JPS5926869Y2 - 製餅機における餅の型押装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は整列した軟かい餅の上部を加圧整形する製餅
機に釦いて、餅と当接する押え板面へ離型剤を塗布する
装置を付設することを目的とした製餅機に釦ける餅の型
押装置に関するものである。

出願人は先にノズルから押出した餅を所定量宛切断して
単板上へ並べるようにした丸餅の製造方法釦よび装置に
ついて提案したのであるが、切断した餅を整形する考慮
が払われていなかった。

然るにこの考案は切断して取板上へ並列した耕土に、押
え板を圧着し、かつこの押え板の上昇時にその下面へ離
型剤を塗布するようにしたので、前記ノズルから離れて
単板上へ並べられた餅を所定形状に整形することに成功
したのである。

前記における丸餅製造に際しては、可ナノズルから取板
上へ押し出し、取板とノズルとを離隔して餅が伸びた時
にノズル口縁付近で餅を切断するのであるから、単板上
へ移された餅は不整形になる。

そこで押え板で押え、所定の形状に整形するのである。

このように軟かい餅に押え板を押しつけると、餅が押え
板に付着するおそれがあるので押え板側へ離形剤を塗布
する必要があり、塗布装置の好適な構造としてこの考案
を提案したものである。

即ちこの考案を図面について説明すれば、ノズルから押
し出された餅を単板上に受けて、これを移送するコンベ
ア１の上方へ、流体圧シリンダー２が垂直に設置され、
流体圧シリンダー２の下端側へ出入可能に嵌挿されたピ
ストンロッド３の下端へ押え板４が水平に取付けられて
いる。

前記押え板４の昇降位置の側方には流体圧シリンダー５
が水平に設置され、流体圧シリンダー５の前記押え板側
へ、出入可能に嵌挿されたピストンロッド６の先端部に
離型剤槽Ｉを固定し、離型剤槽γ内へ離型剤を含浸した
スポンジロール８を水平に架設しである。

前記に訃けるコンベア１はノズル９から押し出された餅
を取板１１上へ受は摩る為に、取板１１又はノズル９或
いはその両者を上下に移動し、ノズル９から押し出され
た餅１０が伸び切った時にノズル口縁付近でナイフ１２
により切断する操作を要するので、取板１１を運ぶコン
ベア１は必然的に間欠移動させることになもそこで、取
板１１の停止時に押え板４を下降して餅１０を押えつけ
れば餅１０は停止状態の斗＼支障なく整形され、押え板
４の下面形状に沿って整形される。

例えば押え板４の下面が平面ならば円盤状の丸餅１０と
なり、押え板の下面が円弧状ならば、上部が凸弧状とな
った丸餅１０となる。

次に押え板４がその上昇位置で停止したならば、流体圧
シリンダー５の一側（ピストンロッドの突出しない側）
へ加圧流体を供給し、ピストンロッド６を押し出し、離
型剤槽７内のスポンジロール８を前記押え板４に当接し
て転動させる。

この場合にスポンジロール８は回転自在に架設しである
為に、ピストンロッド６を水平に移動させるのみで、ス
ポンジロール４の外周は押え板４の下面に当接したま＼
転動することになる。

ついで流体圧シリンダー５の他側（ピストンロッド側）
へ加圧流体を流入させることによってスポンジロール８
は旧位置に復帰するので、押え板４を支障なく下降させ
ることができる。

また離型剤槽γ内のスポンジロール８は離型剤塗布時に
自動的に回転するので、前記槽内に収容した離型剤は絶
えずスポンジロール面に供給され、塗布を確実にするこ
とができる。

前記実施例は、離型剤の塗布に際してスポンジロールな
用いたが、連続気泡の塗布具を増付け、又は噴霧によっ
て離型剤を付着させることもできる。

前記実施例にむける餅は第１図中、ホッパー１３よりス
クリュー１４を介し、導管１５釦よび杓堕タンク１６を
経てノズル９から押し出され、ノズル口縁においてナイ
フ１２で切断され、所定量宛増板１１上へ載置される。

この摩板１１は前記のようにコンベア１上へ載置されて
いるので、コンベア１を矢示１７の方向へ間欠移動させ
ることによって餅１０も間欠移動し、餅１０の受摩り、
押え板４による整形などはコンベア１の停止中に勿章な
く行われる。

即ちこの考案によれば、押え板の側方から押え板の直下
オでの間に離型剤含浸部材（又は塗布具）を移動自在に
設けたので、押え板が上昇位置にある時に、前記含浸部
材を移動して押え板の下面へ離型剤を塗布することがで
きる。

然して含浸部材は必ずしも水平移動に限定されることな
く、例えば回転するアーム端につけておいて、押え板の
下面へ圧着塗布することもできる。

更に押え板を当接し、餅を整形する度毎離型剤を塗布す
れば押え板に餅が付着するおそれはない０

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の装置を具備した製餅機の正面図、第
２図は同じく押え板と餅との関係を示す図、第３図は離
型剤槽と押え板との関係を示す一部を切断した拡大図で
ある。 １・・・・・・コンベア、２．５・・・・・・流体圧シ
リンダー３．６・・・・・・ピストンロッド、４・・・
・・・押え板、７・・・・・・離型剤槽、８・・・・・
・スポンジロール、９・・・・・・ノズル、１０・・・
・・・餅、１１・・・・・・増板、１２・・・・・・ナ
イフ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 餅を移送するコンベアの上方へ垂直方向に昇降する
   押え板を設け、前記押え板の側方から押え板の下部斗で
   の間に離型剤塗布具を移動自在に設置した製餅機におけ
   る餅の型押装置。 ２ 離型剤塗布具は離型剤槽に架設されたスポンジロー
   ル、スポンジ体又は噴霧嘴とした実用新案登録請求の範
   囲第１項記載の製餅機における飽の型押装置。 ３ 押え板はコンベア上２に並列した餅と同数同間隔で
   設けられた実用新案登録請求の範囲第１項記載の製餅機
   にトける餅の型押装置。