JPS5926206B2 - 液体燃料気化装置 - Google Patents
液体燃料気化装置Info
- Publication number
- JPS5926206B2 JPS5926206B2 JP15674279A JP15674279A JPS5926206B2 JP S5926206 B2 JPS5926206 B2 JP S5926206B2 JP 15674279 A JP15674279 A JP 15674279A JP 15674279 A JP15674279 A JP 15674279A JP S5926206 B2 JPS5926206 B2 JP S5926206B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid fuel
- heating passage
- nozzle pipe
- vaporizer
- vaporized
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Spray-Type Burners (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ヒータ等で加熱する内部の加熱通路を備えた
気化器に液体燃料を供給して加熱気化された気化燃料を
気化器に連るノズル管を介して噴出させるようにした液
体燃料の気化装置に関する。
気化器に液体燃料を供給して加熱気化された気化燃料を
気化器に連るノズル管を介して噴出させるようにした液
体燃料の気化装置に関する。
従来この種装置においては、気化器内の加熱通路の比較
的低位置に流入口と比較的高位置に流出口とを形成し、
流入口からの液体燃料が流出口に流れ出ないようにして
加熱する式を一般としたもので、これによれば加熱通路
の底部等に停滞する一部の液体燃料が長時間の加熱を受
けて、タールやカーボンが生成され、これが加熱通路等
に蓄積されて目詰りを生じ勝ちである不都合を伴う。
的低位置に流入口と比較的高位置に流出口とを形成し、
流入口からの液体燃料が流出口に流れ出ないようにして
加熱する式を一般としたもので、これによれば加熱通路
の底部等に停滞する一部の液体燃料が長時間の加熱を受
けて、タールやカーボンが生成され、これが加熱通路等
に蓄積されて目詰りを生じ勝ちである不都合を伴う。
本発明は、かかる不都合を無くした装置を提供すること
をその目的とするもので、気化器内の加熱通路に、その
上流端の流入口から液体燃料を供給して、加熱気化され
た気化燃料をその下流端の流出口に連るノズル管を介し
て噴出させる式のものにおいて、該加熱通路にその上流
端から下流端に向う流れ勾配を付け、該流出口を該下流
端の底部に開口させたことを特徴とする。
をその目的とするもので、気化器内の加熱通路に、その
上流端の流入口から液体燃料を供給して、加熱気化され
た気化燃料をその下流端の流出口に連るノズル管を介し
て噴出させる式のものにおいて、該加熱通路にその上流
端から下流端に向う流れ勾配を付け、該流出口を該下流
端の底部に開口させたことを特徴とする。
次いで本発明の実施例を別紙図面に付説明する。
図面で１は気化器を示し、該気化器１はセラミックヒー
タその他のヒータ２を嵌挿した内筒３と、その外周に間
隙を存して挿着しだ外筒４とで構成され、これを傾斜姿
勢に配置して内外両筒３，４の間隙に形成される加熱通
路５に上流端から下流端に向う流れ勾配を付け、該外筒
４に該加熱通路５の上流端頂部に開口する流入口６とそ
の下流端底部に開口する流出ロアとを形成して、該流出
口Ｉにおいて略水平姿勢に配置したノズル管８に連結し
、該流入口６にプランジャポンプ等で圧送する液体燃料
を該加燃通路５内で加熱気化させて、気化燃料を該ノズ
ル管８を介してその先端のノズル９からその先方のバー
ナー１０に噴出させるようにした。
タその他のヒータ２を嵌挿した内筒３と、その外周に間
隙を存して挿着しだ外筒４とで構成され、これを傾斜姿
勢に配置して内外両筒３，４の間隙に形成される加熱通
路５に上流端から下流端に向う流れ勾配を付け、該外筒
４に該加熱通路５の上流端頂部に開口する流入口６とそ
の下流端底部に開口する流出ロアとを形成して、該流出
口Ｉにおいて略水平姿勢に配置したノズル管８に連結し
、該流入口６にプランジャポンプ等で圧送する液体燃料
を該加燃通路５内で加熱気化させて、気化燃料を該ノズ
ル管８を介してその先端のノズル９からその先方のバー
ナー１０に噴出させるようにした。
該加熱通路５は、その内部に流入口６から流出口Ｔへの
液体燃料の急速な流下を阻止する障害物１１を備えるも
のとし、該障害物１１は、例えば第１図及び第２図に示
す如く内筒３の外周に上下の切欠き１２ ａ ｙ １２
ｂを有する環状フィン１２の多数個を突設して、各フ
ィン１２，１２間に網状物１３を充填して成るもので、
これによれば液体燃料は網状物１３と各フィン１２の切
欠き１２ａ、１２ｂとを通過して順次時間をかけて下方
に流下し、その間に大部分の液体燃料が加熱気化される
。
液体燃料の急速な流下を阻止する障害物１１を備えるも
のとし、該障害物１１は、例えば第１図及び第２図に示
す如く内筒３の外周に上下の切欠き１２ ａ ｙ １２
ｂを有する環状フィン１２の多数個を突設して、各フ
ィン１２，１２間に網状物１３を充填して成るもので、
これによれば液体燃料は網状物１３と各フィン１２の切
