制限はないが、両合
金共に錫の配合割合の好ましい値は１０〜９５重量？、
さらに好ましい値は２０〜８０重量？、もつと好ましい
値は４０〜６０重量％である。
ム一錫合金中の錫の配合割合は特に制限はないが、両合
金共に錫の配合割合の好ましい値は１０〜９５重量？、
さらに好ましい値は２０〜８０重量？、もつと好ましい
値は４０〜６０重量％である。
錫の含有量は皮膜生成能と関係が大きく、例えば亜鉛６
０〜４０重量？錫４０〜６０重量？の合金粉末に通常の
圧縮空気式ブラスト装置（空気圧４．５Ｋｙ／Ｃｌｉ）
によつて約４０ｍ／Ｓｅｃ（推定）を与えた場合、最大
析出速度は１０〜４０μ／秒程度であるが、錫含有量が
１０重量？未満または９５重量７０超では析出速度は著
しく低下し、特に５重量弊未満では４０〜６０重量？の
場合の１／１０〜１／１００程度に低下する。なお本発
明でいう合金とは、市販の亜鉛、錫およびカドミ，ウム
に含まれる微量の不純物を含んでいてもよい。また、投
射材として使用される亜鉛一錫合金、またはカドミウム
一錫合金の粒度は合金の組成、製品の使用目的あるいは
投射機によつて異なり特に制限はないが、適当な粒度範
囲を例示すれば、好ましくは数ミクロン〜４ＷＲ１さら
に好ましくは０．０５〜３穢のものがよく使用される。
０〜４０重量？錫４０〜６０重量？の合金粉末に通常の
圧縮空気式ブラスト装置（空気圧４．５Ｋｙ／Ｃｌｉ）
によつて約４０ｍ／Ｓｅｃ（推定）を与えた場合、最大
析出速度は１０〜４０μ／秒程度であるが、錫含有量が
１０重量？未満または９５重量７０超では析出速度は著
しく低下し、特に５重量弊未満では４０〜６０重量？の
場合の１／１０〜１／１００程度に低下する。なお本発
明でいう合金とは、市販の亜鉛、錫およびカドミ，ウム
に含まれる微量の不純物を含んでいてもよい。また、投
射材として使用される亜鉛一錫合金、またはカドミウム
一錫合金の粒度は合金の組成、製品の使用目的あるいは
投射機によつて異なり特に制限はないが、適当な粒度範
囲を例示すれば、好ましくは数ミクロン〜４ＷＲ１さら
に好ましくは０．０５〜３穢のものがよく使用される。
皮膜形成能の点からは多少粗粒が混在している方が好ま
しい。また、上記合金の粉末化は、従来公知のアトマイ
ズ法等が好ましく用いられる。次に本発明を実施例及び
比較例を挙げて、その効果を具体的に説明する。
しい。また、上記合金の粉末化は、従来公知のアトマイ
ズ法等が好ましく用いられる。次に本発明を実施例及び
比較例を挙げて、その効果を具体的に説明する。
実施例 １
亜鉛４０重量％、錫６０重量？の亜鉛一錫合金で直径２
７１１！１ｔのシヨツトを製造し、実験に供した。
７１１！１ｔのシヨツトを製造し、実験に供した。
高張力鋼４３４０の試験片を１８０メツシユのアランダ
ムでドライブラスト（乾式表面研掃）を行つた後、亜鉛
一錫合金製のシヨツトをインペラー式シヨツトブラスタ
一を用い７０ｍ／秒の投射速度にで１０分間投射（シヨ
ツトブラスト）を行つた。この投射メツキは常温にても
良好に行なわれた。試験片表面は銀白色で緻密な亜鉛一
錫合金メツキが５０ミクロンの膜厚で得られた。このメ
ツキは１８００反復折曲げ試験により剥離せず密着性は
良好であつた。
ムでドライブラスト（乾式表面研掃）を行つた後、亜鉛
一錫合金製のシヨツトをインペラー式シヨツトブラスタ
一を用い７０ｍ／秒の投射速度にで１０分間投射（シヨ
ツトブラスト）を行つた。この投射メツキは常温にても
良好に行なわれた。試験片表面は銀白色で緻密な亜鉛一
錫合金メツキが５０ミクロンの膜厚で得られた。このメ
ツキは１８００反復折曲げ試験により剥離せず密着性は
良好であつた。
又常法にてクロメート処理を施すことも出来た。クロメ
ート処理を施したものは、ＪＩＳ−Ｚ−２３７１による
塩水噴霧試験により８００時間後に於いて素地金属の腐
蝕を認めず、実用上充分な防蝕性を示した。又作業中発
生した金属ダストはハルトマン式爆発試験機にて試験の
結果あらゆる濃度（空気との混合比）に於いて爆発の可
能性がないことが証明された。実施例 ２ カドミウム７０重量？、錫３０重量？の合金で直径０．
１７１１１１のシヨツトを製造し実験に供した。
ート処理を施したものは、ＪＩＳ−Ｚ−２３７１による
塩水噴霧試験により８００時間後に於いて素地金属の腐
蝕を認めず、実用上充分な防蝕性を示した。又作業中発
生した金属ダストはハルトマン式爆発試験機にて試験の
結果あらゆる濃度（空気との混合比）に於いて爆発の可
能性がないことが証明された。実施例 ２ カドミウム７０重量？、錫３０重量？の合金で直径０．
１７１１１１のシヨツトを製造し実験に供した。
粒度１００メツシユのシリカでドライブラストを行つた
高張力鋼航空機部品にカドミウム一錫合金シヨツトを用
いて圧縮空気によるシヨツトブラストを３分間行つて膜
厚６ミクロンの緻密なカドミウムー錫合金メツキを得た
。シヨツトの投射速度は約４５ｍ／秒であつた。このメ
ツキ層は１８０反復折曲げによる密着性試験に合格し、
