JPS5925827B2 - 金属顔料組成物 - Google Patents

金属顔料組成物

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JPS5925827B2
JPS5925827B2 JP4544475A JP4544475A JPS5925827B2 JP S5925827 B2 JPS5925827 B2 JP S5925827B2 JP 4544475 A JP4544475 A JP 4544475A JP 4544475 A JP4544475 A JP 4544475A JP S5925827 B2 JPS5925827 B2 JP S5925827B2
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JP
Japan
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metal pigment
weight
surfactant
water
leafing
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Expired
Application number
JP4544475A
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English (en)
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JPS51119725A (en
Inventor
正勝 原田
通孝 埴淵
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Toyo Aluminum KK
Original Assignee
Toyo Aluminum KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属顔料組成物に関する。
近年有機溶剤に基づく大気汚染が大きな問題となり、塗
料業界に於いても有機溶剤を使用しない水性塗料を使用
することが益々多くなつている。
而して上記水性塗料の一つとしてリーフイング性を有す
る金属顔料を使用した水性塗料がある。この水性塗料に
使用されるリーフイング性金属顔料はステアリン酸の如
き高級脂肪酸やその誘導体等を粉砕助剤として使用して
乾式粉砕するかまたはミネラルスピリットの如き炭化水
素系溶剤の存在下に湿式粉砕するかによつて得られたリ
ーフイング性金属顔料に界面活性剤を添加して水性塗料
に分散可能にした水分散性金属顔料組成物として一般に
使用されている。この際使用される界面活性剤としては
通常アルカノールアミド、ポリオキシアルキレンポリア
ミン、オキサゾリン系のものが知られている。しかし乍
らこの様な従来の水分散性金属顔料組成物を添加した水
性塗料は時間の経過に従つてリーフイング性が低下する
と云う欠点がある。本発明の目的は水性塗料に添加した
場合に得られる塗料のリーフイング性が経時的に低下し
ない様な水分散性金属顔料組成物を提供することであり
、本発明のこの目的はリーフイング性金属顔料と界面活
性剤とを含有するこの種金属顔料組成物に於いて、界面
活性剤としてゾルビタン脂肪酸エステル(以下界面活性
剤Aという)とポリオキシエチレン脂肪酸エステル(以
下界面活性剤Bという)との混合物であつて、その両者
の配合割合が界面活性剤A/界面活性剤B=1/ 4〜
16/ 4であるものを使用すること、親水性基を有す
る室温に於ける表面張力(輪環法により測定、以下同様
)が23〜60dyne/c7nである有機溶剤を使用
すること、及び水不溶乃至難溶性液状アミンを更に新た
に添加することによつて達成される。
本発明に於いて使用されるリーフイング性金属顔料とし
ては従来公知のものがいずれも広い範囲でそのまゝ使用
される。更に詳しくはアルミニウム、銅、またはこれ等
の合金の粉末をミネラルスピリットの如き鉱油の存在下
または不存在下に高級脂肪酸又はその誘導体と混合しこ
れを粉砕したものが使用される。この際の高級脂肪酸と
しては、パルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸等
の炭素数12以上の飽和直鎖脂肪酸ばかりで無く、パー
フルオロステアリン酸の如きパーフルオロカルボン酸等
も使用される。またその誘導体としては、それ等のアマ
イド、金属石けん、エステルや無水物が使用される。こ