欠き１２ａ、１２ｂとを通過して順次時間をかけて下方
に流下し、その間に大部分の液体燃料が加熱気化される
。
この場合、フィン１２はヒータ２の放熱面積を増す放熱
フィンとしても作用するから気化効率を高める上で有利
である。
フィンとしても作用するから気化効率を高める上で有利
である。
尚、障害物１１は上記実施例のものに限らず、例えば第
３図示の如く加熱通路５内に介挿した金網で構成するこ
とも可能であり、又内筒３を表面に金属の焼結突起を有
する焼結合金で構成して、該焼結突起により障害物１１
が構成されるようにしても良い。
３図示の如く加熱通路５内に介挿した金網で構成するこ
とも可能であり、又内筒３を表面に金属の焼結突起を有
する焼結合金で構成して、該焼結突起により障害物１１
が構成されるようにしても良い。
前記ノズル管８は、その内部に外端部のソレノイド１４
により進退された弁杆１５を挿通し、これにノズル９に
対向する先端の掃除針付弁１６と該ノズル管８に連る尾
端のドレン孔１７に対向する尾端の戻し弁１８とを形成
して、該弁杆１５の前進によれば掃除針付弁１６により
ノズル９が閉塞されて燃料の噴出が停止されると共に、
戻し弁１８が開かれてドレン孔１７から残余の燃料が排
出されるようにした。
により進退された弁杆１５を挿通し、これにノズル９に
対向する先端の掃除針付弁１６と該ノズル管８に連る尾
端のドレン孔１７に対向する尾端の戻し弁１８とを形成
して、該弁杆１５の前進によれば掃除針付弁１６により
ノズル９が閉塞されて燃料の噴出が停止されると共に、
戻し弁１８が開かれてドレン孔１７から残余の燃料が排
出されるようにした。
更に該ノズル管８内には、該弁杆１５に挿通支持せしめ
たコイル１９を該ノズル管８内に少許の間隙を存して遊
嵌し、流出ロアから液体燃料が未気化のまま該ノズル管
８内に滴下したとき、これが表面張力によりコイル１９
とノズル管８との間に保持された状態でノズル９に向う
気化燃料の流れに押されて順次ノズル９側に送られ、該
ノズル９から気化燃料に混入して噴出されるようにした
。
たコイル１９を該ノズル管８内に少許の間隙を存して遊
嵌し、流出ロアから液体燃料が未気化のまま該ノズル管
８内に滴下したとき、これが表面張力によりコイル１９
とノズル管８との間に保持された状態でノズル９に向う
気化燃料の流れに押されて順次ノズル９側に送られ、該
ノズル９から気化燃料に混入して噴出されるようにした
。
これによれば未気化の液体燃料がノズル管８内に滴下し
ても、これがノズル管８内に滴状に溜って、気化燃料の
流路を塞ぐようなことがなく、気化燃料は円滑にノズル
９に流れ出て脈動燃焼を生ずることがない。
ても、これがノズル管８内に滴状に溜って、気化燃料の
流路を塞ぐようなことがなく、気化燃料は円滑にノズル
９に流れ出て脈動燃焼を生ずることがない。
図面で１４ａはソレノイド１４−の通電停止時に弁杆１
５を前進させるための戻しばね、２０は気化器１内に設
けた感温素子を示す。
５を前進させるための戻しばね、２０は気化器１内に設
けた感温素子を示す。
次いでその作動を説明するに、先ずヒータ２に通電し加
熱通路５を約２ｉＯ℃程度の比較的低温に加熱制御した
状態で流入口６から液体燃料を供給し、これを加熱通路
５の流れ勾配に従い順次流出ロア側に流下させながら加
熱気化させる。
熱通路５を約２ｉＯ℃程度の比較的低温に加熱制御した
状態で流入口６から液体燃料を供給し、これを加熱通路
５の流れ勾配に従い順次流出ロア側に流下させながら加
熱気化させる。
これによれば流下中に気化されない液体燃料があっても
、これは流出口１からノズル管８内に排出されて、加熱
通路５内に滞溜することがなく、従って長時間の滞溜加
熱によるカーボンやタールの生成を来たすこともない。
、これは流出口１からノズル管８内に排出されて、加熱
通路５内に滞溜することがなく、従って長時間の滞溜加
熱によるカーボンやタールの生成を来たすこともない。
尚、流入口６は比較的小径のものに絞って液体燃料の供
給圧を高め、該流入口６から気化燃料が逆流しないよう
にすることが好ましい。
給圧を高め、該流入口６から気化燃料が逆流しないよう
にすることが好ましい。
又、気化器としてヒータの内部に加熱通路を設ける式の
ものも用いることが出来る。
ものも用いることが出来る。
この様に本発明によるときは、加熱通路にその上流端か
ら下流端に向う流れ勾配を付けて、その下流端底部に流
出口を開口するもので、液体燃料は加熱通路内を流下し
ながら加熱気化されて、長時間の滞溜加熱によるカーボ
ンやタールの発生が可及的に阻止され、上記した従来式
の不都合を確実に解消し得る効果を有する。
ら下流端に向う流れ勾配を付けて、その下流端底部に流
出口を開口するもので、液体燃料は加熱通路内を流下し
ながら加熱気化されて、長時間の滞溜加熱によるカーボ
ンやタールの発生が可及的に阻止され、上記した従来式
の不都合を確実に解消し得る効果を有する。
第１図は本発明装置の一例の裁断側面図、第２図は第１
図の■−■線截線面断面図３図は他の実施例を示す要部
の裁断側面図である。 １・・・・・・気化器、５・・・・・・加熱通路、６・
・・・・・流入口、１・・・・・・流出口、８・・・・
・・ノズル管、１１・・・・・・障害物、１９・・・・
・・コイル。
図の■−■線截線面断面図３図は他の実施例を示す要部
の裁断側面図である。 １・・・・・・気化器、５・・・・・・加熱通路、６・
