JPS5927393Y2 - 合成樹脂製タンク給水口の蓋取付け装置 - Google Patents

合成樹脂製タンク給水口の蓋取付け装置

Info

Publication number
JPS5927393Y2
JPS5927393Y2 JP11848979U JP11848979U JPS5927393Y2 JP S5927393 Y2 JPS5927393 Y2 JP S5927393Y2 JP 11848979 U JP11848979 U JP 11848979U JP 11848979 U JP11848979 U JP 11848979U JP S5927393 Y2 JPS5927393 Y2 JP S5927393Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
pressure valve
backing
synthetic resin
positive pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11848979U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5638052U (ja
Inventor
勉 菅谷
Original Assignee
日本ラヂエーター株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本ラヂエーター株式会社 filed Critical 日本ラヂエーター株式会社
Priority to JP11848979U priority Critical patent/JPS5927393Y2/ja
Publication of JPS5638052U publication Critical patent/JPS5638052U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5927393Y2 publication Critical patent/JPS5927393Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)
  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はラジェータ等に使用される合成樹脂製タンク
の給水口を開閉するための蓋取付は装置の改良に関する
エンジンの冷却水の放熱に使用されるラジェータのタン
クとして、近年合成樹脂製タンクが使用されるようにな
ってきた。
このような合成樹脂製タンクの給水口に施される蓋とし
ては、例えば第1図に示すような蓋がある。
この蓋1は、内周面に雌ねじを刻設した垂下部2aを円
板状の平板部2bの周縁部下方に形成した天板2の内方
下面に、周壁に通孔3aを有する大略円筒状で下端部に
内向フランジ状の段部3bを形成した弁筺3を固定し、
該弁筺3内において、段部3bの上に、環状で下面にバ
ッキング4を貼着した正圧弁5を置き、該弁5の上面と
前記天板2との間に圧縮ばね6を介在させ、正圧弁5の
中心部には円板部7aと該円板部7aの中心に植立した
杆部7bとより成る逆きのこ状の遊動片7を遊合させ、
該遊動片7はばね8により円板部7aの上面の閉突条7
Cを前記正圧弁5の下面のバッキング4に弾圧させて負
圧弁を構成したものである。
10は、天板2の下面の係止部2Cの下端面と弁筺3外
周のフランジ部3Cの上面との間に挟持された環状のバ
ッキングである。
上述のように構成される蓋1は、第2図に示すように、
上端部外周面に雄ねじが刻設された合成樹脂製の給水口
11に装着される。
該給水口11の中央部内側には段部11 aが形成され
ており、前記弁筺3の下面に添着されたバッキング12
を該段部11 aの上面に当接させている。
このように構成される蓋1における正圧弁、負圧弁の作
用は従来のものと同様であり、かつ本考案の要旨とする
ところではないので説明を省略する。
ところで、上述のように構成され給水口11に装着され
る蓋1は、鉄蓋1を給水口に装着する際に蓋1の雌ねじ
部と給水口11の雄ねじ部とが長い距離で摩擦し合い、
またバッキング12を段部11aに押圧する力も両ねし
部の締付けにより得ているため、合成樹脂製の両」・コ
し部が摩耗し易く、蓋及び給水口の耐久性の点で問題が
あった。
また、蓋の開閉時に鉄蓋を何回も回さなければならず開
閉操作が面倒であった。
本考案は上述のような欠点を解消した合成樹脂製タンク
給水口の蓋取付は装置を提供せんとするものである。
以下、実施例を示す図面により本考案を説明する。
第3図は本考案の蓋取付は装置に使用される蓋13を示
している。
鉄蓋13は、上面に把手14を固設した合成樹脂製の天
板15の下面に案内筒16を固着し、該案内筒16の周
囲に遊嵌した正圧弁17の中心に負圧弁18を装着して
構成されている。
更に詳しく説明すると、上面に把手14を固設した円形
の天板15の周縁部には下方に向けた円筒壁19が形成
されており、該円筒壁19の下部外面には対称位置に2
個の突起20 、20が形成されている。
上述のように形成された天板15の下面には、下端部に
外方に向いたフランジ部16 aを形成した案内筒16
が、天板15の中心部を上下に貫いたリベット21によ
り固着されている。
22は案内筒16の側面に穿設された空気吸引用の通孔
である。
該案内筒16の周囲に上下方向の摺動を自在として外嵌
した摺動環23の下面に弁座板24を固着し、該弁座板
24の下面にバッキング25を添着して成る正圧弁17
は、天板15の下面と摺動環23の上面との間に縮設し
た圧縮ばね26により常に上方に向けて弾圧されている
正圧弁17の中心に設けられた孔36には負圧弁18の
弁杆27が挿通されている。
該弁杆27は上端にフランジ部27 aを形成するとと
もに下端部に弁板28を固着しており、フランジ部27
aの下面と正圧弁17の上面との間に縮設した圧縮ば
ね29により、上記弁板28の周囲に形成された突条部
28 aを正圧弁17の下面のバッキング25に向けて
常に弾圧している。
次に、第4図は上述のように構成される蓋13が装着さ
れるタンクの給水口部30を示している。
円筒状の給水口部30の中間部内面には前記正圧弁のバ
ッキング25を弾着させるための段部31が形成されて
いる。
更に該給水口30の上部内面の対称位置には、前記蓋1
3の外周面の突起20 、20を係合させるための係合
溝32 、32が凹設されている。
一端が給水口部30の上面30 aに開口した該係合溝
32は、第4〜5図に示すように該上面30 aに一端
を開口した垂直部32 aと該垂直部32 aの下端部
に続く下向きの傾斜部32b、及び該傾斜部32 bの
下端部に連続する水平部32 Cとから戊っている。
33は水平部32 Cの奥部上面に形成された凹部で、