れ等高級脂肪酸またはその誘導体の使用量としては金属
粉末100重量部に対し通常0.1〜5重量部程度使用
される。又鉱油としてはミネラルスピリツト、キシロー
ル、トルオール、ソルベントナフサ等の従来周知のもの
が使用される。本発明に於いて使用される界面活性剤A
としては次の構造式を有するものが使用される。
〔但しRは炭素数12〜18のアルキル基を、R/は水
素原子又はRCO基を示す〕その代表的なものを例示す
ると、ゾルビタンモノラウレート、ゾルビタンモノパル
ミテート、ゾルビタンモノステアレート、ゾルビタント
リステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタ
ントリォレエート等を挙げることが出米る。
また界面活性剤Bとしては次の構造式を有するものが使
用される。〔但しRは炭素数12〜18のアルキル基を
、l、m及びnは夫々0〜15の整数を表わす。
但しl+m+n=1〜45である。〕これ等界面活性剤
AおよびBはいずれも従来この種金属顔料組成物に使用
されたことは全くなく、ましてやこれ等界面活性剤Aと
Bとを併用することについても全く知られていない。
而して本発明に於いては界面活性剤AとBとの混合物を
金属顔料の金属分に対して0.2〜17重量%好ましく
は3〜7重量%の範囲で使用することが必要である。
この際この混合物が0.2重量%に達しない場合は所期
の効果が期特出来ず、また17重量%よりも多くなると
該組成物を配合して得られる水性塗料の金属顔料のリー
フイング性が低下するばかりで無く、該水性塗料から得
られる塗膜の耐水性が低下すると云う難点が生じる。ま
た界面活性剤AとBとはA/B=1/4〜16/4の割
合で併用する必要がある。
この際該比が1/4に達しない場合は金属顔料の表面に
吸着している高級脂肪酸やその誘導体が剥離される傾向
があり、また逆に16/4よりも大きくなると金属顔料
の塗料中での分散安定性が低下する傾向がある。これ等
界面活性剤AとBとの好ましい配合割合は2/4〜6/
4である。本発明に於いては有機溶剤としては、親水性
基を有し且つ室温に於ける表面張力が23〜60dyn
e/CTIlのものを使用することを必須としている。
この際表面張力が23dyne/CrLに達しないもの
を使用すると、金属顔料の水性塗料中でのリーフイング
性が低下する傾向があり、また逆に室温に於ける表面張
力が60dyne/Crllよりも高いものを使用する
と水性塗料中での金属顔料の分散性が悪くなる。該有機
溶剤の具体例としては、nアミルアルコール、ジアセト
ンアルコール、IsO−プロピルアルコール、n−ブチ
ルアルコール、IsO−ブチルアルコール、エチレング
リエール、エチレングリコールモノアルキルエーテル、
ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノアル
キルエーテル等を例示することが出来る。これ等有機溶
剤は単独でまたは2種以上混合して使用される。これ等
有機溶剤は金属顔料に対し35重量%以下望ましくは1
〜20重量%程度の量で使用される。本発明に於いて使
用される水不溶性乃至難溶性の液状アミンとしては、次
の様なものを望ましいものとして例示することが出米る
n−ヘプチルアミン、ジ一n−ヘプチルアミン、トリ−
n−ヘプチルアミン、n−オクチルアミン、ジ一n−オ
クチルアミン、トリ−n−オクチルアミン、nノニルア
ミン、ジ一n−ノニルアミン、n−デシルアミン、n−
ドデシルアミン、トリ−n−ドテシルアミン、ジ一n−
ヘキシルアミン、n−ヘキシルアミン、トリ−n−ヘキ
シルアミン、ジアミルアミン、ジブチルアミン、ジイソ
ブチルアミン、トリブチルアミン、2−エチルヘキシル
アミン、ジブチルアミノプロピルアミン、オレイルアミ
ン、n−ドデシル−ジメチルアミン、n−テトラデシル
−ジメチルアミン、n−ヘキサデシル−ジメチルアミン
、n−オクタデシル−ジメチルアミン、オレイルージメ
チルアミン、n−オレイルートリメチレンジアミン、n
−ラウリル−トリメチレンジアミン、ジ一2−エチルヘ
キシルアミン、ジベンジルアミンまたはジメチルベンジ
ルアミン等を具体例として例示することが出来る。これ
等のアミンは1種または2種以上の混合物として使用さ
れるが、その使用割合は金属顔料の金属分に対し0.1
〜5重量%望ましくは1〜3重量%程度である。この際
使用量が0.1重量%に達しないときは水性塗料中での
金属顔料のリーフイング性が経時的に低下する傾向があ
り、また逆に5重量%よりも多くなると該塗料から得ら
れる塗膜の硬化速度が低くなる。本発明水分散性金属顔
