JPS601098A

JPS601098A - 船内外機

Info

Publication number: JPS601098A
Application number: JP58108475A
Authority: JP
Inventors: Kazuyoshi Shinada; 品田　和良
Original assignee: Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Current assignee: Yanmar Co Ltd
Priority date: 1983-06-15
Filing date: 1983-06-15
Publication date: 1985-01-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、主としてセールドライブ型の船内外機であっ
て、特に、エンジンのオイルパンに関するものである。

このようなセールドライブ型船内外機においでは、推進
装置とエンジンを相互に一体的に結合し、該エンジンを
船内に配置し、推進装置を船体に開口した開口部より船
外へ突出させている。他方、上記エンジンとしてＯＨＣ
タイプの４サイクルエンジンを用いたものであって、し
かも、ユニットインジェクタ（燃料噴射装置）を採用し
た構造のものでは、大量の潤滑油量が必要であり、それ
故、従来型構造の船内外機では、エンジン内部のオイル
パンでは容量が不足し、船内へ別置き配置しなければ完
全な潤滑及び冷却効果を得られないという問題があった
。なお、従来型船内外機において、２サイクルエンジン
を用いたものでは、オイルパンは不要であり、４サイク
ルのガソリンエンジンでは、エンジン内のオイルパンの
みで足り、さほど大容量のものは必要としないものであ
る。本発明は、このような４サイクルデイーゼルエンジ
ンを用いた船内外機に最適なオイルパン構造を提供する
ことを目的とし、その構成として本発明は、推進装置の
上部にエンジンを搭載するとともに、前記エンジンを船
内に配置し、推進装置を船外へ突出して取付けるものに
おいて、上記推進装置の上部にエンジンのオイルパンを
形成したことを特徴とするものである。

以下本発明の構成を図示の一実施例に基づいて説明する
と、第１図において、＋１１は船体であって、この船体
（１１の底部に形成した開口部（２）を取り囲むように
して、機関据付台（３）が船内側に取付けられる。（４
）は、上部から順にアッパケース（５）、中間ケース（
６）及びロアケース（７）を相互に接合したドライブケ
ース（８）と、このドライブケース（８）内に、垂直方
向のドライブシャフト（９）からロアケース（７）内の
プロペラシャフト（１０）を介するプロペラ（１１））
の動力伝達機構、及び、その他の補助機構を備えた推進
装置であって、この推進装置（４）の上部即ちアッパケ
ース（５）上に、エンジン（１２）が搭載されて相互に
一体に結合されている。また、図示していないが、この
推進装置（４）は、防振ゴム等を介して前記機関据付台
（３）へ防振据付され、エンジン（１２）が船内に配置
されるとともに、推進装置（４）の下半部が、前記開口
部（２）より船外へ突出して設けられる。

このような構造において、本実施例では、前記アッパケ
ース（５）と中間ケース（６）とは、ボルト（１３）を
介して相互社接合されるが、アッパケース（５）は、そ
の上端部を開放した容器形状に形成され、これによって
、アッパケース（５）内部にエンジン（１２）　（７）
、１−イ／Ｌ／ハン（１４）が形成され、このオイルパ
ン（１４）へ溜めた潤滑油を、該オイルパン（１４）内
へ浸積して設けた吸い上げ管（１５）からエンジン（１
２）側へ供給し、他方、エンジン（１２）内部を潤滑し
、かつ、冷却した潤滑油は、該エンシフ　（１２）から
直接このオイルパン（１４）へ戻スようにしている。な
お、前記ドライブシャフト（９）は、このオイルパン（
１４）内を貫通してエンジン（１２）側へ連結されてお
り、それ故、このドライブシャフト（９）の回りには、
オイルシール（１６）が設けられている。

