JPS5927359Y2 - 船外機の潤滑油交換装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は船外機の潤滑油交換装置の改良に関する。

一般に船外機は縦ケースの上部にエンジンを装着し、縦
ケースの下端にギヤケースを連結し、ギヤケース内に前
後進切替のギヤを装着し、ギヤケースから突出したスク
リュウ軸にスクリュウを取着シて、エンジンによってス
クリュウを駆動するようにしている。

ギヤケースは内部カオイルバスになっていて、潤滑油を
封入してギヤを潤滑している。

そしてギヤケースの側面には、オイル交換用のプラグが
突出しているので、水流れに突出するプラグによって乱
流が生じ、抵抗を大きくしている。

この考案はかかる点に鑑み改善したもので、以下図面に
示す本考案の実施例について説明する。

縦ケース１の下端に連結するギヤケース２の上部前端に
切欠き３を設ける。

そしてこの切欠き３内にオイル皆入口を設け、栓体５を
ネジ込型で着脱自在に取着する。

ギヤケース２内は空胴６になっていて、ギヤを潤滑する
潤滑油が封入される。

一方、断面略Ｖ字状のカバー７を設け、コノカバー７を
切欠き３に嵌着して外面を他のギヤケース２の表面と同
じ弾形にする。

切欠き３内には、縦ケース１とギヤケース２を連結する
ボルト８も収容する。

９はスクリュウである。作用について説明する。

潤滑油な交換するときは、先ずカバー７を外し、栓体５
を抜取ってオイル注入口４を開けて行う。

通常使用するときは栓体５を螺着し、切欠き３はカバー
７によって被着しであるので、表面はギヤケース２０面
と同様にカバー７によって流線形が保たれ、突出物がな
くなる。

従って水流れの抵抗が少く、エンジンの出力損失を少く
できる。

以上説明したように、この考案は縦ケースの下端に連結
するギヤケースの上部前端に切欠きを設け、該切欠き内
にオイル注入口を設けて栓体を取着し、断面略Ｖ字状の
カバーを設け、該カバーを切欠きに嵌着するようにした
ので、栓体がカバー内に収容され、外面をなめらかにす
ることができテ水の抵抗の減少を計ることができ、エン
ジン出力の損失を小さくできる。

又、切欠きはギヤケースの上部前端に設けたので、縦ケ
ースとギヤケースを連結するボルトもこの中に収容でき
る。

こうして水の流れがスムーズにできると共に、カバーで
栓体やボルトが覆われるので体裁もよくなる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示し、第１図は要部を縦断した
側面図、第２図はカバーを外した状態の斜視図である。 １・・・縦ケース、２・・・ギヤケース、３・・・切欠
き、４・・・オイル注入口、 ５・・・栓体、 ７・・・カバー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 縦ケースの下端に連結するギヤケースの上部前端に切欠
   きを設け、該切欠き内にオイル注入口を設けて栓体な取
   着し、断面路Ｖ字状のカバーを設け、該カバーを切欠き
   に嵌着するようにしたことを特徴とする船外機の潤滑油
   交換装置。