JPS5926191A - 鉄塩凝集剤を使用する廃液の処理方法 - Google Patents
鉄塩凝集剤を使用する廃液の処理方法Info
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- JPS5926191A JPS5926191A JP13678182A JP13678182A JPS5926191A JP S5926191 A JPS5926191 A JP S5926191A JP 13678182 A JP13678182 A JP 13678182A JP 13678182 A JP13678182 A JP 13678182A JP S5926191 A JPS5926191 A JP S5926191A
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- liquid
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は廃水の処理方法に係り、特に鉄塩凝集剤を使用
して廃水中から各一種重金属および/または有機物等と
除去する廃水の処理方法に関する。
して廃水中から各一種重金属および/または有機物等と
除去する廃水の処理方法に関する。
従来、各種重金属を含有する廃液の処理方法としては塩
化第二鉄、硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム等
の無機凝集剤を加えアルカリで中和して各種重金属と水
酸化物として凝集、沈澱させ分離除去する方法が通常と
られている。
化第二鉄、硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム等
の無機凝集剤を加えアルカリで中和して各種重金属と水
酸化物として凝集、沈澱させ分離除去する方法が通常と
られている。
しかし、このような方法では得られる金属水酸化物のス
ラッジの嵩が大きく沈降速度が小さいのでそれらの処理
が容易ではなかった。
ラッジの嵩が大きく沈降速度が小さいのでそれらの処理
が容易ではなかった。
また水酸化第一鉄の酸化によってFe304またはFe
OOH等を生成させて重金属イオンを結晶格子中に取込
むかあるいは結晶粒子に吸着させて除去する方法が知ら
れており、このフェライト化法によれば黒色強磁性のフ
ェライトに取込まれもしくは吸着された金属のスラッジ
の性状により処理が極めて容易になるというすぐれた利
点が得られる。しかし、従来のフェライト化法は酸化の
ために長時間の空気吹込みおよび加温を必要とし、実験
室規模でのバッチ処理にはともかく大量の廃液を連続的
に処理する工業的用途には全く適していない。
OOH等を生成させて重金属イオンを結晶格子中に取込
むかあるいは結晶粒子に吸着させて除去する方法が知ら
れており、このフェライト化法によれば黒色強磁性のフ
ェライトに取込まれもしくは吸着された金属のスラッジ
の性状により処理が極めて容易になるというすぐれた利
点が得られる。しかし、従来のフェライト化法は酸化の
ために長時間の空気吹込みおよび加温を必要とし、実験
室規模でのバッチ処理にはともかく大量の廃液を連続的
に処理する工業的用途には全く適していない。
本発明者等はこのような従来フェライト化法の欠点全解
消する方法として第一鉄塩溶液の酸化に次亜塩素酸す)
IJウム、過酸化水素または臭素水等の酸化剤を用い
る廃液の処理方法と先に提案したが(特願昭56−14
3059号)、その接種々の実験および研究の結果、前
記特定の酸化剤を用いることなく同様な効果の得られる
すぐれた廃液処理方法と発見し本発明を完成するに到っ
た。
消する方法として第一鉄塩溶液の酸化に次亜塩素酸す)
IJウム、過酸化水素または臭素水等の酸化剤を用い
る廃液の処理方法と先に提案したが(特願昭56−14
3059号)、その接種々の実験および研究の結果、前
記特定の酸化剤を用いることなく同様な効果の得られる
すぐれた廃液処理方法と発見し本発明を完成するに到っ
た。
すなわち、本発明の廃液処理方法は、廃液に溶液と第二
鉄塩溶液との混合液を加え、次いで前記混合液を加えた
廃液中の全酸根に対しJ当量以上のアルカリまたはその
水溶液と加えることにより前記廃液中から重金属および
/または有機物を除去すること2特徴とする。