給水口部30の施蓋時に上記蓋13の突起20が該凹部
33内に嵌合する。
次に、上述のように構成される本考案の蓋取付装置の使
用について説明する。
給水口部30に蓋13を装着するには、まず、天板15
の円筒壁19の外周面の突起20 、20を給水口部3
0の係合溝32.32の開口部分に合致させて該突起2
0.20を係合溝32.32に挿入し、蓋13の下部の
バッキング25を給水口部の段部31に当接させる。
挿入後、蓋13の把手14を第4図の矢印aで示すよう
に係合溝32の傾斜部32 bの方向に回動させると、
該傾斜部32 bと突起20との係合により、天板15
全体が傾斜部32 bの高さH(第5図)だけ下方に移
動する。
このため、天板15の下面と正圧弁17の上面との間に
縮設された圧縮ばね26がその分だけ圧縮され、バッキ
ング25を段部31の上面に向けて弾圧する。
突起20が傾斜部32 bを通過した後は把手14を更
に回動させ、該突起20を水平部32 Cの奥部上面の
凹部33に嵌合させれば、蓋13が車体の振動等により
矢印aと反対の方向に回動して緩んだり外れたりするこ
とはない。
蓋13を給水口部30から外す場合には、把手14を少
しく下方に押して突起20を凹部33から外し、該把手
14を第4図の矢印aと反対方向に回動させれば、蓋1
3を給水口部30から容易に外すことができる。
正圧弁17、負圧弁18の作用は従来から広く知られた
タンクの蓋と全く同様であり、又本考案の要旨とすると
ころではないため説明を省略する。
次に、第6〜8図は溝32の変形例を示している。
第6〜7図の例は、タンク内の水が沸騰している状態で
蓋13を開ける場合、タンク内の蒸気圧力で蓋13が飛
ばされて給水口部から噴出する熱湯により火傷を負う危
険を無くすため、蓋13の突起20が係合溝32の傾斜
部32 bから直ちに垂直部32 aに進入しないよう
に構成した例である。
即ち、第6図の例に於いては、傾斜部32 bと垂直部
32 aとの間に上方に屈曲した通路34を設けており
、また、第7図の例に於いては、垂直部32 aの下端
部に水平部35,358を設け、傾斜部32 bは該水
平部35の一端に連続させている。
蓋13を開ける場合には、まず突起20を通路34の上
端部34 a又は水平部35で停止させ、タンク内に溜
った高圧の水蒸気を蓋の周囲から緩除に外部に逃がして
から蓋を開けるように操作する。
こうすれば、蓋13が蒸気圧のため飛ばされて給水口部
から噴出する熱湯で火傷を負うことを防止できる。
第7図に示すように、垂直部32 aの傾斜部32 b
と反対の側に水平部35 aを設けた場合は、突起20
が垂直部32aに入らねように抑えつつ蓋を回動させて
垂直部32 aの位置を通過させ突起20を水平部35
aに係合させ、該水平部35 aの行止り点に突起2
0を当接させてから蓋の抑えをゆるめるようにすれば、
突起20と水平部との保合を確実にすることができる。
第8図の例は水平部32の両側に左右対称にかつ連通さ
せて傾斜部32 bと垂直部32 aとを形成し、蓋1
3をどちらの方向に回動させても鉄蓋13を開閉できる
ように構成したものである。
その他の構成及び作用については第4〜5図の例と同様
である。
なお、第6〜8図に示した保合溝32の形状は2種以上
を組合せて使用することもできる。
本考案の合成樹脂製タンク給水口の蓋取付は装置は以上
に述べた通り構成され作用するので、蓋の開閉操作が簡
単でかつ部品の摩耗を少なくすることができる。
更に、従来金属製のタンクの蓋を中心に使用されたリテ
ーナ(円板状の板ばね)を省略することができるため部
品点数の減少を図ることができ、かつ圧縮ばね26を天
板15の下面と正圧弁17の上面との間に直接(従来は
リテーナを介して)縮設することができるため正圧弁1
7の開弁圧のばらつきを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は従来の蓋取付は装置を示し、第1図は蓋の
半部縦断側面図、第2図は蓋を取付けた給水口部を示す
半部縦断側面図、第3〜5図は本考案の実施例を示し、
第3図は蓋の半部縦断側面図、第4図は給水口部の斜視
図、第5図は係合溝の形状を示す第4図のA矢視図、第
6〜8図は係合溝の形状の別の3例を示す第5図同様の
図である。 13:蓋、14:把手、15:天板、16:案内筒、1
7:正圧弁、18:負圧弁、19:円筒壁、20:突起
、25:パッキング、26,29 :圧縮ばね、30:
給水口部、30a:上面、31:段部、32:係合溝、
32a:垂直部、32b:傾斜部、32C:水平部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面に把手14を有し、周縁部下方に、外周面の対称位
    置に突起20.20を突設した円筒壁19を形成した円
    板状の天板15の下面に案内筒16を固設し、該案内筒
    16の周囲に、下面にバッキング25を添着した正圧弁
    17を遊嵌するとともに、該正圧弁17の上面と天板1
    5の下面との間に圧縮ばね26を縮設し、正圧弁17の
    中心部の孔36には、圧縮ばね29により弁板28を前
    記バッキング25の下面に弾圧する負圧弁18を設けた
    蓋13と、全体を合成樹脂により円筒状に一体成型され
    ており、中間部内面に前記バッキング25の下面周縁部
    を弾接させるための段部を形成するとともに、上部内周
    面の対称位置に、上面30 aに上端を開口する垂直部
    32 aと該垂直部32 aに連続する下向きの傾斜部
    32 bと該傾斜部32 bの下端がら連続する水平部
    32 Cとより戊る係合溝32.32を凹設した給水口
    部30とより成る合成樹脂製タンク給水口の蓋取付は装
    置。
JP11848979U 1979-08-30 1979-08-30 合成樹脂製タンク給水口の蓋取付け装置 Expired JPS5927393Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11848979U JPS5927393Y2 (ja) 1979-08-30 1979-08-30 合成樹脂製タンク給水口の蓋取付け装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11848979U JPS5927393Y2 (ja) 1979-08-30 1979-08-30 合成樹脂製タンク給水口の蓋取付け装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5638052U JPS5638052U (ja) 1981-04-10
JPS5927393Y2 true JPS5927393Y2 (ja) 1984-08-08