料組成物には必要に応じその他の添加剤たとえば顔料、
分散安定剤等を添加することが出来る。
本発明組成物を調製する際の手段としては特に制限なく
各種の方法が広い範囲で適用され、また各成分の混合順
序も特に制限されない。以下に実験例を示して本発明の
特徴とする所をより明らかとなす。
実験例 1 リーフイング型アルミニウムペースト(「アルペースト
100SR」:東洋アルミニウム株式会社製金属分80
%含有)100重量部に第1表に示す所定の界面活性剤
AとBとを所定の割合でエチルセロソルブ(室温での表
面張力32dyne/CTn)15重量部並びにn−オ
クチルアミン3重量%(同アルミニウム分に対し)と共
に添加し均一に混合して試料を作成した。
これ等の試料をそれぞれ短油アルキツド樹脂系バインダ
ー樹脂(固形分42重量%、PH6.5〜7.5)に対
し20重量%添加して、夫々の試料中に含まれる金属顔
料のり−フィッグ性、分散安定性及び粘度変化を測定し
た。この結果を下記第2表に示す。但し夫々の物性の測
定方法は次の通り。〈リーフイング性〉 試料50m1を100m1メスシリンダーに投入し、こ
れをガラス棒で攪拌したのち塗料表面がリーフイングし
た金属顔料で完全に覆われるまでの時間(秒)を測定し
、次の評価で表わした。
5:10秒以内 4:20秒以内 3:30秒以内 2:1分以上 1:1部しかリーフイングしないもの 0:全くリーフイングしないもの 〈分散安定性〉 試料100m1をメスシリンダーに投人しそのまま24
時間静置して金属顔料が分散している層の経時的体積変
化を測定し良、否を判定した。
〈粘度変化〉E型粘度計を用いて試料の粘度を測定し、
塗料化直後の粘度に比べての変化を調べた。
実験例 2 リーフイング型アルミニウムペースト(「アルペースト
100SR」 :東洋アルミニウム株式会社製、金属分
80重量%含有)100重量部にゾルビタンモノラウレ
ートとポリオキシエチレンゾルビタンモノラウレートと
の4/3(重量比)の混合物を上記ペースト中のアルミ
ニウム分に対して7重量%添加し、これに第3表に記載
の所定の有無溶剤をn−オクチルアミン3重量%(アル
ミ2★ニウム分に対して)と共に添加し充分に攪拌して
試料を作成した。
但し下記第3表中腐25についてはソルビタンモノオレ
エートとポリオキシエチ9レンソルビタンモノラウレー
トとを5:4の重量比で3.4重量部使用したものであ
る。この試料について第2表と同様の測定方法によりリ
ーフインク性、分散安定性及び粘度変化を測定した。こ
の結果を第4表に示す。実験例 3 リーフイング型アルミニウムペースト(「アルペースト
100SR」:東洋アルミニウム株式会社製、金属分8
0重量%含有)100重量部に、ゾルビタンモノラウレ
ートとポリオキシエチレンンルビタンモノラウレートと
の4:3(重量比)の混合物10重量%(上記ペースト
中のアルミニウム分に対して)をエチルセロソルブ32
重量部及び下記第5表に示す所定の量のジブチルアミン
を添加し、その他は実験例1と同様の操作により試料を
作成し、夫々の物性を同様に測定した。
この結果を下記第6表に示す。実験例 4 リーフイング型アルミニウムペースト(「アルペースト
100SR」:東洋アルミニウム株式会社製、金属分8
0重量%含有)100重量部に界面活性剤A、界面活性
剤B、有機溶剤、及びアミンを所定量配合しその他は実
験例1と同様に処理して水分散性金属顔料組成物を調製
した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 リーフイング性を有する鱗片状金属顔料、界面活性
    剤、水不溶性乃至水難溶性液状アミン及び親水性基を有
    し且つ室温における輪環法による表面張力が23〜60
    dyne/cmの有機溶剤を含有してなる水分散性金属
    顔料組成物であつて、上記界面活性剤及びアミンが夫々
    上記金属顔料の金属分に対して0.2〜17重量%およ
    び0.1〜5重量%の割合で含有されており、且つ該界
    面活性剤がソルビタン脂肪酸エステルとポリオキシエチ
    レンソルビタン脂肪酸エステルとの混合物であり、その
    両者の比が前者/後者=1/4=16/4であることを
    特徴とする金属顔料組成物。
JP4544475A 1975-04-14 1975-04-14 金属顔料組成物 Expired JPS5925827B2 (ja)

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