鉄塩溶液との混合液を加え、次いで前記混合液を加えた
廃液中の全酸根に対しJ当量以上のアルカリまたはその
水溶液と加えることにより前記廃液中から重金属および
/または有機物を除去すること2特徴とする。
すなわち、各種重金属を含む廃液および/または動植物
油、血液等の有機物を混濁状態で含む廃液に対して、所
定のORP値を示す第一鉄塩溶液と第二鉄塩溶液との混
合物を加え、次いでアルカリによってpH27〜10に
すると、Fe3O4、Fe00H等が生成され、前記廃
液中の重金属および/または有機物が生成した結晶格子
中に取込まれるかまたは吸着されて廃液中から効果的に
除去されることが発見された。
油、血液等の有機物を混濁状態で含む廃液に対して、所
定のORP値を示す第一鉄塩溶液と第二鉄塩溶液との混
合物を加え、次いでアルカリによってpH27〜10に
すると、Fe3O4、Fe00H等が生成され、前記廃
液中の重金属および/または有機物が生成した結晶格子
中に取込まれるかまたは吸着されて廃液中から効果的に
除去されることが発見された。
前記第一鉄塩溶液および第二鉄塩溶液の混合液をアルカ
リで中和する際水酸化第一鉄および水酸化第二鉄が同時
に沈澱する。ここでフェライトが生成される基礎反応の
詳細は必らずしも明らかではないが、その概要はたとえ
ば次の通りのものであると考えられる。
リで中和する際水酸化第一鉄および水酸化第二鉄が同時
に沈澱する。ここでフェライトが生成される基礎反応の
詳細は必らずしも明らかではないが、その概要はたとえ
ば次の通りのものであると考えられる。
水酸化第一鉄および第二鉄が等モルのとき:Fe (O
H)2 + F e (OH)! =H20+HO−F
e・O・Fe (0H)2 ・・・・・・(1)水酸
化第一鉄および第二鉄のモル比が1:2のとき:HO−
Fe−0−Fe(OH)2+Fe(OH)3=H20+
(HO)2Fe・0・Fe・0・Fe(0■()2・・
・・・・・・(2)すなわち Fe (OH)2+ 2 Fe (0H)3→2H20
+(HO)2Fe・0・Fe0−Fe(OH)2・・・
・・・・・(3)(3+ 式右辺の水和フェロシックオ
キサイドは次の如き水和フェラスフェライトと考えられ
る:Fe5Q −nH2OまたけFe0−Fe、、03
− nH,,0その他 HO−Fe−0−Fe(OH)2+ Fe(OH)、。
H)2 + F e (OH)! =H20+HO−F
e・O・Fe (0H)2 ・・・・・・(1)水酸
化第一鉄および第二鉄のモル比が1:2のとき:HO−
Fe−0−Fe(OH)2+Fe(OH)3=H20+
(HO)2Fe・0・Fe・0・Fe(0■()2・・
・・・・・・(2)すなわち Fe (OH)2+ 2 Fe (0H)3→2H20
+(HO)2Fe・0・Fe0−Fe(OH)2・・・
・・・・・(3)(3+ 式右辺の水和フェロシックオ
キサイドは次の如き水和フェラスフェライトと考えられ
る:Fe5Q −nH2OまたけFe0−Fe、、03
− nH,,0その他 HO−Fe−0−Fe(OH)2+ Fe(OH)、。
−+ H,、O+HO−Fe −0−Fe −0−Fe
(0H)2・−−−−(4)2 Fe(OH)2+
T O2+ 3H20→2 Fe00H+ 4 H2O
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・(5)以上の他いろいろの形態の水和
フェロシックオキサイドの存在が知られているが一応簡
略に表示すれば」二記の通りである。
(0H)2・−−−−(4)2 Fe(OH)2+
T O2+ 3H20→2 Fe00H+ 4 H2O
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・(5)以上の他いろいろの形態の水和
フェロシックオキサイドの存在が知られているが一応簡
略に表示すれば」二記の通りである。
たとえば廃液中に2価の重金属MI++が存在している
と、]’1leQ+との置換によってフェライトMFe
2O4、水和フエロジツ・クオキサイドあるいけ水和フ
ェラスヒドロ7エライト等が生成さtする。
と、]’1leQ+との置換によってフェライトMFe
2O4、水和フエロジツ・クオキサイドあるいけ水和フ
ェラスヒドロ7エライト等が生成さtする。
この他廃液中の重金属は結晶粒子の吸着によっても廃液
中から除去される。