塩水噴霧試験１０００時間に於いて素地金属の腐蝕を認
めず、実用上充分な防蝕性を示した。
高張力鋼航空機部品にカドミウム一錫合金シヨツトを用
いて圧縮空気によるシヨツトブラストを３分間行つて膜
厚６ミクロンの緻密なカドミウムー錫合金メツキを得た
。シヨツトの投射速度は約４５ｍ／秒であつた。このメ
ツキ層は１８０反復折曲げによる密着性試験に合格し、
塩水噴霧試験１０００時間に於いて素地金属の腐蝕を認
めず、実用上充分な防蝕性を示した。
ブラスト作業中発生する金属ダストはハルトマン式爆発
試験機による試験の結果、全ゆる空気混合比に於いて爆
発の危険性がないことが実証された。
試験機による試験の結果、全ゆる空気混合比に於いて爆
発の危険性がないことが実証された。
比較例１および２
実施例１と同様の方法で亜鉛及びカドミウムの各々直径
１．５ｗｔのシヨツトを用いて投射速度７０ｍ／秒にて
各々１０分間の投射メツキを行つた。
１．５ｗｔのシヨツトを用いて投射速度７０ｍ／秒にて
各々１０分間の投射メツキを行つた。
亜鉛皮膜は０．８ミクロンであり、カドミウム皮膜は１
，５ミクロンであつた。双方共に塩水噴霧試験の結果４
８時間以内で素地金属が腐蝕し、実用上充分な防蝕性を
認めなかつた０作業中発生した亜鉛及びカドミウムのダ
ストはハルトマン式爆発試験機による試験の結果爆発の
可能性が予測された。
，５ミクロンであつた。双方共に塩水噴霧試験の結果４
８時間以内で素地金属が腐蝕し、実用上充分な防蝕性を
認めなかつた０作業中発生した亜鉛及びカドミウムのダ
ストはハルトマン式爆発試験機による試験の結果爆発の
可能性が予測された。
以上の実施例及び比較例で明らかな様に本発明は投射メ
ツキ実施上の障害を克服して実用価値あるメツキ方法を
提供するものである。
ツキ実施上の障害を克服して実用価値あるメツキ方法を
提供するものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 亜鉛又はカドミウムと、錫とからなる投射用金属合
金粉末。 ２ 前記錫の含有量が１０〜９５重量％である前記特許
請求の範囲第１項記載の投射用金属合金粉末。 ３ 亜鉛又はカドミウムと錫との合金を素材とする投射
材を予め清浄となした鋼材等の金属表面に機械的に投射
衝突せしめることにより、該鋼材等の金属表面に亜鉛−
錫合金又はカドミウム−錫合金の被覆を形成せしめるこ
とを特徴とする投射メッキ方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18388880A JPS592747B2 (ja) | 1980-12-26 | 1980-12-26 | 投射メッキ用金属合金粉末および投射メッキ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18388880A JPS592747B2 (ja) | 1980-12-26 | 1980-12-26 | 投射メッキ用金属合金粉末および投射メッキ方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57108266A JPS57108266A (en) | 1982-07-06 |
| JPS592747B2 true JPS592747B2 (ja) | 1984-01-20 |
Family
ID=16143566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18388880A Expired JPS592747B2 (ja) | 1980-12-26 | 1980-12-26 | 投射メッキ用金属合金粉末および投射メッキ方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS592747B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19644235C1 (de) * | 1996-10-24 | 1998-02-12 | Grillo Werke Ag | Schrot für Munitionszwecke |
| DE19814218A1 (de) * | 1998-03-31 | 1999-10-14 | Fuchs Fa Otto | Verfahren zum Erhöhen der Korrosionsbeständigkeit eines metallischen Werkstückes sowie Werkstück |
-
1980
- 1980-12-26 JP JP18388880A patent/JPS592747B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57108266A (en) | 1982-07-06 |
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