JPS5927375Y2 - 持手付パッケ−ジ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一枚物で持手を設は折曲と挿入だけで接着部分
を無くし簡単にしかも確実に箱を形威し持運びに便利と
した持手付パッケージに関するものである。

即ち本考案は、底板の周囲に側板と側壁板を設け、側板
側壁板間に折重なって接続する折重しろを側板内側に設
は係止片を形成する係止板を側板に設けて折重しろに折
重ねて係止片を側板と折重しろ間に挿入係止すると共に
、側壁板先端中央点にて両辺が一致するような三角状を
呈するよう側壁板端部を内側に折曲げ、中央に長穴を穿
設して係止部を設けた受手片を一方の側壁板端部内側に
折曲げて設は且つ、中央に細短穴を穿設する持手片を他
方の側壁板端部内側に設は受手片上に持手片を重ね合わ
せ持手片先端が長穴一端に係止するよう係止部を細短穴
に嵌合させ、展開時には全てが一枚となるようにしたも
のである。

以下本考案の構成の一実施例を図面について説明する。

図中１は底板であって、側板２，２を対向させ折曲線３
，３にて接続設置している。

４は側壁板であって、前記側板２の巾の２倍以上の巾を
有し、折曲線５，５にて底板１に対向設置すると共に、
折曲線５と反対側端面中央点Ｘにて一致し三角状を形成
する折曲線６，６を適角度（図では端面に対して４５°
の場合を示す）に設けている。

７は長さを底板１より短くした短線形状の受手片であっ
て一方の側壁板４゜外方延長上に折曲線８にて接続し折
曲線８に直交して二等分する位置に折曲線９を設は長穴
１０を折曲線９上に穿設して先端係止部１１を形成して
いる。

１２は長さを底板１より短く且つ受手片７より長くした
持手片であって、他方の側壁板４外方延長上に折曲線１
３にて接続し折曲線１３に直交し二等分する位置に折曲
線１４を設は係止部１１の挿入可能な細短穴１５を折曲
線１４上の適位置に穿設している。

１６は細正方形の折重しろであって、折曲線１７を斜め
に設は前記側板２の両端と側壁板４両端の四隅に折曲線
１７が隅に接続するよう折曲線１８゜１８にて接続設置
している。

１９は係止板であって、切込２０にて係止片２１を先端
に設は折曲線２２にて側板２に接続設置している。

次ぎに本考案の作用及び効果について説明する。

まず使用に際しての組立てに当たっては、折曲線３，３
，５．５にて側板２と側壁板４を折曲げて底板１の周囲
に直立させ、折曲線１７にて折曲げた折重しろ１６．１
６・・・・・・を折曲線１７と反対方向に折曲線１８．
１８・・・・・・にて折曲げ側板２，２の内側に折重し
ろ１６．１６が対向するよう設け、折曲線２２．２２に
て係止板１９．１９を内側に折曲げて折重しろ１６．１
６に重さね折重しろ１６と側板２間の隙間に係止片２１
を挿入係止して側板２，２と側壁板４，４が開くことな
く確実に箱状を形成させる。

そして、折曲線６，６・・・・・・にて側壁板４，４の
一部を折曲げＸ点を頂点とする三角状を形成させると共
に、側壁板４の一方に受手片７を折曲線８にて折曲線６
と反対方向に折曲げながら折曲線９にても折曲げ更に側
壁板４の他方では、折曲線１３にて持手片１２を折曲線
６と反対方向に折曲げながら折曲線１４にても折曲げて
受手片７上に持手片１２を重ねて係止部１１を細組穴１
５に嵌合させ持手片１２先端を係止部１１と反対側の長
穴１０端面に押付けて持手を形成させて組立てが終わる
。

使用に当たっては形成した底板１上に商品を収めて受手
片７と持手片１２とからなる持手を持って持運ぶ。

使用済みとなった場合には組立てと逆の順序で分解して
一枚の展開した物として所定の場所へ収納しておき必要
時に使用する。

上述の如く本考案は、底板１の周囲に側板２と側板２よ
り高くした側壁板４を設け、折り重なり側板２と側壁板
４に接続する折重しろ１６を側板２内側に設け、切込２
０にて係止片２１を形成する係止板１９を側板２端面に
設けて折重しろ１６に折重なって側板２と折重しろ１６
間に係止片２１を挿入係止すると共に、側壁板４先端の
中央のＸ点にて両辺が一致する三角状を呈するよう端部
を内側に折曲げ、中央に長穴１０を穿設し折曲げにて重
合させて係止部１１を設けた受手片７をＡ点に新曲部を
一致させ係止部１１を先端とし一方の側壁板４端部内側
に設は且つ、中央に細組穴１５を穿設し重合させた持手
片１２を他方の側壁板４端部内側に設け、受手片７上に
持手片１２を重ね合わせて持手片１２先端が長穴１〇一
端に押しあたるように係止部１１を細組穴１５に嵌合さ
せると共に、展開時には全てが一枚となるようにしたこ
とによって、構造簡単にして使いやすく何回も使用する
ことが出来ると共に、食品関係等特に和洋菓子の包装し
たものの詰合せや持運びに最適でその応用範囲も広い等
多くの特長が、あり実用上優れた考案である。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は本考案の斜視図
、第２図は本考案の正面図、第３図は本考案の側面図、
第４図は第１図のＡ−Ａ断面図、第５図は第１図のＢ−
Ｂ断面図、第６図は本考案の展開図である。 １・・・・・・底板、２・・・・・・側板、４・・・・
・・側壁板、７・・・・・・受手片、１０・・・・・・
長穴、１１・・・・・・係止部、１２・・・・・・持手
片、１５・・・・・・細組穴、１６・・・・・・折重し
ろ、１９・・・・・・係止板、２０・・・・・・切込、
２１・・・・・・係止片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 底板１の周囲に側板２，２と側壁板４，４を設け、折重
   って側板２と側壁板４間に接続する折重しろ１６を側板
   ２内側に設け、係止片２１を形成する係止板１９を側板
   ２に設は折重しろ１６に折重ねて係止片２１を側板２と
   折重しろ１６間に挿入係止すると共に、側壁板４先端中
   央Ｘ点にて両辺が一致する三角状に側壁板４端部を内側
   に折曲げ、中央に長穴１０を穿設して係止部１１を設け
   た受手片７を一方の側壁板４端部内側に折曲げて設は且
   つ中央に細短穴１５を穿設する持手片１２を他方の側壁
   板４端部内側に設け、受手片７上に持手片１２を重ね合
   わせ持手片１２先端が長穴１〇一端に係止するよう係止
   部１１を細短穴１５に嵌合させ、展開時には全てが一枚
   となるようにしたことを特徴とする持手付パッケージ。