中から除去される。
また、食堂、屠殺場等からの廃液中に混濁状態で含まれ
ている動植物油、血液等の有機物も前記水和フエロジッ
クオギ→プイドあるいは水和フェラスヒドロオキシ化合
物の強力な吸着によって除去され、廃液は無色透明な放
流可能な状態にまで処理される。
ている動植物油、血液等の有機物も前記水和フエロジッ
クオギ→プイドあるいは水和フェラスヒドロオキシ化合
物の強力な吸着によって除去され、廃液は無色透明な放
流可能な状態にまで処理される。
ここで前記フェライト処理に用いる第−鉄塩溶液と第二
鉄塩溶液との混合液は各溶液のa麿が種々異なっていて
も混合液のORP値が特定の値をとるものについては液
中に存在する第一鉄イオンと第二鉄イオンとのモル比は
常に一定となる。第1図ないし第3図に示すように、種
々の濃度の第一塩化鉄溶液に第二塩化鉄溶液を加えた場
合の混合液のORP値の変化をプロットして得られたグ
ラフによれば、特定のORP値についての夫々の場合の
Fe2+/Fe3′+のモル比はほぼ一定である。第1
〜3図中、縦軸はORP電位(mV) を示し、横@
は第一塩化鉄溶液に対して加えられる第二塩化鉄溶液の
Ji(CC)を示す。
鉄塩溶液との混合液は各溶液のa麿が種々異なっていて
も混合液のORP値が特定の値をとるものについては液
中に存在する第一鉄イオンと第二鉄イオンとのモル比は
常に一定となる。第1図ないし第3図に示すように、種
々の濃度の第一塩化鉄溶液に第二塩化鉄溶液を加えた場
合の混合液のORP値の変化をプロットして得られたグ
ラフによれば、特定のORP値についての夫々の場合の
Fe2+/Fe3′+のモル比はほぼ一定である。第1
〜3図中、縦軸はORP電位(mV) を示し、横@
は第一塩化鉄溶液に対して加えられる第二塩化鉄溶液の
Ji(CC)を示す。
第1図は250モルの第一鉄溶液に344モルの第二鉄
溶液を、第2図は1,50モルの第一鉄溶液50ccに
25モルの第二鉄溶液と、また第3図は3.05モルの
第一鉄溶液60ccに2.60モルの第二鉄溶液を加え
た場合の混合液のORP値の変化を示す。
溶液を、第2図は1,50モルの第一鉄溶液50ccに
25モルの第二鉄溶液と、また第3図は3.05モルの
第一鉄溶液60ccに2.60モルの第二鉄溶液を加え
た場合の混合液のORP値の変化を示す。
ここで各混合液とそのORP値、たとえば490mVの
点についてみるとFe2ンlj’e 8+のモル比はい
ずれも約071〜072でほぼ正確に一致している。
点についてみるとFe2ンlj’e 8+のモル比はい
ずれも約071〜072でほぼ正確に一致している。
本発明の方法によって重金属を廃液中から除去する場合
には、第一鉄塩溶液と第二鉄塩溶液との混合液(以下フ
ェロシック液という)を廃液中に含まれる重金属イオン
の総モル数に対して2〜30倍の範囲の鉄イオン?含む
ような量(通常約180P pe7’2 ’)で処理す
ることが好ましく、この場合のフェロシック液のORP
値は460〜530mV、より好ましく Id 490
〜510mV、と中心とした液がえらばれる。重金属の
種類および濃度にもよるがこの鉄イオンの増・大と共に
金属除去効果も増大するが生成するスラッジの処理の点
からみて実際には重金属イオンの総モル数に対して鉄イ
オンの量を6〜8倍程度とすることが好ましい。
には、第一鉄塩溶液と第二鉄塩溶液との混合液(以下フ
ェロシック液という)を廃液中に含まれる重金属イオン
の総モル数に対して2〜30倍の範囲の鉄イオン?含む
ような量(通常約180P pe7’2 ’)で処理す
ることが好ましく、この場合のフェロシック液のORP
値は460〜530mV、より好ましく Id 490
〜510mV、と中心とした液がえらばれる。重金属の
種類および濃度にもよるがこの鉄イオンの増・大と共に
金属除去効果も増大するが生成するスラッジの処理の点
からみて実際には重金属イオンの総モル数に対して鉄イ
オンの量を6〜8倍程度とすることが好ましい。
食堂廃水や層場廃水等のように有機物を混濁して含む廃
液の処理の場合には有機物の種類や量に応じてフェロシ
ック液をORP値か460〜540mV、より好ましく
は500〜520mVとなるような範囲のフェロシック
液(約180YFe/l )をSS量に応じて廃液に対
し02〜1,5%となる量で用いることが好ましい。
液の処理の場合には有機物の種類や量に応じてフェロシ