・・・・・流入口、１・・・・・・流出口、８・・・・
・・ノズル管、１１・・・・・・障害物、１９・・・・
・・コイル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 気化器内の加熱通路に、その上流端の流入口から液
体燃料を供給して、加熱気化された気化燃料をその下流
端の流出口に連るノズル管を介して噴出させる式のもの
において、該加熱通路にその上流端から下流端に向う流
れ勾配を付け、該流出口を該下流端の底部に開口させた
ことを特徴とする液体燃料気化装置。 ２ 前記加熱通路は、前記流入口から前記流出口への液
体燃料の急速な流下を阻止する障害物を備えて成る特許
請求の範囲第１項所載の液体燃料気化装置。 ３ 前記ノズル管は、その内部に遊嵌したコイルを備え
て成る特許請求の範囲第１項又は第２項所載の液体燃料
気化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15674279A JPS5926206B2 (ja) | 1979-12-05 | 1979-12-05 | 液体燃料気化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15674279A JPS5926206B2 (ja) | 1979-12-05 | 1979-12-05 | 液体燃料気化装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5680609A JPS5680609A (en) | 1981-07-02 |
| JPS5926206B2 true JPS5926206B2 (ja) | 1984-06-25 |
Family
ID=15634317
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15674279A Expired JPS5926206B2 (ja) | 1979-12-05 | 1979-12-05 | 液体燃料気化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5926206B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6050313U (ja) * | 1983-09-09 | 1985-04-09 | シャープ株式会社 | 気化式石油燃焼器 |
| JPS618723U (ja) * | 1984-06-19 | 1986-01-20 | 東芝熱器具株式会社 | 気化式燃焼装置 |
-
1979
- 1979-12-05 JP JP15674279A patent/JPS5926206B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5680609A (en) | 1981-07-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5786875B2 (ja) | 燃料噴射ノズル | |
| JP2006525461A (ja) | 燃料噴射弁 | |
| TW542874B (en) | Fuel injector nozzles | |
| JPS6325365A (ja) | ガソリン噴射装置 | |
| EP2029866B1 (de) | Verfahren und vorrichtung zur reinigung von ventilen | |
| JPS5926206B2 (ja) | 液体燃料気化装置 | |
| DE19843317A1 (de) | Beheiztes Einspritzventil für fremdgezündete Brennkraftmaschinen | |
| EP2218900B1 (en) | Valve assembly for an injection valve and injection valve | |
| JP6764379B2 (ja) | 気化装置 | |
| US4129106A (en) | Vapor lock and fuel vaporization controls | |
| JPH0436266B2 (ja) | ||
| JP3683191B2 (ja) | 蒸気噴霧用ノズル体 | |
| JP3888217B2 (ja) | 燃料加熱ヒータを備えた燃料噴射弁 | |
| JP2002136431A (ja) | 油揚げ器の水分供給装置 | |
| JPH0429212Y2 (ja) | ||
| JPH08584Y2 (ja) | 液体燃料気化式燃焼装置の気化器 | |
| JP6211504B2 (ja) | 気化装置 | |
| JPH0561610U (ja) | 気化式燃焼器具の気化装置 | |
| JPS5827221Y2 (ja) | 気化式石油燃焼装置 | |
| JPH08100743A (ja) | 燃料噴射装置 | |
| JPH07158821A (ja) | 気化装置 | |
| JPH08296819A (ja) | 気化装置 | |
| JP2554190B2 (ja) | 液体燃料気化式燃焼装置の気化器 | |
| JPH0268409A (ja) | 液体燃料燃焼装置 | |
| JPH0223943Y2 (ja) |