JPH0231751B2 - - Google Patents

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JPH0231751B2
JPH0231751B2 JP57051073A JP5107382A JPH0231751B2 JP H0231751 B2 JPH0231751 B2 JP H0231751B2 JP 57051073 A JP57051073 A JP 57051073A JP 5107382 A JP5107382 A JP 5107382A JP H0231751 B2 JPH0231751 B2 JP H0231751B2
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JP
Japan
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phosphate
paint
metal powder
carbon atoms
composition
Prior art date
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Application number
JP57051073A
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English (en)
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JPS58168670A (ja
Inventor
Fusamitsu Tono
Yukio Hayashi
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Asahi Kasei Metals Ltd
Original Assignee
Asahi Kasei Metals Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Kasei Metals Ltd filed Critical Asahi Kasei Metals Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、金属粉末顔料組成物を有機リン酸エ
ステル化合物で処理してなる金属粉末顔料組成物
と着色顔料を、樹脂分100重量部に対して0.1〜50
重量部含む、貯蔵安定性の優れた着色メタリツク
塗料組成物に関する。 従来、自動車、ワゴン、電気機器、精密機器等
の表面装飾の目的で、金属粉末顔料を含有するメ
タリツク塗料や、着色顔料を含有するソリツド系
塗料や、金属粉末顔料と着色顔料を含有する着色
メタリツク塗料が広く用いられているが、一般
に、調合された製品塗料が保存されているうち
に、顔料粒子が変化を起こし、凝集、変色などの
問題が生じることが多い。特にソリツド系塗料に
金属粉末顔料が含まれているときは、特に上記の
凝集、変色などの現象が顕著に認められるため、
商品価値を損うことがしばしばであり、塗料工業
の立場から歓迎される現象でなかつた。したがつ
て、このような欠点を除くために、塗料配合に際
して各種添加剤を加えたり、顔料に表面処理を施
す等の試みがなされているが、未だ、貯蔵安定性
の優れた着色メタリツク塗料組成物は得られてい
ない。 この発明は、このような現状を打開するために
なされたものであり、油性系着色メタリツク塗料
組成物において、金属粉末顔料を次の一般式 (但し、Rは炭素数6〜24のアルキル基、アルケ
ニル基、または炭素数6〜24のアルキル置換基も
しくは炭素数6〜24のアルケニル置換基を一つ以
上含むアリール基を表わし、Aは炭素数2〜4の
アルキレンを表わし、mは0〜20であり、R1
よびR2は同じであつても異なつていてもよく、
水素、アルキル基、アルケニル基、アリール基、
またはR−(OA)nで、(ここにR、Aおよびmは
上記で示されるものを表わす)、で示される有機
リン酸エステル化合物で処理してなる金属粉末顔
料組成物と着色顔料を、樹脂分100重量部に対し
て、0.1〜50重量部を含むことを特徴とする油性
系着色メタリツク塗料組成物を提供するものであ
る。以下にこの発明の詳細を述べる。 この発明に用いる金属顔料は、アルミニウム、
銅、亜鉛、鉄、ニツケル、スズ等の金属又は合金
であり、形状は鱗片状が一般的であるが、特にこ
れに限定するものではない。 本発明に使用される樹脂は、特に限定されるも