ック液をORP値か460〜540mV、より好ましく
は500〜520mVとなるような範囲のフェロシック
液(約180YFe/l )をSS量に応じて廃液に対
し02〜1,5%となる量で用いることが好ましい。
本発明の方法によれば、廃液の処理に際し、何隻長時間
にわたる空気酸化や加熱を必要としないので大量の廃液
と簡単な設備によって連続的にかつ迅速に処理すること
ができる。特に本発明の方法では鉄塩凝集剤のフェライ
ト化のために何隻特定の酸化剤を必要とせず、使用する
鉄塩溶液は多くの場合、たとえば塩化第二鉄液製造工場
で大量に且つ容易に得られるものであるから処理コスト
と著しく低減させるこ七ができる。また処理のために加
えられる第一鉄塩および第二鉄塩溶液の混合液は処理さ
れる廃液に適したORP値に制御することによって夫々
の廃液処理に最も適したフェロシック液を供給すること
ができる。
にわたる空気酸化や加熱を必要としないので大量の廃液
と簡単な設備によって連続的にかつ迅速に処理すること
ができる。特に本発明の方法では鉄塩凝集剤のフェライ
ト化のために何隻特定の酸化剤を必要とせず、使用する
鉄塩溶液は多くの場合、たとえば塩化第二鉄液製造工場
で大量に且つ容易に得られるものであるから処理コスト
と著しく低減させるこ七ができる。また処理のために加
えられる第一鉄塩および第二鉄塩溶液の混合液は処理さ
れる廃液に適したORP値に制御することによって夫々
の廃液処理に最も適したフェロシック液を供給すること
ができる。
以下本発明の方法を具体的な各種廃液の処理に適用した
場合の効果を実施例によって説明する。
場合の効果を実施例によって説明する。
実施例I
グラビヤ工場の塩化第二鉄エツチング水洗廃液の処理
Qu : 96ppm、 Or: 2.sppm、、F
e: 111 ppm 。
e: 111 ppm 。
88 : 65 ppm 、 pH: 2.7 の組成
の塩化第二鉄エツチング水洗廃液1tに対し、ORP値
495mVの塩化第一鉄および第二鉄の混合液(フェロ
シック液二Fe含量1801i+/Z ) 6ccを添
加し、次いでNaOH液によってpH9,5にした。こ
れによって黒色の帯磁性物質が得られ、とれらを凝集、
沈澱させて分離した上澄液の組成はCu : 0.12
ppm 、 C!r :0、O2ppm 、 Fe :
0.15ppm %’ ss: sppmであった。
の塩化第二鉄エツチング水洗廃液1tに対し、ORP値
495mVの塩化第一鉄および第二鉄の混合液(フェロ
シック液二Fe含量1801i+/Z ) 6ccを添
加し、次いでNaOH液によってpH9,5にした。こ
れによって黒色の帯磁性物質が得られ、とれらを凝集、
沈澱させて分離した上澄液の組成はCu : 0.12
ppm 、 C!r :0、O2ppm 、 Fe :
0.15ppm %’ ss: sppmであった。
実施例■
ノギス製造工場のステンレス鋼の塩化第二鉄液エツチン
グ水洗廃液の処理 Cr: 21.3ppm % Ni : 45.5 p
pm 、 Fe: 320 ppm。
グ水洗廃液の処理 Cr: 21.3ppm % Ni : 45.5 p
pm 、 Fe: 320 ppm。
88: 242ppmの組成の塩化第二鉄水洗廃液1t
に対し、ORP値495 mVのフェロシック液(Fe
含量180S’ /Z ) 8ccを添加し、次いでN
a OH液によってpH10にした。これによって黒色
の帯磁性物質が得られ、これらを凝集、沈澱させて分離
した上澄液の組成は、C!r : 0.25ppm 、
Ni : 0.2ppm 。
に対し、ORP値495 mVのフェロシック液(Fe
含量180S’ /Z ) 8ccを添加し、次いでN
a OH液によってpH10にした。これによって黒色
の帯磁性物質が得られ、これらを凝集、沈澱させて分離
した上澄液の組成は、C!r : 0.25ppm 、
Ni : 0.2ppm 。
Fe : 0.2ppm 、 88 : llppmで
あった。
あった。
実施例■
プリント基板工場の総合廃液の処理
銅基板エツチングにおける塩化第二鉄液およびアルカリ
エッチャントの廃液、銅基板の過硫酸アンモニウム前処
理液、各種メッキ工程の水洗廃液ならびに現像廃液およ
びレジスト剥離廃液と含む総合廃液の組成は、OLI
: 58 pl)m 、zn”8ppm、Pb :4.
