JPS592658A - 冷菓の風味改善方法 - Google Patents

冷菓の風味改善方法

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JPS592658A
JPS592658A JP57109972A JP10997282A JPS592658A JP S592658 A JPS592658 A JP S592658A JP 57109972 A JP57109972 A JP 57109972A JP 10997282 A JP10997282 A JP 10997282A JP S592658 A JPS592658 A JP S592658A
Authority
JP
Japan
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ice cream
milk
flavor
taste
potassium chloride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP57109972A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Anzai
安斎 公次
Yasumasa Morimoto
森本 悌正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyokuto Chemical Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Chemical Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyokuto Chemical Industrial Co Ltd filed Critical Kyokuto Chemical Industrial Co Ltd
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Publication of JPS592658A publication Critical patent/JPS592658A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ウムを呈味剤として使用することに関するものである。
冷菓を代表するものは、アイスクリーム、シャーベット
、アイスキャンデー等である。これらは昭和46年にア
イスクリーム協会規約により次の様に分類されて今日に
到っている。
本発明はアイスミルク、ラクトアイスまたは水薬などの
乳成分が比較的少ない冷菓の風味改善方法に関するもの
である。近年冷菓の需要は全くの停滞状態である。rヒ
の理由として嗜好の多様化や清涼飲料、ヨーグルト、I
ゼリー等競合品が多い事の他に低価格品が生産量の殆ん
どをしめている事実があげられている.即ち昭和56年
度の生産の内訳はアイスクリーム16%、アイスミルク
6%す、ラクトアイス33%、水薬45%と集計されて
いる。
ここにおいてラクトアイス等の風味を改善する事が強く
望まれている情況である。しかし安易に乳成分を増やす
事は乳製品の割高な我が国の事状から許されない状態で
ある.これらの現状にかんがみ本発明者らは研究の結果
、塩化カリウムが牛乳特有の味の中心をなすことをつき
とめ、続いて冷。
菓に塩化カリウムを添加する事により飛躍的に風味を改
善し得る事を確かめ、本発明に到達したものである。
以下本発明の内容を詳述する。
塩化カリウムは昭和57年1月14日付官報で規格基準
が告示され、第335番目の食品添加物として食品衛生
法上詰められたものである。ナトリウム過剰摂取による
高血圧症はナトリウムの一部をカリウムに代替して摂取
する事で治療又は予防出来ると言われ、塩化カリウムの
よヒの方面の利用を目指した用途開発が進められている
。しかし塩化カリウムの呈味は苦味と塩味を混ぜた様な
味とされ(食品調味の知識:太田静行著、幸書房、昭5
0.2発行参照)食塩のIfI良昧に近づける工夫が必
要であるとの認識が一般である。よしの工夫には例えば
米国特許4.216.244や4.243.691号な
どがある。一方牛乳の無機組成やその化合形態は「食品
の味」(小原正美著、光Ett9院、昭41.1発イテ
180負)記載によると下表の如く、カリウムや塩素が
可成り多く、塩化カリウムの化合形態としても塩化ナト
リウムとほば同!存在すると言われる。
しかるにこれら塩類は牛乳の物理形態を保持するための
働き、即ち緩−作用や一元化補助作用や蛋白質のミセル
化作用がもっばら研究されこの面での知見は多いが、本
発明者らのモするこれら塩類の牛乳の呈味への関与に関
する知見は見られ−ない現状である。
Cヒのため冷菓製造に当っても、甘味増強の目的で砂糖
の0.5%前後の食塩添加が有効であると言われる程度
である。そこで本発明者らはこの知見を得べく上表の化
合−の呈味試験を引画した。
その方法としてイミテーションミルク(乳業ハンドブッ
ク、津郷他網、朝倉書店昭48.9発行163員参照)
を調製し、これに前記化合物を添加したものを牛乳と呈
味比較することにした。その結果塩化カリウムを0.1
〜0.2%添加したものが牛乳に酷似した呈味となると
言う全く予期しない事実を発見した。本発明者らは牛乳
に最も固有な味は奥イテきの保いコク味であると理解し
て来た。
そしてその−半は乳化状態の油脂が担うとは従来型われ
て来たが、これだけでは薄いコク味であった。ここにお
いて残る一半として塩化カリウムを加味すると牛乳に固
有な奥イテきの深いコク味が得られるとの知見が得られ
たわけでめる。なお塩化ナトリウムは本試験においても
fl阪味のみでコク味は全く与えないことが再確認され
た。リン酸カリウムやクエンやカリウムは遣昧が強く、
カルシウムやマグネシウム塩は呈味に乏しかった。この
事実に基づき各種冷菓に塩化カリウムを添加した新生乳
様のコク味を増すことにより風味を飛躍的に改善するこ
とを確かめ本発明に到達した。
以上の説明から明らかな如く、本発明の目的は塩化カリ
ウム添加による冷菓の風味改善方法を提案することであ
る。と同時に塩化カリウムの新規な使用法を提案するも
のである。塩化カリウムを食塩の市良味に近づけるべく
種々の工夫が行われているが、まさに計の違いこそが本
発明で塩化カリ駁 ラムが使用さ−る理由である。低濃度においての塩化カ
リウムの呈味は食塩よりむしろグルタミン酸ナトリウム
に近い拡がりのある、うま味に近い味である。塩化カリ
ウムの一般に言われる苦味は本発明の様に低濃度では全
く感じられないものである。
本発明の実施にあたりその効果を最大ならしめるだめに