Family

ID=29350697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11848979U Expired JPS5927393Y2 (ja) 1979-08-30 1979-08-30 合成樹脂製タンク給水口の蓋取付け装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5927393Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5638052U (ja) 1981-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0426355Y2 (ja)
JPS5831801Y2 (ja) 壜体とネジキヤツプとに係る構造
JPS59113689U (ja) ラジエ−タキヤツプ
JPS5927393Y2 (ja) 合成樹脂製タンク給水口の蓋取付け装置
JPS5855156Y2 (ja) 合成樹脂製タンク給水口の蓋取付け装置
JPS5823313Y2 (ja) エア−ポツト
JPS6018577Y2 (ja) ラジエ−タタンクの蓋
JPS593968Y2 (ja) 合成樹脂製密閉容器
GB1107729A (en) Improved cap for closing the filling pipe of a radiator or like liquid container
US2418723A (en) Bottle closure
JPS5839647Y2 (ja) 保温容器
JP2542641Y2 (ja) セイフティキャップ
JPS638367Y2 (ja)
JPH0243327Y2 (ja)
JPS5826912Y2 (ja) 気密式タンク用キヤツプ
JPS6245621Y2 (ja)
US3071273A (en) Lip seal for vacuum bottle assemblies and the like
JPS5837815U (ja) 圧力調理器
JPS5845638Y2 (ja) エア−ポツト
JPS5925749U (ja) ケ−ジ型調節弁
JPS637157Y2 (ja)
JPS6130576Y2 (ja)
JPH0238551Y2 (ja)
JPH036278Y2 (ja)
JPS582258Y2 (ja) エア−ポットの蓋体