sppm 、 Fe: 60ppm、 ss: 32
ppm。
エッチャントの廃液、銅基板の過硫酸アンモニウム前処
理液、各種メッキ工程の水洗廃液ならびに現像廃液およ
びレジスト剥離廃液と含む総合廃液の組成は、OLI
: 58 pl)m 、zn”8ppm、Pb :4.
sppm 、 Fe: 60ppm、 ss: 32
ppm。
pH:4.oであった。この廃液1tに対してORP値
495mVのフェロシック液(Fe含量180fA)l
Qccを添加し、次いでNaOH液によってpH10,
5にした。一般に廃水中にアンモニア塩が存在するとき
は処理後にCuがアンモニア酸塩としてなお数ppm程
度残存することになるが、フェロシック液で処理する時
はこのようなおそれもなく生成した黒色の帯磁性物を凝
集、沈澱させて分離した上澄液の組成は次の通りであっ
た。
495mVのフェロシック液(Fe含量180fA)l
Qccを添加し、次いでNaOH液によってpH10,
5にした。一般に廃水中にアンモニア塩が存在するとき
は処理後にCuがアンモニア酸塩としてなお数ppm程
度残存することになるが、フェロシック液で処理する時
はこのようなおそれもなく生成した黒色の帯磁性物を凝
集、沈澱させて分離した上澄液の組成は次の通りであっ
た。
Ou:0.2ppm、 Zn:0.O5ppm、 Pb
:0.llppm。
:0.llppm。
Fe : 0.4 ppm、
実施例■
食堂廃液の処理
食堂から排出される洗剤、動植物油ならびに澱粉質を含
有する廃液であってN−ヘキサン抽出物860 ppm
、 88: 11023pp 、 pH: 7.2の
外観微白濁の液1tに対して、ORP値5151TIV
のフェロシック液(Fe含量1767μ)12CCを添
加攪拌し、次いでNaOH液によってpH9,0にした
。この際、生成された黒色の帯磁性物質に凝集剤を加え
て凝集、沈澱させ、得−られた無色透明の上澄液につい
てN−ヘキサン抽出試験を行なった結果、抽出物は検出
されなかった。
有する廃液であってN−ヘキサン抽出物860 ppm
、 88: 11023pp 、 pH: 7.2の
外観微白濁の液1tに対して、ORP値5151TIV
のフェロシック液(Fe含量1767μ)12CCを添
加攪拌し、次いでNaOH液によってpH9,0にした
。この際、生成された黒色の帯磁性物質に凝集剤を加え
て凝集、沈澱させ、得−られた無色透明の上澄液につい
てN−ヘキサン抽出試験を行なった結果、抽出物は検出
されなかった。
実施例V
冷凍食品工場廃液の処理
馬鈴薯を主原料としてコロッケ等と製造する工場の廃液
から2段金網で薯皮や細片等の滓と除去した廃液は外観
が乳白色不透明でI)H7,1でありそのCODは11
040ppであった。この廃液1tに対しORP値51
5mVのフェロシック液(Fe含量176 ?/l )
10 ccを添加し、次いでNaOH液によってl)
H9,0にした。この際生成された黒色の帯磁性物質を
凝集、沈澱分離させた液は無色透明でありこの液のCO
Dは22pI)mであった。
から2段金網で薯皮や細片等の滓と除去した廃液は外観
が乳白色不透明でI)H7,1でありそのCODは11
040ppであった。この廃液1tに対しORP値51
5mVのフェロシック液(Fe含量176 ?/l )
10 ccを添加し、次いでNaOH液によってl)
H9,0にした。この際生成された黒色の帯磁性物質を
凝集、沈澱分離させた液は無色透明でありこの液のCO
Dは22pI)mであった。
実施例■
屠殺場廃液の処理
汚物?除去した後の処理すべき廃液は薄桃色半透明の外
観を呈し、I)H: 6.9、BOD : 27oop
pm 。
観を呈し、I)H: 6.9、BOD : 27oop
pm 。
COD : 11000pl) 、 ss: 1000
[)I)Inであツ7Th。コノ種の廃液は通常は活性
汚泥法によって処理されているが、処理後もなお100
〜200ppmのBODを示しさらに稀釈あるいは活性
炭処理等を必要としていた。このような廃液1tに対し
テORP値515mVの7 x ロジック液(Fe含量
176V/C)10 CCe加えた。次いでNaOH液
によってpH8,5にした。生成される黒色の帯磁性物
質を凝集、沈澱分離した後の液は無色透明でありBOD
は901)l)mであった。この液の1]Hを4まで減
少させて活性炭で処理したところそのBODは20pp
mであった。
[)I)Inであツ7Th。コノ種の廃液は通常は活性