のではなく、従来から自動車用、電気機器用等と
して使用されている樹脂であり、アクリル樹脂、
アルキツド樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、
およびウレタン樹脂などがある。特にメタリツク
用として使用する場合には、熱硬化型アクリル樹
脂、熱硬化型アルキツド樹脂を主体とする配合が
適しており、これらの樹脂は単独または2種以上
混合使用される。 この発明に用いられる有機溶剤は、樹脂族系炭
化水素、芳香族系炭化水素、アルコール、ケト
ン、エステル、エーテル等が挙げられるが、脂肪
族系炭化水素としては、ヘキサン、ヘプタン、オ
クタン、シクロヘキサン、ミネラルスピリツト等
を、芳香族系炭化水素としては、ベンゼン、トル
エン、キシレン等が、アルコールとしては、メタ
ノール、エタノール、n−プロピルアルコール、
n−ブタノール等を、ケトンとしては、2−プロ
パノン、2−ブタノン等が、エステルとしては、
酢酸エチル、酢酸プロピル等を、エーテルとして
は、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、エ
チルプロピルエーテル等を例示することができ
る。 有機リン酸エステル化合物を、金属粉末に添加
させる方法に関しては、特に限定されない。 一般に、金属粉末の製法は、ボールミルなどの
粉砕機の中に、金属砕料と粉砕効率を高める潤滑
剤が投入され、例えば有機溶剤中での湿式粉砕
法、あるいは窒素雰囲気中での乾式粉砕法などが
とられる。このときの潤滑剤として、一般に飽和
または不飽和脂肪酸、脂肪族アミン、脂肪酸の金
属塩などが用いられるが、これらは金属粉末の表
面に吸着して表面保護効果を与える表面処理剤で
もある。有機リン酸エステル化合物は、これらの
脂肪酸または脂肪酸誘導体と併用あるいは単独で
使用することも出来る。 一方、すでに脂肪酸または脂肪酸誘導体を用い
て、予め表面処理が施された金属粉末に対して、
有機リン酸エステル化合物を後添加することもで
きる。さらに、必要に応じて、本発明の、組成物
に、各種の添加剤を添加してもよい。ここに使用
される有機リン酸エステル化合物の量は、金属分
に対して少なくとも0.01重量%以上必要である。
0.01%未満では塗料に対する貯蔵安定性効果が得
られないからである。 また、前述の有機リン酸エステル化合物には、
ヘキシルホスフエイト、ヘプテルホスフエイト、
デシルホスフエイト、ウンデシルホスフエイト、
ラウリルホスフエイト、トリデシルホスフエイ
ト、ミリスチルホスフエイト、ペンタデシルホス
フエイト、ノナデシルホスフエイト、エイコシル
ホスフエイト、ヘンエイコシルホスフエイト、ド
コシルホスフエイト、トリコシルホスフエイト、
テトラシルホスフエイト、2−メチル−7−エチ
ル−4−ウンデシルホスフエイト、2,6,8−
トリメチルノニルホスフエイト、4−ドデシニル
ホスフエイト、シス−9−オクタデシニルホスフ
エイト、3−メチル−2−ノニニルホスフエイ
ト、5,9−ジメチル−2−デシニルホスフエイ
ト、オクチルフエニルホスフエイト、ノニルフエ
ニルホスフエイト、ドデシルフエニルホスフエイ
ト、およびこれらのエチレンオキサイド、プロピ
レンオキサイド、ブチレンオキサイド付加物およ
びそれらの塩基性物質による中和物である。 本発明の着色メタリツク塗料組成物の着色顔料
としては、有機顔料である建染々料系顔料で、ア
ンスラキノン系、チオインヂゴ系、ペリレン系、
ペリノン系などがあり、アンスラキノン系では、
アンスラピリミジンイエロー、フラバンスロンイ
エロー、アンスアンスロンスカーレツト、イソペ
オランスロンバイオレツト、インダンスロンブル
ー等が、チオインヂゴ系では、チオインヂゴ−ボ
ルドー、チオインヂゴ−、マルーンが、ペリレン
系では、ペリレン・レツド、ペリレン・マルー
ン、ペリレン・スカーレツトなどが、ペリノン系
では、ペリノンオレンヂなどがある。 これらの建染々料系顔料はバツト染料として古
くから用いられており、一般に各種の堅ロウ度に
すぐれ、塗料の着色剤として利用される。 以下に実施例および比較例を示す。 実施例1〜10及び比較例1〜4 市販のノンリーフイングタイプアルミペースト (A)(平均粒子径、d′=14μ)1000g(金属分65%)
に、表面処理剤として、トリデシルホスフエイト
のモリホリン中和物を30gのソルベントナフサ中
に10.8g溶解させ、30℃30分間ミキサーにで撹拌
し、アルミニウムペースト組成物を得た、これを