塩化カリウムは乳化油脂と共存せしめる事が望ましい。
このIll ’&油脂の含量は凡そ0.5%以上存在す
ればよい。塩化カリウムの使用量は0.01%から0.
3%の範囲が適当であるが、好ましくは0・05%から
0.2%が良い。0.01%以下の使用量では本発明の
効果が得られず、0.3%を越えると人により後味が残
ると感じる場合がある。添加方法に制限はなく、砂糖等
と同様に直接ミックス調製1i 時に添加してよく、又代用脱粉乳に前もって配合してお
き、こaを冷菓に使用する言わば間接使用法も望ましい
使用法である。周知の如く、カゼインナトリウムや抽出
大豆蛋白を主成分とし、これら蛋白質のミセル化剤とし
て硫酸カルシウムやリン酸カルシウムを配剤することを
基本とした謂ゆる代用脱脂粉乳は比較的安価に冷菓に使
用出来、脱脂粉乳に代って冷菓の物理構造を造り得るこ
とがら冷菓原料としての地位を保持している。しかし現
行の骸晶は風味がないために使用が制限されている実状
である。本発明実施の一形態として代用脱脂粉乳製品に
塩化カリウムの適量を配剤しておくことは骸晶の製造者
にとりその価値を著しく高める事となり、又使用者にと
っても便利である次に実施例を示す。
実施例1 精製ヤシ油2Kg、脱脂粉乳2−1砂糖入り異性化糖2
2Kg5水飴7Kg、グ化澱粉1.5Kg%乳化安定剤
o、eKg、色素適量、バナナフレーバー及びミルクフ
レーバー適量、水65Kgで100 Kgのミックスを
調製する。常法通り殺菌、ホモジナイズ後フリージング
しオーバーラン50%で取り出し、続いてバタ ーマシ島で硬化してバナナバーを製造した。水晶は乳固
型分が2%で、分類上は水薬に属する。
別に塩化カリウム0.15 Kg−をミックス調製段階
で添加し、他は前記と全て同一に処理して本発明になる
バナナパーをW造した。
旭東化学産業C株)開発研究所員10名により二種の嗜
好性比較テストを行った所、全員が本発明品を良しとし
た。本発明品は牛乳様のコク昧が多く、風味のまとまり
が良いとの評価であった。
実施例2 カゼインナトリウム70部、クエン醜ナトリウム1部、
リン酸1力リウム1部、食塩3部、硫酸カルシウム3部
、乳糖22部を混合して高蛋白代用脱脂粉乳を調製し、
これを対照品とする。別に乳yM22部を塩化カリウム
10部と乳糖12部で代替し他を同一にして本発明に基
づく代用脱脂粉乳とした。
これらを使用しミルクキャンデーを製造する。
精製ヤシ油5Kg%加糖脱脂練乳12.75 Kg 、
脱脂粉乳2Kg、前もって調製した高蛋白代用脱脂粉乳
1.5 Kg砂糖入り異性化糖12Kg、水飴12Kg
5砂糖4Kg、安定剤0−2Kg、ミルクフレーバー適
量、水51Kgで100 Kgのミックスを調製する。
常法通り殺菌、ホモジナイズ後バーマンンで硬化してミ
ルクキャンデーを製造した。水晶は乳固型分が約6.8
%で、分類上はラクトアイスに属する。
高蛋白代用脱脂粉乳の対照品と発明品を用いた上記二■
のミルクキャンデーを実施例1と同様な嗜好性比較テス
トにかけた。
本発明のミルクキャンデー中には塩化カリウムが0.1
5%含まれている。試験の結果は10名の全員が発明品
を良しとするものであった。
対照品に比べ発明品はミルク風味が多く好ましいとの評
価であつノこ。
実施例3 全脂加糖練凡12.75 Kg、 S無塩バター3Kg
、精製ヤシ油4Kg1脱脂粉乳5Kg、、砂糖8Kg、
水飴12驕量 4J、化安定剤00−61C,ワニラエキス適轟、水5
5Kgで100 Kgのミックスを調製する。常法通り
殺菌、ホモジナイズ後フリージングしオーパーラ> 9
部1%で取り出し、カップに充填後硬化室で硬化してワ
ニラタイ少のハードアイスクリームを製造した。
水晶は乳固型分11.8%、乳脂分4%で分類上はアイ
スミルクに属する。これを対照とし、別に塩化カリウム
を0.1Kgを加へて本発明品を製造した。
旭東化学産業(株)開発研究所員10名により何れが得
られた。
手続補正書 昭和57 年10  列部 日 特許庁長官 若杉和夫  殿 (特許庁審査官         殿)■、事件の表示 昭和57年    特許願 第109972号3、補正
をする者 事件との関係     特許出願人

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)冷菓の製造時に、呈味剤として塩化カリウムを全
    量に対し0.O1%〜0.3%添加することを特徴とす
    る冷菓の風味改善方法。
  2. (2)冷菓がアイスクリーム協会規約のアイスミルク、
    ラクトアイスまたは水薬である酌記第1項記碌 載の冷菓の風−改善方法。
JP57109972A 1982-06-28 1982-06-28 冷菓の風味改善方法 Pending JPS592658A (ja)

Priority Applications (1)

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JP57109972A JPS592658A (ja) 1982-06-28 1982-06-28 冷菓の風味改善方法

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JP57109972A JPS592658A (ja) 1982-06-28 1982-06-28 冷菓の風味改善方法

Publications (1)

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JPS592658A true JPS592658A (ja) 1984-01-09

Family

ID=14523817

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JP57109972A Pending JPS592658A (ja) 1982-06-28 1982-06-28 冷菓の風味改善方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166922A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Matsutani Chem Ind Ltd 冷菓及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007166922A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Matsutani Chem Ind Ltd 冷菓及びその製造方法

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