JPS5925440Y2 - 小玩具作動盤 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は盤面上の通路を小玩具体が移動しながら回転で
きるようにした小玩具作動盤に関するものである。

〔考案の技術的背景とその問題点〕

従来こ、この種の玩具は種々提供されており、例えば、
実公昭３３−１０４３２号公報に記載されているような
廻動汽車玩具や実公昭４９−３５０２８号公報に記載さ
れているような玩具用誘導路装置等が案出されているが
、前記廻動汽車玩具にあっては、豆汽車が輪状切抜孔を
単調に周回するだけで興趣に乏しく、また、前記玩具用
誘導路装置ｃｌ−ｒｔも、移動体が可撓性無端帯ラック
に取付けられた磁石に牽引されて誘導路を単に移動する
だけで、その移動状態が極めて単調で興趣に乏しく、シ
かも、その構成が複雑となる等の問題点を有していた。

〔考案の目的〕

そこで本考案は、従来存した如上の如き問題点等を解消
し、その構成の簡素化を図ると共に、盤面上の通路を小
玩具体が種々に変化しながら移動できるように構成して
、興趣に富んだ玩具で楽しく遊ぶことができるようにす
ること等を目的とするものである。

〔考案の概要〕 しかして、前記目的を遠戚すべく、本考案は、表板と底
板とから戊る盤の表板に非円形で且つループ状の通路を
切欠し、この通路の下にその上面を無模様とした回転盤
を配設すると共に、回転盤を強制回転可能に盤に内装せ
しめ、通路に収容可能で且つ回転盤の上に載置可能な小
玩具体を形成し、この小玩具体の下部を円柱状とすると
共に、その直径を通路の幅より小さくしたことを要旨と
する。

〔考案の実施例〕

以下、本考案の一実施例を図について説明する。

本考案に係る小玩具作動盤は、盤面上に通路２を形成し
てなる盤１と、この通路２を移動しながら回転する小玩
具体４から成る。

盤１は、表板７と底板６とで構成され、表板７には、非
円形で且つループ状の通路２が切欠されている。

また、盤１には、量路２の下に配設されると共に、強制
回転体８、バンドル９、摘み１０を介して強制回転可能
な回転盤３が内装されている。

尚、前記強制回転体８は、摩擦車或いは歯車とし、回転
盤３の外周部分に当接或いは噛合して、強制回転体８に
固定されるバンドル９及び摘み１０を介して回転盤３を
強制回転せしめることができるように形成されている。

また、回転盤３の上面は無模様に形成されている。

小玩具体４は、通路２に収容可能で且つ回転盤３の上に
載置可能に形成され、更に、小玩具体４の下部５は円柱
状に形成され、しかもその直径は通路２の幅より小さく
形成されている。

本考案は以上のように構成されており、通路２部分に露
出している回転盤３に小玩具体４を載置すると共に、回
転盤３を手動或いは電動により回転させると、小玩具体
４が回転盤３の回転にしたがって通路２を移動するが、
通路２が非円形であるため通路２の外周縁或いは内周縁
に小玩具体４の下部５が接触するので、その摩擦力によ
り小玩具体４は回転しながら通路２を移動するようにな
る。

〔考案の効果〕

従って、表板７と底板６とから成る盤１の表板７に、非
円形で且つループ状の通路２を切欠し、この通路２の下
にその上面を無模様とした回転盤３を配設すると共に、
回転盤３を強制回転可能に盤１に内装せしみ、通路２に
収納可能で且つ回転盤３の上に載置可能な小玩具体４を
形成し、この小玩具体４の下部５を円柱状とすると共に
、その直径を通路２の幅より小さくしたので、例えば、
回転盤３を左回転させた場合、小玩具体４が通路２の外
周縁に接触すると、小玩具体４は回転板３との摩擦によ
り通路２を移動すると同時に外周円との摩擦により右回
転し、小玩具体４が通路２の内周縁に接触すると、小玩
具体４は回転盤３との摩擦により通路２を移動すると同
時に内周円との摩擦により左回転し、また、小玩具体４
が通路２の外周縁にも内周縁にも触れていないときは、
小玩具体４は回転せずに通路２を回転盤３の回転にした
がって移動し、小玩具体４の移動及び回転が色々に変化
するので非常に興趣に富み、楽しく遊ぶことができる。

しかも、小玩具体４が通路２の外周円或いは内周円に接
触して回転しながら移動しているときは、小玩具体４自
体の移動スピードが外周縁や内周縁の形状等に応じて適
宜変化するので、小玩具体４は一層変化に富んだ動きを
するようになる。

更に、通路２を非円形としたので、小玩具体４の軌跡が
変化に富んだものとなる。

特に、回転盤３上面を無模様としたので、回転盤３が回
転して小玩具体４が通路２を移動、回転しても回転盤３
は回転しているように見えず、小玩具体４が独りでに移
動、回転しているように見え、不思議な印象を与えるこ
とができる。

また、小玩具体４の下部５を円柱状としたので、通路２
の外周縁或いは内周縁に接触した際、小玩具体４が容易
に回転し易くなると共に、小玩具体４が外周縁や内周縁
によって停止することなく円滑に移動できるようになる
。

尚、小玩具体４に第２図及び第３図に示すような顔等を
描出することにより、小玩具体４の回転状態が明確に視
認できるようになると共に、ユーモラスな雰囲気が醸し
出せるようになる。

以上説明したように本考案によれば、小玩具体が通路を
変化に富んだ軌跡で移動すると共に適宜に回転するので
、その動きが非常にユーモラスとなり、興趣に富んだ玩
具となって、楽しく遊べるようになり、しかも、構成が
簡単で、故障し難いと共に安価に提供できるようになる
等実用上極めて有益な効果を奏するものとなる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は平面図、第２
図は斜視図、第３図は第１図におけるＡ−Ａ断面図、第
４図は第１図におけるＢ−Ｂ断面図である。 １・・・・・・盤、２・・・・・・通路、３・・・・・
・回転盤、４・・・・・・小玩具体、５・・・・・・下
部、６・・・・・・底板、７・・・・・・表板、８・・
・・・・強制回転体、９・・・・・・バンドル、１０・
・・摘み。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 表板と底板とから戒る盤の表板に、非円形で且つループ
   状の通路を切欠し、この通路の下にその上面を無模様と
   した回転盤を配設すると共に、回転盤を強制回転可能に
   盤に内装せしめ、通路に収容可能で且つ回転盤の上に載
   置可能な小玩具体を形成し、この小玩具体の下部を円柱
   状とすると共に、その直径を通路の幅より小さくしたこ
   とを特徴とする小玩具作動盤。