サンプル(1)とする、同様に第1表の条件で、サン
プル(2)〜(5)を得た。 この様にして得られたアルミニウム粉末顔料ペ
ーストを用いて第2表のごとく塗料配合を行ない
塗料及び塗膜の性状を調べた。第2表より明らか
な様に本発明品は、従来品に比べ貯蔵安定性が優
れていることが判る。
【表】
【表】
【表】 実施例11及び比較例11 市販の鱗片状ブロンズ粉末顔料1000gに対し
(表面処理剤として)トリデシルホスフエイトモ
ルホリン塩10.8とソルベントナフサ30.3を加え30
℃30分間ミキサーにて撹拌処理を行ない鱗片状ブ
ロンズペーストを得た。該ペーストを用い実施例
2と同様の塗料配合し、本発明の着色メタリツク
塗料を得た。 比較のため、市販の鱗片状ブロンズ粉末顔料を
同様に塗料配合して比較用着色メタリツク塗料を
得、本発明品と比較品の塗料及び塗膜性状を測定
した結果、塗料の50℃1カ月に於ける貯蔵安定性
は、本発明品は全く変化が認められなかつたが、
比較品(従来品)は著しい凝集が認められた。 実施例12及び比較例12 市販のアルキツド樹脂(樹脂分50%、酸価8以
下)と市販のメラミン樹脂(樹脂分50%)を4対
1の割合で配合したメラミン・アルキド樹脂の樹
脂分100重量部に対し、金属分5部になるように、
サンプル(3)を配合した。希釈溶剤として、トルエ
ン;6、MEK;2.5、ブチルソロソルブ1.5に配
合したものを用い、かつ着色顔料としてフラバン
スロン(CIBA;Cromophtel Yellow)を樹脂分
100重量部に対して2.5重量部を添加して、着色メ
タリツク塗料を得た。比較として、サンプル(5)を
用いて同様に、着色メタリツク塗料を配合し、塗
料の貯蔵安定性および塗膜の性状を比較したとこ
ろ、本発明品が優れた塗料貯蔵安定性および塗膜
が得られた。 以上詳述した如く、本発明の油性系着色メタリ
ツク塗料組成物は、従来の油性系着色メタリツク
塗料に比べ、調合された製品塗料が、長期保存さ
れても、塗料中の着色顔料粒子の凝集、すなわ
ち、ツブの発生、変色が起らず、従つて塗料の優
れた作業性を有し、かつメタリツク感の豊かな塗
膜を得ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 油性系着色メタリツク塗料組成物において、
    金属粉末顔料を次の一般式 (但し、Rは炭素数6〜24のアルキル基、または
    アルケニル基、炭素数6〜24のアルキル置換基も
    しくは炭素数6〜24のアルケニル置換基を一つ以
    上含むアリール基を表わし、Aは炭素数2〜4の
    アルキレンを表わし、mは0〜20であり、R1
    よびR2は同じであつても異なつていてもよく、
    水素、アルキル基、アルケニル基、アリール基、
    またはR−(OA)nで、(ここにR、Aおよびmは
    上記で示されるものを表わす)、で示される有機
    リン酸エステル化合物で処理してなる金属粉末顔
    料組成物と着色顔料を、樹脂分100重量部に対し
    て、0.1〜50重量部を含むことを特徴とする油性
    系着色メタリツク塗料組成物。
JP5107382A 1982-03-31 1982-03-31 着色メタリツク塗料組成物 Granted JPS58168670A (ja)

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JPS58168670A JPS58168670A (ja) 1983-10-05
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6230168A (ja) * 1985-07-30 1987-02-09 Nippon Paint Co Ltd メタリツク塗料組成物
JPH10298450A (ja) * 1997-02-25 1998-11-10 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd 顔料組成物
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JPS55158202A (en) * 1979-05-28 1980-12-09 Asahi Chem Ind Co Ltd Water-dispersible metal powder composition

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