機関据付台（３）上には、第２図の如く、シールフラン
ジ（１７）が該機関据付台（３）上面との間に溝（１８
）を形成するようにして取付けられ、他方、アッパケー
ス（５）には、前記オイルパン（１４）の外壁面より突
設した突起（１９）と、中間ケース（６）上面との間に
溝（２０）が形成され、これら両溝（１８）（２０）間
に、前記開口部（２）を覆う内外二重のシール（２１＞
　（２２）がその両端を挿入して締め付は保持され、こ
のようにして、推進装置（４）側においては、オイルパ
ン（１４）の外壁部でシール（２１）　（２２）を支持
する構造としである。

次に、アソバケー・ス（５）には、前記オイルパン（１
４）とドライブシャフト（９）との境界壁（２３）にお
いて、中間ケース（６）側に連通ずる垂直方向の冷却水
通路（２４）が形成されている。（２５）は、この冷却
水通路（２４）の下端に連通して、中間ケース（６）土
壁部で支持した冷却水管であって、その下端が、該中間
ケース（６）下端部において、ドライブシャフト（９）
の周囲に取付けられ、かつ、該ドライブシャフト（９）
によって駆動される冷却水ポンプ（２６）に連通され、
これによって該冷却水ポンプ（２６）から冷却水管（２
５）を介し、前記冷却水通路（２４）側へ冷却水を圧送
し、更にこの冷却水通路（２４）からエンジン（１２）
側へ供給するようになっている。

第３図は、上記推進装置（４）のアッパケース（５）へ
オイルパン（１４）を形成した他の実施例を示している
。そして、この実施例では、前記アッパケース（５）内
における冷却水通路（２４）の上端部に連通して、アッ
パケース（５）外側面側へ開口したコック挿入穴（２７
）が形成され、このコック挿入穴（２７）には、前記通
路（２４）を開閉する冷却水コック（２８）が回動操作
できる状態で嵌入して取付けられており、この冷却水コ
ック（２８）から、配管（図示せず）によりエンジン（
１２）側へ冷却水を送るようにしている。また、第１図
及びこの第３図の実施例では、このように冷却水通路（
２４）が、オイルパン（１４）とドライブシャフト（９
）側との境界壁（２３＞　、即ちオイルパン（１４）の
外壁部に形成しており、そのため、この冷却水通路（２
４）を通る冷却水によって、オイルパン（１４）内の潤
滑油が冷却される効果がある。また、そのように冷却水
コック（２８）をアッパケース（５）へ直接取付けてい
ることから、この冷却水コック（２８）と冷却水通路（
２４）との配管が不要となる効果がある。

以上の如く本発明によれば、推進装置の上部にエンジン
を搭載するとともに、前記エンジンを船内に配置し、推
進装置を船外へ突出して取付けるものにおいて、上記推
進装置の上部にエンジンのオイルパンを形成しているこ
とから、オイルパン容量を充分大きくとることができ、
それ故、大容量の潤滑油量を必要とするＯ　ＨＣタイプ
の４サイクルデイーゼルエンジンであって、しかも、ユ
ニットインジェクタを採用した船内外機のエンジンを用
いた場合であっても、潤滑及び冷却効果を充分確保する
ことができるという効果がある。また、本実施例の如く
、ドライブケース上部において、その上端を開放するよ
うにしてオイルパンを設げれば、オイルパンの潤滑油受
は入れ部を大きくとることができ、エンジンにおけるシ
リンダブロック側のみならず、シリンダヘッド側からの
潤滑油をも直接戻すことができて、０ＨＣ４サイクルエ
ンジンに特に要求されるシリンダヘッド回りの潤滑油の
流れを良好にできるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明実施例を示す船内外機の要部縦断面図
、第２図は、第１図の要部拡大図、第３図は、本発明の
他の実施例を示す要部縦断面図である。（１ト一船体、（４１−推進装置、（１２）　−・エン
ジン、（１４）　−オイルパン。特許　出願人　ヤンマー５ディーゼル株式会社代理人弁
理士　樽　本　久　幸

Claims

【特許請求の範囲】

推進装置の上部にエンジンを搭載するとともに、前記エ
ンジンを船内に配置し、推進装置を船外へ突出して取付
けるものにおいて、上記推進装置の上部にエンジンのオ
イルパンを形成したことを特徴とする船内外機。