汚泥法によって処理されているが、処理後もなお100
〜200ppmのBODを示しさらに稀釈あるいは活性
炭処理等を必要としていた。このような廃液1tに対し
テORP値515mVの7 x ロジック液(Fe含量
176V/C)10 CCe加えた。次いでNaOH液
によってpH8,5にした。生成される黒色の帯磁性物
質を凝集、沈澱分離した後の液は無色透明でありBOD
は901)l)mであった。この液の1]Hを4まで減
少させて活性炭で処理したところそのBODは20pp
mであった。
第1図ないし第3図は本発明方法に用いるフェロシック
液中のFe2+/Fe8+のモル比とORP値との関係
を示すグラフである。 第1図
液中のFe2+/Fe8+のモル比とORP値との関係
を示すグラフである。 第1図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (11廃液に対してORP値が460〜540mVとな
る範囲の第一鉄塩溶液と第二鉄塩溶液との混合液を加え
、次いで前記混合液を加えた廃液中の全酸根に対して1
当量以上のアルカリまたはその水溶液を加えて前記廃液
中から重金属および/または有機物を除去することを特
徴とする前記廃液の処理方法。 (2)重金属と含有する廃液に対してこの廃液中に含有
される全重金属イオンの総モル数の2〜10倍の量の鉄
イオンを含有するORP値が460〜530mVとなる
範囲の第一鉄塩溶液と第二鉄塩溶液との混合液と加える
ことを特徴とする特許 方法。 (3)重金属廃液以外の有機物を含有する廃液に対して
この廃液中のSS量に応じ鉄イオン(約180fFe/
Z)を含有するORP値が460 〜540mVなる範
囲の第一鉄塩溶液と第二鉄塩溶液との混合液を0.2〜
1.5%加えること全特徴とする前記特許請求の範囲第
1項記載の廃液の処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13678182A JPS5926191A (ja) | 1982-08-05 | 1982-08-05 | 鉄塩凝集剤を使用する廃液の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13678182A JPS5926191A (ja) | 1982-08-05 | 1982-08-05 | 鉄塩凝集剤を使用する廃液の処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5926191A true JPS5926191A (ja) | 1984-02-10 |
Family
ID=15183363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13678182A Pending JPS5926191A (ja) | 1982-08-05 | 1982-08-05 | 鉄塩凝集剤を使用する廃液の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5926191A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6409927B1 (en) * | 1998-06-03 | 2002-06-25 | Enrique-Ruben Cardenas-Granguillhome | Process for the treatment of polluted metal-mechanic industrial wastewater and urban water |
-
1982
- 1982-08-05 JP JP13678182A patent/JPS5926191A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6409927B1 (en) * | 1998-06-03 | 2002-06-25 | Enrique-Ruben Cardenas-Granguillhome | Process for the treatment of polluted metal-mechanic industrial wastewater and urban water |
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